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20 晴れない疑惑と向けられる信頼
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部屋でアンジュを見送り、ため息をつく。
何でこうなったんだろう?
エレオノーラ様、見てないはずないと思うんだけど……。
ベッドにダイブして考える。
確かに、アンジュの行動を一番把握してるのは私。
でもあの風呂場はあれでも共有スペースなのだから、
私だけが盗れるというのは飛躍し過ぎな気がするけど……。
だいたいお風呂に入るタイミングも上がるタイミングも同じだし……。
ああ、今までの積み重ねで疑われているんだもんな……。
全部わざとじゃないのに……。
五回くらい溜め息をついたところで、ドアがノックされる。
あれ? 誰だろう?
普通に出ようかとしたが、先程のリュカ先生の言葉を思い出して足が止まる。
「あの、シルヴィ様。
エレオノーラですわ」
「エレオノーラ様……!?」
その声に思わず立ち上がった私はそっと扉を開ける。
そこにはエレオノーラ様がひとりで立っていた。
「急に来てごめんなさいね。
……なんだか、わたくしのせいであなたが大変なことになっていると……」
「あ、ああ……」
謝られてしまったので、なんとも言いづらい。
私は彼女を促して部屋に入れる。
「よ、宜しければどうぞ」
アンジュが好きなので日本茶しか高い茶葉はなかった。
エレオノーラ様が柔らかくお礼を言う。
「ありがとうございます、シルヴィ様」
私は意を決して聞いてみることにした。
「あの。……見てないのですか?」
「? ああ、貴女にぶつかったと言う方ですか?
わたくし、見ていないのです。
ごめんなさいね?」
「そ、そうですか……」
「その話をしたら、クローヴィス様がシルヴィ様が盗んだのではないかと言い出して……」
「……」
「わたくしは決めつけるべきではないと言ったのですが、
周りの方々が話を聞いていたらしく……。
どんどん話が広まってしまったのです」
「そうですか……」
エレオノーラ様は優雅に日本茶を啜る。
私はなにも言えず俯く。
「シルヴィ様は、アンジュ様をどう思っているのですか?」
不意にそう聞かれ、顔を上げる。
エレオノーラ様がにっこりと笑う。
「普段お側にいる方から見て、
アンジュ様はどんな風に見えているのかなと興味がわきましたの」
「アンジュは……とても優しいですよ。
ビックリするくらい寛大だし。
大抵のことは気にしないですもん」
「へえ、そうなのですか! 他には……?」
「すごく自信家ですね。
実際何でもできるんですけどね」
「確かに、とても優秀でいらっしゃいますよね」
「ええ」
「アンジュ様の側付きされていて、困ったこととかないのですか?」
エレオノーラ様、アンジュに興味津々だなぁ。
「うーん、たまに常識が通じないですね」
「へえ、それから?」
「あ、後あんまり女の子らしくないです。
まあ、見ていれば分かるかもしれませんが」
「女の子らしくない……?」
「悪く言えばガサツで恥じらいがないです」
「ふふふ、そうなのですね。
それでも、あんなそうそうたる殿方たちに好かれてますものね。
そこのところはどう思いますの?」
やっぱり気になるのかな、クローヴィスとの関係。
「そうですね~、でもそれぞれ皆、
それでも良いと思ってるみたいですからね」
「シルヴィ様も寛大でいらっしゃいますね」
私の言葉に、エレオノーラ様は感嘆の声をあげるので、思わず言い繕う。
「いや、私も思いますよ?
