68 / 116
君の光・トーマ視点
しおりを挟む
「トーマは昔から反発していたが、弱くはなかった…何も失うものがなかったからね……でも魔法学園に通ってトーマは変わってしまった」
ノエルの頬に剣を向けて軽く切りつける。
すぐには殺さずじわじわと苦しめる。
ノエルを助けに行きたいが足が動かない。
眠気もあり起きてるだけで精一杯だった。
ノエルは全身が痛みで蝕まれているが抵抗しようと腰に手を向けて銃を取ろうとした。
しかしそれを見逃すわけがなく、魔剣によって腕を刺された。
顔を歪めて痛みに堪えていた。
腕から血がどくどくと溢れてくる。
「トーマはたまに実家に帰ってきても、訓練もせずアイツと話してばかりになった…昔は言う事を聞くいい子だったのに」
違う、言う事を素直に聞いていたわけではない。
父に逆らうと暴力を振るわれた…だから無力な子供は力で従わされていただけだ。
アイツとは母の事だろう、俺は学園が長期休みの時実家に帰っても母としか話さなかった。
父とは関わりたくなかったからだ。
そして力を使えるようになった俺は次第に父の言う事を聞かなくなった。
騎士団の件はリンディを人質に取られたから仕方なく従っただけだ。
実家に帰っても学園で魔力以外の訓練をしてるから俺には必要ないと思った。
だけど父は俺に魔力を使わせたがった。
人を傷付けるだけの魔力なんて、俺は使いたくない。
だからいつも母の後ろに隠れて逃げていた。
母にはいろいろ話した、ノエルの事と姫の事…
嬉しそうに母は聞いてくれていた。
それだけで俺は十分幸せだった。
……しかし父はそうではなかった。
ノエルを切りつけながら低い声で唸っていた。
「愛だの友情だの口にするようになった、トーマには必要のない感情だった…弱くするだけの下らない感情…君がトーマに与えたのか?」
「……弱くなるだけじゃなくて、人を強くする感情だと思うけど?…ぐぁっ」
ノエルは喋るのも辛い筈なのに父に言い返した。
それが気に入らなかったのか父はノエルの肩を刺した。
このままだとノエルが死んでしまう…俺は最大限の力を振り絞り父に向かって走った。
しかし父は全て分かっていたのか、俺が父に到着する前に魔剣を向けられた。
僅かに残っていた魔力を全て吸われ気絶するように頭が真っ白になった。
こんなところで寝たら、起きた時には全てを失っているだろう。
…寝ちゃダメだ、父を…捕まえない…と…
俺の意思とは裏腹に体が地面に沈んでいく。
周りが真っ暗な闇に覆われた。
あれからどうなったんだ?父は?ノエルは?
分からない……俺は、どうなったんだ?
死んだのか?
暗すぎて自分の手も見えない。
でも、確かに立っている…俺はここにいる。
足があるなら進める、一歩一歩進む。
本当に進んでいるのか背景が変わらないから分からない。
でも、進んでいる事を信じよう。
するとカチカチという音が聞こえた。
足を止めて周りを見る。
何処から音がするのか目を瞑り耳をすます。
左の方から音がすると左を歩く。
本当にまっすぐ左を歩いてるのか不安になるが音がだんだん近付いているから進んでいるのだろう。
すると光がぽつんと見えた。
やっと暗闇から解放されると思い、小走りで近付く。
間近でカチカチと音が聞こえる。
フードを被った子供が見た事がない機械を動かしていた。
あの光は見た事がない機械の画面から漏れている光だったようだ。
「…あー、くそっ…どうして上手くいかないんだろ」
「………おい」
機械を動かすのに夢中で背後に俺がいる事に気付いていないようだ。
声を掛けるが振り向きもしない、完全に無視だ。
なにをしているのか、暗闇でそんな事をしていたら目が悪くなるだろと思いながらも画面が気になり覗いた。
そして目を見開き驚いた。
画面には俺がいた。
…いや、正確には俺に似た絵だろうか。
なんだ?何をしている?コイツは誰だ?
