紅い瞳の魔女

タニマリ

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儀式

兄弟対決

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──────シャオンは逃げろ。早くっ!


ツクモが目配せで僕に指示を出してくる……
突き刺さった氷の矢で身動きが取れないツクモを、まほろばなんかがいるところに残して行けるわけがないっ。
ツクモの体から氷を引き抜こうとしたら、地面から無数の細い氷柱が生えて僕を閉じ込めた。


「シャオンはその檻の中でしっかり見ていろ。もう一度心を折ってやる。」


もう一度って…まさか──────……
まほろばはただれた顔でニヤリと笑うと、ツクモのそばへと降り立った。



「生きていてくれて嬉しいよツクモ。やはり私の手で殺さないと気が済まないからね。」

まほろばが手をかざすと楕円形の空洞が現れ、そこから銀の十字架がニュルっと出てきた。
十字架には赤黒い血の跡がベッタリと残っている……
まほろばはその血を舌で舐めながら薄気味悪く笑った。


「大切な弟に敬意を表して、親父と同じ十字架で殺してやるよ。」
「……やっぱてめえが親父を殺ったのか。おかしいと思ったんだ、あの親父が烈士団に殺されるだなんて。どうせ卑怯な手でも使ったんだろ?」


まほろばはツクモの体に刺さった氷の矢に足を乗せ、さらに深くへとめり込ませた。
「なんで殺したか教えてやろうか?」
一本、また一本と、ツクモの苦痛を楽しむかのように踏みつけていく……


「おまえだツクモ。親父が次の長はおまえにすると言うから殺した。里の奴らも同じだ。みんなツクモツクモツクモって、何百年も前に出ていった腰抜けのことをっ……全く、反吐が出る!」


まほろばは吐き捨てるようにそう言うとなにかを取り出し、ツクモの腹に投げつけた。
あれは…ブローチ……?





「しょせんあんな小さな里なんてツクモにこそお似合いだったんだ!!私は魔女を操り、人間を全て排除してこの世界の王となるのだ!!」






──────どうかしてる………


そんなくだらないツクモへの対抗心のために、千年も生まれ育った里を、家族を、仲間を……
思い出もなにかも全て、自分の手で葬ってしまうだなんて……





「私は人間のようなヘマはしない。確実に心の臓の中心を突き刺してやる!!」
まほろばはツクモの胸に十字架の先端部分を押し当てた。


「どうだツクモ怖いか?命乞いしてみろよ。」
「てめえのイカれた妄想に俺の大事な女を巻き込むのは止めろ。」


ツクモはまほろばに向かって挑発的に中指を突き立てた。
まほろばのこめかみが怒りでピクピクと震える……


「そうやってあの世でも調子良くほざいてろ。」


まほろばは目を血走らせながら十字架に力を込め、ゆっくり…ゆっくりと、味わいながらツクモの心臓へと突き刺していった。
ツクモの苦しそうなうめき声と激しい血飛沫にとても見て入られず、目を逸らした。


ツクモはドラゴンの超再生能力によって生き返ったと言っていたが、それは何回でも可能なのだろうか?
今度こそ死んでしまうんじゃないのだろうか……

心配で胸が張り裂けそうだった──────……




「シャオン、震えてる?可愛いねえ。」

ツクモの返り血を浴びて血塗れになったまほろばが覗き込んできた。
周りを取り囲んでいた氷の柱が白波のように溶けていく……


「今から私と鬼ごっこでもしようか?もしかしたら無事に逃げ切れるかも知れないよ?」


まほろばはこれ見よがしに僕の首にある赤い玉をクルクルと触ってきた。
魔法が使えないのを分かっていながら嫌味ったらしい提案だ……




「もう抵抗はしない。」




カラカラに干上がったツクモを横目でチラリと確認した。
十字架が胸に突き刺さったままだ。


「最後にツクモと二人っきりでお別れをさせてくれ。」


あれを抜かないことには復活も出来ない……
まほろばは少し考えてから言った。

「いいだろう…5分だ。それ以上は待たない。」
まほろばはそう言うと僕達から離れて行った。




ツクモに刺さっていた十字架を抜き取り、何本もめり込んでいた氷も全部取り除いた。
まほろばに復活していく過程を見られないように、ツクモから借りていた上着を脱いで体にかけた。
ツクモの首を両腕で包み込みながら膝に持ち上げ、小さく名前を呼んでみる……




