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第三章 南へ
08 バーナードの相手
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「もう、僕の事を勝手に決めないでよ、第一、僕よりバードの方が問題だろ?」
バーナードは既に20歳を超えていて、貴族院からも令状が送られているはずだった。
「バードは大丈夫だろ?」
「えっ、バードに決まった相手がいるなんて知らなかったよ、教えてくれればいいのに」
「僕だって知らないよ」
自分に婚約者がいるなんて聞いた事も無い。
「エラの事を気に入っているんだろ?」
「エラ!?」
エラは昨年から母の侍女としてカストリア家で働いている女性だった。
バーナードの研究室に食事やお茶を運んでくれたり、時々、話を聞いてくれる人で、確かに可愛いと思っているが、自分の婚約者とは知らなかった。
「あれは元々、ゼネルト家の娘でダニエラと言う」
「ゼネルト? あの家に令嬢なんていたんだ」
ポロの畑で問題を起こしたゼネルト家は、その後も他の仕事で同じような事が起こり、ウエストリア家から約定を破棄された。
約定の無くなった貴族は、他の領地に移籍するか、王都で仕事を見付けるしか無い。
もちろんその地に居座る事もできるが、その場合、その土地を治める領主を敵に回す事になる。
「亡くなった第二夫人の娘で、ほとんど使用人の様に扱われていたみたいだな」
「知らなかったよ」
「俺も詳しい話は知らん」
「で、そのゼネルト家の令嬢がどうしてバードの家に仕える事になってるのさ。確かホスロ殿と嫡男は、第一夫人の家を頼って領地を出たと聞いてるけど、、、」
「そうだな」
「令嬢の話なんて聞いた覚えがないなぁ」
「そうだよ、それに母上は知っているのか?」
「それも知らん」
「ウルフはそればっかりだ」
ウルフレッドは余計な話をしないので、聞き出さないと自分の知りたい情報を得る事も出来ない。
「俺が知っているのは、家がウエストリアを出た時、ゼネルト家とは縁を切って学び舎に行ったという事だけだ」
「君が行かせたんだろ」
「俺では無い」
「仮にも貴族の家で育った令嬢が、学び舎に行くなんて考え、浮かぶ訳ないだろ?」
「確かにそうだ」
ファーレンが言葉の足りない所を補ってくれるので、状況を何となく知る事が出来る。
「それにゼネルト家があったリニュスからイリノアは遠いんだから、女性が一人で移動するのも難しい」
「俺は他家に仕えるには幼すぎる使用人を、学び舎で預かるようにしただけだ」
「あゝ、約定を持たない子どもを働かせていたんだっけ、それで一緒に運んであげたんだ」
「運んだつもりは無い、行きたいと言う者を拒むなと伝えたが、選んだのは彼女だ」
「分かった、分かった」
いくら言ってもこういう事は、ウルフレッドが認めることはない。
「エラが学び舎で学んだのは分かったけど、それがどうして母上の侍女になっているのさ」
「バード、母親の侍女が二年くらい前に辞めただろ?」
「うん、長い間、仕えてくれた人だったけどね」
「なかなか新しい侍女も決まらなかった」
「同じように出来ないのは仕方ないと思うんだけど、母上が子どもの頃から仕えてくれていた人だったからね」
「お前の屋敷でその話を聞いたから、俺は、学び舎で探してみてはどうかと言っただけだ」
「それで?」
「それだけだ。ダニエラ嬢を選んだのはお前の母親だし、仕える事になったのも彼女が決めた事だ」
「それだけ?」
「そうだ」
「僕の婚約の事は?」
「そんな話は知らん」
彼女が婚約者に決まっているような話だったのに、それでは婚約どころか無関係と言っているのと同じじゃないか。
