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閑話 フィルナンドの独り言
僕はマルティンがだーい好き。
なんで好きかと言うと、それは僕とマルティンが初めて出会ったあの日までさかのぼって話す必要がある。そう、あの日は人生のどん底から一筋の光を見出した日。いや、神のお導きに出会った日。そう、めちゃくちゃ僕の人生を左右したとてもとても重大な日だった。
僕の家はペトモル伯爵家と言って、貴族家の中ではちょうど真ん中に位置する中堅どころ。大して大きな領地を持っているわけではないけれど、ワインの一大生産地だからそこそこの税収があるそれなりに懐の豊かな貴族家かな。もちろん父上はお城でそれなりの地位に付いて働いているから、そっちでもお金は稼げている。母上も同じ伯爵家から嫁いできたから貴族夫人としての振る舞いとか嗜みを尊重するタイプ。もちろん過度な贅沢はないけど、ちゃんと社交界の流行りは抑えるタイプ。僕が言うのもなんだけど、母上ははちみつ色の髪にゆるーいウェーブがかかっていて、色白の肌に大きな琥珀色の瞳の可愛らしいご婦人なんだよね。僕はそのまんま母上を男の子にしたような見た目なわけ。だからまぁ、幼少の頃はお人形のように可愛がられたんだけど、視力に問題があるらしく、魔道具のメガネをかけないと生活ができない状態になってしまったんだ。魔道具のメガネをかけた僕ははっきり言って可愛くなかった。なんだか、ヘンテコな生き物になってしまった。
母上と一緒に参加していたお茶会で、哀れみの目を向けられるのがものすごく嫌になって、僕は引きこもるようになってしまったんだ。そこで出会ったのがポーションってわけ。ポーションには色々な種類があるんだよね。怪我を治すもの熱を下げるもの、体力を回復させるものとその効能ごとに作り分けられていて、値段もその品質次第で金貨何十枚とまでかかる場合もあるんだって。そんなわけで、メガネっ子になってしまった僕は、自分の視力を回復させるためのポーションは無いものかと本を読み漁った。もちろんそんな専門書はとても高価で、普通の貴族家の蔵書として存在なんかしてはいない。製造法が書かれた本は、薬師ギルドに保管されていると知って、僕は絶望した。しかも、ポーションを作るには大量の魔力が必要だと聞かされたからだ。効果を高めるためには素材も品質のよいものが必要とされるということで、とにかくお金と時間と魔力がかかると知り、僕は再び絶望をしたのだった。
もちろん、父上も母上も僕の視力を何とかしたいとは考えてくれていた。何しろ伯爵家の嫡男なんだからね。跡取り息子がメガネっ子で奇異の目で見られることはプライドが許さなかったのだろう。でもまだ、成長期だから、今後視力が快復するかもしれない。ということに、一縷の望みをかけているようにも見えた。
そんなふうに引きこもっていた僕なんだけど、どうしても、嫌でも参加しなくてはいけないお茶会の招待状が届いてしまった。それは王妃殿下の主催するお茶会だ。要約すると、王妃殿下は国の子どもたちに慕われてますアピールである。参加するのは貴族の家の子どもだけなのに。ものすごくくだらないお茶会なんだけど、歳の近い貴族の子どもたちの顔合わせの場としてはものすごく安全なので、ほとんどの貴族は喜んで我が子を参加させている。
でも、ぼくの家、ペトモル伯爵家は不安でたまらなかった。いくらよく躾られた貴族の子供とは言え、大きな魔道具のメガネをかけたヘンテコな見た目の子どもを快く受け入れてくれるのか。一応は伯爵けではあるから、あからさまに嫌がらせをしたり、バカにしてくることはないだろう。けれど、集団に溶け込むにはあまりにも異質な姿をしている僕は、王妃殿下にご挨拶をした後、メガネのことを尋ねられて泣きそうになって逃げ出してしまったんだ。仕方ないよね。まだ、子どもなんだから。
王城の中庭で開催されたお茶会だから、子どもの背の高さほどの垣根で囲われている庭だった。だからその向こうがどうなっているのか分からなくて、僕は端っこの垣根の根元に隠れるようにしゃがみこんでしまった。もちろん、育ちのいい貴族の子どもは、追いかけてまで嫌味を言うことなんてしない。逃げた者をわざわざ追いかけるなんて無駄な労力なんてしないのだ。それに、しゃがんだからこそわかったけれど、あちこちにいる騎士たちの顔は、かなりだいぶ怖かった。
