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第71話 新年早々お騒がせ
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新年を告げる鐘が鳴り響く中、うっすらと雪の積もった道を一台の馬車が駆けてゆく。
りっぱな四頭立ての馬車は、黒塗りで貴族の家紋がしっかりと付けられていた。
新年を迎えるから、街は賑やかで、街頭にはあかりが灯り、人々が大勢街に繰り出していた。
そんな中、新年最初の行事は、貴族の国王への参拝である。当然、上位貴族から参拝するのが習わしであるが、今年は例外だ。
城にはいるのに貴族の馬車が並ぶ中、新年最初のイベントの主役の乗る馬車が軽やかな鈴の音を乗せてやってきた。
四頭立ての馬車は特別な行事の時だけに乗るものだ。
すなわち、本日のイベントの主役は、特別な催しを受けるのだ。
黒塗りの馬車に堂々と飾られた家紋を見て、馬車の中にいる貴族たちは盛大にため息を着く。
「ついに来たか」
既に事情を察しているものは、この日が来るのを随分と待っていた。認められるまでに随分と時間がかかったものだとは思うけど、年末近くに発表されたことと合わせれば、このタイミングが1番なのかもしれない。
黒塗りの馬車のなか、乗りなれないせいで、何度もお尻の位置を変えていた。
「なんか、この服変じゃない?」
「あら、ものすごく似合ってるわよ」
母であるアリアナが褒めてくれたけど、どう見てもロイと子爵であるリックの服はおまけ感が否めない。
ウォーエント家族を乗せた馬車は、ゆっくりと城に入っていった。
謁見の間には、上位貴族から入場を許されていて、公爵家から順に国王への新年の挨拶をしていく。はっきりいって、ありがた迷惑だ。早く入った分、たっている時間が長い。しかも、ずっと国王のそばにいるから、ひたすら黙っているのもなかなか苦痛だ。
家名が読み上げられて、一族が謁見の間に入ってきて頭を下げる。誰もがみな、同じ挨拶の言葉しか言わない。ならいっそ、みんな集まって一斉に挨拶をすればいいのに、そうもいかないのが貴族の面倒なところだ。
「ながいな」
今まで、こんなふうに感じたことは無かった。黙って両親の後ろに付いて行き、頭を下げる。そしてひたすら時が経つのを待っていたのに。こんなに落ち着かなくて、ソワソワするとは思わなかった。
しかも、向かいには知った顔が立っていた。澄ました顔でいるけれど、セドリックと目が合うと、ニヤリと笑ってきた。
「ウォーエント子爵、並びに御家族様入場ぉ」
ようやく、最後の入場が来て、謁見の間にいる貴族たちは入口に注目した。
ウォーエント子爵が、手を引く相手は、もちろんアリアナだ。完全に日の出の時刻を迎えているから、大理石の床が光を反射して、天然のライトを全身に浴びていた。
ざわめきが心地よいのか、アリアナはご満悦だ。
この日のために誂えたドレスは、宝石を散りばめ、金糸銀糸で刺繍を施し、襟には真っ白な毛皮があしらわれていた。
当然、ドレスの裾はこれでもかと言わんばかりに長く、ウォーエント子爵夫妻の後ろを歩くロイは、随分と後ろを一人でとぼとぼと歩く羽目になった。
(悪目立ちもいいとこだよ)
学園に入ったから、見知った顔がチラチラと見えて、ロイは恥ずかしくて仕方がなかった。もはやアリアナの添え物にしかなっていないのだから、こんな大名行列みたいなのに、参加なんてしなくてもいい気がするのだ。
「新年おめでとうございます」
恭しくウォーエント子爵夫妻が頭を下げる。
アリアナは髪にも相当な宝石とリボンを編み込んでいるものだから、少し頭を動かしただけで、謁見の間にはキラキラとした光が乱反射した。
ロイは黙って両親の動きに合わせるだけだ。両脇から、セドリックとテオドールが見ている。そのちょっと前にはテリーもいた。正面には三人の王子が並んでいる。
「この度、ウォーエントには侯爵の爵位を賜る」
