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第六章 閃血の精霊
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しおりを挟む……何かおかしい。
目の前に広がる光景を眺めるマリアはそんなことを思っていた。
魔力を無効化する能力を持つアンジ族が、イブソルニアによって一掃され、今度は二十万ほどの魔族の大軍が押し寄せて来たのが少し前のこと。そうなれど、数で圧倒的に優位に立つハテノチが戦況の主導権を握ることは明確。実際にハテノチは善戦しており、個々の戦いを見ていても敵の戦力を上回っていた。
マリアからすると、それが不気味に思えて仕方がないのだ。戦いが始まる前に、彼女が味方の魔族たちへ向けて言った言葉、それは「我々に敗北はありえない」という旨。マリアからすると、その言葉は味方の士気を上げるための決まり文句のようなものだった。これほど善戦するとは思っていなかった。
だからこそ先ほど神様からの言葉を聞いた彼女は、珍しく冷静な表情を崩したのだ。……嶺二が未だ目的を達成できていないという事実を知らされて。
「何だ……この妙な胸騒ぎは」
空で善戦を繰り広げる魔族たちを眺めながら、マリアは呟いた。
敵の魔族は、アンジ族の死体を盾に持って魔法を防いでいるようだが。倍以上もの軍勢に迫られては死角など容易く突かれてしまう。
散ってゆく魔族、押してゆく魔族。後者を味方とするハテノチが勝利を掴むのは、もはや時間の問題とも思えた。
「みんな頑張って! もう少しだよー!」
「いけいけいけぇ~! その調子でぶちのめしてやりなさい! 止まるんじゃないわよ!」
傍らではターシャが飛び跳ねて声援をおくっており、レラはフライパンの裏面をトンカチで叩きつけながら騒々しく叫び散らかしていた。イブソルニアは地面で胡座をかき、腕組みして空を眺めている。
「………………」
ハテノチ生まれの魔族たちによる力技。イブソルニア軍の魔族たちによる連携技。それに対して、敵の魔族たちは為す術もなく散っていく。
この光景……マリアからするとまるで『囮』を相手にさせられているとさえ思えた。
もしそうであれば、敵は後方でナニかを準備しているのか、それとも撤退するための時間稼ぎをしているのか。
そこで、眉を顰めたソールが素早く地面に手をつく。
「……これは」
「どうしたソール。何を感じた?」
ソールには覚えがあった。魔力を遮るような反応……アンジ族のそれ。
防壁の外で戦っている味方と敵を合わせた膨大な魔族の大軍、その者たちが放つ魔力の中を堂々と突き進む″無反応″。これほどの魔族がいるからこそ、その無反応が強い反応を示していることが分かった。
ソールは立ち上がるとマリアに報告する。
「……アンジ族だ」
「まだ生き残りがいたのか。しかしたかが知れていること……イブソルニア、頼んだぞ」
立ち上がったイブソルニアを手で制止したのはソール。
「ソール様……?」
「行くな、イブ」
そんな様子のソールに、マリアは怪訝な目を向ける。
「ソール。お前には一体何が見えている?」
そう訊いたマリアの表情は、まさかと言わんばかりに引き締まっている。ソールは皮肉にもその期待に応えるように、魔族の大軍を見据えて答えた。
「……巨大な″無反応″が、近づいている」
「アンジ族の大軍か?」
「……いや。束ではなく、ひとつ。俺の探知能力に間違いが無いとすれば、それは今…………」
ソールはマリアたちの背後を指さして一言。
「……北、十メートル」
瞬間、彼の指先から流れ出た濃縮な紫電がマリアたちを囲んだ。直後にそれは耳障りな音を立てて消滅。すぐにソールが左手に紫電を生成し、彼女たちの背後へ放ると周囲は電撃音に支配される。
声援を送っていたターシャとレラは唖然とした面持ちでソールを眺めていた。彼の魔法をこめかみ直近に感じたマリアは睨みつけて言う。
「何のつもりだソール」
「……イブ」
「御意」
イブソルニアはマリアに急接近し、彼女の腹に腕を回して脇に抱える。直後にレラをもう片方の腕で抱え、ターシャを器用に首に乗せて舞い上がった。
瞬きの間に空中へと連れ去られた三人は、そこから見える光景に唾液を飲み下す。
「あれほど近くに……気が付かなかった」
「ソールさんが……!」
