不老不死になって一億年が経った

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~四〇〇〇〇年

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 ちゃぶ台にコツっと湯のみを置く音が、今では珍しい和室に響き渡る。

「それで、私はその後どうなった?」

 眉を曲げて不機嫌そうな顔で湯のみを少々乱暴に置いたのは長い金髪を二つに結わえた少女。白地に黒で「本気」プリントされたTシャツ、黒のミニスカートを身にまとったメアリが、目の前の少年に訊く。

「ええと、実はその白猫が俺で、帰ってきたよっていう……」

 メアリが机をバンっとうるさくない程度に叩く。かなりお怒りの様子がわかる。

「世界が滅びてしまえば、猫も犬もないだろう。それになんだ、神石が死神を監視しているというのは。加えて私は泣いたりなどしない。そして私は不本意ではあるがお前の事が本当に好きだ。それは揺るがない」

 うれしいよメアリさん。

「もし私が不老不死でなかったのなら、お前に時給を要求していたところだ」

 どうやら俺の話はとてつもなくつまらなかったらしい。
 メアリと異世界に行ったお話。ウケると思ったんだがなぁ。まあ異世界なんてあるはずないが……。

「仮に異世界があったとしても行く気は無い」
「理由を聞いてもいいか?」
「私はコトンが苦手だからだ」

 俺はメアリが真剣に話を聞いてくれていたようで嬉しさに涙した。

「うぅメアリ、コトンは架空の人物だよ……でも、興味持ってくれて嬉しいよ俺は……!」

 勢いで素が出てしまったのかメアリが頬を赤らめて立ち上がり、何故か俺の口を塞ぐ。
 メアリが前屈みになったせいで谷間がチラホラ。
 そこで気づく。そういえばメアリ、下着持ってないんだっけ。二万年以上気が付かなくてごめんね。いつか外出た時に買ってやろうか。
 メアリはすぐに落ち着きを取り戻し、元の位置に座り茶をひと口。

「和人」
「はい」

 空っぽであろう湯のみを口に当てながらチラっとこちらを見てからメアリ。

「最後の願いは、自分が死ぬために使うのか……?」
「そう……だな」

 まあ、そうなるだろうな。メアリがいる限り、俺は死ぬ気なんてないが、もしもの時のためだな。
 だが、実は前から思っていたことがあった。メアリは死ねないのかと。死神とか言ってるくらいだし、本当はもう死んでるんじゃないかと思ったりもしたが……

「私は、既に願い事を二つ使い切ってしまったからな」
「え?」

 死神自身も願い事叶えられるんだ……。

「何を願ったのか聞いてもいいか?」
「私は一つ目に出会いを願った」
「え?」

 出会い? 
 メアリはボーっとする俺に構うことなく続ける。

「二つ目は、前代死神の″死″だ」

 受け継いでたのかよーーーーー。
 二万年以上一緒にいてそれ全く知らなかったよ。
 タブーっぽい気がして聞けなかったけど、何かあっさり話してしまったよこの人。

「お前、元々人間だったんだな……」
「ああ。ちなみに私はイギリス出身だ」

 うお、今ので一気に人間味が増したぞ。やはりその金髪と白い肌、日本人離れしたスタイルはそういうことか。
 でも、気になるのはなぜ二つ目の願いを前代死神の死に?

「メルは私に言った。″そろそろ逝きたい″と。だから逝かせてやったまでだ。こんなものを私に託して逝った時はさすがに本物の殺意が湧いたがな」

 メアリが神石を取り出す。
 メアリはそのメルという前代死神を悪く思っていないはずだ。でなければ最後の貴重な願いを他人に使ったりはしないからだ。
 メアリは実のところどうなのだろうか、死にたいと思っているのか。


「私はまだ死にたいとは思わない」
「何かやり残していることでも?」

 まあ俺も特にやり残してることはないんだけどね。

「やり残していることが無ければ生きていてはいけないのか?」

 とりあえず土下座して謝っておいた。

「い、いや。もしやりたいことがあるなら手伝おうと思って……」
「なるほど。つまりお前は私に早く死んで欲しいと思っているのだな?」

 とりあえずもう一度土下座して謝っておいた。
 頭を床につけたまま口を開く。

「そういう事ではなく、恩返しというかなんと言うか」
「そうか、ならそこにいるだけでいい」
「え……」
「んっ」

 拍子抜けで顔を上げようとするが押さえつけられてしまう。
 なんで……。

「メアリさん?」
「今は顔を上げるな」

 何がしたいのか分からない。
 しかしそれは、二万年生きていてもメアリを攻略できていない己の未熟さを感じさせる良い機会となった。





 メアリが仕事に出かけた。いつも通り俺は庭に出て胴体が千切れるのではないかと思うくらいの伸びをする。

「デュアっ……デェアァァァァア!!」

 伸びした時に出るこの声、何だろうな。
 庭の前には俺を指さして笑うクソガキが三名。そのうちのひとりがニヤニヤしながら聞いてくる。

「今日は激おこ?」
「いいや、激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーマーだ」

 ふっ。今日は噛まずに言えた。チキってカム着火インディアンにしなくてよかった。

「うるせぇバーーカ」

 あん?