国王がそう読み上げると、謁見の間がざわついた。子爵から侯爵なんて、聞いたことがない。一体何をすればそんなことになるのか、誰もが不審に思った。
「え、やだよ。せめて伯爵でしょう」
そんなことを口にしたのは、本人である。
「何を言うか、私とその息子たちの子を成すための核を生成する器となってくれた功績、及びゆりかごの素材の収集への協力、どれほど素晴らしい働きであったことか」
国王がスラスラと理由を述べるも、ウォーエント子爵は苦虫を噛み潰したような顔をする。
「侯爵になんかなったら、税金が今の十倍じゃん」
どうやら拒否の理由は税金の金額らしい。
「文句を言うな、取れるところから取るのが道理だろう」
「なにそれ、そんなに国が困窮してるなんて聞いてない」
「お前の息子の願いを叶えるのに、ずっと金がかかるんだ。十倍になったって、懐は痛まんだろう」
理由に息子の願いとか言われては、ロイが困る。お金のかかることなんて、お願いしただろうか?ロイは必死で考えた。そうして、セドリックの顔をもう一度見た時思い出した。
(騎士の剣か)
確かに、魔法使いのように、一人一人にきちんとした剣を与えてた方がいい。とは言ったけれど、それを税金という形で出資させられるとは思ってもみなかった。王さまはなかなか、強かなようだ。
「どうして?ダメなの?」
アリアナが、可愛らしく小首を傾げてオネダリをした。アリアナからすれば、伯爵だと思っていたのに侯爵だなんて、嬉しい誤算なのだ。
「えぇ?」
そんなことを可愛らしく愛する妻から言われれば、すこしは考えなくもない。
いや、考えるまでもない。
「有難くいただきますよ」
そう言って、ウォーエント子爵は国王の手から魔用紙を取り上げた。
そこに書かれた文字を読むと、魔用紙は消えていった。契約がなされたのだ。
「ここに、ウォーエント侯爵の誕生を宣言する」
国王がそう言うと、夫妻は集まった貴族に顔を見せるため、振り返る。ロイは、大慌てでアリアナのドレスの裾を避けた。魔力でドレスの裾が勝手に翻ったのだ。
慌てた避けたから、そのままセドリックの脇に逃げ込む形になった。
「ロイ、お前もいなくてはダメだろう」
「いいよ、主役は母さんだし」
確かに、誇らしげに微笑んで手を振る様は、女王のような貫禄が漂っていた。一応、国王の隣にいる護衛の騎士が当代の王妃なのだけれど、ごつい見た目と自分の役職に誇りを持っているため、未だに王妃の格好をしてはいない。もっとも、閨での役割は王妃と国王ということになるのだけれど、それについては誰もが口を閉ざしている。
「セドリック・ロイエンタール」
国王が高らかに名前を呼んだ。
セドリックが、ゆっくりと国王の前に出て跪く。
「ロイ・ウォーエント」
呼ばれたので、ロイはセドリックの隣で跪いた。ロイは作法なんて実はからきしなので、とりあえずセドリックの真似をする。
「我が王子たちの世継ぎの件、及びブロッサム領でのスタンピードへの対応実に素晴らしい」
国王の口からお褒めの言葉が出てきた。
セドリックが頭を下げたままだから、ロイも同じように頭を下げたまま聞く。しかし、夜中から起きているから、そろそろ眠たい。
「ここに、『英雄』の称号を賜る」
国王がそう言って、魔用紙を取り出してきた。
それに合わせてセドリックは顔を上げ、立ち上がる。
ロイも真似して立ち上がったけど、眠気に負けてふらついた。
「ありがたき幸せ」
セドリックは国王から恭しく魔用紙を受け取ると、文面を読む。そうすると魔用紙が消えていく。契約がなされたのだ。次にロイにも魔用紙が用意されたが、ロイは受け取って直ぐに国王の方を向いた。
「ねぇ、俺は『英雄』じゃなくて、『勇者』がいいな。だって『英雄』はセドが一番似合うから。それに俺、小さい頃から『勇者』に憧れてたんだ」
ロイがそう言うと、隣にいたセドリックは目を見開いた。まさか親子して国王からの賜りに難癖をつけるなんて思わなかった。
