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絡まった糸をたぐり寄せれば
恋の意味も、手触りも。
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梨壺に戻ってきてみると、機嫌の超絶悪い春宮さまと朱桜。後ろには蒼月。
琥珀は絢音の見張りにつかせているが同様に怒っていることはヒシヒシと伝わる。
そして、敦成さまには朱桜が梨壺に戻ってきた後、対策の指示を出したらしい。
なので、この殿舎にいるのは私と春宮さまと朱桜と蒼月。
嫌な沈黙を破ったのは、弘徽殿から戻ってきた雪華だった。
「姫さま、湯殿へ行きますよ?その穢らわしい男の血なんぞ妾が綺麗に取り除きます。お主らもそれで良いな?」
有無を言わせぬ圧力を感じ、男性陣は素直にうなずく。
湯殿で着ていた束帯を脱ぐと、代わりにさまざまな傷がある。
そして問答無用で頭、身体を洗われ、トドメに章平さまからお裾分けされた傷薬を大量に塗られた。
塗られた側から治っていくのだが、痛いものは痛い。
ちゃんと消毒してますよという感覚はあるのだ。
だから、全身ピリピリする。
小さな傷も多ければ、大怪我と同様の痛みがある。
ちなみに左腕に一番大きい切り傷があり、それはすぐに治らなかったので、もう一度傷薬を塗らないといけないだろう。
涙目になりつつ母屋に戻っている。
戻ってみれば、朱桜と蒼月にがっつりと神気を奪われた。
春宮さまの前で。
絶対わざとだ。
嫌がらせとしか取れない2人の行動に、怒れないのは心配をかけた部分と小太刀を使い、いくら死なない、瘴気が抜ければ勝手に傷が塞がるものでも、私にその刀を使わせたという罪悪感と憤りなのだろうから、今日は大人しくしておこう。
「説教は、親王に任せる。あぁ、親王も俺たち同様、主から神気を奪えるぞ?初日主が酔っていたのは、親王自身が持っている神気が混ざったからで抱けばしばらく主は起きれない。」
「ひぃさまが承諾するのであれば、手っ取り早く抱き潰すことをおすすめする。」
「ちょ、2人とも酷くない?!」
「俺たちが忠告しても、頼るということをしないひぃさまには丁度いい気がするが?なんなら俺が抱いてもいいが?」
立つのも辛い状態で、蒼月に支えられつつ、上を向かされる。
「未成年よくない!」
「成人しているだろう。」
「それは一族内であって。」
「先代が成人と認めているんだ。何も問題ない。そもそも安倍一族の成人は力が強く上手く発散させられないものに対しての処置で、むしろそっちの方向は寛大だぞ?」
何を今更と言った表情で、不機嫌マックスのまま蒼月が話す。
そして今、思い当たる節がある私は頭を抱えた。
「ということだ。親王とは夫婦なのだからこれを期に契りを結ぶ方面も考えることだな。俺たちは白虎のところへ行く。今の状態でもしばらく動けないだろうから、大人しくしておけ。」
朱桜も菊華も蒼月に同感です。
と言った表情をして姿を消した。
残されたのは、私と春宮さまの2人。先ほどよりさらに気まずい。
何せ、がっつり神気を2人に奪われたということは、ディープキスを見られたと言う事。
あぁ、穴があったら入りたい。
うなだれていると、器用に私を抱きあげた春宮さまは塗籠へと向かう。
戸締りは、私が湯殿に行っている間に2人がしてくれたらしい。
ご丁寧に、戸締りばっちりで呼ばぬ限り2人っきりの状態だ。
そのまま茵(しとね)の上に春宮さまが座り、その膝に私がそのままの体勢で座っている状態だ。
膝から降りようにもがっちり抱き抱えられていて逃げられそうにない。
なので大人しく春宮さまの首に手を回したまま肩に頭をのせた。
琥珀は絢音の見張りにつかせているが同様に怒っていることはヒシヒシと伝わる。
そして、敦成さまには朱桜が梨壺に戻ってきた後、対策の指示を出したらしい。
なので、この殿舎にいるのは私と春宮さまと朱桜と蒼月。
嫌な沈黙を破ったのは、弘徽殿から戻ってきた雪華だった。
「姫さま、湯殿へ行きますよ?その穢らわしい男の血なんぞ妾が綺麗に取り除きます。お主らもそれで良いな?」
有無を言わせぬ圧力を感じ、男性陣は素直にうなずく。
湯殿で着ていた束帯を脱ぐと、代わりにさまざまな傷がある。
そして問答無用で頭、身体を洗われ、トドメに章平さまからお裾分けされた傷薬を大量に塗られた。
塗られた側から治っていくのだが、痛いものは痛い。
ちゃんと消毒してますよという感覚はあるのだ。
だから、全身ピリピリする。
小さな傷も多ければ、大怪我と同様の痛みがある。
ちなみに左腕に一番大きい切り傷があり、それはすぐに治らなかったので、もう一度傷薬を塗らないといけないだろう。
涙目になりつつ母屋に戻っている。
戻ってみれば、朱桜と蒼月にがっつりと神気を奪われた。
春宮さまの前で。
絶対わざとだ。
嫌がらせとしか取れない2人の行動に、怒れないのは心配をかけた部分と小太刀を使い、いくら死なない、瘴気が抜ければ勝手に傷が塞がるものでも、私にその刀を使わせたという罪悪感と憤りなのだろうから、今日は大人しくしておこう。
「説教は、親王に任せる。あぁ、親王も俺たち同様、主から神気を奪えるぞ?初日主が酔っていたのは、親王自身が持っている神気が混ざったからで抱けばしばらく主は起きれない。」
「ひぃさまが承諾するのであれば、手っ取り早く抱き潰すことをおすすめする。」
「ちょ、2人とも酷くない?!」
「俺たちが忠告しても、頼るということをしないひぃさまには丁度いい気がするが?なんなら俺が抱いてもいいが?」
立つのも辛い状態で、蒼月に支えられつつ、上を向かされる。
「未成年よくない!」
「成人しているだろう。」
「それは一族内であって。」
「先代が成人と認めているんだ。何も問題ない。そもそも安倍一族の成人は力が強く上手く発散させられないものに対しての処置で、むしろそっちの方向は寛大だぞ?」
何を今更と言った表情で、不機嫌マックスのまま蒼月が話す。
そして今、思い当たる節がある私は頭を抱えた。
「ということだ。親王とは夫婦なのだからこれを期に契りを結ぶ方面も考えることだな。俺たちは白虎のところへ行く。今の状態でもしばらく動けないだろうから、大人しくしておけ。」
朱桜も菊華も蒼月に同感です。
と言った表情をして姿を消した。
残されたのは、私と春宮さまの2人。先ほどよりさらに気まずい。
何せ、がっつり神気を2人に奪われたということは、ディープキスを見られたと言う事。
あぁ、穴があったら入りたい。
うなだれていると、器用に私を抱きあげた春宮さまは塗籠へと向かう。
戸締りは、私が湯殿に行っている間に2人がしてくれたらしい。
ご丁寧に、戸締りばっちりで呼ばぬ限り2人っきりの状態だ。
そのまま茵(しとね)の上に春宮さまが座り、その膝に私がそのままの体勢で座っている状態だ。
膝から降りようにもがっちり抱き抱えられていて逃げられそうにない。
なので大人しく春宮さまの首に手を回したまま肩に頭をのせた。
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