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合コンの参加者は全員囚人
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ある日、会社の先輩に話しかけられた。
「よかったら、今度合コン行かない?僕の知り合いが人数募集しててさあ。」
合コン――それは漫画やアニメでしか聞いたことがなく、実在しないものだと思っていた。
水族館で『オジサン』を見たときのような驚きだった。
『オジサン』といっても別に中年男性のことを指しているわけではなく、『オジサン』という魚のことなのだが、水族館で見るまでは図鑑でしか見たことがなかった。
この『オジサン』と同じように、実存することが判明した。
大学でも合コンは開かれていた可能性もあるが、そのような陽キャの社交場とは無縁の生活だったので、誘われるはずもなかった。
誘われたところで何ができたかと言われるとそれまでだが……。
僕は二つ返事でOKした。
理由はもちろん彼女をお持ち帰りすること――ではなく、女性と話すことに慣れるためだった。
この時はまだ女性と話すことに慣れていなかったため、練習がてら参加しようという魂胆だった。
そもそも僕がモテるということ自体あり得ない話なのだ。
そして、当日の集合時間の1時間くらい前――僕は吐き気を催していた。
どうやら、得体の知れない不安が頭の中で膨らんでくると吐き気に襲われるようだ。
まだ見知らぬ人と話し慣れていないことをつくづく実感した。
その後、吐き気と闘いながら無事に会場に到着した。
その頃には吐き気は自然とおさまっていた。
現地に到着すれば不確定要素がだいぶ減る――不安も少なくなるということだ。
また、目の前のことに集中するため、考える余裕がないということもあった。
最初に男性陣が集まり、次々と女性陣が到着した。
そして全員が席に座り、自己紹介タイムが始まった。
突然だが、こんなときあなたはどんな趣味をアピールするだろうか?
色んな趣味がある。
読書、サーフィン、ゲーム、フットサル(社会人になるとサッカーではなくフットサル。人数の問題だろうか?)、etc――
男性は、出会いの場では女性ウケする趣味を紹介しなければならないという暗黙の了解があると思っている。
「マッチングアプリで100人と実際に会った俺がモテる紹介文の書き方を教えてやるぜ」みたいなWeb記事を見ると、「趣味はスポーツ」と書くとモテ、「ゲーム」と書くとモテない、というようなことが書いてあったりする。
実際は趣味と性格は無関係だと思うのだが、どうしてもイメージに関わるようだ。
そして、女性の多く、特にマッチングアプリを使うような女性はアクティブな男性を好むので「スポーツ」と書くとモテるようだ。
そういえば僕は「ゲーム」が趣味なのだが、「ゲーム」と言うとモテなくなるのは納得がいかない。
しかし、「ボードゲーム」は人気な気がする。
この二つの違いは恐らく、人と関わるかどうかに関係すると思う。
人とワイワイしている方が人気な気がする。
一方「ゲーム」が趣味の人はどうだろうか?
ボードゲームに比べると、人との関わりはなさそうだが、ゲームを趣味にしている時点で「一つのことに熱中できる」という利点はあるのではないか?
例えば「ゲームは好きだけど数時間で飽きる」と言う人はゲームが趣味と言えるだろうか?
熱中できるからこそゲームが趣味と言えるのではなかろうか。
それを「ん~見た目よりも性格重視かな~」とか「やっぱり一途な人がいいよね~」とかほざいている人に限って見落としていたりするのだ。
ただし、二次元の女に熱中しているだけの人もいるので、何に熱中しているかまでは保証できない。
さて、僕の趣味は何か予想できただろうか?
僕の口から出た言葉は――
「趣味は落語を聞くことです。」
血迷うにもほどがある。
「ゲーム」と言うと女子ウケが悪いと言うことを学んだ結果だった。
結果、「やっぱ音楽聞くなら洋楽っしょ」とイキる中学二年生のようになってしまった。
しかも、このコモンセンスからかけ離れた趣味はゲームよりも悪質だ。
話題が広がらないのだ。
当時は落語の本を読んだり、落語を聞いていたりしていたので嘘ではない。
笑点も毎週欠かさず見ている。
嘘ではないのだが、他に選択肢はいくらでもあっただろう。
もし過去の自分に会ったら殴りたい。
こうして地獄の――いや、合コン中はずっと地獄なのだが――自己紹介タイムは終わり、食事と会話タイムに入る。
すると、一人の女性から話しかけられた。
「○○(僕の苗字)さんって落語聞いてるんですねー。」
「あ、はい。」
「……。」
「……。」
「△△(別の人)さんって――」
ほら言っただろ!話題が広がらないって!