 とりあえず隣町まで追いかけ回した後、帰りにコンビニで昼飯を買い、帰宅。

「ん?」

 家の入口前で立っているのは……女性?
 インターホンを連打している所からすると、きっと急ぎの用があるか高橋名人の弟子のどちらかだろう。

「字時和人は自分ですが、どうかされましたか?」

 俺の家のインターホンが仕事するなんて子供のピンポンダッシュ以外ありえないぞ。

 振り返ってこちらを向いたのは美人。俺好みの黒髪ロングだ。紳士の対応を心がけよう。

「あっ……」

 美人はそれだけ洩らして走ってった。やっぱりピンポンダッシュだったのかな。
 そうだよな、俺にあんな美人が訪ねてくるわけが……

「あ。」

 ドアノブにハナクソ。


 タッタッタッタッタッタッタッ!!!!

 ガシッ!

「キャーヤメテー」
「棒読みすぎるだろお前! なに人ん家のドアノブにハナクソつけてくれてんだ!」

 その女が俺を睨みつけ、舌打ち。数秒ほど溜めて言い放つ。

「悪い!!??」
「悪いぞ? 普通に」


 今日は大人しく家周りを偵察しよう。もしかしたら壁に落書きとかあるかもしれない。ハナクソとか。
 最近は本当に治安が悪い。昔の日本はこんなんじゃなかった。あんな大人まで下らないイタズラするんだから。それでも科学が進歩してるのが凄いよ。





 家の壁を拭き掃除していると、メアリが帰ってきた。相変わらず無表情だが、外にいる俺の前にわざわざ転移してきたということは何かあったのだろう。
 どうした? とわざわざ聞かなくても彼女は話してくる。

「客が『メアリと結婚したい』と言ってきた」
「そうか」

 俺は溝に入った塗料を布越しに爪で引っ掻く。
 
「私はその願いを聞き入れた」
「おお」

 これでは拉致があかない、いっそのことスプレーかなんかで塗りつぶしてしまったほうがいいだろうか。

「明日、籍を入れる予定だ」
「おお……ちょっとホームセンター行ってくるンゴ」

 ザバァ。

 横に置いてあったバケツの水を脳天からかけられる。犯人はメアリ。

「すまない、手が滑った」
「俺の方こそ、悪かった」



 メアリも戻って来たことだし家の中に入ろう。
 俺はメアリによって水浸しになった自分の体を拭いてから、水が飛び散った彼女の足元も拭いていると、俺は無意識に口を開く。

「なあメアリ。死神って、俺でも引き継げるのか」

 全く、後先考えないにしては重すぎる言葉だったのかもしれない。
 その質問に対して、メアリはいつも通りの調子で返してくるわけもなく俺の髪を掴んで自分の顔の前に引き寄せる。

「悪いがお前のような軽率な男に死神を任せる気は無い」

 これには何も返せない。確かに俺は優柔不断で草食系のイケイケ平成男児だ。
 だが俺自身、死神になる気はないがもし、メアリが前代死神と同じように死にたいと言えば俺は……。いや、死神を任されることの苦しみを知っているメアリなら、それはしないだろう。もしメアリが死神を辞めたいと思っているのだとしたら、俺がメアリにやってやれること……。

「そうか……願い、か」
 
 俺が呟いた瞬間、小さな白い手が俺の胸ぐらを乱暴に掴みあげた。
 その無表情からは微かな怒りが感じられる。
 変に動揺しているな。

「どうした? 俺が願っても、それが嫌ならお前が無視していればいいだけだろう。それとも、俺の作り話で出てきた『願いは死神でなく、神石が完全に決行する』というのは合っているのか?」