「……ツクモ…聞こえているのか?」




──────返事がない……

ミイラ状態からは再生したものの、ツクモの顔は真っ白でまるで生気がなく…とても生きているようには見えなかった。
どうしよう…生き返るにはまだ時間がかかるのか?
それとも…もう………

不安ばかりが募っていった。


胸の谷間に頬が密着しているツクモの顔が、心無しかニヤけているように見えた。


「……ツクモ…生きてるだろ?」
「ちっ、バレたか。」
こいつっ……!本当に殺してやろうか!!


「でもまだ体が動かねえ。もう少し時間がかかる。」


まほろばに操られそうになってからずっと考えていたことがある……
僕はツクモの唇に顔を近付け、真っ直ぐに目を見て言った。


「ツクモが僕を操ってくれないか?」


ツクモの目が驚いてまん丸になった。
このままではまほろばに好きにされてしまう……
あんな奴に操られてたくさんの罪のない人々を殺すだなんて…考えただけでも耐えられなかった。


「ツクモなら…僕の力を悪いことに使ったりはしないだろ?」
「いやっでも…あんなこととかこんなこととか……マジやべえ。理性を保てる自信が全くないっ!」

こいつはこんな時によくこんな冗談が言えるな……
ぶん殴りたい気持ちを必死で抑えた。


「そんなことをしても直ぐに奪い返されるだけだ。もう俺には魔力が残ってねえし、シャオンもこの玉を外さない限り魔法が使えない。」
「じゃあどうするんだ?お得意の策は何かないのかっ?」

「頭もまだ上手く回らねえ。浮かんでも愚策ばっかだな。」


ツクモは自分に言いきかせるようにこの状況を整理した。
まほろばを倒すには僕のこの首輪の赤い玉を破壊せねばならない。
そのためには首輪を外すカギが必要となってくるわけで、まほろばからなんとかして奪うしかない……

「僕が隙をみてポケットから奪ってこようか?」
「シャオンそれマジで言ってる?あいつに隙なんてねえしそんな大事なもんをポッケになんか……いや、待てよ。」


ツクモはなにか閃いたのか、眉間に深いシワを寄せながらブツブツと策を練り始めた。








「時間だ。こっちに来い。」



まほろばが冷淡な声で僕を呼ぶ……

まほろばの前まで歩いて行って立ち止まり、言われるがままに目を閉じた。


「良い子だ。」


指先で僕の髪を優しく撫で、唇の形をなぞるようにそっと触れてきた。
まるで恋人にするようなその仕草に鳥肌が立った。

まほろばの顔が近付いてくる気配を感じ、ツクモから受け取っていたアクセサリー型の使い捨て魔具のスイッチを押した。
使い捨ての魔具は元から魔力が注ぎ込んであるので、魔力がゼロの今の僕でも使うことが出来るのだ。
この魔具は激しい光を放ち、まともに見たら少しの間だけ目の自由を奪える……   
まほろばは顔を抑えながら後ろに仰け反った。

「くそっ……シャオン貴様っ!!」

銀の十字架を手にしたツクモが背後からまほろばに迫り寄り、一気に胸を貫いた。
しっかりと心臓の真ん中を捉えたように見えた ………


「ダメだっ…寸前のところで少し逸らされた……」


ツクモはそのまま崩れ落ちるようにして地面に倒れ込んだ。
失敗したのか……?
完全に裏をかいたのに……


「ツクモ……おまえのその体から放たれる匂いだけは臭くて臭くて…いつどこから来ようが丸分かりなんだよっ!!」


まほろばは自分に突き刺さったままの十字架を力任せに引き抜いて地面に投げつけた。
十字架はカラカラと乾いた音を立てて地面を転がっていく……
まほろばは仰向けになったツクモにまたがると、両手で首を締め上げた。

