if物語

アンさん

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妖怪×妖怪 大天狗×オニ ③

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もうどのくらい時間が経ったのだろう。


完全に腰に力が入らず、アゼツに腰を持ち上げられ犯される。


む、無理だ。


こいつ絶倫だ。


絶対そう。


「はぁ、あ、あ、あ、んああ、あ」


抱き締めた枕にどんどん流れていく涎が染み込んでいく。


もう啜る余裕もなく、舌が痺れ視界が滲んでいるし声だってもう掠れだしている。


未だ衰えない堅物はずっと僕の良いところを抉るように動き、これ以上ないほどの快感がずっと襲ってくる。


「く、アオ、アオ」


背中に落ちてくるアゼツの汗と僕を呼ぶ声。


「うあ、あ、アゼ、ツ、ぅぁあ」


何度中に出されたのだろう。


出された精液を何度も妖力に変えて体力の回復に使っているが、それでも出される量が多く、腹が張ったかのように感じる。


無理、無理。


初めて、僕は僕の妖力を変換する効率を恨んだ。


腹に溜まりに溜まって逆流しそうだ。


嫌だ、下に出されたものが上に上がって口から出るなんて…いや、でも、お尻からあの堅物が抜けたらそっちから…ヤダヤダ、想像したくないし起こってもほしくない。


いや、でも1度休みたい。


流石にもう、1回でいいから寝たい。


意識飛びかける度に呼び戻されては飛かけるなんて…休もう、うん、それがいい。


「も、んん、ん、ああぅ」


最奥に入れられ、グリグリと押し付けられる。


「ああ、アオの好きな奥をちゃんと押してやるから、好きなだけイケ」


「ひぃ、ぐ、ん、ち、ちが、とまって、とまって、むり、あ、あ゙あ」


またせり上がってくる快楽に、身体はビクビクと跳ね、孔が締まる。


「ぐぅ」


「あぁああ、いって、いっ、あ、とまって、ってぇ」


中に出されながらも腰を押し付けられ、足がガクガクと動く。


完全に脱力した後、アゼツに抱き起こされ中に入ったまま向きを変えられる。


絶対今腹の中ゴリって鳴った。


鳴っちゃいけない音鳴った。


はへはへと息が乱れているのに、何度も唇が押し付けられる。


気持ちいい、気持ちいいけど、今じゃない。


今深いのをやっては死んでしまう。


窒息死するから、息が整うまで待って。


いや、まぁ、窒息死はしないのだけど、ものの例えだ。


それぐらい今の僕は追い詰められてるんだ。


それと、何度出しても未だ勃ち上がっているその堅物は、一体どんな妖術を使ってるの?


まさかこれが通常とか言わないよね?


口の中に入ってきた舌に軽く噛み付き、ジゥと吸い付く。


「む、舌にまで…」


「い、いっかい、きゅうけい、ゆどの、に」


「まだ足りぬ」


「きゅうけい、してから…さすがに、しんどい」


「むぅ、仕方あるまい」


ずるりと堅物が抜け、ゴプリと栓を失った孔から精液が流れ出る。


ギュウと締めているつもりだが、つもりらしい。


「おお、これは…中々に絶景かな」


「ふろ」


恥ずかしい、こんな…いや、でもしょうがない。


あの堅物が入っていたんだ。


最悪、使い物にならなくなったら一生責任取らせてやる。


こういう行為以外で使うことは元々ないけれど、アゼツ以外とする予定は無いから責任は絶対取らせるからな、覚えとけよ堅物め。


横抱きでタオルに包まれ湯に運ばれる。


「やめろ、かきだそうとするな、さわるな」


「愛いなぁ。うむ、うむ、俺がちゃんと後始末してやるからなぁ」


全然話聞いてねぇし、取り敢えずお尻を揉むな。




…湯に浸かる前に何でこんなに疲れなくちゃいけないんだ。


頼むから、もうこれ以上掻き回すのはやめろ。


「は、はぁ、う」


「うむ、もうないか。よしよし、今湯に入れてやろうな」


顔に何度も接吻を続けるアゼツの顔を殴りたい。


力の入らない僕をいい事に、好き勝手しやがって…腰抜けてるんだぞこっちは、介護しろ、発情すんな。


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