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空虚な欲求
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「だ……誰だお前は……?」
「私は死神です。あなたの願いを叶えに来ました。」
「ああ、なんだ。死神か。丁度よかった。俺を殺してくれ。」
「え?待って?死神ですよ?普通命乞いとかしません?」
「……俺の命なんてどうでもいいよ。」
「いやいや!そんな簡単に死ぬなんて言っちゃだめですよ!頑張って生きましょうよ!」
「お前死神だよな?」
「いいですか?私が欲しいのはあなたの寿命です!」
「いや、だからその寿命をあげるっつってんだよ。」
「それではダメなんです。ただただ死にたがる人の寿命は不味いのです。私が欲しいのは、欲と引き換えにした寿命なのです。生きる希望を伴った寿命なのです。」
「は?」
「例えば『お金が欲しい』『女と遊びたい』『権力を持ちたい』。私は寿命を貰う代わりにこういった願いを叶えて差し上げているのです。しかし、今のような『殺してくれ』という要望は受け入れることができません。こんなのは生きる希望ではありません。」
「わがままだな。で、言いたいことは済んだか?」
「え?」
「もう何もないなら今から屋上行って飛び降りるわ。」
「まってまって!私に寿命を下さい!『寿命~生きる希望を添えて~』を下さい!」
「そんなメニュー展開ねえよ。」
「あなたに欲はないんですか!?『お金が欲しい』とか!『モテたい』とか!あるでしょう!あるでしょう!」
「わかんないかなー!もう生きてること自体が嫌なの!金とかあっても仕方ないの!」
「ほう?どうして嫌なんですか?」
「どうしてって……そりゃあ……金はないし、彼女できないし……」
「では、お金や彼女がいればいいんですね!?」
「いやまて。それだけじゃない。上司はうるせーし、同僚もバカばっかだし――」
「……分かりました。ではこうしましょう。どうやら会社での悩みが大きいようなので、思い切って転職するんです。」
「どうせ俺なんか雇ってくれる会社なんて――」
「そこは私が何とかするので心配ご無用です。なに、最初はお試し期間として寿命はいりません。」
「何とかって――」
「死神の力を舐めてもらっては困ります。明日の朝、こちらへお越しください。」
死神は新しい会社の社名と住所、連絡先の書かれた紙を差し出した。
「転職先はこちらが手配しておきました。給料は安いですが、いい人たちばかりですよ。」
「あ、ああ。」
正直、話が急すぎてついていけなかった。
いきなり転職だって?
しかも明日から?
まあ、ただ死ぬぐらいなら少し足掻いてから死ぬとするか。
翌日、死神の指示通りに転職先へ向かった。
「やあ!おはよう!」
「お、おはようございます。」
「今日もこの仕事頼むよ!」
「し、仕事……?」
「ああ、そういえば初めてだったね!ここのやり方は――」
信じられない……。
初対面なのにまるで以前からこの会社に所属してたみたいだ。
説明も分かりやすいし、ちょっとしたミスをしても全然怒ってこない。
以前の会社とは対応が全く違う。
それから数ヶ月が経った。
「いつの間にか死にたがりは無くなったようですね。」
「嫌味はやめろ。」
「どうです?生きる希望が湧いてきたと思いません?」
「いやぁ……それが……もうちょっとお金が欲しくなってきたなぁ。」
「お!?ということは!?」
「……寿命と交換してくれないか?」
「ありがとうございます!いくらにしましょうか!値段にもよりますが――」
「そうだな……とりあえず――」
今回は本当に願いが叶うか疑った。
転職の時とは違い、死神は願いを聞くなり颯爽と立ち去っていったからだ。
「本当に金持ちにしてくれるのかよ。」
あれから一日が経ったが、まだ何も起こっていない。
やはり騙されたのか。
俺は新聞を広げると、何気なく宝くじの欄が目に入った。
「――当たってる。」
そこには一等三億円の文字が書かれていた。
そして、当選番号は以前買った宝くじの番号と全く同じだった。
やはり死神に言った願いは叶うようだ。
「どうです?私の言った通りでしょう?」
「……ああ、確かにすごいけど――」
確かに金は手に入った。
