最年少捜査官は、恋の解き方を知らない。

サクサク

文字の大きさ
4 / 47
学園編入編

4

しおりを挟む
「ディ、この人が私の幼馴染の百王華龍哉。お母さん達が大親友でよく話題に出ていたでしょう?まさか再会するとは思っていなかったけど。で、今回一緒に留学してきたダニエル・ウィリアム。何か質問は?」
「「ない。」」
「じゃあ、終了。ご用事は何?交換留学生の相談役っていうの以外に何かある?」
「いや?あとはクラス委員も交換留学生の身近なお世話するから、何かあればまずはクラス委員の子を頼ればいいよ。」
「分かった。」
「あ、絶対学院内を1人で探検しようなんて思うなよ?」
「なんでよ?」
「お前、方向音痴ってこと自覚あるか?」
「その辺りは大丈夫です。僕が一緒にいるんで。」

私と龍哉の間に入ってきたディは、私を龍哉から隠すように立った。
放課後学校案内をしてくれることを約束をして、終了だと言わんばかりに、追い返した。

「じゃあ、クラスに戻りなよ?って言ってもちょうど授業が終わったところみたいだけれど。あ、これディ時間割ね。」

と、ディに先ほど選択した授業が書かれた時間割を渡す。
ちょうどチャイムもなり先ほどの生徒会について説明をしてくれた生徒達が超興奮気味に聞いてきた。

「あんな風に笑った皇帝初めて見た!」
「えー?カッコつけしーなのかな?私よく笑っていた記憶しかないけど。」
「そうなの?!滅多なことじゃ微笑まない、氷の皇帝陛下って呼ばれているんだから。」
「へー。」

興奮気味のクラスメイトに苦笑しつつ、先ほど記入したプリントを見ながら選択授業の事について聞いてみた。。

「バスケって更衣室ってどこになるの?」
「バスケは、クラスというより、学年の女子がほとんど取ってるわよ~。」
「それは、もしかしなくても・・・。」
「ブリリオの3人が授業を取っているからよ。」

やっぱり。
と先ほどの女子の反応からみてもそうだろうなとは思っていたが、久しぶりに再開した幼馴染は女子にとても人気があるみたいです。

「ねぇ。スチュアートさん聞きたいことがあるのだけれど。」
「ん?なぁに?」

動きやすい格好に着替える為に更衣室にクラスの女子達とやってきた私は、色々と説明をしてくれたクラスメイト、もとい久野 唯ちゃんに声をかけられた。
その声にみんな振り向きはしないものの聞き耳をしっかり立てているみたいだった。

「スチュアートさんは、皇帝とウィリアムくんどっちが好きなの?」
「What?」

予想外の質問に思わず固まる。

「だって、さっき教室で2人揉めてみたいだし、皇帝のあの目!笑顔以上に見た事がないわ。そのあと、ウィリアムくんが間に入ったら、物凄く不機嫌になってたし。」
「あ~、あれは。「フィーに気安く触るな。だったかしら?ウィリアムくんが皇帝に言われたセリフ。皇帝もスチュアートさん取られて、急に不機嫌になってたわよね。」・・・・小川さん聞こえてたのね。」
「もちろん。本場の発音をきちんと聞き取れたことに安心したわ。それより“フィー”ってスチュアートさんの愛称??」
「そう愛称だよ。他のやつには呼ばせるなって言われた事あったわ。」
「きゃー!!それ言ったの2人のどっちか??」

興奮気味に聞いてくる久野さん達に苦笑しつつも、違うと首を振る。

「私の兄さん達。だから私の事、“フィー”って呼ぶのはこの世に4人かな?兄さん達と龍とディの4人。他の人は“ソフィ”って呼ぶよ。」
「私たちもソフィって呼んでいい??」
「勿論!」

着替え終わった私たちは、バスケが行われる体育館に移動した。
体育館の中に入ればそこには、多くの女子生徒がいた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】小麦姫は熊隊長に毎日プロポーズする[スピラリニ王国3]

宇水涼麻
恋愛
ビアータに毎朝プロポーズされるアルフレードは、プロポーズされることに違和感があり戸惑っている。 しかし、そんなことも三月も続けば、戸惑いはなくとも、疑問は残る。 ビアータは本気でプロポーズしているのか? アルフレードは悩みながらも強くは拒否できないでいた。 そして、夏休みを迎える。 中世ヨーロッパ風学園ラブストーリーです。 『虐げられたご令嬢はお隣さんと幸せになる』と同時代同学園でのお話になります。 でも、ほぼ被りませんので、そちらを読んでいないことは問題ありません。 毎日午前中に更新予定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました

星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎ 王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝―― 路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。 熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。 「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」 甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。 よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、 気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて―― しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!? 「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」 年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。 ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

俺様御曹司に飼われました

馬村 はくあ
恋愛
新入社員の心海が、与えられた社宅に行くと先住民が!? 「俺に飼われてみる?」 自分の家だと言い張る先住民に出された条件は、カノジョになること。 しぶしぶ受け入れてみるけど、俺様だけど優しいそんな彼にいつしか惹かれていって……

カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~

伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華 結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空 幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。 割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。 思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。 二人の結婚生活は一体どうなる?

お兄様「ねえ、イケナイ事をしよっか♡」

小野
恋愛
父が再婚して新しく出来たお兄様と『イケナイ事』をする義妹の話。

処理中です...