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その14
しおりを挟む「ほれ、しっかりとその方の目で確認せぬか」
そんな事を言いながら皇帝アインバッハはユノハイムを煽り立てる。それなのに、愉快そうに笑うからアインバッハの男の武器はそれに合わせてゆらゆらと揺れてしまう。そんなに状態であるから、ユノハイムはなかなか的が定まらないのだ。皇帝アインバッハの男の武器の尖端はハッキリと見えている。上手く見えないのは自分の穴である。感覚で自分の身体の構造位は理解しているから、あとはそこに何とか皇帝アインバッハの男の武器の尖端を導くだけである。
「陛下、動かないで下さい」
ユラユラと揺れる皇帝アインバッハの男の武器に苦戦しているユノハイムは、何とかしようと絶賛苦戦中である。そんな自分を面白そうに眺めている。しかも笑みまで浮かべているアインバッハに対して若干苛立ちの気持ちを覚えていた。
「動いて困るのなら手に取れば良かろう。武器とは手に持つものではないか」
そんな当たり前のことも分からないのか。と言わんばかりに笑いながらアインバッハ言う。それを聞いてユノハイムは悔しそうに唇を噛み締め、眼下で揺れる皇帝アインバッハの男の武器の尖端を見つめた。皇帝に武器と言われれば武器である。それを手にとれと言われたのだから従うしかない。覚悟を決めて手を伸ばし、ユラユラと揺れるアインバッハの男の武器をそっと握りしめた。なんと言っても帝国の皇帝陛下の大切な武器である。扱いについてはうっかりは許されない。
握りしめて分かったことは、やはり幹の部分に無数に走る太く浮き出た血管の弾力が恐ろしいほどに伝わってきた。これが自分の身体の内側を擦っていたのである。広がった傘はヌルヌルとした光を放っているものの、尖端の小さな口がまるで呼吸するかのように動いていた。それらをしっかり確認しつつ、ユノハイムはゆっくりと自分の穴にその尖端を導いた。膝を着いて皇帝アインバッハを跨いでいるから自然と開いてはいる。
「ふっ」
尖端を充てがった瞬間になんとも言えない圧迫感がやってきた。当然ながら出すのと挿入るのでは勝手が違う。まして、挿入るものの大きさが目に見えて分かってしまっているからこそ、得体の知れない緊張感が生まれると言うものだ。
「そんなに力を入れては挿入るものも挿入らないではないか」
仰向けに寝ている姿勢で下からユノハイムを見上げているアインバッハには、ユノハイムの動きが丸見えで、だからこそ余計な箇所に力が入っていることが見えているのだろう。
「そのようなことを申されましても」
ユノハイムは眉尻を下げて困惑するしか無かった。それは確かに手合わせだし、性能を確認しなくてはならないし、仕える姫に報告だってしなくてはならない。だからやらなくてはいけないのだが、どうにもその覚悟ができないのだ。
「仕方の無いやつだ。どれ、我が腰を支えてやる故にその方は落ち着いて我が武器を向かい挿入よ」
皇帝アインバッハの両手がユノハイムの腰に回され、しっかりと骨盤を支えた。それによりユノハイムの下半身からは余計な力が抜け息を吐き出せば全身の筋肉も緩んだような気がした。
「ありがとうございます」
唾を飲み込み覚悟を決めたユノハイムは、今度こそ皇帝アインバッハの男の武器をしっかりと掴み尖端をゆっくりと己の穴へと導いた。
「上手であるぞ。我が支えている故に慌てるでない。ゆっくりと腰を落とすのだ」
ユノハイムの穴へと自分の男の武器がゆっくりと埋没していく様子を両の眼でしっかりと確認しているのはユノハイムではなく皇帝アインバッハである。ユノハイムに見えているのは自分の手で握っている幹の部分とその付け根である。
「はっ」
短く息を吐き出してユノハイムが迎え挿入ようとすると、アインバッハが眉根を寄せた。
「そうでは無い。その方まるでわかっておらぬな。息は口からゆっくりと吐き出すのだ」
「っ、は、はい」
慌ててユノハイムは呼吸を整え、そしてゆっくりと息を吐き出しながら、皇帝アインバッハの男の武器を自分の穴へと迎え挿入た。
「んっあああ」
ユノハイムの身体が大きく痙攣するように揺れると、アインバッハは強くユノハイムの腰を支えた。下から見ているから、どの辺が通過しているのかが丸わかりである。だからこそ、アインバッハは両腕に力を入れユノハイムを全力で支えていた。
「息を吐け、一番太い所が支えているのだ。ほれ、あと少しだからゆっくりと、な」
こくこくと頷きユノハイムが息を吐き出す。それに合わせてゆっくりとユノハイムの腰を下げていけば、アインバッハにも一瞬の衝撃が訪れる。
「ふっわあああ」
恐ろしい程に感じていた圧迫感が急に消え去り、ユノハイムは開放された。いつの間にかに両手は皇帝アインバッハの腹に添えられていた。逞しい腹筋がぴくぴくと動いているのを感じてユノハイムは大いに慌てたが、その手をはずすわけにはいかなかった。外せば腰が落ちてしまう。いくらアインバッハが支えてくれているとはいえ、流石に成人男性を長時間支え続けるのは難しいだろう。