「やっぱりこのゲーム壊れてる…会社にクレーム入れないと」
ブツブツそんな事を言い片手を横に置くといつの間にかそこには通信機に似たようなものが現れた。
誰かに連絡するのか?そもそも電波が通るのか?
ボタンを押して耳に当てている。
俺はどうしたらいいのか分からず、やっと見つけた真っ暗じゃない色のついた場所から離れたくなくてジッとして待っていた。
繋がったのか「もしもし」と話し出す。
最初は穏便に世間話なんかしていたが、だんだん声のトーンが落ちていく。
「それでですね、この『口付けの契約』なんですが…どうしてもハッピーエンドにならないんですよ…どうやってもアルトが死んじゃって…アルトルートって本当にあるんですかね?」
「アルト!?」
思いもしなかった名前が出て、食い入るように身を乗り出したらフードの子供に頭を叩かれた。
痛くはないが不機嫌な顔になる。
姫の名前を言うって事は姫の知り合いなのか?
でも子供が口にしている言葉に聞き覚えがなくて理解出来なかった。
フラグとかルートとか攻略とか、よく分からない。
突然子供は声を荒げて驚いた。
「アルトルートは開発中!?何それあり得ない!!じゃあ早く作ってよ!これじゃあ転生の意味ないじゃん!」
いきなり怒り出した、なんだ?どうかしたのか?
子供が通信機の相手と言い合いをしているのを横目で見ながら子供がさっきまで動かしていた機械を手に取る。
やはり自分に似ているし、吹き出しの上にトーマと書かれているから俺の似顔絵?
でもなんでこんな…
ポチポチとボタンを押す。
すると文字が変わり話が進んでいた。
画面のトーマはリンディに愛を囁き、シグナム家は崩壊した。
幸せそうに笑う絵に悪寒が走った。
……何故、画面の中の俺は笑っているんだ?
シグナム家が崩壊したなら姫…アルトは?どうなった?
さっきこの子供は死んだと言わなかったか?
これは現実じゃない、そう頭では思うが機械を地面に落として頭を抱える。
……そうだ、このまま此処にいたら姫が危ない!
ノエルも早く手当てしないと……
子供を放っておき何処に向かうでもなく走った。
戻らなきゃ、俺がいるべき場所に…守らなきゃ…俺の大切な人達を…
『トーマは人間で!貴方の息子だけど貴方のものじゃない!トーマにもちゃんと意志がある!』
ふと姫の声が聞こえて光の球体が見えた。
さっきの光とは違う、君のような暖かい光だ。
手を伸ばすと暗闇だった周りは白くなる。
やっと俺の手が見えた。
後ろからあの子供の声がした。
あれは誰だったのか、分からないけど…きっと知るのはずっと先の事だろうと何となく思った。
『アルトって可哀想なキャラだよね、ずっと孤独で最後まで利用されて死んで…だから僕はアルトを幸せにするお手伝いをしたんだ、ルートを作るのは君だよ…トーマ』
ーーー
目を覚まして目の前に見えた光景に驚いた。
父が姫に向かって魔剣を向けていた。
俺は魔力がない筈なのに、姫を助けたいという想いが立ち上がらせた。
大剣を向ける。
…コイツはもう父ではない、捕縛対象の犯罪者だ。
犯罪者はこちらを見ずにため息を吐いた。
「……はぁ、父親に剣を向けるなんて…本当にどうしようもない愚息だ」
「アルトから離れろ、クソ野郎」
「お前になにが出来る?魔力もないのに、立ってるのがやっとなくせに…」
確かにそうだ、いや…正確にはそうだった。
今の俺は何故か目が冴えていた、眠気はない。
不思議と…今なら何でも出来そうな気がしてきた。
父はこちらを振り返り、そして驚いた顔をしていた。
なんだ?鏡を見ていないから自分の顔になにかがあるのかと眉を寄せた。
何故父は怯えた顔をしているんだ?