「やれやれ、親子して我儘だな」
国王がそう呟くと、ロイの手にある魔用紙に書かれた文字が変わった。
「やった!俺『勇者』になる」
ロイが喜んで飛び跳ねると、魔用紙が見事に消えていった。隣に立つセドリックは、見つからないようにため息をついた。
りっぱな四頭立ての馬車は、黒塗りで貴族の家紋がしっかりと付けられていた。
新年を迎えるから、街は賑やかで、街頭にはあかりが灯り、人々が大勢街に繰り出していた。
そんな中、新年最初の行事は、貴族の国王への参拝である。当然、上位貴族から参拝するのが習わしであるが、今年は例外だ。
城にはいるのに貴族の馬車が並ぶ中、新年最初のイベントの主役の乗る馬車が軽やかな鈴の音を乗せてやってきた。
四頭立ての馬車は特別な行事の時だけに乗るものだ。
すなわち、本日のイベントの主役は、特別な催しを受けるのだ。
黒塗りの馬車に堂々と飾られた家紋を見て、馬車の中にいる貴族たちは盛大にため息を着く。
「ついに来たか」
既に事情を察しているものは、この日が来るのを随分と待っていた。認められるまでに随分と時間がかかったものだとは思うけど、年末近くに発表されたことと合わせれば、このタイミングが1番なのかもしれない。
黒塗りの馬車のなか、乗りなれないせいで、何度もお尻の位置を変えていた。
「なんか、この服変じゃない?」
「あら、ものすごく似合ってるわよ」
母であるアリアナが褒めてくれたけど、どう見てもロイと子爵であるリックの服はおまけ感が否めない。
ウォーエント家族を乗せた馬車は、ゆっくりと城に入っていった。
謁見の間には、上位貴族から入場を許されていて、公爵家から順に国王への新年の挨拶をしていく。はっきりいって、ありがた迷惑だ。早く入った分、たっている時間が長い。しかも、ずっと国王のそばにいるから、ひたすら黙っているのもなかなか苦痛だ。
家名が読み上げられて、一族が謁見の間に入ってきて頭を下げる。誰もがみな、同じ挨拶の言葉しか言わない。ならいっそ、みんな集まって一斉に挨拶をすればいいのに、そうもいかないのが貴族の面倒なところだ。
「ながいな」
今まで、こんなふうに感じたことは無かった。黙って両親の後ろに付いて行き、頭を下げる。そしてひたすら時が経つのを待っていたのに。こんなに落ち着かなくて、ソワソワするとは思わなかった。
しかも、向かいには知った顔が立っていた。澄ました顔でいるけれど、セドリックと目が合うと、ニヤリと笑ってきた。
「ウォーエント子爵、並びに御家族様入場ぉ」
ようやく、最後の入場が来て、謁見の間にいる貴族たちは入口に注目した。
ウォーエント子爵が、手を引く相手は、もちろんアリアナだ。完全に日の出の時刻を迎えているから、大理石の床が光を反射して、天然のライトを全身に浴びていた。
ざわめきが心地よいのか、アリアナはご満悦だ。
この日のために誂えたドレスは、宝石を散りばめ、金糸銀糸で刺繍を施し、襟には真っ白な毛皮があしらわれていた。
当然、ドレスの裾はこれでもかと言わんばかりに長く、ウォーエント子爵夫妻の後ろを歩くロイは、随分と後ろを一人でとぼとぼと歩く羽目になった。
(悪目立ちもいいとこだよ)
学園に入ったから、見知った顔がチラチラと見えて、ロイは恥ずかしくて仕方がなかった。もはやアリアナの添え物にしかなっていないのだから、こんな大名行列みたいなのに、参加なんてしなくてもいい気がするのだ。
「新年おめでとうございます」
恭しくウォーエント子爵夫妻が頭を下げる。
アリアナは髪にも相当な宝石とリボンを編み込んでいるものだから、少し頭を動かしただけで、謁見の間にはキラキラとした光が乱反射した。
ロイは黙って両親の動きに合わせるだけだ。両脇から、セドリックとテオドールが見ている。そのちょっと前にはテリーもいた。正面には三人の王子が並んでいる。
「この度、ウォーエントには侯爵の爵位を賜る」