あんまりああいう関係はよくないと……」
「ああいう関係というのは、やっぱり……」
「なんというか、たくさんの男性に囲まれていれば、
悪く言われちゃうかなと……」
「悪く言われる……?」
「男侍らせてるみたいに口さがないことを言う人って居ますから……。
モテそうな男性ばかりですし」
「まあ、一途に思う方がいれば、少し気になるでしょうね」
エレオノーラ様が深く頷く。
私も頷いて話し続けた。
「はは……アンジュのこと、周りに変に思われて欲しくないので、
一人に絞ってほしいとは思いますね」
「変に、ですか。」
「人によっては、あまりよく思わないでしょうから」
「それって、具体的には……?」
「えっと? さっき言ったような感じで……」
「他にも言われ方ってあるんでしょうか?」
「うーん、例えばビッチとか思う人もいるんじゃないかな、と心配で。
アンジュはそう言う魔性の女みたいなタイプじゃなくて、
単に友だちの延長として一緒にいるので……」
「ビッチ、ですか」
エレオノーラ様がなんとも言えない表情でこちらを見るので、慌てて弁解する。
「あ、すみません。エレオノーラ様みたいな方に変な言葉を……」
「ビッチというのは?」
「ビッチ……ま、尻軽みたいな?」
「尻軽なのですか? アンジュ様って」
「いえいえ、全くそう言うことはないんです。
だからそう思われてほしくないんです」
「そうなんですのね」
「ええ。アンジュはとても素敵な自慢の友だちなので」
「そう言う気持ち、わたくしもわかりますわ」
エレオノーラ様は微笑み、お茶を飲み干して立ち上がった。
「お邪魔してごめんなさいね。そろそろ失礼させていただきますわ」
「いえ、話を聞いてくださってありがとうございます」
エレオノーラ様を見送り、息をつく。
なんか妙にしつこく質問された気もするけど、何だったんだろ?
結局、あの男子生徒を見つけないことには私の疑いは晴れないのかな……?
でも、コイツだ!と突き出したところで信じてもらえないかも……。
その日は、アンジュは戻ってこなかった。
大丈夫かな……?
コンコン
ノックされる音で目を覚ます。
「シルヴィ・ジラール」
「は、はい!」
慌てて出ると、寮母先生が立っていた。
厳しい顔つき。この人も私を信じてはくれない。
「あなたの部屋が用意できました。
今日中に移動しなさい」
「は、はい……」
やっぱり移動か……。
私はなけなしの荷物をまとめると、
指示された部屋に向かった。
一応、アンジュに手紙を残しておく。
移動した先は、寮母先生たちや働いている人たちが詰めている部屋のすぐ近く。
まあ、監視だろうな。
個室ではあるが、極めて狭い。
ベッドとサイドテーブル、イスだけが置いてあり、
狭いクローゼットに荷物を詰めて溜め息をつく。
部屋が狭いのは構わない。
でもこの先のことを考えると頭が痛いな……。
部屋はあまり出るなといわれているので、
レイモンドに長いこと借りたままの参考書を改めて読み込み時間を潰すことにした。
「……ん」
寝落ちしていたらしい。外でなにか声がする。
扉を少し開けて外を覗くと、アンジュと目があった。
寮母先生がアンジュを止めていたようだ。
アンジュは先生を振り払って私の元へやって来る。
「シルヴィ! 何でこんなところに……」
「聖女様に何かする可能性がありますので」
「シルヴィが私に何かするはずないだろう!」
曇りなく信じてくれるアンジュに、心が温かくなる。
皆が疑っているのに。当の本人なのに。
それでも信じてくれる。
私はアンジュに笑いかける。
「アンジュ。……ありがとう。
あなたが信じてくれるなら私は大丈夫だから」
「シルヴィ……部屋に帰ろうよ」
私は首を振る。
「皆が納得してくれないよ」
「そんなの関係ないだろ?」
「それでも」
「証拠だってないのに、泥棒扱いされてるんだぞ?」
「でも、私がやってない証拠もないから」
「……」
アンジュがギリと奥歯を噛み締める。
そっと、私に顔を寄せる。真剣な眼差し。
「私が必ず証明する」
そっと囁き、アンジュは髪をなびかせ去っていった。
アンジュを見送り、寮母先生が私に視線を向ける。
「……聖女様は魔王を討伐されました。
ですのであなたの謹慎は解除しますが、聖女様に近づくことは許しません」
「えっ……!!?」
まさか、もう倒しちゃったの?
魔族倒しにいったついでに?
嘘でしょ、いやビックリ。
私が驚いているのを接近禁止についてかと思ったのか、寮母先生が付け足す。
「むやみに近づいたら処分を検討するとの理事長のお言葉ですので、
心に常に留め置くように」
「は、はい」
何でこうなったんだろう?
