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第31話 俺は俺のために生きるんだ
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生活の区切りを良くするため、という事で、高等部からシーリー様にプレゼントされた屋敷で生活を始めることになった。家具などは全てがオーダーメイドであったため、1度に全てが揃うことは無かった。だからのんびりとかまえていたのだけれど、屋敷の使用人の選定なんかをさせられたりして、いやでも自分が屋敷の主なのだと実感させられた。
「ここは無難に白い花でまとめればいいのかな?」
俺は花屋の店先でジーク様にたずねた。何に使う花かって?そりゃあ、もちろん墓参りに使う花だ。俺の知識にある菊とは違い、ピンポン玉みたいな形をした花が菊だと言われて驚いたのは内緒だ。日本の乙女ゲームの世界だから、実際にあったのだろう。俺がおじさん過ぎて知らなかっただけだ。教会にあるというのだから、お墓はきっと西洋風のものだと思う。日本の墓石と違って花を飾る場所なんてないだろう。だから花の数を偶数にする必要もないんだろうな。
「そうだな。先々代の花の好みはさすがに知らないからな」
ジーク様もそういうので、白っぽい花で大きな花束を作ってもらう事にした。町の花屋は家紋付きの馬車を見て、おっかなびっくりという感じで花束を作っていく。別に墓参り用の花束でとやかく言わないんだけどなぁ。
「こ、このような感じでよろしいでしょうか?」
「いいんじゃない?ねぇ、ジーク様?」
俺が振り返ってそう言えば、ジーク様は軽く頷いて財布から紙幣を出していた。この世界、貨幣だけじゃなくて紙幣もあるんだよ。やっぱり乙女ゲームだからジャラジャラと袋いっぱいのコイン持ち歩くのはかっこ悪いんだろうな。
それでもって、割とデカ目の花束を抱えた俺は一人で馬車に乗り込めず、意図しないままにジーク様に抱き抱えられて馬車に乗せられてしまった。ほんと、意図してなかったよ。で、花束を抱える俺をジーク様が抱えて座っている。公爵家の馬車だから揺れは少ない。サスペンションという概念はなさそうだけど、そこは乙女ゲームらしくおしりが痛い。なんてことは起こらない仕様になっていた。色んな意味で俺のしりは守られているようだ。
国教会に着いて、ジーク様はいつもの通りに寄付の手続きと孤児院の経営についての話をしている。その間に俺は先々代公爵の墓参り、と言いながらあの屋敷に住んでいた人たちの墓参りをすることにした。名前はしっかりとメモしてきたから、案内をしてくれる神官にメモを見せた。
「こちらの方々のお墓でございますか?」
「はい。俺が譲り受けた屋敷にゆかりのある方々と聞きましたので」
「……さ、左様でございましたか。ご案内致します」
神官はちょっと微妙な顔をしたが、5人全員のお墓に案内してくれて、俺は一つ一つに花束から花を分けて取りだし祈りを捧げた。誰も閉じ込められて非業の死を遂げた訳では無いけれど、先々代公爵がこの人たちと過ごすために建てた屋敷なわけだから、ご挨拶ぐらいしておいた方がいい だろう。という日本人的考えだ。
まぁ、手切れ金をもらって実家に帰ったってぐらいだから、未練なんてものはなかったとは思う。最後のときをあの屋敷で迎えたという人は、平民の暮らしに戻りたくなかっただけらしいから気にする事もないんだけどな。
と、まぁ、最後に先々代公爵のお墓に花を手向け手膝をついてお祈りをしていたらジーク様が背後に立っていた。捧げた花の量が少ないとか、気づかれただろうか?いや、気づくよな普通。
「間に合って良かった」
「そう?」
俺は平静を装いながらジーク様に場所を譲った。ジーク様にとっては血の繋がりのある先々代公爵のお墓だからな。ジーク様は騎士らしく片膝を付き胸に手を当てていた。なんだかとてもかっこいいと思ってしまった。
「どうした?セレスティン」
祈りが終わり立ち上がったジーク様が俺の顔を見て軽く小首を傾げる仕草をした。優しい眼差しが慈愛に満ちていて、俺を気遣っているのがよく分かる。こうやって陽の光の下で見ると、ジーク様の緑色の瞳は驚くほどに透明でキラキラしている。自撮りで瞳にライトを当てる女子の気持ちが今ならわかるぞ。
「えっと……なんでもないです」
あぶないあぶない、うっかり見惚れてましたとか、カッコいいですなんて口走ってしまうところだった。そんなことを言ったら最後だ。ここにくるのだって、膝抱っこだったんだからな。気をつけなくちゃだ。これから本気の同居が始まるし、本気で注意しないと誕生日が来た途端に貞操の危機だ。
「カフェでお茶でもしていこうか?」
「食べ歩きがしたいな」
「食べ歩き?何か目当てのものがあるのか?」
「ええと、あの……串肉?」
いつものタルトはそりゃ美味しいよ。でもさ、男だったら豪快に串肉を食べてみたいんだよな。行儀が悪いとか品がないとか言われそうだけどさ。
「そうだな。たまにはそういうのもたのしそうだ」
ジーク様は少し考え込んでいたけれど、今日もジーク様の腰には剣が下がっていたので安全面に問題はないとしたようだ。そうして俺はようやく食べ歩きをしたのだった。乙女ゲームだからなのか、果物が串に刺さったのも売られていて、最初ジーク様は俺にそっちを買おうとしてきた。流石にそれじゃないと抗議をして、串肉にありついた。シンプルに塩胡椒だけだったので、肉の旨味がよくわかる。きっと冷えたビールがあったら最高だっただろう。売られているのは見えたんだけど、この世界ではまだ未成年なので眺めるだけで終わってしまった。