しかし、これほどの大金を手に入れるためにどのくらいの寿命を支払ったのだろうか。
「次は何にしましょうか?」
「……いや、しばらくはいい。」
寿命は目に見えないので実感が湧きにくい。
借金をしたときにどのくらい借金をしているかを忘れ、また借金をしてしまう心理に近い。
ツケは後から回ってくる。
無駄遣いはできない。
それに、大抵のことは金で解決できる。
しばらくは手元の金でやりくりすることにしよう。
「ね~彼女とかいるの~?」
「い……いや」
「え~!そんなにかっこいいのに~。もったいないですよ~。」
「私、立候補しちゃおっかな~!」
「あ、ずる~い!」
ここがキャバクラというところか。
そんなうわべの言葉ばかり並べられても満足できない。
金持ちがよく遊びに来るイメージなのだが、何がいいのか全く分からない。
結局、何時間もしないうちにキャバクラを後にした。
「いかがでしたか?」
「ああ、死神か。全然だめだな。」
「どうしてですか?女の子に囲まれて嬉しくないのですか?」
「なんつーか、だめなんだよ。あんな中身のない言葉じゃ全然響かない。」
「ん?どう違うのか分かりませんが。人間って難しいですねえ。」
「そうか……。分かった気がする。」
「どうしました?」
「俺は誰かに認めてもらいたかったんだ……。」
「ほう?先ほどたくさん褒めてもらったじゃないですか?」
「だからそうじゃなくて――俺の事全然知らないような奴に褒められても嬉しくないんだよ。」
「それなら協力しましょうか?」
「それじゃあ意味ないんだ。それだと死神の力に頼ってることになっちまう。本当に俺のことを、ありのままの俺を認めてくれる人が欲しいんだよ!」
「めんどくさいですね。そんなこと考える生物は人間だけですよ。」
「うるさいな。」
「そういえば、認めてほしいのは女性だけですか?」
「……それもそうだな。もしかしたら、多くの人に認めてほしいのかもしれない。……よし、俺を社長にしてくれ。もう人脈ができている状態でな。」
「まいどありぃ。」
俺はさらに寿命を支払い、小規模の会社の社長となった。
人脈は金では買えないため、用意してもらった。
「社長、お疲れ様です。」
「社長、かばんをお持ちします。」
悪くないのだが、やはり何かが足りないようだった。
自分を認めてくれる実績が必要なのだろうか。
例えば、プロ野球の選手は少なくとも実力があるから球団に認められる。
研究者は新しい発見が人類の進歩に繋がるから認められる。
一方、自分には何もない。
空っぽだ。
こんな自分を認めてもらおうとはおこがましい。
何か行動を起こさねば。
ところで、さっきから動悸がする。
「お気づきですか?」
「……まさか――」
「そうです。もうすぐ寿命です。あと一年といったところでしょうか。」
「……やはりな。だが、どうせあの時捨てていた命だ。悔いはない。」
俺は残り一年を無駄なく過ごした。
部下の話を聞いたり、経営の勉強をしたり、ボランティア活動に参加したりした。
運がいいことに、ボランティアで知り合った女性と付き合うことになった。
半年で結婚したが、残りの寿命はあとわずかだった。
妻や、他のみんなには病気ということで説明をつけていた。
ベッドに横たわっている俺の周りにはみんながいた。
社員のみんな、ボランティア仲間、取引先の社長たち、そして妻。
満たされた思いでいっぱいだった。
「もうそろそろですね。いやぁ、極上の寿命をごちそうさまでした。それではまた、来世でお会いしましょう。」
「……最期に頼みがある。」
「はい。」
「葬式に何人出席するかで人望が分かる。俺の葬式に何人いたか見ててくれないか?」
「わかりました。」
「頼んだぞ。」
いやあ、彼の葬式を見物しているんですがね、人間というものは怖いものです。
あんなにちやほやされていたのに――親族の方と取引先の社長しか出席していないんですよ。
彼の奥さんやご両親はお金の話、社長たちは彼の事なんかそっちのけで仕事の話をしていますね。
涙の一滴も流さないで――彼なんかどうでもよかったみたいですね。
先日お見舞いに来ていた会社の人たちやボランティアの人たちも姿が見当たりません。
結局ただのご機嫌取りだったようですね。
さて、『誰かに認められたい』という彼の望みは叶ったのでしょうか?