「ふざけやがって!なぜ死なない?!私は正確に心臓の真ん中を刺したっ!!」
「体中に風穴空けてドラゴンのケツの穴から腹ん中に突っ込んだら、てめえでも不死身になれんぜ?」

「意味が分からない…不死身になる方法があるというのか?」
「あ~悪ぃ。この方法はクソまみれになる上に性格がひん曲がった奴には効かないんだった。」

ツクモはわざとまほろばをあおった。
ツクモは誰よりもまほろばの性格を知り尽くしている。怒りのポイントをつくことで激昂させ、隙を作ろうとしているのだ。



「おまえのそういう下品であざけた態度を取るところが昔から大嫌いだった。」

「奇遇だな。俺もおまえの腹ん中ドス黒いくせに上品ぶったその面が昔っから大嫌いだった。」



狙いを定めたツクモが内ポケットに手を忍ばせた時、まほろばがくくっと吹き出すように笑った。

「これが二つ目の策か?随分とお粗末なものだな。探し物はコレだろ?」

まほろばが口を大きく開けると舌の上には金色のカギが光っていた。
僕の首輪を外すカギだ……
まほろばは勝ち誇ったように口を閉じた。こちらの思惑など筒抜けだったのだ。
ツクモは大の字に寝転がって天を仰いだ。

「どうしたツクモ、もう万策は尽きたのか?女ひとり守れないとは情けないなあ。」

実行した二つの策は失敗に終わるとツクモは言っていた。
事実…その通りになってしまった……




「死なないのなら永遠の苦しみを味合わせるまでだ。」

まほろばが手をかざすと再び楕円形の空洞が現れ、そこから鋭く尖った剣が五つ出てきた。


「おまえの愛する女に胴体から手足と首を切り取らせて、バラバラのまま小さな箱に詰めて深い海の底へと沈めさせてやる。」


なんて恐ろしいことを思いつくんだっ……
そんなことをしたらツクモは終わることのない地獄を味わうことになる。

「僕はそんなことはしないっ!」

まほろばはカッと目を見開くと、五つの剣を僕に目掛けて飛ばしてきた。
体のスレスレを通って地面に突き刺さった剣は、白いドレスの裾を切り裂いた……


「シャオン、何度も言ってるだろ?私は誰でも操れるって。」
「だからなんだっ?!僕の心はもう折れたりなんかしないっ!」


こんな奴に…もう絶対に屈服したりなんかしない!
まほろばが僕を見て不敵に笑う……




「君に教えていない事実が一つある。10年前のあの日の続き……聞きたい?」




─────続きって………

母が死んだ日のことにこれ以上何があるっていうんだ……?


「君の母にトドメを刺したのはトムじゃない。トムがリハンに勝つことなんて到底無理だったんだ。」
「……貴様が母を殺したのか?」
まほろばは静かに首を左右に振った。



「もう一人いただろう?あの場所には……」



─────もう一人って……


「止めろっまほろば!!」
ツクモが大声を上げてまほろばを制止した。


「勘のいいツクモはもう分かったようだね。シャオンはどう?相変わらず鈍いねえ。」


もう一人いたって……
だってあの時、あの場所にはもう誰も……

胸の鼓動が早くなっていく──────……



「シャオン信じるな!こいつの言ってることは全部デタラメだっ!!」


まほろばは僕に覆いかぶさるように体を寄せてくると耳元でささやいた……






「リハンを殺したのは、怒りに駆られて力をコントロールしきれなくなった小さな魔女だよ。」







───────……ぼく………?