というわけでここで得た教訓は『「趣味:落語」はさすがにやめよう』。
もちろんガチで落語を研究している人や、本物の落語家なら良いと思うが、少し聞きかじった程度のものを、しかも出会いの場で言うのはやめよう。
合コンはまだまだ続く。
男女含めて12人程度だったが、以下印象に残った人たちを紹介する。
安定マン(男)
先輩はこの人から合コンに招待してもらったという。
合コンの話を持ってきただけに、軟派で積極的に女性に話しかけていた。
特に何度も主張していたのが「俺、公務員だから安定してるよ」ということだった。
公務員が悪いということを言いたいのではない。
何度もアピールすることが鼻に付くのだ。
彼のことは詳しく知らないが、そればかり主張しているということは他に取り柄がないということでは?と思った。
近所のおばちゃん(女)
「おばちゃん」とあるが、もちろん20代である。
問題なのは近所のおばちゃんのようによくしゃべるということだ。
MCをしてくれるならともかく、人が話している最中、もしくは誰かが何か言おうとしているときに自分が話したい話題を話すのは減点だ。
他人が話そうとした瞬間に自分が話すというのは、上記の安定マンにも当てはまっていた。
しかも話題を広げることもなく、全く関係ない話を持ち出したりすることさえあるのだ。
特に面白い話でもない。
二次会で複数人でカラオケに行ったのだが、アイドルの歌を歌って「こんなこと言われた~い」とも言っていた。
ソノ望ミ叶ウトイイネ。
かくして合コンは終了した。
他にも色んな人がいたが、ほぼ会話が遮られてろくに会話ができなかった。
声が大きい人が目立ち、他の人は陰に追いやられる。
自分から話さなければ話を奪われ、かといって全員が同時に話せば印象は悪くなる。
まさに囚人のジレンマだった。
二度と行くか。
「よかったら、今度合コン行かない?僕の知り合いが人数募集しててさあ。」
合コン――それは漫画やアニメでしか聞いたことがなく、実在しないものだと思っていた。
水族館で『オジサン』を見たときのような驚きだった。
『オジサン』といっても別に中年男性のことを指しているわけではなく、『オジサン』という魚のことなのだが、水族館で見るまでは図鑑でしか見たことがなかった。
この『オジサン』と同じように、実存することが判明した。
大学でも合コンは開かれていた可能性もあるが、そのような陽キャの社交場とは無縁の生活だったので、誘われるはずもなかった。
誘われたところで何ができたかと言われるとそれまでだが……。
僕は二つ返事でOKした。
理由はもちろん彼女をお持ち帰りすること――ではなく、女性と話すことに慣れるためだった。
この時はまだ女性と話すことに慣れていなかったため、練習がてら参加しようという魂胆だった。
そもそも僕がモテるということ自体あり得ない話なのだ。
そして、当日の集合時間の1時間くらい前――僕は吐き気を催していた。
どうやら、得体の知れない不安が頭の中で膨らんでくると吐き気に襲われるようだ。
まだ見知らぬ人と話し慣れていないことをつくづく実感した。
その後、吐き気と闘いながら無事に会場に到着した。
その頃には吐き気は自然とおさまっていた。
現地に到着すれば不確定要素がだいぶ減る――不安も少なくなるということだ。
また、目の前のことに集中するため、考える余裕がないということもあった。
最初に男性陣が集まり、次々と女性陣が到着した。
そして全員が席に座り、自己紹介タイムが始まった。
突然だが、こんなときあなたはどんな趣味をアピールするだろうか?