「…お前、その瞳…」
「は?」
俺は自分では違和感なくて気付かなかった、瞳が真紅色になっている事に…
ノエルの頬に剣を向けて軽く切りつける。
すぐには殺さずじわじわと苦しめる。
ノエルを助けに行きたいが足が動かない。
眠気もあり起きてるだけで精一杯だった。
ノエルは全身が痛みで蝕まれているが抵抗しようと腰に手を向けて銃を取ろうとした。
しかしそれを見逃すわけがなく、魔剣によって腕を刺された。
顔を歪めて痛みに堪えていた。
腕から血がどくどくと溢れてくる。
「トーマはたまに実家に帰ってきても、訓練もせずアイツと話してばかりになった…昔は言う事を聞くいい子だったのに」
違う、言う事を素直に聞いていたわけではない。
父に逆らうと暴力を振るわれた…だから無力な子供は力で従わされていただけだ。
アイツとは母の事だろう、俺は学園が長期休みの時実家に帰っても母としか話さなかった。
父とは関わりたくなかったからだ。
そして力を使えるようになった俺は次第に父の言う事を聞かなくなった。
騎士団の件はリンディを人質に取られたから仕方なく従っただけだ。
実家に帰っても学園で魔力以外の訓練をしてるから俺には必要ないと思った。
だけど父は俺に魔力を使わせたがった。
人を傷付けるだけの魔力なんて、俺は使いたくない。
だからいつも母の後ろに隠れて逃げていた。
母にはいろいろ話した、ノエルの事と姫の事…
嬉しそうに母は聞いてくれていた。
それだけで俺は十分幸せだった。
……しかし父はそうではなかった。
ノエルを切りつけながら低い声で唸っていた。
「愛だの友情だの口にするようになった、トーマには必要のない感情だった…弱くするだけの下らない感情…君がトーマに与えたのか?」
「……弱くなるだけじゃなくて、人を強くする感情だと思うけど?…ぐぁっ」
ノエルは喋るのも辛い筈なのに父に言い返した。
それが気に入らなかったのか父はノエルの肩を刺した。
このままだとノエルが死んでしまう…俺は最大限の力を振り絞り父に向かって走った。
しかし父は全て分かっていたのか、俺が父に到着する前に魔剣を向けられた。
僅かに残っていた魔力を全て吸われ気絶するように頭が真っ白になった。
こんなところで寝たら、起きた時には全てを失っているだろう。
…寝ちゃダメだ、父を…捕まえない…と…
俺の意思とは裏腹に体が地面に沈んでいく。
周りが真っ暗な闇に覆われた。
あれからどうなったんだ?父は?ノエルは?
分からない……俺は、どうなったんだ?
死んだのか?
暗すぎて自分の手も見えない。
でも、確かに立っている…俺はここにいる。
足があるなら進める、一歩一歩進む。
本当に進んでいるのか背景が変わらないから分からない。
でも、進んでいる事を信じよう。
するとカチカチという音が聞こえた。
足を止めて周りを見る。
何処から音がするのか目を瞑り耳をすます。
左の方から音がすると左を歩く。
本当にまっすぐ左を歩いてるのか不安になるが音がだんだん近付いているから進んでいるのだろう。
すると光がぽつんと見えた。
やっと暗闇から解放されると思い、小走りで近付く。
間近でカチカチと音が聞こえる。
フードを被った子供が見た事がない機械を動かしていた。
あの光は見た事がない機械の画面から漏れている光だったようだ。
「…あー、くそっ…どうして上手くいかないんだろ」
「………おい」
機械を動かすのに夢中で背後に俺がいる事に気付いていないようだ。
声を掛けるが振り向きもしない、完全に無視だ。
なにをしているのか、暗闇でそんな事をしていたら目が悪くなるだろと思いながらも画面が気になり覗いた。
そして目を見開き驚いた。
画面には俺がいた。
…いや、正確には俺に似た絵だろうか。
なんだ?何をしている?コイツは誰だ?
「やっぱりこのゲーム壊れてる…会社にクレーム入れないと」
ブツブツそんな事を言い片手を横に置くといつの間にかそこには通信機に似たようなものが現れた。
誰かに連絡するのか?そもそも電波が通るのか?