まあ、彼は満足していたみたいだし、これでよかったと思いますがね。
ところで、私も次の主人を見つけなければ――あそこの社長たちなんか欲深そうですねえ。
「いやあ、みなさんも来られていたんですね。」
「ええ、もちろんです。いいお酒が飲めると聞いて。」
「そんなこと言ったら彼が浮かばれないでしょう。まあ、私も新しい技術を使ったビジネスの計画を持ってきたのですが――」
「その話、もっと詳しくお聞かせくださいませんか?」
「うわぁ!な、なんだ!き、君は……」
「私、死神と申します。寿命と引き換えにあなたの願いを叶えて差し上げましょう。」
「私は死神です。あなたの願いを叶えに来ました。」
「ああ、なんだ。死神か。丁度よかった。俺を殺してくれ。」
「え?待って?死神ですよ?普通命乞いとかしません?」
「……俺の命なんてどうでもいいよ。」
「いやいや!そんな簡単に死ぬなんて言っちゃだめですよ!頑張って生きましょうよ!」
「お前死神だよな?」
「いいですか?私が欲しいのはあなたの寿命です!」
「いや、だからその寿命をあげるっつってんだよ。」
「それではダメなんです。ただただ死にたがる人の寿命は不味いのです。私が欲しいのは、欲と引き換えにした寿命なのです。生きる希望を伴った寿命なのです。」
「は?」
「例えば『お金が欲しい』『女と遊びたい』『権力を持ちたい』。私は寿命を貰う代わりにこういった願いを叶えて差し上げているのです。しかし、今のような『殺してくれ』という要望は受け入れることができません。こんなのは生きる希望ではありません。」
「わがままだな。で、言いたいことは済んだか?」
「え?」
「もう何もないなら今から屋上行って飛び降りるわ。」
「まってまって!私に寿命を下さい!『寿命~生きる希望を添えて~』を下さい!」
「そんなメニュー展開ねえよ。」
「あなたに欲はないんですか!?『お金が欲しい』とか!『モテたい』とか!あるでしょう!あるでしょう!」
「わかんないかなー!もう生きてること自体が嫌なの!金とかあっても仕方ないの!」
「ほう?どうして嫌なんですか?」
「どうしてって……そりゃあ……金はないし、彼女できないし……」
「では、お金や彼女がいればいいんですね!?」
「いやまて。それだけじゃない。上司はうるせーし、同僚もバカばっかだし――」
「……分かりました。ではこうしましょう。どうやら会社での悩みが大きいようなので、思い切って転職するんです。」
「どうせ俺なんか雇ってくれる会社なんて――」
「そこは私が何とかするので心配ご無用です。なに、最初はお試し期間として寿命はいりません。」
「何とかって――」
「死神の力を舐めてもらっては困ります。明日の朝、こちらへお越しください。」
死神は新しい会社の社名と住所、連絡先の書かれた紙を差し出した。
「転職先はこちらが手配しておきました。給料は安いですが、いい人たちばかりですよ。」
「あ、ああ。」
正直、話が急すぎてついていけなかった。
いきなり転職だって?
しかも明日から?
まあ、ただ死ぬぐらいなら少し足掻いてから死ぬとするか。
翌日、死神の指示通りに転職先へ向かった。
「やあ!おはよう!」
「お、おはようございます。」
「今日もこの仕事頼むよ!」
「し、仕事……?」
「ああ、そういえば初めてだったね!ここのやり方は――」
信じられない……。
初対面なのにまるで以前からこの会社に所属してたみたいだ。
説明も分かりやすいし、ちょっとしたミスをしても全然怒ってこない。
以前の会社とは対応が全く違う。
それから数ヶ月が経った。
「いつの間にか死にたがりは無くなったようですね。」
「嫌味はやめろ。」
「どうです?生きる希望が湧いてきたと思いません?」
「いやぁ……それが……もうちょっとお金が欲しくなってきたなぁ。」
「お!?ということは!?」
「……寿命と交換してくれないか?」
「ありがとうございます!いくらにしましょうか!値段にもよりますが――」
「そうだな……とりあえず――」
今回は本当に願いが叶うか疑った。
転職の時とは違い、死神は願いを聞くなり颯爽と立ち去っていったからだ。
「本当に金持ちにしてくれるのかよ。」
あれから一日が経ったが、まだ何も起こっていない。
やはり騙されたのか。
俺は新聞を広げると、何気なく宝くじの欄が目に入った。
「――当たってる。」
そこには一等三億円の文字が書かれていた。
そして、当選番号は以前買った宝くじの番号と全く同じだった。
やはり死神に言った願いは叶うようだ。
「どうです?私の言った通りでしょう?」
「……ああ、確かにすごいけど――」
確かに金は手に入った。
しかし、これほどの大金を手に入れるためにどのくらいの寿命を支払ったのだろうか。
「次は何にしましょうか?」
