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絡まった糸をたぐり寄せれば
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「絢音!!」
「僕の花嫁はすごく優秀で嬉しいよ。だけど、今日の目的は君たちじゃない。僕の目的は・・・・・。」
そう言いかけたところで琥珀が雷を落とした。
バリバリバリバリッ!
地を揺らすほどの轟音と爆風と共に、私を背に隠し絢音に威嚇している。
「白虎!!!」
「気安く話しかけるな。」
強烈な怒気は、琥珀以外の2人、朱桜と蒼月からも感じる。
蒼月など今まで見たことの無いくらいの表情をしている。
ちらりと章平さまとガシャ髑髏を見れば、微動だにしていない。
「章平さま!!」
「やってみる!」
「絢音、貴方の狙いは右大臣、藤原道長公でしょう?」
「うん、正解。あいつも僕と同じ思いをすればいいと思っている。」
にっこりと、しかし歪んだ笑みを浮かべた絢音の表情は、全てを、自分さえも諦めている様な表情だった。
「「主!!!!!」」
しまった、と思った時には私は絢音の腕に捕らえられていた。
動き方が人のそれじゃ無い絢音は、どこか神将達に近いものを感じる。
顎を掴まれて視界に入った表情は、苦痛に満ちた表情をしていた。
抵抗しようにも両腕は顎を掴まれている逆の手で押さえられている。
「本当に優秀だね。どこで気がついたの?」
「初めの違和感は、左京のお屋敷で。次は藤の簪。そして貴方が元々持っていたであろう能力の高さ。ただ使い方は、私の一族とは違う一族に教わったのかしら?大体の事情はあのお屋敷からして理解した。逆恨みするのであれば、一族の長。長がきちんと対処していれば、助力してくれれば貴方の家族は死ななかった?」
皮肉たっぷりに言葉を紡ぐ。
そして先ほどから気になっているのが左鎖骨下の赤黒い光。
正直近づかないと気付かなかった。
「この件が片付いたら、君を全力で奪う。」
そう言って唇を塞がれそうになった瞬間、両足で地を蹴った私は絢音の鳩尾に強烈な蹴りを入れる。
その反動で後方へ飛べば、絢音の腕より解放される。
「ぐっ!!!!」
「お生憎様。私は簡単には奪われないわよ?」
自由になった手で印を結ぶ。
ここが全ての中心であるのなら、ガシャ髑髏が出てきた地そのものを破壊して、綺麗にしてしまえばいい。
白だろうが、黒だろうが、正直私には関係が無いことだ。
「悪しきもの、禍つものの、災厄をもたらすもの、神の雷により滅せよ!」
刀印を振り下ろし、ガシャ髑髏の根本を中心に雷を落とす。
先ほどと同様激しい爆音と共に、ガシャ髑髏の半分が砕け、集まっていた瘴気も飛散する。
「オン!マカラギャ、シュニシャ、ソワカ!かの者の姿を捕らえよ!我が太刀は破魔の風、悪しきものを切り裂け!裂破!!!!」
章平様の霊力を感じ後方へ避けると、章平さまも刀印を振り下ろし、ガシャ髑髏の残っていた部分も全て消え去った。
流石に戦闘慣れしているだけはある。
「朱桜、刀を貸して。」
状況を察したように、朱桜は持っていた小太刀を貸してくれた。
受け取った小太刀に私は神力を集中させる。
狙うは絢音の左鎖骨下。
あそこに、埋まっている。
「もう少しだったのに!!なぜ邪魔をする?!あんな奴!!!」
そう叫び体を起こした絢音の懐に一瞬にして入り込み、両足を払い再度後方へ倒す。
赤黒く光るのは、なにを指すのか。
両膝で肩を押さえ込み、ただ一点を狙い‘壊’と呟き小太刀を突き刺した。
「あ゛、あ゛、あぁぁぁぁっ!!!!!!」
苦痛に歪む顔と、叫び声が響き渡り血と弾け飛んだ石の破片が顔や服を切り裂き血が滲む。
完全にこの光を放つ石が消えるまで、この小太刀を抜くことはできない。
グッと押し込むとさらに、瘴気が溢れ出す。
「僕の花嫁はすごく優秀で嬉しいよ。だけど、今日の目的は君たちじゃない。僕の目的は・・・・・。」
そう言いかけたところで琥珀が雷を落とした。
バリバリバリバリッ!
