ヴァルキリーレイズ

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第一笑(オーディン編)

12 : 最強のベルセルク

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 テシリーのリベンジマッチが終了すると、俺はそのまま彼女を帰すことはなかった。

「テシリー、俺に負けたんだ。やっぱりペナルティは必要だよなぁ?」
「ペナルティだと? 従わないぞ私は」
「オイオイ、王都直属の特殊部隊に属するアーチャー様がこぉんな駆け出し冒険者にビビってるのか?」

 テシリーはキリッと睨みつけてきた。

「……言え」

 やはり強者であるが故のプライドは立派なものだ。

「サラから聞いたんだが……お前たち、オーディンと戦ったことがあるんだってな?」
「む、何だ、ペナルティとはそんなことを聞き出すことか」

 今回は、な?

「そのオーディンの城っていうのはどこにあるんだよ? サラもよく覚えてないっていうし、何とか記憶から引き出せないか?」

 サラと同じくその時に泥酔していたテシリーが覚えている可能性は低いか。

「覚えている」
「マジか!? どこにあるんだ教えてくれ!」

 待て、とテシリーは手を突き出す。

「何故そんなことを知りたい? まさかオーディンと戦うつもりではないだろうな」
「オーディンと戦うために、ネーシャに鍛えてもらってるんだよ」

 テシリーは唇を噛み締めた。

「オーディンの城の場所は教えてやる。だがひとつ、条件がある」
「条件?」

 戦うなとか言うんじゃないだろうな?

「私を、連れて行け」
「は?」

 何を言い出すのかと思えば。
 そりゃ、テシリーは戦力になるしこちらとしてはむしろお願いしたいくらいなんだが……。

「テシリーお前、オーディンと戦う気か?」
「もちろんだ。負けたままでは気が済まない。私はそれまで負けたことが無かったのだ。それに続いてお前にまで負けてしまうとは……しかも二度も!」

 なんだ、ただの負けず嫌いか。
 だが上手いこと話は進んだ。城の位置は分かるみたいだし、テシリーも仲間になって戦ってくれる。後はもっと強くなって臨むだけだ。

「まぁ俺のことは置いておくとして、お前が味方についてくれるのは心強い。……それでオーディンの城はどこにあるんだ?」
「分からない」
「……ン?」

 今こいつ、分からないって言ったのか?

「ごめん。何だって?」
「分からないのだ」
「分からないのだ……ジャネェェエエ工!!!!」

 城の場所覚えてるって言ってたじゃねぇかこいつ堂々と嘘つきやがって!

「分からないというが正解だぞ」
「ミカン、いつの間に……」

 不意に現れたミカンが、テシリーの言っていることは正解だと言う。

「オーディンの城は地に定着していない。空にあることも、地中にあることも、この世にないことだってある」
「どういうことだよミカン」
「つまり、オーディンの城は移動しているということだ」

 おいおい、動く城はアニメの中だけにしてくれよ。
 続いてテシリー。

「そもそも、城の場所が分かっていれば、今頃私が奴を倒しているはずだ!」
「そうだな」
「本当に倒せるんだからな! 本当だぞ!」
「唾が飛んできてんだよ! 至近距離で叫ぶな汚ぇな!」
「何だと!」

 結局、城の場所は分からないということか。まぁ、見つけたところで挑めるほど俺たちはまだ強くないし、仮に戦ったところで傷を負うほど強くなるオーディンの性質上、下手に手を出せばむしろ負けるリスクは大きくなる。充分に戦力を上げる必要があった。それはもう果てしないほどに。
 その時、聞きなれた鐘の音が響き渡る。
 家の入口を見ると、一人の男がドアの前に立っていた。

「おいネーシャ、客だぞ?」

 俺とミカン、テシリー、ネーシャが庭にいるというのに一切目もくれず鐘を鳴らした男。
 屈強な腕に巻かれた黒い布、そして同じ素材のボロボロの黒い布をマントのように身につけていた。

「ったく……」

 額に手を当てるネーシャ。
 知り合いか?
 そこでテシリー。

「あれはゲザではないか」
「ゲザ?」

 何だこの名前、カタカナにするとすごく読みづらいぞ。
 
「ああ、王都直属の特殊部隊デルタに所属するベルセルクだ。一騎打ちを得意としていて、その攻撃力は凄まじいものだ。デルタを除いて一対一の勝負であいつに勝てる者はまずいない。得意技は狂人化するバーサークだ」
「お前、機密という言葉を知らないだろ」