「全然、大丈夫じゃないよ!」
「気に入った娘なら、さっさと手を出せばいいだろ?」
「なっ、なんて事、言うんだ!?」
既に貴族に家と縁を切られ使用人として働いている女性なら、本人の同意があれば妻に迎える事ができるし、両親が認めてくれれば、正式に夫人にすることも難しくない。
「そうか? バードと良く話をしていると聞いていたからな、さっさと手を出せばいいのにと思っただけさ」
「どうしてウルフがそんな事まで知ってるのさ」
「タルパスとカルイザは近いからな、時々お前の屋敷で話を聞いているだけさ」
「僕は聞いた事も無いのに、、、」
「お前が巣穴に籠っているからだろ?」
「あれは研究室だ!」
「人と話をしないと相手の事など分からないぞ」
「分かってるよ、、、」
「言っておくが、ダニエラは騎士達にも結構人気があるからな」
「えっ?」
「どうしても手に入れたいなら、自分が必死になるしかないぞ」
「そんなぁ」
バーナードの情けない声を聴きながら、楽しそうに笑っているウルフレッドに小声で話しかける。
「彼女をカストリア家に入れて、本当にいいのかい?」
「入れたのは俺では無いぞ」
「妹がカストリア家の夫人になった時、あのロクデナシの兄が何も言い出さないとは思えないけど、、、」
縁を切ったと言ってもダニエラ嬢の籍がゼネルト家に残っていれば、兄が妹の嫁いだ家に干渉しようとする可能性は多いにある。
「バードがそれに対応出来ないのなら、それだけの話だ」
「そんな事、思ってないだろ」
「バードは人の中で、少し苦労した方がいい」
「意地悪だなぁ」
「だが、カストリア家にいるのはエラだからな、ダニエラの兄が何を言っても関係ない」
「新しい籍を持たせたの?」
「あゝ」
「それこそ面倒な事にならない?」
ゼネルト家の令嬢としてではなく、新しい籍を作ったなら、ダニエラは二重に籍を持っている事になる。
今の籍が認められた場合は、古い籍が無効になる為、ゼネルト家はダニエラに干渉出来なくなるが、エルメニアで籍を重複して持つ事は、申請した本人だけで無く、許可した側にも多額の税がかかる。
「ゼネルト家の者が、娘の籍を勝手に作ったと言い出したらどうするのさ」
「15歳になった娘にエルダも与えず、放置した親の代わりに生活する場所を与えただけだ」
エルメニアの親は、子どもが15歳になると“エルダ”と呼ばれる魔道具を持たせる。
この魔道具を持つ事で、子どもは一人前と認められる様になり、その後、一年~二年かけて親の約定を引き継ぐか、別の相手と新たな約定を結ぶか自分で選ぶ。
そして、約定を結んだ時から、子どもは親では無く、約定を結んだ相手の保護下に入り生活する様になる。
子どもが約定を結ぶまでは、親の保護下にあるが、逆にエルダを持ち約定を結ぶまでは、収入を得る事も出来ないので、生活の術を持たない事になる。
「彼らがそれで納得するかなぁ」
「それを納得させるのは、バードの仕事だ」
「つまり身元引受人もメルサ夫人がなってるんだ」
学び舎で二年以上学んだ子どもは、希望すればウエストリアに新しい籍を持つ事が出来るが、身元引受人が必要になる。
今回のように二重籍が見つかったり、子どもが問題を起こすと、身元引受人がその責任を取らなければならない。
そして、エルメニアでは籍と約定が結びついている為、籍の問題は色々と面倒になる場合が多い。
「本当に大丈夫なの?」
「お前も心配性だな」
ウルフレッドは呆れた様に答えるが、バーナードがダニエラ嬢を妻に迎えるなら、余計な問題が無い方がいいに決まっている。
「その前に、まず彼女を捕まえないといけないみたいだけどね」
「まぁ籍の心配は必要ない、、、そうだなぁ、バードが彼女を捕まえる事ができれば手を貸すさ」