僕はこっそり持ち込んだ。とは言ってもそれなりの大きさだからバレバレだったんだけど、ポーションについての本を一人で読み始めたんだ。文字を目で追いかけると自然と心が落ち着くからね。そんな僕に声をかけてきた男の子がいたんだ。もうわかると思うけど、それがマルティン。僕の王子様。
「こんなところではなく、パラソルの下の椅子に座って読めばいいだろう」
驚くぼくの手を引いて、マルティンは僕のことを連れ出してくれた。行先は一番端にある人のいないテーブル。
「で?お前は何を読んでるんだ?」
僕の本を指さして、マルティンは興味津々だという顔をして聞いてきた。
「……ポーション、の、本」
魔道具のメガネ越しでもわかるほど、マルティンの顔はものすごく整っていた。陽の光を浴びてキラキラと輝く黒髪、庭に植えられた草木なんか目じゃないほどに美しく透明感のある緑色の瞳。
「ポーション?お前は薬師になりたいのか?」
だからメガネなのか?なんて、見当違いの事を口にするマルティンに、僕はなんて答えたらいいのか分からなかった。モジモジしている僕のことをマルティンは注意深く観察していた。そうして僕のかけている魔道具のメガネの機能に気がついた。
「成程、お前遠視なんだな」
「えんし?」
僕はマルティンの言っている言葉の意味なんて分からなかった。えんしって、なんだろう。魔道具を作りに来たお医者様からも、そんな言葉を言われた記憶はなかった。
「ん?あれ?遠視って言わないのか?」
マルティンは、しばらく考えて僕の開いているページを見つめた。
「そうか、お前遠視を治すポーションが欲しいのか?」
言われても意味が分からない。
「え、っと、僕……」
戸惑う僕のことなんかお構い無しにマルティンが続きを話す。
「俺の家の書庫にあるぞポーションの本。昔お抱えの薬師がいた時の名残だと聞いた。今は誰も使わないから探してやるぞ」
「へ?あるの?ポーションの本」
僕は思わずマルティンの腕を掴んでしまった。ポーションの制作方法が書かれた本はとても貴重で、薬師ギルドにしかないと言われているのに。
「うちはギンデル侯爵家だぞ。バカにするな。探してお前にくれてやる」
とんでもないことを言ってきたマルティンに、僕は目を白黒させるしか無かった。だって、ポーションを作る技術は国の大切な資産で、薬師ギルドで厳重に保管されているから持ち出し禁止と言われているのに。
「心配するな。俺はギンデル侯爵家の嫡男様だからな。約束は必ず守る。で?お前はどこの家の者なんだ?」
この上から目線の物言いは、さすがは侯爵家嫡男としか言いいようがなかった。このお茶会にいる歳頃の男の子で一番偉いのは王妃殿下の息子の王太子殿下。もちろん王妃殿下の隣に座っている。だから侯爵家嫡男のマルティンからすれば、この態度にならざるを得ないのだろう。
「ぼ、僕はペトモル伯爵家のフィルナンドです」
「そうか、俺はマルティン。よろしくな」
そう言って手を差し出されたから、僕はおずおずと握り返したんだ。
そのお茶会から3日後、マルティンがご丁寧に先触れを出して僕の元にやってきた。
「フィルナンド、約束の物を持ってきてやったぞ」
子ども同士の約束とはいえ、きちんと先触れを出して来た侯爵家嫡男のマルティンを僕の部屋に案内することを躊躇った母上が、ご丁寧に客間にマルティンを通していた。僕が身支度を整えて客間に入ると、マルティンは嬉しそうにそう言い放ったんだ。
「お約束の品にございますか?」
その言葉を拾ったの僕ではなく、母上だった。そりゃそうだ。家格が上の侯爵家から何かを頂戴する約束なんて聞いていなかったのだから。もっとも、僕もそんなことできるわけが無い。と、思って話してもいなかったんだけど。
「そうだ。我が家にあるポーションの本をくれてやる。と約束していたんだ。それと……」
マルティンは意気揚々と魔法カバンから本を取りだしテーブルの上に置いた。そして、その隣に複雑な魔道具を取り出した。
「本だけあってもポーションは作れないだろう?ポーション作りのための魔道具だ。ポーションの材料ぐらい取り揃えることはできると思う。素材はそんなに高価な物は書かれてはいなかったからな」
どうやらマルティンは僕に渡すポーションの本の内容を一通り読んできたらしい。だから必要な道具まで持参してくれたらしく、それを見て僕は感激してしまったのだけれど、母上は違う意味で震えていた。
