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7.一週間って何日間?
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「杉山さん、気分はいかがですか?」
そう声をかけてきたのは白衣を着たパッと見は医者だった。後ろにはいかにも看護師な服を着た女性が三人。まるで医療ドラマを見ているような気持ちになった貴文であるが、こんな大勢で来て、何を診察されるのか内心心臓がドキドキしていた。
「体でどこか痛いところはありませんか?」
在り来りの質問をされ、貴文は首を横に振った。
「点滴をしているから喉は乾いてないでしょう?」
「はぁ」
点滴って、そういうものなのか。なんて思って貴文は横にある点滴のパックを見た。だいぶなくなってはいる。が、そこにマジックで書かれた日付をみて貴文は驚いた。
「えっ!27日?」
点滴のパックに書かれていたのは10/27と言うどう考えても日付を表した表記だった。
「ええ、今日は10月27日ですよ?」
医者は当たり前のように答えた。それが貴文には信じられなくて、ゆっくりと医者の顔を見た。
「え?俺、1週間も寝てたんですか?」
頭を打って1週間も寝ていただなんて、とんでもない大事では無いのだろうか?それなのに、目の前の医者はさも当たり前のような顔をして日にちを口にした。
「あ、ああ……杉山さん、ここに入院していた間の記憶、ないんですね?」
「え?はぁ、ないですけど?」
貴文が、疑問を抱きつつ答えると医者は小声で後ろに控える看護師に何やら指示を出した。そうして貴文の顔を真っ直ぐに見てこう言った。
「杉山さん、念の為CTを撮りましょう。準備に時間がかかるでとりあえずご飯を食べてください」
「ご飯、ですか?」
「ええ、点滴でお腹は空いてはいないでしょうが、この一週間あまりちゃんと食事をされていませんでしたからね。少し固形物を取った方がいいでしょう」
それだけ言うと医者は部屋を出ていってしまった。だが、残された看護師が貴文の周りにたち、1人が貴文の腕から点滴の針を抜き、片付けを始めた。残りの2人が貴文の両脇から手を伸ばし、貴文の上半身をゆっくりと起こした。
「御手洗はどうですか?」
起き上がったことにより、圧迫されて尿意が来たか確認なのだろう。
(あれ?1週間も寝ていたのに、尿道に管が入ってない?)
貴文のぼんやりとした知識だと、びょういんで寝たきりの処ちとして、尿道に管が刺さるものだと思っていた。いやその前に、尻に違和感もない。どうやら紙おむつも履かされてはいないようだ。
「一応、行きます」
特に尿意はなかったけれど、点滴で水分補給していたのなら、まぁ少なからずは出るだろう。何より、1週間寝ていたのなら、まともに歩行できるのかその辺が不安である。
貴文は両脇を支えられながらゆっくりと立ち上がった。そうして案内されたトイレであったが、貴文は中を見てまた、内心悲鳴を上げそうだった。
(バストイレ付きって、どんな個室なんだよ)
大理石にしか見えない床はピカピカで、貴文は立ち尽くした。ガラス張りの向こうに見えるフロは何故かジャグジーで、見るからに高級そうなアメニティが綺麗に並んでいたからだ。
「念の為、座って使ってくださいね」
背後から声をかけらて我に返る。こくこくと頷いてトイレに入った貴文であった。
「杉山さん、気分はいかがですか?」
そう声をかけてきたのは白衣を着たパッと見は医者だった。後ろにはいかにも看護師な服を着た女性が三人。まるで医療ドラマを見ているような気持ちになった貴文であるが、こんな大勢で来て、何を診察されるのか内心心臓がドキドキしていた。
「体でどこか痛いところはありませんか?」
在り来りの質問をされ、貴文は首を横に振った。
「点滴をしているから喉は乾いてないでしょう?」
「はぁ」
点滴って、そういうものなのか。なんて思って貴文は横にある点滴のパックを見た。だいぶなくなってはいる。が、そこにマジックで書かれた日付をみて貴文は驚いた。
「えっ!27日?」
点滴のパックに書かれていたのは10/27と言うどう考えても日付を表した表記だった。
「ええ、今日は10月27日ですよ?」
医者は当たり前のように答えた。それが貴文には信じられなくて、ゆっくりと医者の顔を見た。
「え?俺、1週間も寝てたんですか?」
頭を打って1週間も寝ていただなんて、とんでもない大事では無いのだろうか?それなのに、目の前の医者はさも当たり前のような顔をして日にちを口にした。
「あ、ああ……杉山さん、ここに入院していた間の記憶、ないんですね?」
「え?はぁ、ないですけど?」
貴文が、疑問を抱きつつ答えると医者は小声で後ろに控える看護師に何やら指示を出した。そうして貴文の顔を真っ直ぐに見てこう言った。
「杉山さん、念の為CTを撮りましょう。準備に時間がかかるでとりあえずご飯を食べてください」
「ご飯、ですか?」
「ええ、点滴でお腹は空いてはいないでしょうが、この一週間あまりちゃんと食事をされていませんでしたからね。少し固形物を取った方がいいでしょう」
それだけ言うと医者は部屋を出ていってしまった。だが、残された看護師が貴文の周りにたち、1人が貴文の腕から点滴の針を抜き、片付けを始めた。残りの2人が貴文の両脇から手を伸ばし、貴文の上半身をゆっくりと起こした。
「御手洗はどうですか?」
起き上がったことにより、圧迫されて尿意が来たか確認なのだろう。
(あれ?1週間も寝ていたのに、尿道に管が入ってない?)
貴文のぼんやりとした知識だと、びょういんで寝たきりの処ちとして、尿道に管が刺さるものだと思っていた。いやその前に、尻に違和感もない。どうやら紙おむつも履かされてはいないようだ。
「一応、行きます」
特に尿意はなかったけれど、点滴で水分補給していたのなら、まぁ少なからずは出るだろう。何より、1週間寝ていたのなら、まともに歩行できるのかその辺が不安である。
貴文は両脇を支えられながらゆっくりと立ち上がった。そうして案内されたトイレであったが、貴文は中を見てまた、内心悲鳴を上げそうだった。
(バストイレ付きって、どんな個室なんだよ)
大理石にしか見えない床はピカピカで、貴文は立ち尽くした。ガラス張りの向こうに見えるフロは何故かジャグジーで、見るからに高級そうなアメニティが綺麗に並んでいたからだ。
「念の為、座って使ってくださいね」
背後から声をかけらて我に返る。こくこくと頷いてトイレに入った貴文であった。
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