エレオノーラ様、見てないはずないと思うんだけど……。
ベッドにダイブして考える。
確かに、アンジュの行動を一番把握してるのは私。
でもあの風呂場はあれでも共有スペースなのだから、
私だけが盗れるというのは飛躍し過ぎな気がするけど……。
だいたいお風呂に入るタイミングも上がるタイミングも同じだし……。
ああ、今までの積み重ねで疑われているんだもんな……。
全部わざとじゃないのに……。
五回くらい溜め息をついたところで、ドアがノックされる。
あれ? 誰だろう?
普通に出ようかとしたが、先程のリュカ先生の言葉を思い出して足が止まる。
「あの、シルヴィ様。
エレオノーラですわ」
「エレオノーラ様……!?」
その声に思わず立ち上がった私はそっと扉を開ける。
そこにはエレオノーラ様がひとりで立っていた。
「急に来てごめんなさいね。
……なんだか、わたくしのせいであなたが大変なことになっていると……」
「あ、ああ……」
謝られてしまったので、なんとも言いづらい。
私は彼女を促して部屋に入れる。
「よ、宜しければどうぞ」
アンジュが好きなので日本茶しか高い茶葉はなかった。
エレオノーラ様が柔らかくお礼を言う。
「ありがとうございます、シルヴィ様」
私は意を決して聞いてみることにした。
「あの。……見てないのですか?」
「? ああ、貴女にぶつかったと言う方ですか?
わたくし、見ていないのです。
ごめんなさいね?」
「そ、そうですか……」
「その話をしたら、クローヴィス様がシルヴィ様が盗んだのではないかと言い出して……」
「……」
「わたくしは決めつけるべきではないと言ったのですが、
周りの方々が話を聞いていたらしく……。
どんどん話が広まってしまったのです」
「そうですか……」
エレオノーラ様は優雅に日本茶を啜る。
私はなにも言えず俯く。
「シルヴィ様は、アンジュ様をどう思っているのですか?」
不意にそう聞かれ、顔を上げる。
エレオノーラ様がにっこりと笑う。
「普段お側にいる方から見て、
アンジュ様はどんな風に見えているのかなと興味がわきましたの」
「アンジュは……とても優しいですよ。
ビックリするくらい寛大だし。
大抵のことは気にしないですもん」
「へえ、そうなのですか! 他には……?」
「すごく自信家ですね。
実際何でもできるんですけどね」
「確かに、とても優秀でいらっしゃいますよね」
「ええ」
「アンジュ様の側付きされていて、困ったこととかないのですか?」
エレオノーラ様、アンジュに興味津々だなぁ。
「うーん、たまに常識が通じないですね」
「へえ、それから?」
「あ、後あんまり女の子らしくないです。
まあ、見ていれば分かるかもしれませんが」
「女の子らしくない……?」
「悪く言えばガサツで恥じらいがないです」
「ふふふ、そうなのですね。
それでも、あんなそうそうたる殿方たちに好かれてますものね。
そこのところはどう思いますの?」
やっぱり気になるのかな、クローヴィスとの関係。
「そうですね~、でもそれぞれ皆、
それでも良いと思ってるみたいですからね」
「シルヴィ様も寛大でいらっしゃいますね」
私の言葉に、エレオノーラ様は感嘆の声をあげるので、思わず言い繕う。
「いや、私も思いますよ?