そうしてちょっと楽しいお出かけをした後、俺はあの日から考えていたことを実行に移すことにした。ジーク様が何をどこまで知っているのかは不明だけれど。
「ここは無難に白い花でまとめればいいのかな?」
俺は花屋の店先でジーク様にたずねた。何に使う花かって?そりゃあ、もちろん墓参りに使う花だ。俺の知識にある菊とは違い、ピンポン玉みたいな形をした花が菊だと言われて驚いたのは内緒だ。日本の乙女ゲームの世界だから、実際にあったのだろう。俺がおじさん過ぎて知らなかっただけだ。教会にあるというのだから、お墓はきっと西洋風のものだと思う。日本の墓石と違って花を飾る場所なんてないだろう。だから花の数を偶数にする必要もないんだろうな。
「そうだな。先々代の花の好みはさすがに知らないからな」
ジーク様もそういうので、白っぽい花で大きな花束を作ってもらう事にした。町の花屋は家紋付きの馬車を見て、おっかなびっくりという感じで花束を作っていく。別に墓参り用の花束でとやかく言わないんだけどなぁ。
「こ、このような感じでよろしいでしょうか?」
「いいんじゃない?ねぇ、ジーク様?」
俺が振り返ってそう言えば、ジーク様は軽く頷いて財布から紙幣を出していた。この世界、貨幣だけじゃなくて紙幣もあるんだよ。やっぱり乙女ゲームだからジャラジャラと袋いっぱいのコイン持ち歩くのはかっこ悪いんだろうな。
それでもって、割とデカ目の花束を抱えた俺は一人で馬車に乗り込めず、意図しないままにジーク様に抱き抱えられて馬車に乗せられてしまった。ほんと、意図してなかったよ。で、花束を抱える俺をジーク様が抱えて座っている。公爵家の馬車だから揺れは少ない。サスペンションという概念はなさそうだけど、そこは乙女ゲームらしくおしりが痛い。なんてことは起こらない仕様になっていた。色んな意味で俺のしりは守られているようだ。
国教会に着いて、ジーク様はいつもの通りに寄付の手続きと孤児院の経営についての話をしている。その間に俺は先々代公爵の墓参り、と言いながらあの屋敷に住んでいた人たちの墓参りをすることにした。名前はしっかりとメモしてきたから、案内をしてくれる神官にメモを見せた。
「こちらの方々のお墓でございますか?」
「はい。俺が譲り受けた屋敷にゆかりのある方々と聞きましたので」
「……さ、左様でございましたか。ご案内致します」
神官はちょっと微妙な顔をしたが、5人全員のお墓に案内してくれて、俺は一つ一つに花束から花を分けて取りだし祈りを捧げた。誰も閉じ込められて非業の死を遂げた訳では無いけれど、先々代公爵がこの人たちと過ごすために建てた屋敷なわけだから、ご挨拶ぐらいしておいた方がいい だろう。という日本人的考えだ。
まぁ、手切れ金をもらって実家に帰ったってぐらいだから、未練なんてものはなかったとは思う。最後のときをあの屋敷で迎えたという人は、平民の暮らしに戻りたくなかっただけらしいから気にする事もないんだけどな。
と、まぁ、最後に先々代公爵のお墓に花を手向け手膝をついてお祈りをしていたらジーク様が背後に立っていた。捧げた花の量が少ないとか、気づかれただろうか?いや、気づくよな普通。
「間に合って良かった」
「そう?」
俺は平静を装いながらジーク様に場所を譲った。ジーク様にとっては血の繋がりのある先々代公爵のお墓だからな。ジーク様は騎士らしく片膝を付き胸に手を当てていた。なんだかとてもかっこいいと思ってしまった。
「どうした?セレスティン」
祈りが終わり立ち上がったジーク様が俺の顔を見て軽く小首を傾げる仕草をした。優しい眼差しが慈愛に満ちていて、俺を気遣っているのがよく分かる。こうやって陽の光の下で見ると、ジーク様の緑色の瞳は驚くほどに透明でキラキラしている。自撮りで瞳にライトを当てる女子の気持ちが今ならわかるぞ。
「えっと……なんでもないです」
あぶないあぶない、うっかり見惚れてましたとか、カッコいいですなんて口走ってしまうところだった。そんなことを言ったら最後だ。ここにくるのだって、膝抱っこだったんだからな。気をつけなくちゃだ。これから本気の同居が始まるし、本気で注意しないと誕生日が来た途端に貞操の危機だ。
「カフェでお茶でもしていこうか?」
「食べ歩きがしたいな」
「食べ歩き?何か目当てのものがあるのか?」
「ええと、あの……串肉?」
いつものタルトはそりゃ美味しいよ。でもさ、男だったら豪快に串肉を食べてみたいんだよな。行儀が悪いとか品がないとか言われそうだけどさ。
「そうだな。たまにはそういうのもたのしそうだ」
ジーク様は少し考え込んでいたけれど、今日もジーク様の腰には剣が下がっていたので安全面に問題はないとしたようだ。そうして俺はようやく食べ歩きをしたのだった。乙女ゲームだからなのか、果物が串に刺さったのも売られていて、最初ジーク様は俺にそっちを買おうとしてきた。流石にそれじゃないと抗議をして、串肉にありついた。シンプルに塩胡椒だけだったので、肉の旨味がよくわかる。きっと冷えたビールがあったら最高だっただろう。売られているのは見えたんだけど、この世界ではまだ未成年なので眺めるだけで終わってしまった。
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