「はっ、はっ、はぁ、陛下……お支え頂きありがたく存じます」
ユノハイムは礼を口にするけれど、アインバッハは未だに手を離さない。それどころか指を動かし始めユノハイムの腰周りを撫で始めた。
「上手に出来たな。褒めてつかわす」
褒められたのはいいけれど、素直に喜んでいいのかはかなり疑問である。ユノハイムはとりあえず口元に笑みを浮かべてはみたものの、下腹にくるなんとも言えない息苦しさは解消できないでいた。もちろん、このどうにもならない体勢のせいである。とりあえず一番太いところが通過した。すなわちあの皇帝アインバッハの男の武器の持つ大きな傘がユノハイムの穴の中に入り込んだだけである。しかもユノハイムは両手を恐れ多くも皇帝アインバッハの腹に付き前傾の姿勢を取っている。
つまり当たっているのである。
「陛下、その……苦しいのです」
なんと表現すればいいのか分からず、ユノハイムはとりあえず苦しいと口にしてみた。だかそれが適切な表現ではないことぐらいわかっている。
なんとも表現し難いモヤモヤとした気持ちがユノハイムの下腹に渦巻いているのだ。それをどうしたらいいのか、どうすればいいのか、ユノハイムには分からなかった。分からないからこそ、アインバッハに聞いてしまったのである。それが正解かどうかも分からずに。
「苦しい、のか?その方は」
下から見上げながら、ユノハイムの腰やら尻やらを撫で回している皇帝アインバッハは不思議そうな顔をした。もちろん、アインバッハの手の動きはユノハイムの気持ちを紛らわせるために動いている。ことにしておく。
「下腹が疼くのです。苦しくてしかたがありません」
正直に伝えれば、アインバッハが口元を軽く上げた。けれどそれはユノハイムには気づかれることはなく、護衛騎士であるのにユノハイムの両腕は既に震え始めていたのだった。それを見てさらにアインバッハはほくそ笑む。
「その方がこのような中途半端な状態で止まるからであろう」
「中途半端にございますか」
「左様である。挿入るならば最後まで挿入するのが道理であろう」
「そ、そういうものでございましたか」
「当たり前であろうが。その方我の武器をなんだと思っておるのだ。仕える姫に我の武器の性能を伝えるのが使命であろう?全てを収めずに知ることができるとでも思っておったのか。たわけが」
「もっ、申し訳ございません。た、直ちに」
叱責され咎められ、ユノハイムは慌てて腰を降ろして皇帝アインバッハの男の武器を全て自分の穴に収めようと試みたが、どうにも上手くいかない。それはもちろん前かがみの姿勢が原因である。余計なところに当たってしまい、それが原因でユノハイムの腰が意志とは裏腹な動きをしようとしてしまうのだ。
もちろん、そんなことに気がついているのは皇帝アインバッハだけである。
「焦らずとも良い。ゆっくりと腰を沈めるのだ」
「はい」
両腕をプルプルと震わせながら、ユノハイムはゆっくりと腰を降ろしていった。もちろんその間もアインバッハの手がユノハイムの腰や背中を撫で回し、時には尻の肉を揉みほぐしていた。これらの行為はもちろんユノハイムの気を紛らわせるための優しさ故の行為である。
「っふわあ、っんうう」
鼻から抜けるような声を出し、ユノハイムの身体がガクガクと震え出した。前のめりの姿勢で腰を下ろしてしまっているから、当たらなくていい箇所にアインバッハの男の武器が当たっているのだ。しかもユノハイムの動きがとてもゆっくりしているため、その箇所をゆっくりと擦るように刺激をし、止せばいいのにアインバッハ気が付かれない程度に下から突き上げていたのだった。
「ひぃや、あ、ああああ」
両腕だけでなく、太腿まで震えさせながらユノハイムは必死に耐えていた。勢いよく腰を落としてしまえば一瞬であるのに、自分の下にいる人物が、跨っている相手が皇帝陛下なのである。乱暴に腰を落とす先は皇帝陛下の腹なのだと考えたら、ユノハイムは恐ろしくてそんなことは出来なかった。
だからこそ、ゆっくりと慎重に腰を下ろしていく。それはもう、熱い湯船に波を立てないようにするかの如く、ジリジリとした動きになっていた。
「ほれ頑張れ、あと少しだ」
「っはい」
震える声で返事をして、ユノハイムは必死に耐えながら腰を慎重に降ろす。太腿の内側には皇帝アインバッハの逞しい腹筋が当たっている。終わりが近いことを悟り、ユノハイムは今一度下を覗き込んだ。もうほとんど自分の尻と皇帝アインバッハの腹との間に隙間は見られなかった。
「も、う、限界にございます」
ユノハイムの身体が大きく震えると同時に尻が落ち、皇帝アインバッハの腹に微かな振動が伝わった。そして、ユノハイムの男の武器が堪えきれずに小さな口を開きまたもや白濁を吐き出したのであった。
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