「アンジ族……格好も雰囲気も一風変わっておりますわね」
イブソルニアはソールを目視できる限界の地点に三人を着地させた。
彼が見つめる先にはアンジ族と思しき人物。その背後には華美な格好をした小太りの男性。前者の背格好は、同族のものと比べると一層増して奇妙な雰囲気を放っている。
もはや人肌と呼べる部分は窺えず、隅々まで全てが鉄色の体躯。胸の中心に埋め込まれた赤い玉には、瞳孔のような黒い筋が走っている。
唯一、鉄色に染まっていない箇所といえば、頭髪など生えない頭部の眼球。瞼にも覆われていない裸の目玉が二つほど、無造作に張り付いていた。
間違いなく、ソールが感じていた″無反応″の正体はこれだ。
男性の方については、だらしない体型と典型的な貴族髭。目元を細めて愉快そうに笑いを零している。
「…………」
ソールの視線は終始、鉄色の体躯に向けられている。
先ほどの一瞬でソールはこの者の攻撃を防ぎ、そして反撃を行った。相手がアンジ族であるが故にソールの反撃は簡単に弾かれたにせよ、彼の防御魔法を正々堂々と魔法で消滅させたソレは尋常ではない。
しかし傍から見れば、どちらもマトモではなかった。たった一回の攻防で、甲都の形を変えてしまったのだから。ソールの魔法は弾かれた方向を飲み込み、都の西側は荒地と化し。相手の魔法はソールの防御魔法を破壊したついでに……彼の右腕を取り去らった。
「……早速の手負いか」
マリアたちを守るために、前方で一点に魔力を集中させた為だ。これが破壊されたりでもしたら、その流れ弾がほぼ無防備なソールに当たることになる。失ったのが右腕だけであることはむしろ幸運とも思えた。
ソールが魔法を生成した直後に、ソレは喋った。
「私はヌル。アンジ族の科学力を以て形成されたサイボーグ」
出所不明のその声音までもが、見た目に則した抑揚のないもの。造れられた女声。
ソールの緊張感は更に増した。
「……お前がニームナの将か」
「戦闘要員においてはその通り。当軍においてはこの方である」
小太りの男性が前に出て律儀に頭を下げると、眉を曲げた笑顔をソールに向ける。
「どうも初めまして。当方、ダンと申します。遠征軍の指揮を担当する者でございます」
憎たらしくも自信満々な顔で言った。背後で自軍の魔族が圧倒されているというのに、その男からは一切の不安も感じられない。
「……退く気はないか」
「それはこちらの台詞ですなぁ? どうでしょう、この都を我々に譲って潔く撤退してはもらえないだろうか」
「……断る」
ダンはソールの背後を見据えると、にやりと口角を上げた。
「ご安心下さい。もちろん、撤退する最中のあなた方を害したりはしません」
「……都を手放す訳にはいかん」
「ではこうしましょう。我々はこの都より手を引きます。その代わりに……ハテノチの女性を譲ってはいただけないかと」
「……何?」
ダンは指先で髭を摘みながら、ソールの後方……マリアやレラ、ターシャ、イブソルニアを奇怪な瞳で見つめている。
「ニームナは女性に対して非常に献身的な心を持っておりますゆえ、それを傷つけることなどあってはなりませぬ。このような都で生活するよりも、我々の拠点でお過ごしいただける方が幾分か難儀を凌げると思いましてな?」
「……その者たちの安全は保障されるのか」
素直に仲間思いだと察せるソールの返答に、ダンは手を擦り合わせて言う。
「えぇ、えぇ。もちろんですとも。盛んな兵たちが献身的に彼女たちの体を慰め、さらに身篭ろうとなればその母胎を有効活用させてあげられますぞ?」
「……お前は、何を言っている」
「それだけではありませぬ。例えば献身的に膣を削ぎ、献身的に我が科学力を以て商品化することも可能です。今では一銭の価値にもならない彼女たちが、献身的な我々によって価値あるものに生まれ変われるのです。悪い話ではないと思いますがな?」
ダンが狂った発想の持ち主であることは明白。しかしソールは首を縦に振る。
「……分かった。まずは一人、くれてやろう」
「なるほど。一度に放出せず、長期的な友好関係を築くために小出しにするおつもりですな? 献身的になってさしあげているというのに些か粗末な扱いですな? ……まぁいいでしょう。この一時、ハテノチは貴方のような賢い者に救われた。我々も献身的精神を発揮できた喜びを感じている。献身的に交渉成立としましょう」
言い終わる頃に、ソールの横には白髪の女性が立っていた。それを見たダンは感嘆の声を漏らしながら輝く瞳で見つめている。
「おお……! 何と煌めかしい頭髪! そして婀娜やかな体つき! 手始めを惜しまぬ貴方は優秀な商人になり得ましょう。……して、彼女の名はなんという?」
「……イブソルニア。少し力が強い」
「では遠慮なくいただき――」
瞬間、轟音が響き渡ると同時に、一帯の地面が逃げ出すように空へ舞い上がる。抉った範囲にしては小さな拳が、鉄の前腕と衝突していた。
「なるほど……確かにこれは、少し力がお強いようで?」
交わっているのはヌルと名乗ったサイボーグの腕と、イブソルニアの拳。ソールは後方へ退避しており、マリアたちの所へ向かった。
至近距離で対峙する裸の眼球と、青い瞳。
イブソルニアが放った拳はダンの前に出たヌルにより阻まれていた。
「献身的に、我が貴様らを逝かせてやろう」
直後、そう言ったイブソルニアの足の甲がヌルのこめかみを打ち付ける。しかしヌルは飛びも転びもしなければ、微動だにしない。その足は掴まれ、振り下ろされるとイブソルニアの体躯が地面を抉って叩きつけられる。
「ぐっ……」
掴まれた足は放されることなく、四方八方に振り下ろされて幾度となくイブソルニアが地面に衝突した。
ようやく足が開放された時、ヌルはダンを抱えて飛び上がる。それは後方から迫る光線を回避するため。同時にイブソルニアも飛び退いた。
「魔族の方は片付いたようだな」
多少傷を負っている者は見受けられるものの、空に浮遊している魔族たちは健全な表情で手を突き出している。
「イブソルニア様、加勢致します!」
「来るな、退け」
「しかし!」
その時、端から魔族たちの体が弾けていった。風船の群れを吹き矢で射たように、それらは簡単に弾け散っていく。
着地したのはヌル。その懐から降りたダンがバタバタと足踏みしながら声を上げた。
「こらヌル! 当方の服が血だらけではないかっ! 洗濯したばかりだというのにぃ!」
「申し訳ございません、ダン様」
イブソルニアは冷静な面持ちで眺めていた。二人の背後で山積みの肉片となった部下たちを。
「ヌルよ、汚いものを当方に寄せ付けるな。焼いてしまえ」
「かしこまりました」
ヌルが突き出した手の平に埋め込まれている赤い玉から、数秒の間だけ光が放出されると肉片の山は地に倣った。
「焼却完了」
今度は、その手をイブソルニアに……いや、甲都の東側に位置するある建物へ向けられていた。
「焼却開始」
イブソルニアたち以外に生き残りがいるとすればあそこだと踏んだのか。本部の次に大きな建物だ。
それはマナビヤと呼ばれる……魔族の学校。生まれて三日と経たない魔族の子どもたちが通う場所である。
ヌルがそこを標的にした理由は恐らく、イブソルニアの後方にいるターシャがそこを眺めていたから。
誰の待てが発される猶予もなく、建物は一瞬にして爛れた。
そこに人がいたのか否かはヌルやダンには分からない。それは無理もない。確認する前に建物ごと溶かしてしてまったのだから。
ターシャの反応からすると、そこにいたのだろう。ハテノチの子どもたちが。
「そ、そんな……」
その悲嘆は……たった今、離れた四肢と共に防壁の瓦礫へと飛んで行ったイブソルニアにも向けられている。
ターシャは膝を落とし、蒼白とした顔。レラは恐怖と怒りを同時に表しているかのように、拳と足を震わせていた。ソールの右腕は無事に治癒されて繋がっているようだが、今それは苦渋する顔を隠すために使われている。
「今は怯え哀しむ時ではないぞ」
一人冷静な面持ちのマリアは言った。本を開くと続けて話す。
「優先すべき事項を違えるな。戦いのついでに弔うことも、弔うついでに戦うことも私は許さない。全身で仇を討った後に、全霊を弔う。……抜かるな、これからが本番だぞ」
そうは言われても、皆の表情は晴れない。
味方魔族の軍は壊滅状態、イブソルニアは四肢を失って防壁の瓦礫に埋まった。この相手にソールの魔法は通用しない。
面々の悔やむような表情は、もはや絶望を隠すための覆面だった。
そんな彼女たちの心境を少しでも揺るがすことのできるであろう言葉が、次に発される。
「備えろ。″バケモノ″の帰還だ」
マリアは目前に現れた神様を見据えて、そう言った。
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