繰り返し同じ夢ばかり見ていた。
夢はいつも母が湖畔の真ん中にある浮島で無惨な姿で死んでいるところで終わる。
その後僕はどうしたのか、どうなったのか……
分からない。だって…記憶は途切れてしまっていたから……
大切なことが抜けているような気もしていた。
でも…頭の中の記憶を手繰り寄せることは出来なかった。

そうまるで…続きを思い出さないようにと蓋をしてしまったみたいに……





「……うそ、だ……」




たった一言…絞り出すように言うのが精一杯だっだ。

「嘘じゃない。あと一歩のところまで私はシャオンを追い詰めた。その時はまだリハンは生きていただろ?」



─────母の最後の姿……

少しずつ蘇ってくる記憶の続き……




「やっと、見つけた。」


声をかけてきたまほろばの口元にのぞいていた、白く輝く二本の牙がとても怖くて……
それと共に体の奥底から感じたことのないような力が湧き上がってきた。
それは自分でも恐ろしいものだと直感し、抑えなければと思ったんだ。


その時─────……


死んだと思っていた母が、浮島の上でボロボロの姿で立ち上がっているのを見た。




「リハンにトドメをさしたのは間違いなく、力が暴走してしまったシャオンだよ……」




そうだ……あの時僕が───────……





「……僕が…殺したんだ……」





手足の先が氷のように冷たくなっていき、音も光もない世界に体が堕《お》ちていく感覚がした。







「かわいそうに。私がその苦しみから解放してあげるよ。」
「シャオンこっちを見ろ!俺のことを見るんだ!!」


まほろばが動けないツクモに見せつけるようにしながら顔を近付けてきた。
僕の唇に柔らかな感触が重なった……



「シャオン!!!」



ツクモの呼ぶ声が微かに聞こえてきたのだけれど、唇を噛まれる鈍い痛みがそれを遮った。
血が流れ、まほろばが舌で血をすするピチャビチャという音だけが聞こえた。



「シャオン…私の声が聞こえるならうなずいて。」

まほろばの言う通りにコクリとうなずいた。
操られた僕を見て、ツクモは絶望のどん底に突き落とされた。

「ちきしょうっ…守って、やれなかった……」

地面に寝転がって顔を抑えて泣いているツクモの姿が見える……
まほろばは口からカギを取り出すと鍵穴に差し込み、首輪を外した。

「さあシャオン、さっき言ったようにこの男をバラバラにして海に沈めてあげなさい。」

楽しそうにそうささやくと、地面から剣を引き抜いて僕の手にしっかりと握らせた。
僕はツクモが動かないように束縛魔法のチェーンで固定した。


「シャオン止めろっ!俺が分からないのか?!」


ツクモの声を無視し、浮遊魔法を使って体の根元の部分に鋭い剣を五つ突き立てた。
肌に少し触れた剣の切っ先から、赤い血の糸が流れ落ちるのが見えた……
ツクモが僕に向かって懸命に呼びかける姿を、まほろばは薄ら笑いを浮かべながら眺めていた。

ツクモが目配せで僕に向かって伝えてくる─────



「さあ殺るんだ、シャオン。」 



まほろばの言葉に従い、五つの剣を真上へと高く上げてツクモの体に勢いよく振り落とした。

剣はツクモの肉や骨を砕いて手足と首を胴体から切断すると、そのまま地面へと深くめり込んでいった。
そして角度を変え、地表にそって這うように突き進んでいった。


「どうだツクモ!思い知ったか!!おまえみたいな半端者がこの私に楯突くからだっ!!」


嬉嬉として罵声を浴びせるまほろばの下を通過すると、直角に曲がって再び地面から現れた。


ギラリと光る剣はある一点へと猛スピードで向かっていくっ……



「なん、だとっ……?!」



まほろばが気付いた時には既に遅く……
手にしていた首輪の赤い玉は粉々に砕け散ったあとだった。












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