国王がそう読み上げると、謁見の間がざわついた。子爵から侯爵なんて、聞いたことがない。一体何をすればそんなことになるのか、誰もが不審に思った。
「え、やだよ。せめて伯爵でしょう」
そんなことを口にしたのは、本人である。
「何を言うか、私とその息子たちの子を成すための核を生成する器となってくれた功績、及びゆりかごの素材の収集への協力、どれほど素晴らしい働きであったことか」
国王がスラスラと理由を述べるも、ウォーエント子爵は苦虫を噛み潰したような顔をする。
「侯爵になんかなったら、税金が今の十倍じゃん」
どうやら拒否の理由は税金の金額らしい。
「文句を言うな、取れるところから取るのが道理だろう」
「なにそれ、そんなに国が困窮してるなんて聞いてない」
「お前の息子の願いを叶えるのに、ずっと金がかかるんだ。十倍になったって、懐は痛まんだろう」
理由に息子の願いとか言われては、ロイが困る。お金のかかることなんて、お願いしただろうか?ロイは必死で考えた。そうして、セドリックの顔をもう一度見た時思い出した。
(騎士の剣か)
確かに、魔法使いのように、一人一人にきちんとした剣を与えてた方がいい。とは言ったけれど、それを税金という形で出資させられるとは思ってもみなかった。王さまはなかなか、強かなようだ。
「どうして?ダメなの?」
アリアナが、可愛らしく小首を傾げてオネダリをした。アリアナからすれば、伯爵だと思っていたのに侯爵だなんて、嬉しい誤算なのだ。
「えぇ?」
そんなことを可愛らしく愛する妻から言われれば、すこしは考えなくもない。
いや、考えるまでもない。
「有難くいただきますよ」
そう言って、ウォーエント子爵は国王の手から魔用紙を取り上げた。
そこに書かれた文字を読むと、魔用紙は消えていった。契約がなされたのだ。
「ここに、ウォーエント侯爵の誕生を宣言する」
国王がそう言うと、夫妻は集まった貴族に顔を見せるため、振り返る。ロイは、大慌てでアリアナのドレスの裾を避けた。魔力でドレスの裾が勝手に翻ったのだ。
慌てた避けたから、そのままセドリックの脇に逃げ込む形になった。
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「いいよ、主役は母さんだし」
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「セドリック・ロイエンタール」
国王が高らかに名前を呼んだ。
セドリックが、ゆっくりと国王の前に出て跪く。
「ロイ・ウォーエント」
呼ばれたので、ロイはセドリックの隣で跪いた。ロイは作法なんて実はからきしなので、とりあえずセドリックの真似をする。
「我が王子たちの世継ぎの件、及びブロッサム領でのスタンピードへの対応実に素晴らしい」
国王の口からお褒めの言葉が出てきた。
セドリックが頭を下げたままだから、ロイも同じように頭を下げたまま聞く。しかし、夜中から起きているから、そろそろ眠たい。
「ここに、『英雄』の称号を賜る」
国王がそう言って、魔用紙を取り出してきた。
それに合わせてセドリックは顔を上げ、立ち上がる。
ロイも真似して立ち上がったけど、眠気に負けてふらついた。
「ありがたき幸せ」
セドリックは国王から恭しく魔用紙を受け取ると、文面を読む。そうすると魔用紙が消えていく。契約がなされたのだ。次にロイにも魔用紙が用意されたが、ロイは受け取って直ぐに国王の方を向いた。
「ねぇ、俺は『英雄』じゃなくて、『勇者』がいいな。だって『英雄』はセドが一番似合うから。それに俺、小さい頃から『勇者』に憧れてたんだ」
ロイがそう言うと、隣にいたセドリックは目を見開いた。まさか親子して国王からの賜りに難癖をつけるなんて思わなかった。
「やれやれ、親子して我儘だな」
国王がそう呟くと、ロイの手にある魔用紙に書かれた文字が変わった。
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