どうやら籍の問題は、ちゃんと手を打ってあるようなので安心する。
だがダニエラを妻に迎える事に、ウルフレッドが手を貸すとは思えないので、バーナードが自分でどうにかするしかない。
バーナードは既に20歳を超えていて、貴族院からも令状が送られているはずだった。
「バードは大丈夫だろ?」
「えっ、バードに決まった相手がいるなんて知らなかったよ、教えてくれればいいのに」
「僕だって知らないよ」
自分に婚約者がいるなんて聞いた事も無い。
「エラの事を気に入っているんだろ?」
「エラ!?」
エラは昨年から母の侍女としてカストリア家で働いている女性だった。
バーナードの研究室に食事やお茶を運んでくれたり、時々、話を聞いてくれる人で、確かに可愛いと思っているが、自分の婚約者とは知らなかった。
「あれは元々、ゼネルト家の娘でダニエラと言う」
「ゼネルト? あの家に令嬢なんていたんだ」
ポロの畑で問題を起こしたゼネルト家は、その後も他の仕事で同じような事が起こり、ウエストリア家から約定を破棄された。
約定の無くなった貴族は、他の領地に移籍するか、王都で仕事を見付けるしか無い。
もちろんその地に居座る事もできるが、その場合、その土地を治める領主を敵に回す事になる。
「亡くなった第二夫人の娘で、ほとんど使用人の様に扱われていたみたいだな」
「知らなかったよ」
「俺も詳しい話は知らん」
「で、そのゼネルト家の令嬢がどうしてバードの家に仕える事になってるのさ。確かホスロ殿と嫡男は、第一夫人の家を頼って領地を出たと聞いてるけど、、、」
「そうだな」
「令嬢の話なんて聞いた覚えがないなぁ」
「そうだよ、それに母上は知っているのか?」
「それも知らん」
「ウルフはそればっかりだ」
ウルフレッドは余計な話をしないので、聞き出さないと自分の知りたい情報を得る事も出来ない。
「俺が知っているのは、家がウエストリアを出た時、ゼネルト家とは縁を切って学び舎に行ったという事だけだ」
「君が行かせたんだろ」
「俺では無い」
「仮にも貴族の家で育った令嬢が、学び舎に行くなんて考え、浮かぶ訳ないだろ?」
「確かにそうだ」
ファーレンが言葉の足りない所を補ってくれるので、状況を何となく知る事が出来る。
「それにゼネルト家があったリニュスからイリノアは遠いんだから、女性が一人で移動するのも難しい」
「俺は他家に仕えるには幼すぎる使用人を、学び舎で預かるようにしただけだ」
「あゝ、約定を持たない子どもを働かせていたんだっけ、それで一緒に運んであげたんだ」
「運んだつもりは無い、行きたいと言う者を拒むなと伝えたが、選んだのは彼女だ」
「分かった、分かった」
いくら言ってもこういう事は、ウルフレッドが認めることはない。
「エラが学び舎で学んだのは分かったけど、それがどうして母上の侍女になっているのさ」
「バード、母親の侍女が二年くらい前に辞めただろ?」
「うん、長い間、仕えてくれた人だったけどね」
「なかなか新しい侍女も決まらなかった」
「同じように出来ないのは仕方ないと思うんだけど、母上が子どもの頃から仕えてくれていた人だったからね」
「お前の屋敷でその話を聞いたから、俺は、学び舎で探してみてはどうかと言っただけだ」
「それで?」
「それだけだ。ダニエラ嬢を選んだのはお前の母親だし、仕える事になったのも彼女が決めた事だ」
「それだけ?」
「そうだ」
「僕の婚約の事は?」
「そんな話は知らん」
彼女が婚約者に決まっているような話だったのに、それでは婚約どころか無関係と言っているのと同じじゃないか。
「全然、大丈夫じゃないよ!」
「気に入った娘なら、さっさと手を出せばいいだろ?」
「なっ、なんて事、言うんだ!?」