 懇切丁寧に機密を漏えいしやがって。わざとやっているのか? それはボケなのか?
 鐘を鳴らしたのだから、当然家の中にいる人間が出てくる。それは予想通りサラ。ゲザを見るなり驚いたような表情をする。

「ゲザさんじゃないですか! お久しぶりです。どうされたんですか?」

 至極不思議そうな顔で問うサラ。……お前を取り返しに来たんだろ。

「サラ、帰るぞ」

 ダンディな声で一言、ゲザは言った。

「ええっと……帰ると言われましても」

 と、そこで出てきたのがシャミー。

「ゲザ……? にゃにゃ! ゲザにゃ! 久しぶりなのにゃ!」

 やはりシャミーもゲザのことを知っているみたいだな。
 しかし何だろうか、シャミーが出てきた瞬間、ゲザが一歩後ずさった。

「シャ、シャシャシャシャミィ!?」

 驚いているようだが、シャミーが何かしたのか? ただ出迎えただけに見えるが。

「と、ということは……あの女が……」

 理解した。あいつ、ネーシャのことが苦手なんだ。

「ネーシャかにゃ? ネーシャならあそこにいるにゃ」
「ヒェエッ!!」

 ゲザが驚嘆しながら振り向くと、俺たちと目が合う。

「よ、よう」

 俺はとりあえず挨拶しておいた。しかしゲザの怯えたような顔は、俺にではなく、その背後、ネーシャに向けられていた。

「出たァァァァ!!!!」

 まるで幽霊でも見たのかのような反応で腰を抜かす屈強な男。
 鋭い舌打ちの直後、ネーシャがゲザに歩み寄った。

「私を化け物みたいに扱わないでくれるかしら? すっごく腹が立つんだけど」
「ごめんなさぃ~!」

 迅速かつ華麗な土下座。
 こんなの日本でも見たことがない。カッコイイはずがないのに、恍惚としてしまうほどに美しかった。

「土下座に慣れてやがる……」

 ゲザがデルタの人間であるということは、元々ネーシャと同じパーティで共に戦っていたということになる。ネーシャのやつ、その頃一体、彼に何をしたんだ?
 俺の意を察したかのように、その疑問に答えてくれたのはテシリー。

「そう驚かないでやってくれ。ベルセルクにはよくある話なのだ」
「よくある話?」

 ベルセルクっていうと、バーサーカー……狂戦士。あの、怒ったら凄いやつだよな?

「ベルセルクは己のリミッターを解除して、驚愕すべき身体能力を発揮するスキルを持っているんだが、それがとっておきらしくてな。そのスキルを使っても勝てなかった相手にはひどく怯えてしまう習性があるのだ」

 ということは、ネーシャはそのスキルを使ったゲザに勝ったということか。体格からすると、明らかにゲザに分があるように見えるが。

「ひょっとして、ネーシャって強いのか?」
「お前……ずっと一緒にいて分からないのか」
「えっ?」

 きょとーんとした顔で見てくるテシリー。
 もちろん分かっているつもりだ。後先考えないポンコツでバカで適当に戦えるシーカーだろう。

「ネーシャはデルタにいた頃、パーティ内最強にして王都最強のシーカーだったんだぞ」
「嘘だ」
「本当だ」
「マジかよ!!??」

 何それ初耳。
 高飛車な女だとは思っていたが、実際凄いやつだったのかよ!
 あんなに強いサラがネーシャに逆らわない理由はこれか。

「じゃあテシリー、お前もネーシャに負けたのか?」

 テシリーはネーシャに対してそれほど遠慮してはいない感じだったが。

「決着はついていない」
「それって……」

 何、こいつら喧嘩してるの。

「二年前、ネーシャはデルタを脱退した。それまで彼女がデルタにいた五年間で決着がつかなかったのだ」

 長い戦いだなぁ。ということは、テシリーはネーシャ並に、マジの最強並に強いってことか。じゃあそんなテシリーも下してしまった俺は誰かが神と呼んでくれてもいいのでは? 何? 戦い方がセコいって? やかましいわ。

「ん? 今、二年前と言ったか?」
「ああ、言ったぞ」

 サラが言っていたが、確かデルタに入る前に訓練期間があるはずだ。
 二年前に脱退してその前から五年間在籍していたということは……現在十七歳のネーシャは十歳の頃からデルタのメンバーだったということになる。
 そもそもネーシャが十七歳であるというのは未だ俺の推測でしかないのだが。
 という内容を、テシリーに聞いてみた。

「その通りだ。ネーシャは十歳の頃デルタに入隊した。九歳の頃から訓練を始め、その期間はたったの二ヶ月。逸材にも程がある。サラや私でも一年と半年はかかったのだから」

 すげぇ! ネーシャ強ぇ!

「だから土下座はやめなさいよ!」

 その声に顔を向けると、未だゲザは土下座の体勢であった。

「勘弁してくれぇ~!」
「私は何もしてないじゃない!」

 このままだとゲザが可哀想だし、不思議とネーシャにも気を遣いたくなってくる。俺が行ってやるか。

「ネーシャ、その辺にしとけ」

 ネーシャの肩に手を置く。

「違うのよ! 私は何もしてないの! この男が勝手に……」
「とにかくお前はどっか行ってろよ、ゲザと話せないだろ?」
「しょうがないわね……」

 ネーシャがブツブツと言いながら部屋の中に入っていったことを確認すると。

「ゲザ、もう大丈夫だぞ」

 ゲザは顔を上げた。

「お前は?」
「俺はコウタ。ネーシャの仲間だ」
「お前は凄いな……」
「何がだ?」
「あの人に向かって″どこか行け″だなんて言えるんだからよ」

 まぁそれは俺の方も粗末に扱われることあるしお互い様だな。

「そんなことよりも、サラを取り返しに来たんだろ?」
「っ……!」

 はっとしたゲザは即座に立ち上がった。

「そうだ! 俺の仲間を返してもらうぞ! ロリコンシーカーはどこだ!」
「いねぇよそんなシーカー」

 ゲザにこの名前を吹き込んだのはテシリーだろう。後で覚えとけよあの女。

「どこにいる!?」
「この世界に二人しかいないシーカー。一人はネーシャで……ちなみにもう一人は俺だ」
「何!?」

 またバトルになったりしないよな? さすがに男相手じゃ脱がしても勝てねぇよ。

「つ、つまりはどういうことだ?」
「は?」

 きょとんとした顔で聞いてくるゲザ。いやわかるだろ今の意味。

「だから、俺がお前の言っているシーカーなんだよ」
「どのシーカーだ」
「は!?」

 大丈夫かこいつ。
 いや、俺にロリコンシーカーと言わせたいがための作戦か?

「ゲザお前、からかってるのか?」
「分かりやすく教えろ! じゃなきゃ分からん!」
「だから! 俺は! お前が探してるシーカーなんだよ!」

 はたっと気がついたように目を見開いた。さて、戦うのか?

「どのシーカー、だよ……」

 どうしよう、こいつに覚えたてのソードラッシュをぶち込みたい。
 だが、別に無理に理解させることもないか? それにサラを無理やりうちに置いてるわけじゃないし、連れて帰ってもらっても結構なんだが。というか、デルタに狙われるくらいならむしろそれを望む。
 大体、テシリーが負けず嫌いなせいでこんなことになってるんだ。最初のうちはサラが王都に帰ってたんだからそのまま引き止めていればよかったんだ。
 噂をすればなんとやら、テシリーの助け舟。

「ゲザ、この男がお前の探しているロリコンシーカーだぞ」
「何だと! お前だったのか!」

 しかし俺にも相当なプライドがあるようで、話が長引いてしまった原因はこちらにもあった。
 ようやく理解した様子のゲザは、俺を鋭く睨みつけてきた。

「どうしても返さぬというのなら、力づくで返してもらう」

 この男、理解力は皆無だがさすがに懇切丁寧に話してやれば分かってくれるだろう。

「返すよ。お前たちの大事な仲間だもんな」
「待て!」
「待たねぇよ」

 割り込んできたのはテシリー。何を言うのか、おおよそ見当はつく。

「こいつは私のライバルだ」
「ライバルじゃねえよ」
「そして約束をした! 私が勝つことができれば、サラを返してもらうと! だからゲザは口出ししないでほしい」

 こいつ面倒くせぇ……。戦う口実が欲しいだけだろ。
 だがサラはこいつらの大切な仲間なんだ、同じパーティのメンバーの頼みとはいえ、そう簡単に承諾するわけがない。

「む……テシリーがそういうのであれば、致し方ない」
「おい! 簡単に引き下がるなよ! サラは大事な仲間だろ!? いいのかよ!」
「サラは大事な仲間だが、テシリーも同じだ。仲間の頼みは無下にできん」

 なんだコイツ、カッコイイじゃん。
 俺は頬をかいた後。
 
「って! 知るかそんなこと! 早くサラを持って帰れ!」

 サラはオーディン討伐の時となれば力を貸してくれるだろうし、テシリーに関しては自ら連れて行けと行っているくらいだ。別にこんな不毛なパーティにいさせる理由もない。
 ……嗚咽。

「ひっぐ……私はいらない子なんですね……うっ……ひどいですコウタさん」

 サラがいることを忘れていた。
 いや別にいないと思ったからこのような発言をしたわけではない!

「こらコウタ! サラを泣かしてはダメではないか!」
「パーティメンバーを泣かすなど、サブリーダーにあるまじき行為」

 テシリーはともかく、ゲザはもう、サラを俺のパーティメンバーとして認めちゃってんじゃないのかその言い方。
 しかも何で俺がサブリーダーだってこと知ってるんだよどこ情報だよ。

「ごめんなさい……私がいけないんです……ろくに皆さんのお役に立てないから……ひっぐ」

 あれ、なんか本当に面倒くさいぞ? え、何。俺がサラを慰めないといけないのか。

「サラ、実は俺、お前のことを一番頼りにしてる。だけどお前の一番の仲間はここにはいないはずだ。王都に戻って、デルタの皆と楽しく過ごして欲しいと思って言ったんだよ」
「はい……ひっぐ……これからも、よろしくお願いします、コウタさん……うぇん」
「ああ」

 和やかな雰囲気が場を包む。テシリーは、よく言ったと言わんばかりに俺に笑みを向けてくれて、ゲザも満足そうに頷いている。これが、仲間ってやつなのか。

「って違ーーーう!!! サラお前今何て言った!? これからもよろしくじゃねぇだろ!? お前は王都に帰ってデルタのみんなと過ごすんだよ!」

 ゲザとテシリーも早くサラを連れて帰ってくれ! じゃないとアイツが――。

「何よいつまでも騒がしいわね~」

 来た、終わった。

「ひっ!」

 頭をポリポリとかきながらやってきたソレに、ゲザは怯えて身を丸くしてしまう。サラは一連の流れをネーシャに説明していた。

「ぬわぁんですってぇー!!」

 のしのしと歩み寄ってきたネーシャに胸ぐらをつかみあげられ、唾が飛ぶくらいの怒号を浴びる。

「私の仲間を勝手に売らないでもらえる!?」

 勝手に盗んだお前に言われたくはない。

「売るんじゃない、返すんだ」
「あんたそれでもサラの仲間なの!?」
「仲間だからこそ、仲間の幸せを優先するべきだろ」

 かつてデルタ最強であったネーシャがこんなお調子者だ。逆らえないサラは確実にストレスを感じているに違いない。

「じゃあサラの意見を優先するってことでいいのね!?」

 視線がサラに集まる。

「えっと、私は……」

 ここでネーシャが威圧的な目を彼女に向けようものならチョップをカマしてやっていたところだが、どうやらそのようなことはせず自然に見守っていた。
 ここに残りたいだなんて言うはずがない。言えるはずがないのだ。仮に本心だったとしても、そう言ってしまえばデルタを裏切ることになる。
 答えは明確であった。

「私は、ここに残ります!」

 ほら予想通……え?

「ほら言ったじゃない! サラはこのパーティが気に入ってるのよ!」

 別にそんなことは言ってないけどな。
 しかし驚いた。サラがこのパーティに残りたいだなんて。
 俺からすればサラのような実力者がいてくれるとものすごく助かるんだが、問題はデルタの二人だろう。きっと絶望に苛まれていることだ。
  テシリーの目は輝いていた。

「さすがはサラだ! 私がしたコウタとの約束を破れまいと、そう決断してくれたのだな!?」

 それに続き土下座したままのゲザも。

「仲間を大切に思うその心意気。深く感心だ!」

「あはは……そんな、褒めないで下さい。照れてしまいますので」

 デルタはバカの集まりなのだろうか。


 それから、テシリーには未だライバル関係のように思われているが、ゲザはこの件を彼女に一任したらしく、特に彼との揉め事は起きなかった。というよりも、ネーシャに会いたくないが故にテシリーに任せたのだろう。
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