最年少捜査官は、恋の解き方を知らない。

サクサク

文字の大きさ
34 / 47
学園祭編

3

しおりを挟む
「・・・・分りました。では、どうしましょうか?ここだと他の方の邪魔になりそうですし、中庭とかどうでしょう?」
「あ、大丈夫です。」

そう返事をしたディに対して女の子達のほおは少し赤くなってた。
真ん中の事かは耳まで真っ赤だ。
そしてそのままディと一緒に中庭の方に移動して行った。
待ち合わせ時間まではあと少しなので、龍もそろそろやってくるだろう。
それにしてもさっきの子達・・・・、真ん中の子はディに告白かな~?
可愛かったもんな。
など考えているうちに、走ってやてくる龍の姿が目に入った。
私の前に着くと、大きく深呼吸をし息を整える。
皇帝が走ってる?!
と驚かれているけど、大丈夫なのか?
普段走る要素がないからね。

「わり、遅れたか?」
「ううん。時間通り。」
「それより、ダンはどうした?」
「女の子達に呼び出された。」
「ふーん、告白かエスコートかのどっちかだろう。」

女の子からのお呼び出し=告白の定義は龍も一緒なのね。
それよりも・・・・。

「エスコートって何??」
「あん?聞いてないのか?」
「誰に?」
「クラスの連中に。」

龍の言葉に首を傾げる。
何せ、ミスコンの件にも今日知ったばかりだ。
私たちが知らないことは多いような気がする。

「ダンが戻ってきたら説明してやる。」

そう言って先にメニューを注文しテラス席に座ると、持ってこられたお冷を一口飲み干す。
メインのパスタがくる頃、ディが戻ってきた。

「おかえり、色男。」
「そのセリフそのまま返す。」

期限が悪い時の口調と声音で龍に返すディ。
とりあえず席につきメニューを開くとパスタを頼み、デザートを5種類ほど頼んでいた。

『龍、エスコートってなんだ?』
『あぁ、そっちの方だったか。それを説明しようと思ってな。フィーに聞いたらクラスの連中から説明を受けてないと聞いたからな。』
『ひとまず、概要を知らないから、龍にきちんと確認をしてから返事をする。と伝え得てきた。
彼女タイの話だとコンテストの本瀬園に残るのが前提みたいな口ぶりだった。』
『まぁ、そうだな。』

会話が英語に切り替わったところを見ると色々と面倒くさかったんだろうと思う。
そして、エスコート以外関わってくるのがコンテスト出場者みたいなので、一応私も食事を摂りながら龍の話を真面目に聞く事にした。

『まず、コンテストについて。
流れとしては初日と2日目の12時までに本線に出場を決めるための投票が行われる。これは、男子と女子各部門において、1人1票。外部からやってくるお客さんも対象になる。
受付で用紙と写真のコピーも渡されるしな。
それで集計終了と同時に本戦出場者を校内放送および掲示板で発表をする。集計用紙は2時間ごとに回収される仕組みになっていて、開封集計は職員がやることになている。もちろんその開封作業は隠しカメラによって、達也が監視している。
コンテストとエスコートが関係ある龍は、本姓はファッションショー形式でランウェイを歩くんだ。その時、ミスコンに出場している生徒にはパートナーが必要なわけ。そのパートナーは男子のコンテスト出場者でも可能。だからお目当ての相手がいるのであれば、本戦出場前でもエスコートの申請ができるわけ。まぁ、仮予約みたいなやつだな。』
『パートナーも重要としたとしてもさ、なんで必死になるの?』

いい質問だとばかりに龍はニヤリと笑う。

『この、コンテスト本姓出場者のパートナーがそのまま恋人になるって確率が高くて、パートナーを了承=告白にokしたと取られても仕方がないんだわ。だから、お前偉い2人は特に、安易に返事をしないことをお勧めする。ちなみに同じクラスの代表者同士はパートナーにはなれないからな?』

説明を終えた龍は、食べかけのご飯を食べ始めた。

『パートナーなしのソロでもいいの?』
『問題ない。だがあまりお勧めはしない。』

キッパリと言われるとどうしようかと考え事にした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】小麦姫は熊隊長に毎日プロポーズする[スピラリニ王国3]

宇水涼麻
恋愛
ビアータに毎朝プロポーズされるアルフレードは、プロポーズされることに違和感があり戸惑っている。 しかし、そんなことも三月も続けば、戸惑いはなくとも、疑問は残る。 ビアータは本気でプロポーズしているのか? アルフレードは悩みながらも強くは拒否できないでいた。 そして、夏休みを迎える。 中世ヨーロッパ風学園ラブストーリーです。 『虐げられたご令嬢はお隣さんと幸せになる』と同時代同学園でのお話になります。 でも、ほぼ被りませんので、そちらを読んでいないことは問題ありません。 毎日午前中に更新予定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました

星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎ 王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝―― 路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。 熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。 「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」 甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。 よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、 気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて―― しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!? 「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」 年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。 ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

俺様御曹司に飼われました

馬村 はくあ
恋愛
新入社員の心海が、与えられた社宅に行くと先住民が!? 「俺に飼われてみる?」 自分の家だと言い張る先住民に出された条件は、カノジョになること。 しぶしぶ受け入れてみるけど、俺様だけど優しいそんな彼にいつしか惹かれていって……

カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~

伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華 結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空 幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。 割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。 思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。 二人の結婚生活は一体どうなる?

お兄様「ねえ、イケナイ事をしよっか♡」

小野
恋愛
父が再婚して新しく出来たお兄様と『イケナイ事』をする義妹の話。

処理中です...