既に貴族に家と縁を切られ使用人として働いている女性なら、本人の同意があれば妻に迎える事ができるし、両親が認めてくれれば、正式に夫人にすることも難しくない。
「そうか? バードと良く話をしていると聞いていたからな、さっさと手を出せばいいのにと思っただけさ」
「どうしてウルフがそんな事まで知ってるのさ」
「タルパスとカルイザは近いからな、時々お前の屋敷で話を聞いているだけさ」
「僕は聞いた事も無いのに、、、」
「お前が巣穴に籠っているからだろ?」
「あれは研究室だ!」
「人と話をしないと相手の事など分からないぞ」
「分かってるよ、、、」
「言っておくが、ダニエラは騎士達にも結構人気があるからな」
「えっ?」
「どうしても手に入れたいなら、自分が必死になるしかないぞ」
「そんなぁ」
バーナードの情けない声を聴きながら、楽しそうに笑っているウルフレッドに小声で話しかける。
「彼女をカストリア家に入れて、本当にいいのかい?」
「入れたのは俺では無いぞ」
「妹がカストリア家の夫人になった時、あのロクデナシの兄が何も言い出さないとは思えないけど、、、」
縁を切ったと言ってもダニエラ嬢の籍がゼネルト家に残っていれば、兄が妹の嫁いだ家に干渉しようとする可能性は多いにある。
「バードがそれに対応出来ないのなら、それだけの話だ」
「そんな事、思ってないだろ」
「バードは人の中で、少し苦労した方がいい」
「意地悪だなぁ」
「だが、カストリア家にいるのはエラだからな、ダニエラの兄が何を言っても関係ない」
「新しい籍を持たせたの?」
「あゝ」
「それこそ面倒な事にならない?」
ゼネルト家の令嬢としてではなく、新しい籍を作ったなら、ダニエラは二重に籍を持っている事になる。
今の籍が認められた場合は、古い籍が無効になる為、ゼネルト家はダニエラに干渉出来なくなるが、エルメニアで籍を重複して持つ事は、申請した本人だけで無く、許可した側にも多額の税がかかる。
「ゼネルト家の者が、娘の籍を勝手に作ったと言い出したらどうするのさ」
「15歳になった娘にエルダも与えず、放置した親の代わりに生活する場所を与えただけだ」
エルメニアの親は、子どもが15歳になると“エルダ”と呼ばれる魔道具を持たせる。
この魔道具を持つ事で、子どもは一人前と認められる様になり、その後、一年~二年かけて親の約定を引き継ぐか、別の相手と新たな約定を結ぶか自分で選ぶ。
そして、約定を結んだ時から、子どもは親では無く、約定を結んだ相手の保護下に入り生活する様になる。
子どもが約定を結ぶまでは、親の保護下にあるが、逆にエルダを持ち約定を結ぶまでは、収入を得る事も出来ないので、生活の術を持たない事になる。
「彼らがそれで納得するかなぁ」
「それを納得させるのは、バードの仕事だ」
「つまり身元引受人もメルサ夫人がなってるんだ」
学び舎で二年以上学んだ子どもは、希望すればウエストリアに新しい籍を持つ事が出来るが、身元引受人が必要になる。
今回のように二重籍が見つかったり、子どもが問題を起こすと、身元引受人がその責任を取らなければならない。
そして、エルメニアでは籍と約定が結びついている為、籍の問題は色々と面倒になる場合が多い。
「本当に大丈夫なの?」
「お前も心配性だな」
ウルフレッドは呆れた様に答えるが、バーナードがダニエラ嬢を妻に迎えるなら、余計な問題が無い方がいいに決まっている。
「その前に、まず彼女を捕まえないといけないみたいだけどね」
「まぁ籍の心配は必要ない、、、そうだなぁ、バードが彼女を捕まえる事ができれば手を貸すさ」
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