 普段ポーカーフェイスな彼女だからこそ、乱した時はよくわかる。

「そんなことを願ってみろ。お前と私は決別することになる」
「ほう」

 俺が願いによって死神を引き継げば、メアリを生かしたまま、俺も死なずにずっと一緒にいられる。メアリが死にたいと言えば代償を払ってメアリの願いを叶えさせればいい。そこまではいかなくとも、とりあえずはメアリを死神から決別させることはできる。俺は死神じゃないからわからないが、死神になれば、メアリが俺に言っていることの意味が分かるのかもしれない。今でもそれはあまりいい意味ではないことくらいは分かる。
 あまりメアリを怒らせたくはないし、俺はもちろん、彼女もまだ死にたいとは思っていないだろう。この話はまたいつか、必ずするべき時が来る。その時まで待とう。終わりのない人生を歩みながら、ゆっくりと。
 と、こんなシリアスな空気を祓うべく俺はメアリに一つの提案を持ちかけた。

「メアリ、お前の下着を買いに行こう」

 タイミングを見誤ったか。メアリからは「一人で行け」と一言もらい、お言葉に甘えて俺は一人ドアノブを捻り青空の下に躍り出た。

「はぁ」

 ため息の後、南中高度へ達しつつある太陽を仰ぎ見ながら、俺は額に手を当て呟く。

「あいつ、何色が好きなんだろ……」

 二万年以上も共に過ごしてきて、それさえも知らなかったのか俺は。二万年以上何してたんだ俺たちは。そもそも俺自身、メアリに好きな色とか教えたことない、気がする。そもそも真面目な自己紹介とかない限り、そんなこと人に教える機会はないだろう。当たり前のことのように思えて実は貴重な情報だったりするんだなこういうの。
 だがこういうことは言葉でなく、日常生活を観察すれば分かることが大半だ。例えば着ているもの。
 今のメアリはぶかぶかだが俺の「本気」Tシャツと、彼女が元々履いていたミニスカートを装備している。肝心なところはミニスカート、これは彼女が元々身にまとっていたゴスロリ服の一部。完全なゴスロリ装備になると黒が殆どを占めているのだ。つまりメアリが好む色を考えると……。

「……白か」





「私のためにわざわざ下着だけを買いに服屋に行ったのか」

 彼女の無表情の中には、どこか変なものを見るような怪訝な雰囲気が感じて取れた。
 確かにブラジャーだけ入った袋を片手に店を出る男の姿は格好よく見えたりはしないだろう。それにメアリは多少平均よりも胸が発達しているため、娘のブラだと言い訳することも出来ない。そもそも娘の下着を買う父親は今も昔もそうお目にかかれないのではないだろうか。
 サイズは厳密にはわからなかったが、下心はなくとも二万年以上の付き合いだ、直感で選んだが間違いはないだろう。

「そうだ。お前の好きそうな色を選んだつもりだが、どうだろうか」
「ふむ」

 白いシンプルなデザインの下着を手にして鼻を鳴らすメアリ。
 飾り気のないメアリは変にフリルの付いたものは好まないと踏んだ。死神衣装こそ派手だが、彼女の本質は違うと見たのだ。
 ぺたっと女の子座りのメアリが特に感心無さそうにその下着を十秒ほど眺めると、ふっと短く息を吐く。

「和人お前。私が飾り気のない質素な女だと思っているだろう」
「エスパーですかあなたは」

 そんなこと全く思ってないよ。
 
 ……失態。

「実際、私は着るものにこだわったりはしない。無駄に華美なものだと行動に支障をきたす恐れもある。無色で飾り一つないこの下着は、とても味気ない私に合っていると言えるだろう」

 表情や口調こそ変わらないが、よく喋る時のメアリのバイタルは正常ではない。
 しかしメアリの言葉に対し、俺は反論しておかなければならないことがある。俺がこの下着を選んだ理由は、彼女が言っているような事が全てではない。

「お前、黒が好きなんだよな……?」
「落ち着く色だからな。まあ色にはこだわらんが、あえて白を選んだ理由を聞こうか」

 その表情は怒りではなく、好奇心?

「俺はこの下着を選ぶ前、お前の死神装束の姿を思い浮かべたんだ。こいつは黒だと。だから白にした」

 腕を組み、ふむと鼻を鳴らすメアリ。俺は構わず続ける。

「黒に黒を重ねても黒だ。そんなの面白くないだろ?」
「そう、かもな」

 障子を通過した窓から差す太陽の光を背にして、神々しさを纏うため俺は立ち上がる。
 未だ決まりの良くない様子のメアリに俺は微笑んで親指を立て、言い放つ。

「何か変化加えてさ、お前だけの色、作ろうぜ」

「何を言っているんだお前は」

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