「こ、このような高価な魔道具を」
もちろん、執事の顔も青ざめていた。メイドが母上の両脇を支えているのが見える。感動していた僕は、いきなり現実を突きつけられてしまった。そう、ポーションを作る魔道具はとても高価で、個人で所有できるようなものではないのだ。
「気にしないで欲しい。これらは我がギンデル侯爵家の倉庫に眠っていた品々だ。何代も前のお抱え薬師が使っていた魔道具だからかなり古い。魔道具とは言えど骨董品だ。今薬師ギルドで使われている魔道具に比べたら魔力の消費量も相当多いと聞く。それでも使えない事は無いから、フィルナンドが使いこなせるのなら使って欲しいんだ」
マルティンの説明を一言も聞き漏らしたくなくて、僕はものすごく真剣に耳を傾けた。失神しそうな顔をした母上は、僕ではなく執事の様子を伺っていたけれど。
「ぼ、僕、使いたい。そして、自分でポーションを作ってみせるよ」
僕は執事が何か言い出す前に慌てて自分の気持ちを口にした。だって、僕の王子様がこんなにも素晴らしい贈り物を届けてくれたんだもの。お断りなんてできるわけが無い。
「そうか、じゃあ、魔道具はお前の部屋に置いた方が良さそうだな」
「うん、僕の部屋はこっちだよ」
僕は口をハクハクと動かすだけの母上を客間に残し、マルティンを僕の部屋に案内した。そして僕はマルティンに魔道具の使い方を簡単に説明してもらった。一応仕様書のような紙があって、それをマルティンが読みながら僕に説明してくれた形なんだけどね。それと、マルティンが持ってきてくれたポーションの本はだいぶ古くて、言い回しがちょっと分かりにくい部分が結構あった。
「材料を書き出して、従僕に買いに行かせればいい。何回も作って練習することになるだろうから、いきなり高品質の材料を使うことは勧められないな」
「うん。分かった。上手に出来たら……マルティン様は飲んでくれる?」
「ん?」
「えと、その、色んなポーションを作るから……」
「ああ、そうだな。最初は簡単な体力回復のポーションからがいいだろう」
「うん、僕頑張る。……マルティン様、ありがとうございます。視力回復のポーションが完成したらこの魔道具は必ずお返ししますから」
僕がそう言うと、マルティンはものすごく怪訝な顔をした。
「何を言ってるんだ?これはお前にあげたんだ。返すなんて言うな」
マルティンはものすごく怒っていた。なんだかよく分からないけれど、返されることが、かなりご不満な様子だった。僕だって返したくはないけれど、骨董品なんて言われても、魔道具は魔道具だ。扉の辺りで不安そうな顔をして立っている母上の目が、僕にものすごい圧をかけてきていたわけで、僕もどうしたらいいのか分からなくなってしまった。よく考えたら、壊してしまったら大惨事である。
「で、でも……僕がこんなに高価な魔道具をマルティン様から受け取っていい理由が……」
僕が母上の圧を感じつつしどろもどろに口を開くと、マルティンは何か考えるような顔をして、おもむろにこう言ったんだ。
「これはあれだ。結納品だ。返さなくていいやつだ」
とんでも発言をしてくれた。マルティン、意味がわかって言ってる様子はなかったんだけど、なんかそう言い残してさっさと帰っちゃんだんだよね。お茶の支度をして待ち構えていたメイドは驚きすぎて棒立ちだし、母上も驚きすぎて目を見開いたまま固まってるし、誰もマルティンのことを見送ることも出来ず、マルティンはあっという間にペトモル伯爵家から立ち去ってしまったのだった。
で、後で知ったんだけど、ちょうどマルティンはあの女と婚約をしたばかりだったんだって。だから何か高価な品々を贈り合うのを見ていて、自分もやりたくなっちゃったみたい。でもね、あの頃は侯爵家嫡男様だったマルティンだけど、あの女が婚約者だったマルティンだけど、今は平民で冒険者のマルティン。
だ・か・ら
僕がマルティンを嫁に貰っても問題ないってことだよね。だって僕はペトモル伯爵家の嫡男で、薬師ギルドの副所長。超優良物件なんだよね。あの日マルティンから貰った本に書かれていたポーションのひとつ。『子宮復活のポーション』を必ず作って、僕の子宮でマルティンの子どもを産んでみせる。
だから、その日を待っててね。僕のマルティン。
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