あんまりああいう関係はよくないと……」
「ああいう関係というのは、やっぱり……」
「なんというか、たくさんの男性に囲まれていれば、
悪く言われちゃうかなと……」
「悪く言われる……?」
「男侍らせてるみたいに口さがないことを言う人って居ますから……。
モテそうな男性ばかりですし」
「まあ、一途に思う方がいれば、少し気になるでしょうね」
エレオノーラ様が深く頷く。
私も頷いて話し続けた。
「はは……アンジュのこと、周りに変に思われて欲しくないので、
一人に絞ってほしいとは思いますね」
「変に、ですか。」
「人によっては、あまりよく思わないでしょうから」
「それって、具体的には……?」
「えっと? さっき言ったような感じで……」
「他にも言われ方ってあるんでしょうか?」
「うーん、例えばビッチとか思う人もいるんじゃないかな、と心配で。
アンジュはそう言う魔性の女みたいなタイプじゃなくて、
単に友だちの延長として一緒にいるので……」
「ビッチ、ですか」
エレオノーラ様がなんとも言えない表情でこちらを見るので、慌てて弁解する。
「あ、すみません。エレオノーラ様みたいな方に変な言葉を……」
「ビッチというのは?」
「ビッチ……ま、尻軽みたいな?」
「尻軽なのですか? アンジュ様って」
「いえいえ、全くそう言うことはないんです。
だからそう思われてほしくないんです」
「そうなんですのね」
「ええ。アンジュはとても素敵な自慢の友だちなので」
「そう言う気持ち、わたくしもわかりますわ」
エレオノーラ様は微笑み、お茶を飲み干して立ち上がった。
「お邪魔してごめんなさいね。そろそろ失礼させていただきますわ」
「いえ、話を聞いてくださってありがとうございます」
エレオノーラ様を見送り、息をつく。
なんか妙にしつこく質問された気もするけど、何だったんだろ?
結局、あの男子生徒を見つけないことには私の疑いは晴れないのかな……?
でも、コイツだ!と突き出したところで信じてもらえないかも……。
その日は、アンジュは戻ってこなかった。
大丈夫かな……?
コンコン
ノックされる音で目を覚ます。
「シルヴィ・ジラール」
「は、はい!」
慌てて出ると、寮母先生が立っていた。
厳しい顔つき。この人も私を信じてはくれない。
「あなたの部屋が用意できました。
今日中に移動しなさい」
「は、はい……」
やっぱり移動か……。
私はなけなしの荷物をまとめると、
指示された部屋に向かった。
一応、アンジュに手紙を残しておく。
移動した先は、寮母先生たちや働いている人たちが詰めている部屋のすぐ近く。
まあ、監視だろうな。
個室ではあるが、極めて狭い。
ベッドとサイドテーブル、イスだけが置いてあり、
狭いクローゼットに荷物を詰めて溜め息をつく。
部屋が狭いのは構わない。
でもこの先のことを考えると頭が痛いな……。
部屋はあまり出るなといわれているので、
レイモンドに長いこと借りたままの参考書を改めて読み込み時間を潰すことにした。
「……ん」
寝落ちしていたらしい。外でなにか声がする。
扉を少し開けて外を覗くと、アンジュと目があった。
寮母先生がアンジュを止めていたようだ。
アンジュは先生を振り払って私の元へやって来る。
「シルヴィ! 何でこんなところに……」
「聖女様に何かする可能性がありますので」
「シルヴィが私に何かするはずないだろう!」
曇りなく信じてくれるアンジュに、心が温かくなる。
皆が疑っているのに。当の本人なのに。
それでも信じてくれる。
私はアンジュに笑いかける。
「アンジュ。……ありがとう。
あなたが信じてくれるなら私は大丈夫だから」
「シルヴィ……部屋に帰ろうよ」
私は首を振る。
「皆が納得してくれないよ」
「そんなの関係ないだろ?」
「それでも」
「証拠だってないのに、泥棒扱いされてるんだぞ?」
「でも、私がやってない証拠もないから」
「……」
アンジュがギリと奥歯を噛み締める。
そっと、私に顔を寄せる。真剣な眼差し。
「私が必ず証明する」
そっと囁き、アンジュは髪をなびかせ去っていった。
アンジュを見送り、寮母先生が私に視線を向ける。
「……聖女様は魔王を討伐されました。
ですのであなたの謹慎は解除しますが、聖女様に近づくことは許しません」
「えっ……!!?」
まさか、もう倒しちゃったの?
魔族倒しにいったついでに?
嘘でしょ、いやビックリ。
私が驚いているのを接近禁止についてかと思ったのか、寮母先生が付け足す。
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心に常に留め置くように」
「は、はい」
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