ボタンを押して耳に当てている。
俺はどうしたらいいのか分からず、やっと見つけた真っ暗じゃない色のついた場所から離れたくなくてジッとして待っていた。
繋がったのか「もしもし」と話し出す。
最初は穏便に世間話なんかしていたが、だんだん声のトーンが落ちていく。
「それでですね、この『口付けの契約』なんですが…どうしてもハッピーエンドにならないんですよ…どうやってもアルトが死んじゃって…アルトルートって本当にあるんですかね?」
「アルト!?」
思いもしなかった名前が出て、食い入るように身を乗り出したらフードの子供に頭を叩かれた。
痛くはないが不機嫌な顔になる。
姫の名前を言うって事は姫の知り合いなのか?
でも子供が口にしている言葉に聞き覚えがなくて理解出来なかった。
フラグとかルートとか攻略とか、よく分からない。
突然子供は声を荒げて驚いた。
「アルトルートは開発中!?何それあり得ない!!じゃあ早く作ってよ!これじゃあ転生の意味ないじゃん!」
いきなり怒り出した、なんだ?どうかしたのか?
子供が通信機の相手と言い合いをしているのを横目で見ながら子供がさっきまで動かしていた機械を手に取る。
やはり自分に似ているし、吹き出しの上にトーマと書かれているから俺の似顔絵?
でもなんでこんな…
ポチポチとボタンを押す。
すると文字が変わり話が進んでいた。
画面のトーマはリンディに愛を囁き、シグナム家は崩壊した。
幸せそうに笑う絵に悪寒が走った。
……何故、画面の中の俺は笑っているんだ?
シグナム家が崩壊したなら姫…アルトは?どうなった?
さっきこの子供は死んだと言わなかったか?
これは現実じゃない、そう頭では思うが機械を地面に落として頭を抱える。
……そうだ、このまま此処にいたら姫が危ない!
ノエルも早く手当てしないと……
子供を放っておき何処に向かうでもなく走った。
戻らなきゃ、俺がいるべき場所に…守らなきゃ…俺の大切な人達を…
『トーマは人間で!貴方の息子だけど貴方のものじゃない!トーマにもちゃんと意志がある!』
ふと姫の声が聞こえて光の球体が見えた。
さっきの光とは違う、君のような暖かい光だ。
手を伸ばすと暗闇だった周りは白くなる。
やっと俺の手が見えた。
後ろからあの子供の声がした。
あれは誰だったのか、分からないけど…きっと知るのはずっと先の事だろうと何となく思った。
『アルトって可哀想なキャラだよね、ずっと孤独で最後まで利用されて死んで…だから僕はアルトを幸せにするお手伝いをしたんだ、ルートを作るのは君だよ…トーマ』
ーーー
目を覚まして目の前に見えた光景に驚いた。
父が姫に向かって魔剣を向けていた。
俺は魔力がない筈なのに、姫を助けたいという想いが立ち上がらせた。
大剣を向ける。
…コイツはもう父ではない、捕縛対象の犯罪者だ。
犯罪者はこちらを見ずにため息を吐いた。
「……はぁ、父親に剣を向けるなんて…本当にどうしようもない愚息だ」
「アルトから離れろ、クソ野郎」
「お前になにが出来る?魔力もないのに、立ってるのがやっとなくせに…」
確かにそうだ、いや…正確にはそうだった。
今の俺は何故か目が冴えていた、眠気はない。
不思議と…今なら何でも出来そうな気がしてきた。
父はこちらを振り返り、そして驚いた顔をしていた。
なんだ?鏡を見ていないから自分の顔になにかがあるのかと眉を寄せた。
何故父は怯えた顔をしているんだ?
「…お前、その瞳…」
「は?」
俺は自分では違和感なくて気付かなかった、瞳が真紅色になっている事に…
48
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
嫌われ魔術師の俺は元夫への恋心を消去する
SKYTRICK
BL
旧題:恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる