ヴァルキリーレイズ

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第一笑(オーディン編)

14 : シーカー嫌いの大魔道士

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 ネーシャの誕生日パーティが無事終わり、その翌日。

「ん……」

 小鳥がさえずる穏やかな朝であった。さしてだるさを感じることもない良い目覚め。ここに来た時と比べると、睡眠の質が上がったかのように思える。その理由としては、俺がベッドで寝ることをミカンにお許しいただけたからに他ならないだろう。
 目の前では気持ちよさそうに眠っているミカンの顔。無防備な表情にイタズラしたくなる気持ちを抑えながら、身を起こす。

「……」

 布団の上で丸くなって眠っているのはテシリー。

「何でこいつがここに居るんだ?」

 下敷きになっている足を引き抜こうと動かした瞬間、テシリーは小さく唸ってから薄らと目を開けた。

「ここは……。む。なぜお前がここにいる?」
「それはこっちのセリフだ。お前、王都に帰ったんじゃなかったのか?」

 昨日、酔った勢いでサラと家を飛び出したのは知っているが、その後のことは知らない。さすがにあの泥酔っぷりでは王都まで歩けないと悟ってうちに泊まったのだろう。
 
「サラの部屋で寝ていたはずなのだが……」

 寝相が悪いにも程がある。ミカンはともかく、テシリーはいい大人なんだぞ、もし俺とナニか間違いが起きたらどうするつもりだ。……いや、別に下心とかはないけどな? もちろん。多分。恐らく。

「何でもいいけど、そこどいてくれよ。重いだろ」
「女性に向かって重いとは、全くデリカシーに欠ける男だ」
「女性として扱われたいなら女性らしく振る舞えよ。顔を合わせれば、やれ勝負だの何だのって。確かにお前は出るとこは出てるし、見てくれも悪くは無い、だがやっぱり――」

 テシリーは再び眠りについていた。
 頬を掴んだ。

「痛い痛い痛い! 頬を引っ張るなぁー! ――分かった! 起きる! 起きるから!」

 テシリーが起きると同時に、俺もベッドから降りて着替える。

「おいコウタ。私が目の前にいるんだぞ。何を堂々と着替えている」
「そもそも何でお前は俺の部屋にいるんだよ。見たくないのなら出ていけばいいだろ?」
「それでは、まるで私が逃げたようではないか」

 分からん、何言ってんだこいつ。
 テシリーがいたところで着替え辛いということはないし、堂々と着替えさせてもらう。パンツ一枚になると、テシリーは頬を赤らめても尚俺を凝視していた。

「そこまでして見るのなら、もうお前ただの変態だからな」
「その手にはかからないぞ! 私から目を背けさせるつもりなのだろう!」

 着替え終わると、ミカンを起こす。

「むぅ。起きろコウタ」
「お前を起こしてるんだよ」

 眠たそうな裸のミカンはゆっくりとベッドから降りて、バンザイする。
 服を着せてやって、目覚めのルーティンは終了する。

「なあ、二人の朝はいつもこうなのか?」
 
 少し引き気味なテシリーだが、俺としたことが、うっかりしていた。今となっては、朝起きて裸の幼女に服を着せるなんてことは当たり前のようにしているが、他人にそれを見られれば怪訝な目を向けられることは当然。親子なら不思議なことでもないが、俺とミカンは親子と呼ぶには程遠い関係だ。

「ミカンは朝に弱いからな。こうでもしてやらないと中々準備してくれないんだよ」
「ろ、ロリコンシーカー……その名は伊達ではなかったな」
「誰がロリコンシーカーだ次言ったらスカートもぐぞ」

 さて、そろそろリビングに行かないとネーシャに文句を言われそうだし、さっさと部屋を出るとしよう。

 リビングには既にネーシャとサラ、そしてシャミーがいた。
 俺たち三人が登場すると、まず口を開いたのはサラ。

「テシリーさん。コウタさんの部屋で寝ていたんですね」
「すまないサラ。心配をかけたな」
「いえいえ、テシリーさんのことですので、この家のどこかで眠っていることは分かってましたから」

 テシリーは基本、寝相が悪いらしい。
 椅子に座ると、次に口を開いたのはエラそうに足を組むネーシャ。

「ちょっとコウタ! リーダーに挨拶のひとつもできないのかしら!?」
「おはよう……サラ、シャミー」
「おはようございます」
「おはようなのにゃ」
「いい度胸ねあんた……私に歯向かう気!?」
「コウター。ごはん」
「はいよ」

 憤るネーシャはほっといて、膝の上に座るミカンに朝食を食べさせる。
 ちなみに朝食を作っているのはシャミーで、最近はサラも手伝ってくれているおかげで一層豪華である。
 休日は明けて、今日はクエストに行く日だ。俺の中では採取クエストを予定しているが、このシーカーが何を言い出すか分からない。

「討伐クエストよ!」

 俺の心を読んだかのように、唐突に言い出したのは他でもないネーシャだ。

「で? 何を狩るんだ?」
「あら? コウタにしては珍しく乗り気ね?」

 乗り気というわけではないが、最近攻撃スキルを習得したからな。試してみたいという思いはあったし、それにいずれはオーディンと戦うことになるんだ、戦闘は避けては通れない。

「なら私も行こう」
「テシリー、お前は帰れ」
「何だと!?」

 いつ勝負を仕掛けられるか分からないからな。面倒に繋がる恐れのある要素はできるだけ取り除いておく。

「テシリーさんとクエスト……行きたかったです……」

 サラ、そんな顔をするのはやめてくれ。

「今日だけだからな」

 喜びの表情を浮かべるサラ。テシリーもガッツポーズだ。

「あのー、このパーティのリーダーは私なんですけどぉー」
「じゃあお前が決めてくれよ、リーダー?」

 ネーシャは得意げに鼻を鳴らして一言。

「シオラも呼びましょうよ!」
「……シオラ? 誰だそれ」

 ネーシャがその名を口にした瞬間、サラとテシリーの表情が強ばる。

「お、おいネーシャ。それはやめといた方が……」
「そ、そうですよ! シオラさんは、その……」

 サラとテシリーが知ってるってことは、デルタのメンバーか?

「何でよ? サラとテシリー、それとゲザもうちに来たんだから、彼女だけ呼ばないのは可哀想でしょ?」

 シオラは女性らしい。彼女だけ、ということは、俺がまだ出会っていないデルタの最後のメンバーということになるのだろうか。

「ネーシャ。そのシオラっていう人はデルタの人間か?」
「そうよ。コウタも会ってみたいでしょ?」
「いや、別に」
「じゃあ呼ぶしかないわね!」

 ネーシャにとって、俺の意向などはどうでもいいのだ。ただ面倒事を引っ張って来ればそれで満足する奴だ。
 サラとテシリーの反応を見て分かる。シオラという人物には、かなり危険な匂いを感じる。
 ネーシャは窓を開けると、空に向かってピューっと口笛を鳴らす。
 彼女の指に止まったのはハト。

「これをシオラにお願い」

 そう命令されたハトは羽を広げて空に飛び立った。
 なんて賢いハトなんだろうと思った。

「本当に呼んじゃった……」
「ああ……」

 サラとテシリーは不安そうだが、やはり一番は、あのテシリーまでも臆している部分だ。

「二人とも何だか落ち着かないようだが……シオラってどんな人なんだ?」
「一言でいうと……ネーシャさんとはものすごく仲が悪いんです」
「……え」
「一触即発だな」

 いや、いくらネーシャでもそんな相手をわざわざ呼ぶわけがないだろう。

「ただ問題なのは、ネーシャはそれに気づいていないということだ」
「それは仲が悪いというよりも、一方的に嫌われてるってことなんじゃないか?」
「ま、まぁ……そうなんですけど……」

 サラは言葉を選んだということか。
 確かに上気分なネーシャを見るに、シオラに嫌われてるなんて彼女は微塵も思っていないことが分かる。

「コウタ、スプーンが止まっているぞ」
「はいはい……ほら」

 あむっ、とスプーンを咥えるミカンに思わず微笑んでしまう俺は、シオラという人間をあまりにも軽く捉えてしまっているのかもしれない。



 シオラが来るまで家で待機していた俺達だが、その時は突然やって来た。
 サラが急に立ちあがる。

「ギガシールド!!」

 サラの杖が光り出す。

「どうしたんだサラ?」
「伏せてください!」
「えっ、どうし――」
「いいから伏せるんだ!」

 今度はテシリーに頭を押さえつけられ、床に頭をつける。

 その瞬間――

 ――ドォォォオオオン!!!

 頭上で爆音が鳴り響く。

「何だ!?」

 激しく揺れる視界に軽くパニックを起こす。
 そんな中でもミカンは平然と椅子に座ってフキデソウを食べていて、ネーシャは突っ伏して寝ている。

「大丈夫かシャミー!」

 頭を床に押し付けられている俺の視界ではシャミーを捉えることができない。

「大丈夫にゃー!」

 どこからか聞こえるシャミーの声に、安心する。
 しかし問題はここから、一体誰の仕業だ? 運が悪いことに、ここには最強が三人もいるんだぞ。タダで帰らせるつもりはない。

「来たか……」
「誰が来たんだ?」
「……シオラだ」

 おっと、犯人はお前たちの仲間なのかよ。しかもコレをしたやつが今から家に入ってくるのか。

「コウタさん、お怪我はありませんか?」
「大丈夫だ。ありがとうサラ」

 サラのシールドが無かったら木っ端微塵になってたぞ。ネーシャのやつ、とんでもない人間を呼んでしまったものだ。 
 そのネーシャは未だヨダレを垂らして眠っている。
 その時、玄関のドアが蹴破られる。
 次にリビングのドアがやはり蹴破られた。

「宣戦布告たぁいい度胸じゃねぇかネーシャァ!! ぶっ殺しに来てやったぞオラ!」

 わお、めちゃくちゃヤンキーみたいなのがきたぞ。
 黒髪ポニーテール、前髪はヘアピンで留められ、そして鋭い眼差し。武器の類は持っていないようだが、あの爆発はどうやって繰り出したんだ?

「んぁ……シオラ? いらっしゃい」

 ようやく目を覚ましたネーシャは目をこすってシオラの姿を確認すると、立ち上がって歩み寄る。

「久しぶりね。元気そうで何よりだわ」
「お前こそ元気そうじゃねぇかネーシャ……――」
「――危ない!」

 両目を突かんとする二本立てられた指がネーシャの眼前に迫ったが、寸でのところでネーシャが掴む。

「ふぁ~あ。ごめんね急に呼び出しちゃって。うちに来たことないデルタのメンバーはあなただけだったから、コウタとの面会も含めて、クエストに誘ってみようと思ったのよ」

 俺が危ないと発するよりも先に反応していたネーシャはさすが元デルタのメンバーといったところか、それにしても余裕の態度だ。

「クエストだぁ? んなことよりも私と勝負しろ、ネーシャ」
「意味わかんないわよ。ほら、あそこに冴えない男が突っ立ってるでしょ? 仲間のコウタよ」

 冴えない男ってなお前。
 ギリッと、その目に睨まれる。

「コウタだぁ……? ゲザが言っていたネーシャの仲間ってのはお前か」

 ものすごい圧だ。容赦なく目を潰して来ようとする奴だ、油断はできない。

「サラ……! こいつヤバい奴じゃねぇのか!?」

 サラにすがり、小声で訴えかける。

「はい……ですから私は止めたのに……」

 シオラがのしのしと歩み寄ってきた。
 胸ぐらを掴まれる。

「お前、ネーシャと同じくらい強いんだってな?」
「は? そんなわけ――」
「ゲザから聞いたぞ!!」

 何を吹きかけてんだアイツは!!

「俺はまだまだ駆け出しの冒険者だ! ネーシャに適うはずがないだろ!?」
「ん、それもそうだな……でもゲザがそんな嘘をつくなんてことは考えられねぇ」
「もっとよく考えてみろ! 俺がもしネーシャと同じくらい強いなら、こうやって胸ぐらを掴まれてるわけがないだろ?」
「そうか……そうだな。その通りだ……悪い」

 胸ぐらから手を離される。

「……」

 おいおい、何か色々とオイオイだぞ。
 この女、掴みづらい性格をしているのは確かだ。でも悪い奴とは思えない。
 しかしどうしてネーシャを嫌ってるんだ?

「コウタ……!」
「ん?」

 リビングの戸の隙間から、テシリーが手招きしている。
 行ってみる。

「どうした?」
「実はな、シオラはシーカーを嫌っているんだ」
「マジかよ」

 じゃあ俺も嫌われるじゃん。ネーシャと同じように嫌われるじゃん。それってヤバいじゃん?

「シオラは単独行動を嫌う。……それで意味はわかるな?」
「シーカー得意の隠密は単独行動でより活かされる。どうしてもその特性を活かすために、単独行動になりがちなシーカーを嫌ってるってことか」
「その通りだ」

 シオラのやつ、ああ見えて協調性を大事にしてるんだな。だけどその考え方は異端ではない。現にシーカーは俺とネーシャの二人だけ。シオラと同じ考えを持って、シーカーという職を選ばなかった者も多くいることだろう。
 テシリーは続ける。

「実際、ネーシャは単独行動が多かったからな。そのせいでシーカーという職はシオラにとって悪いものとして印象付けられたのだろう」

 シーカーの特性上、単独行動は仕方のないことだが、やはり協調性は大事だ。ネーシャのことだから、なりふり構わず敵に突っ込んでいたに違いない。

「だとしたら、俺がシーカーであることをバラすのは不味いな」
「ああ。でもクエストに行くとなれば確実にバレてしまう」

 俺がダガーホルダーを腰に巻いた時点で、シーカーだということがバレしまう。それに隠したところでネーシャがポロッと吐いてしまう可能性もある。

「テシリーさん、俺はどうしたら助かりますか」
「とにかく協調性を意識して行動することだ。……コウタ、お前の行動次第では、シオラが抱いているシーカーへの印象も変わるかもしれない」

 なるほど。そうなればシオラがネーシャを嫌うことはなくなるってことか。
 だけどこの場でシーカーだとバラすのはまだ早い。武器やスキルは上手いこと隠して、今は俺がシーカーだということは懐で温めておくとしよう。
戸を開け、リビングに戻るとサラが寂しげに見てきた。
 すまない、こんな殺伐とした中、置いてけぼりにしてしまって。

「それでねシオラ? なんとなんと! コウタはシーカーなのよ!」

 終わった。
 加味していた可能性が早速火を吹いた。

「あんだと?」

 しかしその殺意は俺にでは無く、ネーシャに向けられていた。

「てめぇがシーカーに誘ったのか?」
「ええそうよ。一人じゃ寂しいじゃない」

 そんな理由で俺はシーカーにさせられたのか。そこは「シーカー職を繁栄させるため」だとか「自分の代で絶たせるわけにはいかない」とかだろ。
 次に、その鋭い眼光は俺を捉え、近づいてくる。
 
「今からでも遅くはねぇ……コウタ、ソーサラーになれ」
「ソーサラー……?」

 ソーサラーっていうと、魔法使い?

「ソーサラーは大魔道士。最古にして至高の職業だ。誰にも負けねぇ」
「お、おお……」

 歴史ある職業なんだな。
 ソーサラーを紹介してきたということは、シオラもそれに属しているということか?
 確かにさっきの爆発音が魔法の類であるのなら納得出来る。

「ちょっとシオラ! コウタは私のモノよ! 勝手にとらないでもらえる!?」

 お前のものになった覚えはない。

「んだとオラァ!? 仲間を危険に晒しておいてよく言えたもんだな!?」
「クエストに危険はつきものでしょ?」

 シオラは舌打ちすると「んで?」と俺に向く。

「コウタはどうしたいんだ?」
「どうって……」

 おいおい、この場で選べってか? 
 シーカーをやめてしまえばネーシャからは非難の嵐を受けてしまうだろうし、かといってソーサラーを断ればシオラにオラオラ言われるし。
 そもそも、悩んでいい事なのだろうか。俺はやはり……。

「くだらん」

 そこで口を開いたのはミカン。椅子から降りてフキデソウを片手に場に現れた。

「ミカン……?」
「何だァお前?」
「私はコウタのカミトモだ。ミカンという」
「あ?」

 こいつ、何を言うつもりだ。頼むから変なこと言わないでくれよ?

「お前がシーカーという職をどう思っているのかは知らん。だがシーカーは、今となってはネーシャだけではない。同じシーカーをやっている人間が、同じ人間だと思わんことだ」
「ミカン……」

 こいつ、シオラがシーカーを嫌っているということに気づいたのか。

「人間は違ってもやることは同じだろうが? 一人で突っ走って――」
「試して見ればいい。コウタがお前の嫌うシーカーなのかどうかをな」

 プレッシャーがのしかかる。
 だがミカンの発言は間違いなく今の俺を助けてくれた。ここからは俺の番だ。

「ふん。いいぜ? もし私が納得できねぇような結果になったら、コウタにはソーサラーになってもらうからな?」
「じゃあクエストに行くわよー! レッツゴー!!」

 結局、当初の目的通りクエストに行くことになったわけだが。
 ネーシャお前は、ちとバカすぎやしないか? 
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