色んな趣味がある。
読書、サーフィン、ゲーム、フットサル(社会人になるとサッカーではなくフットサル。人数の問題だろうか?)、etc――
男性は、出会いの場では女性ウケする趣味を紹介しなければならないという暗黙の了解があると思っている。
「マッチングアプリで100人と実際に会った俺がモテる紹介文の書き方を教えてやるぜ」みたいなWeb記事を見ると、「趣味はスポーツ」と書くとモテ、「ゲーム」と書くとモテない、というようなことが書いてあったりする。
実際は趣味と性格は無関係だと思うのだが、どうしてもイメージに関わるようだ。
そして、女性の多く、特にマッチングアプリを使うような女性はアクティブな男性を好むので「スポーツ」と書くとモテるようだ。
そういえば僕は「ゲーム」が趣味なのだが、「ゲーム」と言うとモテなくなるのは納得がいかない。
しかし、「ボードゲーム」は人気な気がする。
この二つの違いは恐らく、人と関わるかどうかに関係すると思う。
人とワイワイしている方が人気な気がする。
一方「ゲーム」が趣味の人はどうだろうか?
ボードゲームに比べると、人との関わりはなさそうだが、ゲームを趣味にしている時点で「一つのことに熱中できる」という利点はあるのではないか?
例えば「ゲームは好きだけど数時間で飽きる」と言う人はゲームが趣味と言えるだろうか?
熱中できるからこそゲームが趣味と言えるのではなかろうか。
それを「ん~見た目よりも性格重視かな~」とか「やっぱり一途な人がいいよね~」とかほざいている人に限って見落としていたりするのだ。
ただし、二次元の女に熱中しているだけの人もいるので、何に熱中しているかまでは保証できない。
さて、僕の趣味は何か予想できただろうか?
僕の口から出た言葉は――
「趣味は落語を聞くことです。」
血迷うにもほどがある。
「ゲーム」と言うと女子ウケが悪いと言うことを学んだ結果だった。
結果、「やっぱ音楽聞くなら洋楽っしょ」とイキる中学二年生のようになってしまった。
しかも、このコモンセンスからかけ離れた趣味はゲームよりも悪質だ。
話題が広がらないのだ。
当時は落語の本を読んだり、落語を聞いていたりしていたので嘘ではない。
笑点も毎週欠かさず見ている。
嘘ではないのだが、他に選択肢はいくらでもあっただろう。
もし過去の自分に会ったら殴りたい。
こうして地獄の――いや、合コン中はずっと地獄なのだが――自己紹介タイムは終わり、食事と会話タイムに入る。
すると、一人の女性から話しかけられた。
「○○(僕の苗字)さんって落語聞いてるんですねー。」
「あ、はい。」
「……。」
「……。」
「△△(別の人)さんって――」
ほら言っただろ!話題が広がらないって!
というわけでここで得た教訓は『「趣味:落語」はさすがにやめよう』。
もちろんガチで落語を研究している人や、本物の落語家なら良いと思うが、少し聞きかじった程度のものを、しかも出会いの場で言うのはやめよう。
合コンはまだまだ続く。
男女含めて12人程度だったが、以下印象に残った人たちを紹介する。
安定マン(男)
先輩はこの人から合コンに招待してもらったという。
合コンの話を持ってきただけに、軟派で積極的に女性に話しかけていた。
特に何度も主張していたのが「俺、公務員だから安定してるよ」ということだった。
公務員が悪いということを言いたいのではない。
何度もアピールすることが鼻に付くのだ。
彼のことは詳しく知らないが、そればかり主張しているということは他に取り柄がないということでは?と思った。
近所のおばちゃん(女)
「おばちゃん」とあるが、もちろん20代である。
問題なのは近所のおばちゃんのようによくしゃべるということだ。
MCをしてくれるならともかく、人が話している最中、もしくは誰かが何か言おうとしているときに自分が話したい話題を話すのは減点だ。
他人が話そうとした瞬間に自分が話すというのは、上記の安定マンにも当てはまっていた。
しかも話題を広げることもなく、全く関係ない話を持ち出したりすることさえあるのだ。
特に面白い話でもない。
二次会で複数人でカラオケに行ったのだが、アイドルの歌を歌って「こんなこと言われた~い」とも言っていた。
ソノ望ミ叶ウトイイネ。
かくして合コンは終了した。
他にも色んな人がいたが、ほぼ会話が遮られてろくに会話ができなかった。
声が大きい人が目立ち、他の人は陰に追いやられる。
自分から話さなければ話を奪われ、かといって全員が同時に話せば印象は悪くなる。
まさに囚人のジレンマだった。
二度と行くか。
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