15 / 47
学園編入編
寝起きの破壊力。
しおりを挟む
翌日、未だ時差ボケ+寝不足の状態で登校すれば教室の入り口に群がる女子生徒の光景にドン引いてしまった。
これは何?
うちのクラス何かあった?
恐る恐る近づいて行き、何事もなかったのかのように教室の自分の席までやってくると、この群がる女子生徒の視線の先にいる人物を見て理由を把握した。
大きな身体を丸めて、片腕に頭を乗せて気持ちよさそうに眠る幼馴染。
警戒心と女性が苦手というモノは一体どこに落としてきたのか・・・・。
「おはよう、ソフィ、ウィリアムくん」
「おはよう、唯ちゃん。これは何?」
「ソフィに用事があるからと、早朝にきたけれどソフィを待っている間に寝ちゃったって感じ。他のクラスの子達も皇帝の寝顔を見るのは初めてだからすごい群がっちゃった感じ。」
ウキウキしている唯ちゃんに、なるほどと納得をする。
しかし、呑気に寝られるのも邪魔だな~。
でも、龍哉の寝起きが破壊力凄まじいのは幼少時から知っているので、私は放置する方向で決めた。
龍哉の前髪を少しかきあげてじっと見下ろせば、やはり寝不足だなと、目元のクマを確認した。
寝顔は昔から変わらないな。
と、納得。
「龍哉!!」
女子の集団をかき分けてやってきたのは、雛森くんと日高くんの2人。
「って、寝てる?」
「・・・珍しい。」
「よし、起こすか。」
「ステイ!ちょ、2人とも龍の寝起きがどんなのか知ってる?」
起こそうと手を伸ばした雛森くんの手を掴むとその行動を制止させる。
恐る恐る尋ねれば、知らないと首を振る。
どうやら過去の宿泊研修や、修学旅行の時は何事も起きていたらしいし、何より1人部屋だったらしい。
完全に対策取ってるじゃん。
うーん、どうしよう。
とりあえず、ディに盾になってもらおう。
「雛森くんたちは急ぎの用事があるんだよね?」
「それは、そう。」
「じゃあ、私は避難するからその後に起こしてね?周りにどんな被害が出るかについては、私は責任持たないし知らないから。ディ、守ってね?」
「え?」
少しずつ後方へ後退り、ディを引き連れてさらに龍たちから離れて、背後を壁、前方をディでガードする。
「え?そんなに危険なの?」
「危険・・・なんじゃないかな?どうだろう?私は災厄呼ぶ。」
ディの背後に完全に隠れて質問に答える。
首を傾げながらも、雛森くんは龍の肩を揺らして何度か起こして見ようとするが全く起きない。
そんな龍を叩き起こしたのは、日高くんだった。
バシッといい音が響いた。
その衝撃で起きた龍はのそりと椅子から立つと、達也くんを見て教室を見渡しているらしい。
実況中継ありがとう。
「なんか、睨まれてるんだけど。」
眉間に皺がよる龍がそのままディのもとへとやってくると、ディの存在なんてまるで無視と決め、ディの後ろに隠れている私に気づいた龍は甘い笑みを浮かべてるだろう。
周りにいる女子たちの黄色い悲鳴が聞こえる。
私はディのカーディガンに頭を突っ込みさらに抱きついて隠れた。
ディも何となく察し完全に龍から私を背中で庇ってくれた。
これは何?
うちのクラス何かあった?
恐る恐る近づいて行き、何事もなかったのかのように教室の自分の席までやってくると、この群がる女子生徒の視線の先にいる人物を見て理由を把握した。
大きな身体を丸めて、片腕に頭を乗せて気持ちよさそうに眠る幼馴染。
警戒心と女性が苦手というモノは一体どこに落としてきたのか・・・・。
「おはよう、ソフィ、ウィリアムくん」
「おはよう、唯ちゃん。これは何?」
「ソフィに用事があるからと、早朝にきたけれどソフィを待っている間に寝ちゃったって感じ。他のクラスの子達も皇帝の寝顔を見るのは初めてだからすごい群がっちゃった感じ。」
ウキウキしている唯ちゃんに、なるほどと納得をする。
しかし、呑気に寝られるのも邪魔だな~。
でも、龍哉の寝起きが破壊力凄まじいのは幼少時から知っているので、私は放置する方向で決めた。
龍哉の前髪を少しかきあげてじっと見下ろせば、やはり寝不足だなと、目元のクマを確認した。
寝顔は昔から変わらないな。
と、納得。
「龍哉!!」
女子の集団をかき分けてやってきたのは、雛森くんと日高くんの2人。
「って、寝てる?」
「・・・珍しい。」
「よし、起こすか。」
「ステイ!ちょ、2人とも龍の寝起きがどんなのか知ってる?」
起こそうと手を伸ばした雛森くんの手を掴むとその行動を制止させる。
恐る恐る尋ねれば、知らないと首を振る。
どうやら過去の宿泊研修や、修学旅行の時は何事も起きていたらしいし、何より1人部屋だったらしい。
完全に対策取ってるじゃん。
うーん、どうしよう。
とりあえず、ディに盾になってもらおう。
「雛森くんたちは急ぎの用事があるんだよね?」
「それは、そう。」
「じゃあ、私は避難するからその後に起こしてね?周りにどんな被害が出るかについては、私は責任持たないし知らないから。ディ、守ってね?」
「え?」
少しずつ後方へ後退り、ディを引き連れてさらに龍たちから離れて、背後を壁、前方をディでガードする。
「え?そんなに危険なの?」
「危険・・・なんじゃないかな?どうだろう?私は災厄呼ぶ。」
ディの背後に完全に隠れて質問に答える。
首を傾げながらも、雛森くんは龍の肩を揺らして何度か起こして見ようとするが全く起きない。
そんな龍を叩き起こしたのは、日高くんだった。
バシッといい音が響いた。
その衝撃で起きた龍はのそりと椅子から立つと、達也くんを見て教室を見渡しているらしい。
実況中継ありがとう。
「なんか、睨まれてるんだけど。」
眉間に皺がよる龍がそのままディのもとへとやってくると、ディの存在なんてまるで無視と決め、ディの後ろに隠れている私に気づいた龍は甘い笑みを浮かべてるだろう。
周りにいる女子たちの黄色い悲鳴が聞こえる。
私はディのカーディガンに頭を突っ込みさらに抱きついて隠れた。
ディも何となく察し完全に龍から私を背中で庇ってくれた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】小麦姫は熊隊長に毎日プロポーズする[スピラリニ王国3]
宇水涼麻
恋愛
ビアータに毎朝プロポーズされるアルフレードは、プロポーズされることに違和感があり戸惑っている。
しかし、そんなことも三月も続けば、戸惑いはなくとも、疑問は残る。
ビアータは本気でプロポーズしているのか?
アルフレードは悩みながらも強くは拒否できないでいた。
そして、夏休みを迎える。
中世ヨーロッパ風学園ラブストーリーです。
『虐げられたご令嬢はお隣さんと幸せになる』と同時代同学園でのお話になります。
でも、ほぼ被りませんので、そちらを読んでいないことは問題ありません。
毎日午前中に更新予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
俺様御曹司に飼われました
馬村 はくあ
恋愛
新入社員の心海が、与えられた社宅に行くと先住民が!?
「俺に飼われてみる?」
自分の家だと言い張る先住民に出された条件は、カノジョになること。
しぶしぶ受け入れてみるけど、俺様だけど優しいそんな彼にいつしか惹かれていって……
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる