世界最強が集う果ての地に召喚された彼らはそこで異世界最強を目指す

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第六章 閃血の精霊

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 多々の柱が立つ荒野の最中。
 きょとんとした瞳が向かい合っている。まず口を開いたのは、青い頭髪の男性、ルーク。

「帰り方が分からないと言っているのかい?」

 その視線の先には、マヌケな顔で立っている人間……嶺二。頭をかきながら答える。

「おう……。この世界に来たのはいいんだが、帰り方は教えてもらってねぇんだ」

 ルークは顎に手を当てて考えるように言った。

「となると……とりあえずシストルテ様にお話を伺ってみる必要があるのかな」
「それだ! シストルテって確かここの神だよな! あいつに頼めば何とかしてくれるかもしれねぇ!」
「しかし神だからね。そう都合良くは現れてくれないと思うよ」

 代わりに、現れたのは少女――レキナだ。ルークの背後から向かってくる彼女を眺めている嶺二は、さして話しかけることもなく思考する。

「ふむ……俺んとこの神様は呼んだらすぐ来てくれるんだけどな」
「無視しないでよ嶺二!」

 嶺二の前に立ったレキナは眉をピーンと張って彼を見上げている。

「ん? おう、レキナか。今ちょっと帰宅方法について考えてるところでな」
「帰宅……レガ様の家?」
「いや、ハテノチだ。俺が住んでる世界だ」
「ちょっと待って、帰るの?」

 掴みかかってくるレキナを、嶺二は不思議そうな顔で見つめながら言う。

「そりゃそうだ。目的は達成できたしな」
「じゃ、じゃあ私はどうすればいいの」

 嶺二はレキナの頭に手を乗せて答えた。

「お前はルークの国で生活しろ。そこのルーク王が守ってくれるってよ」

 レキナは甘えるような上目遣いで。

「でも嶺二……私をお嫁さんにしてくれるって言ってたのに」
「言ってないぞ」
「言った!」
「言ってない!」
「言ったもん!」

 歯ぎしりして睨み合う両者を見ていたルークが手を打って提案した。

「そうだ嶺二。君の世界の神は呼べば来てくれるって言っていたよね?」
「おう……」
「呼べばいいじゃないか……!」
「どこに?」
「ここに」

 そんなことが出来るのかと言わんばかりに疑問の表情を浮かべる嶺二。直後に空へ向けて一言。

「神様、来てくれ」
「何でしょう」
「ギャァァァ!」

 耳元で聞こえたその声に、嶺二は大袈裟に片足上げて驚きを表現してみせる。ルークとレキナはその姿を見るなり軽く頭を下げる。嶺二の方は拳を握って声を上げた。

「急に現れてんじゃねぇ!」
「急にお呼びになったからではありませんか」
「ぐぬっ……まぁいい!」

 親指を自分に向けた嶺二は単刀直入に言った。

「俺をハテノチに戻してくれ!」
 「すみませんが、私には今のあなたを転移させることができません」
「あ? どうしてだよ」

 神様は笑顔で答える。

「当初のあなたを転移することでさえ苦しいものでした。それが精霊を身に宿したとあれば……ねっ?」

 嶺二はため息混じりに頭を搔いて言う。

「ったく、これだからウチのポンコツ神はよ……」
「誰がポンコツ神なのですか?」

 きょとんとする神様に、嶺二は眉をひそめて指さした。

「お前だよバカミサマ」
「うふふっ。バカにバカと言われてしまいましたっ」
「おいお前、ちょっと気分がいいみてぇだな。……やんのか?」
「ケンカですか? いいですよ」

 そこで拳を握った嶺二を止めたのはルークとレキナ。前者は彼を羽交い締めに、後者は彼の腹に絡みついた。

「落ち着こう嶺二。相手は神様だ」
「そうだよ! シストルテ様の時もそうだったけど、ほんっと嶺二って身分を気にしないんだから! いつか殺されるよ!?」

 ため息をついて戦意喪失した様子の嶺二は開放され、神様に訊く。

「じゃあ俺はどうやったら帰れる?」
「転移魔法を使える神は私だけですので、他の神の力を借りることも出来ませんし……んー、諦めてくださいっ」
「おえ……?」

 嶺二はルークとレキナに視線を渡らせてから再度、神様に戻って言う。

「それって、俺にここで一生暮らせって言ってるのか?」
「はい、そうですよ? 不服ですか?」
「いや、そういう訳じゃねぇんだが……マリアたちはそれで納得してるのか?」

 納得されていたら、些か寂しい話である。
 神様は笑顔のまま答えた。

「納得されなくても大丈夫ですよ。彼女たちはすぐに消えていなくなりますので」
「ん? 何言ってんだお前」
「ハテノチは間もなく、終焉を迎えることでしょう」
 
 その言葉でおおむね察せたのか、ルークとレキナは狼狽の声を漏らした。
 そんなことを笑顔で言ってくる神様を怪訝に思った嶺二は、目付きを尖らせて訊く。

「ハテノチが……どうなってるって?」
「他世界の者により、ハテノチは消滅の危機に陥っています」

 さらに目付きを尖らせた嶺二は、拳を握って聞き返す。

「それはあいつらが、今にも死んじまうってことか?」
「はい。正直なところを言いますと、彼女たちが消えてもハテノチはすぐに消えたりはしません。まだ多くの世界の者たちがそこにいるわけですから。しかしあのような無根の地から、最強のあなた達が消えてしまえば未来は長く続かないでしょう」

 嶺二が神様の帯を掴みあげて眼前で睨みつける。

「ゴチャゴチャ言ってねぇで、どうすればいいのか教えろよ」
「私にはどうにもできません。もちろんあなたにも。ハテノチではここよりも早く時が流れていますので、試行錯誤する猶予はありません。私はハテノチと共にこの身が消滅する時を待つだけですっ」
「お前な……!」

 神がこの有様だ、それを嶺二がどうにか出来る事とも思えない。
 楽観的な調子で言う神様に苛立ちを隠せていない嶺二だが。今に神様の口角は震え、彼女は視線を逸らして嗚咽混じりの声を漏らす。

「助けてください……嶺二」

 我慢の限界を迎えた口元が悲嘆に歪んだ。
 神からすれば、世界の消滅は自分の消滅を意味する。人であれ神であれ、死にたくないと思えるのは同じことのようだ。神様が死に対して関心がなければ、かつて嶺二たち最強の五人をハテノチに転移させたりはしなかっただろう。
 それに神様は、ハテノチの住人に対して随分と関わりを持っている。他の世界の神と比べると分かりやすい。嶺二が日本にいた時や、この世界で行動している時……前者は以ての外、後者では神の姿を見るなり跪く者がいるほど、両者の間に立つ壁は厚く、しかしそれが普通なのだ。
 これと比べれば住人と友好的に接してきた神様。もはや人に近しい心を持っている。そんな彼女がこのような状況に立たされて、どれほど消滅に恐れを抱いているのかは想像に難くない。

「……ったく」

 嶺二はやれやれと頭をかいて歩き出す。神様は横を通過した彼を目で追って訊いた。

「どこへ行くのです?」
「決まってんだろ。ハテノチだ」
「歩いて行けるような場所ではありませんよ?」
「当たり前だこの野郎」

 嶺二が掴みあげたのは、蘇生の精霊使い――ローゼン。彼女はノンの力にあてられ、正気を失い気絶してしまっている状態。

「起きろ、コラ」

 ビンタすると、虚ろな瞳が僅かに揺れた。

「ん……」

 次の瞬間、それは慌ただしく立ち上がる。嶺二を睨みつけて腰を低く構えた。

「閃血の精霊と契約するのは私よ! ……あたっ」

 その頭をこつんと小突いたのは嶺二。ローゼンが反抗的な目で何かを言って来る前に、胸ぐらを掴んで言う。

「ローゼン、俺に力を貸せ」
「は、はぁ?」

 嶺二の意図が掴めていない様子であるのは、ローゼンだけでは無い。ルークやレキナ、神様も同じような表情で彼を見つめている。
 しかし力を貸せと嶺二に言われても、それがどのような内容であれローゼンが承諾するはずがない。