「……いや、しばらくはいい。」
寿命は目に見えないので実感が湧きにくい。
借金をしたときにどのくらい借金をしているかを忘れ、また借金をしてしまう心理に近い。
ツケは後から回ってくる。
無駄遣いはできない。
それに、大抵のことは金で解決できる。
しばらくは手元の金でやりくりすることにしよう。
「ね~彼女とかいるの~?」
「い……いや」
「え~!そんなにかっこいいのに~。もったいないですよ~。」
「私、立候補しちゃおっかな~!」
「あ、ずる~い!」
ここがキャバクラというところか。
そんなうわべの言葉ばかり並べられても満足できない。
金持ちがよく遊びに来るイメージなのだが、何がいいのか全く分からない。
結局、何時間もしないうちにキャバクラを後にした。
「いかがでしたか?」
「ああ、死神か。全然だめだな。」
「どうしてですか?女の子に囲まれて嬉しくないのですか?」
「なんつーか、だめなんだよ。あんな中身のない言葉じゃ全然響かない。」
「ん?どう違うのか分かりませんが。人間って難しいですねえ。」
「そうか……。分かった気がする。」
「どうしました?」
「俺は誰かに認めてもらいたかったんだ……。」
「ほう?先ほどたくさん褒めてもらったじゃないですか?」
「だからそうじゃなくて――俺の事全然知らないような奴に褒められても嬉しくないんだよ。」
「それなら協力しましょうか?」
「それじゃあ意味ないんだ。それだと死神の力に頼ってることになっちまう。本当に俺のことを、ありのままの俺を認めてくれる人が欲しいんだよ!」
「めんどくさいですね。そんなこと考える生物は人間だけですよ。」
「うるさいな。」
「そういえば、認めてほしいのは女性だけですか?」
「……それもそうだな。もしかしたら、多くの人に認めてほしいのかもしれない。……よし、俺を社長にしてくれ。もう人脈ができている状態でな。」
「まいどありぃ。」
俺はさらに寿命を支払い、小規模の会社の社長となった。
人脈は金では買えないため、用意してもらった。
「社長、お疲れ様です。」
「社長、かばんをお持ちします。」
悪くないのだが、やはり何かが足りないようだった。
自分を認めてくれる実績が必要なのだろうか。
例えば、プロ野球の選手は少なくとも実力があるから球団に認められる。
研究者は新しい発見が人類の進歩に繋がるから認められる。
一方、自分には何もない。
空っぽだ。
こんな自分を認めてもらおうとはおこがましい。
何か行動を起こさねば。
ところで、さっきから動悸がする。
「お気づきですか?」
「……まさか――」
「そうです。もうすぐ寿命です。あと一年といったところでしょうか。」
「……やはりな。だが、どうせあの時捨てていた命だ。悔いはない。」
俺は残り一年を無駄なく過ごした。
部下の話を聞いたり、経営の勉強をしたり、ボランティア活動に参加したりした。
運がいいことに、ボランティアで知り合った女性と付き合うことになった。
半年で結婚したが、残りの寿命はあとわずかだった。
妻や、他のみんなには病気ということで説明をつけていた。
ベッドに横たわっている俺の周りにはみんながいた。
社員のみんな、ボランティア仲間、取引先の社長たち、そして妻。
満たされた思いでいっぱいだった。
「もうそろそろですね。いやぁ、極上の寿命をごちそうさまでした。それではまた、来世でお会いしましょう。」
「……最期に頼みがある。」
「はい。」
「葬式に何人出席するかで人望が分かる。俺の葬式に何人いたか見ててくれないか?」
「わかりました。」
「頼んだぞ。」
いやあ、彼の葬式を見物しているんですがね、人間というものは怖いものです。
あんなにちやほやされていたのに――親族の方と取引先の社長しか出席していないんですよ。
彼の奥さんやご両親はお金の話、社長たちは彼の事なんかそっちのけで仕事の話をしていますね。
涙の一滴も流さないで――彼なんかどうでもよかったみたいですね。
先日お見舞いに来ていた会社の人たちやボランティアの人たちも姿が見当たりません。
結局ただのご機嫌取りだったようですね。
さて、『誰かに認められたい』という彼の望みは叶ったのでしょうか?
まあ、彼は満足していたみたいだし、これでよかったと思いますがね。
ところで、私も次の主人を見つけなければ――あそこの社長たちなんか欲深そうですねえ。
「いやあ、みなさんも来られていたんですね。」
「ええ、もちろんです。いいお酒が飲めると聞いて。」
「そんなこと言ったら彼が浮かばれないでしょう。まあ、私も新しい技術を使ったビジネスの計画を持ってきたのですが――」
「その話、もっと詳しくお聞かせくださいませんか?」
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