地を揺らすほどの轟音と爆風と共に、私を背に隠し絢音に威嚇している。
「白虎!!!」
「気安く話しかけるな。」
強烈な怒気は、琥珀以外の2人、朱桜と蒼月からも感じる。
蒼月など今まで見たことの無いくらいの表情をしている。
ちらりと章平さまとガシャ髑髏を見れば、微動だにしていない。
「章平さま!!」
「やってみる!」
「絢音、貴方の狙いは右大臣、藤原道長公でしょう?」
「うん、正解。あいつも僕と同じ思いをすればいいと思っている。」
にっこりと、しかし歪んだ笑みを浮かべた絢音の表情は、全てを、自分さえも諦めている様な表情だった。
「「主!!!!!」」
しまった、と思った時には私は絢音の腕に捕らえられていた。
動き方が人のそれじゃ無い絢音は、どこか神将達に近いものを感じる。
顎を掴まれて視界に入った表情は、苦痛に満ちた表情をしていた。
抵抗しようにも両腕は顎を掴まれている逆の手で押さえられている。
「本当に優秀だね。どこで気がついたの?」
「初めの違和感は、左京のお屋敷で。次は藤の簪。そして貴方が元々持っていたであろう能力の高さ。ただ使い方は、私の一族とは違う一族に教わったのかしら?大体の事情はあのお屋敷からして理解した。逆恨みするのであれば、一族の長。長がきちんと対処していれば、助力してくれれば貴方の家族は死ななかった?」
皮肉たっぷりに言葉を紡ぐ。
そして先ほどから気になっているのが左鎖骨下の赤黒い光。
正直近づかないと気付かなかった。
「この件が片付いたら、君を全力で奪う。」
そう言って唇を塞がれそうになった瞬間、両足で地を蹴った私は絢音の鳩尾に強烈な蹴りを入れる。
その反動で後方へ飛べば、絢音の腕より解放される。
「ぐっ!!!!」
「お生憎様。私は簡単には奪われないわよ?」
自由になった手で印を結ぶ。
ここが全ての中心であるのなら、ガシャ髑髏が出てきた地そのものを破壊して、綺麗にしてしまえばいい。
白だろうが、黒だろうが、正直私には関係が無いことだ。
「悪しきもの、禍つものの、災厄をもたらすもの、神の雷により滅せよ!」
刀印を振り下ろし、ガシャ髑髏の根本を中心に雷を落とす。
先ほどと同様激しい爆音と共に、ガシャ髑髏の半分が砕け、集まっていた瘴気も飛散する。
「オン!マカラギャ、シュニシャ、ソワカ!かの者の姿を捕らえよ!我が太刀は破魔の風、悪しきものを切り裂け!裂破!!!!」
章平様の霊力を感じ後方へ避けると、章平さまも刀印を振り下ろし、ガシャ髑髏の残っていた部分も全て消え去った。
流石に戦闘慣れしているだけはある。
「朱桜、刀を貸して。」
状況を察したように、朱桜は持っていた小太刀を貸してくれた。
受け取った小太刀に私は神力を集中させる。
狙うは絢音の左鎖骨下。
あそこに、埋まっている。
「もう少しだったのに!!なぜ邪魔をする?!あんな奴!!!」
そう叫び体を起こした絢音の懐に一瞬にして入り込み、両足を払い再度後方へ倒す。
赤黒く光るのは、なにを指すのか。
両膝で肩を押さえ込み、ただ一点を狙い‘壊’と呟き小太刀を突き刺した。
「あ゛、あ゛、あぁぁぁぁっ!!!!!!」
苦痛に歪む顔と、叫び声が響き渡り血と弾け飛んだ石の破片が顔や服を切り裂き血が滲む。
完全にこの光を放つ石が消えるまで、この小太刀を抜くことはできない。
グッと押し込むとさらに、瘴気が溢れ出す。
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