「離しなさい! 私は敵なのよ? あなたに力を貸すわけがないでしょう? 閃血の精霊は私の――」
「閃血の精霊は俺の仲間になった」
「なっ……」

 はっとして視線を落とすローゼン。そこに膝を抱える少女はいない。嶺二が閃血の精霊と契約したことの証明はこれで事足りた。ならばなぜ彼は力を貸してくれと言ってきたのか。嶺二に唖然とした視線を戻したローゼンが、次は不敵に微笑んだ。

「ふふっ。何やら面白い話があるようね?」

 不気味でありながも、興味のありげな赤い瞳を向けられた嶺二は一言で返した。

「ハテノチに来てくれ」
「……何ですって?」

 聞いていた他の者も、ローゼンと同じような反応だ。

「俺の故郷だ。今考えつく策はこれしかねぇ」
「だから君は……何を言っているの?」

 ローゼンからすれば納得は愚か、理解することでさえも難しいだろう。彼の命を脅かした自分をなぜ、唐突にも自ら故郷へ招待してきたのか。それは嶺二の味方であるルークやレキナ、神様も同じことを思っているだろう。
 
「俺は今すぐハテノチに帰らなきゃならねぇんだ。……それがどうにも、俺に対しては転移魔法ってのが使えないらしい。だからお前にそれを託してぇんだ」

 色々と端折って説明されたであろう嶺二の言葉に、背後の三人は依然として理解できていないような表情。それらとは対照的に、唖然とした顔でローゼンは言った。

「君……自分が何を言っているのか分かってるの?」
「分かってる。今は、イエスかノーかで答えてくれ」

 ローゼンは興味津々といった笑顔で返す。

「イエスと……言っておこうかしら」
「助かるぜ。じゃあ早速……」

 そこで神様が間に入って嶺二を睨みつける。

「何をするつもりですか」
「簡単なことだ。今から俺は死ぬ」

 神様の瞳孔が開く。ルークとレキナも驚いた表情で彼に駆け寄った。

「何を言っているんだい嶺二。君が死ぬって……」
「ちゃんと説明して!」

 神様は既に理解しているようだ。開き切った瞳孔は震えて嶺二を見据えている。嶺二はそんな彼女に背を向けて、今度はルークとレキナに向いて言う。

「まず、神様の力でローゼンをハテノチに転移させる。そんで俺がここで死んで、ハテノチに移動したローゼンに俺を蘇生させる。そしたら俺は故郷に帰れるってことだ」

 それはバカの発想ではなく、愚か者のそれだと。少なくともルークはそう思ったことだろう。
 それも当然のこと。ローゼンが操る精霊の能力は死者を生き返らせ、それを自在に操るもの。肝心なのは生き返らせる対象だが、それは彼女自身が定められるものではない。世界の隔たり無く、かつて生を授かった者たちの中からランダムに選ばれるのだ。嶺二が死んだところで、彼が選ばれる確率はどう考えても絶望的に低い。
 仮にローゼンが嶺二を生き返らせることに成功したとしても、彼女がどのように彼を操るのかは定かではない。控えめに言っても、実行する価値のある策だとは到底思えなかった。
 ルークは嶺二の肩に手を置いて力を込めた。まるで「行くな」と言わんばかりに。

「嶺二、君がそこまで馬鹿な人間だとは思っていなかったよ」
「馬だろうが鹿だろうが関係ねぇ。仲間が死んでいく様子をここで指咥えて妄想でもしてろってか」
「それは……」

 ルークの隣で、レキナが本気で嶺二を睨みつけている。

「ねぇ、私は認めないよ。あなたが帰郷することは良しとしても、そのために死ぬだなんて絶対に認めない」

 嶺二は肩に乗るルークの手を除けて言い返した。

「お前たちがどう思っていようが関係ねぇんだよ。俺は俺のやりたいようにやる」

 直後に嗚咽のような短い声音が弱く鳴る。その音の出所はレキナ。目尻に大粒の涙を浮かべる彼女は、嗚咽に負けじと強い声音で言った。

「家族のことは考えたの!? あなたが死んで悲しむ人がいるでしょう!? 正義と自己満足は違う! もうバカなことは言わないで!」

 嶺二は振り返って、レキナに背中を向けたまま言い返す。

「俺に家族はいねぇよ……いなくなっちまった。だが、俺が自己中心的な人間だってのは認める。…………なぁ神様、ちょっとばかし俺の自己中に付き合ってくれや?」

 レキナは唖然と手で自分の口を塞ぎ、神様は嶺二と対面している。神様は唇を少し噛み締めた後、彼に言った。

「……分かりました。ローゼンなら私の力で何とか転移させることができます」

 神様の了承を示した言葉を聞いたレキナとルークは言い返そうとするが、神に対しては気が引けるのか目を見開いて微動する口を必死に噛み締めている。
 苦し紛れにも、ルークが標的にしたのは嶺二。

「嶺二。残念だけど、君が死ねばノンは体外に出てしまう。閃血の精霊を失ってしまっていいのかい?」
「残念なのはお前の方だルーク。俺が覚えていないとでも思ったか。……精霊は、自分の意思で宿主の体内に居続けることができるんだろ? お前が教えてくれたことだ」
「で、でも……! 蘇生した君の中に居続けている保証はない」
「そんなのやってみなきゃ分かんねぇ」

 ルークは悔しそうに口を閉ざす。嶺二の猪突猛進的な精神を甘く見すぎていたようだ。

「……ってことで神様。ローゼンを頼む」
「分かりました」

 神様が手を伸ばすと、そこへ虹色の輪が出現する。彼女はローゼンに向かって言った。

「ここを通ってください」
「これが転移魔法なのね……初めて見たわ。……じゃあ、行ってこようかしら」

 ローゼンは嶺二を見つめて不敵に微笑んだ後、躊躇なく虹の輪を潜って姿を消した。
 さて、今度は嶺二の番だ。

「んじゃ、俺も」

 彼は準備体操でもするかのように腕を回し始める。
 そこでルークとレキナが彼に言った。

「僕は君を殺さないよ。納得していないのだから当然さ」
「わ、私も! ……といっても、私にそんな腕っ節はないけど」

 嶺二は腕を止めて、きょとんとした顔で言い返す。

「お前たちに頼もうだなんてハナから思っちゃいねぇぞ? なぜなら、俺を殺せるのは……」

 彼はその手を自分の胸にあてがうと、惨い音を立てて絞り始めた。

「ぐっ……!」
「いや! やめて!」

 今に鳴った乾いた音は、胸骨が砕けたものだろうか。止めに入ろうとしていたレキナだが、直後の光景に思わず口を手で覆って固まった。

「――ぅおらぁぁぁァァァぁぁぁァ!!」

 嶺二の手指が胸を突き破り、その中から心臓を掴み出して割って見せた。

「いや……嶺二……」
「ん?」

 無造作にも胸に穴を開けた嶺二は、きょとんとした顔で涙目のレキナを見つめている。

「え? 嶺二?」
「レっ……――」

 嶺二の瞳から光は失せ、その体躯は迷ったように踊ると最後に仰向けとなって倒れた。
 呼吸すら止めた嶺二を、無表情で眺める神様。額に手を当てて目を閉じているルーク。
 レキナは彼の傍らで膝をついた。

「あ……あっ……ア」

 意思に反して開閉する口のおかげで上手く言葉が出せない。
 自分が恐れていたものを見た端から覆していく嶺二。劣等種族でありながらも一切、権力に怯えることの無かった嶺二。地に伏す姿など想像させない嶺二。レキナにとってのそんな存在が今、生きたような顔で倒れている。
 叩けば飛び起きて暴言でも吐いてくれるのではないか、翌朝には大口開けたあくびでも披露してくれるのではないだろうか。たった一日と少しの関係であったにせよ、レキナの中で嶺二の存在は大きく育っていた。
 震えるレキナの肩に手を置いたのはルーク。

「ローゼンの力によって蘇ることを祈ろう。いつしか嶺二がマヌケな顔でここに帰ってくる日が来ることもね」

 レキナは思うように動かない口を塞ぎながら、ゆっくりと頷いた。
 嶺二の死を知らされたアルカや、レラの家族が唖然とするのはこの後すぐのこと。嶺二の帰宅を待っていたナラの料理が、望む者の口に運ばれることは無かった。

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