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♦9 背徳の三角関係
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♦♦♦ 9 背徳の三角関係 ♦♦♦
早水君は案外、意地悪だ。教えてもらえなかった。
手を引かれ歩く。屋外に造られた足湯からは、海を眺められる。人気の観光スポットで、今日は休日という事もあり先客も多かった。
二人並んで座る。ひと時、足湯を堪能した。とても癒された。足の疲れだけでなく、心の痛みも幾分、紛れた感覚がある。
手を握ってくれている。彼の優しさに縋っていた。
帰る際にも、来る時に通った道を辿った。
堤防から海を眺める。午後の空は黄金色の光が増していて、もう少しで帰りのバスが来る頃だなと目を細める。
堤防に置いた手に、早水君の手が重なる。
「落ち着いた?」
尋ねられて顔を上げる。見つめ返す。思えば最初からフェアじゃなかった。
「早水君のメリットって何? 何で私を助けてくれたの? おかげで、最後にいい思い出ができた。千鶴君と両想いになれた夢を見れたよ」
ははは……と笑ってみたけど、心の中はまだ土砂降りの様相だったので笑顔が引きつっていたかもしれない。
「もう言ったけど?」
やや不機嫌な調子の返答をされた。顔を私とは反対の方向に逸らす早水君を見る。はぐらかされた気がする。そんな中でも手は繋がれたままで、私の思う以上に彼の愛は深いのだと知る。
「……最初は僕じゃない人を好きだったから目に付いた。それだけだった。勘違いしないで。結ちゃんの相談に乗ったのは、別に助けようとした訳じゃない。知ってる? 僕が結ちゃんを利用してた事。結ちゃんの知らない場所で結ちゃんが側にいない時間も、結ちゃんは僕を助けてくれていたよ」
どこかつらそうに笑う早水君に、焦燥感が湧く。
「私の知らない場所って、どこ?」
考える前に口が動く。尋ねていた。早水君はニコッと微笑んだ後、真っ直ぐに見つめてくる。
「僕の部屋」
彼の笑みが、昏く陰る。
「……来る?」
確認してくる。
「今度は、僕を助けてくれる?」
薄々……行けば、後戻りできないと察していた。それでもいい。
「行く。早水君を助けられるなら。私、早水君にたくさん救われてた。早水君が私にしてくれたように、私も早水君の力になりたい。もうきっと思い残す事ない程、とても感謝してる。ありがとう」
少し強がりも入っていた。でも、とても感謝しているのは本当だ。
「わぁお……頼みづらいな」
呟きを耳が拾う。
「何か言った?」
聞き返すと「ううん? ただの独り言だよ」と、誤魔化された。
いつもの地域へ戻る頃には、日も暮れていた。早水君の住んでいるマンションへ案内される。
早水君の部屋にある家具やカーテンは黒や白、灰色の物で統一されている。シンプルで整った印象を抱いたけど、少し寂しいような雰囲気を感じた気がした。
お家の人は出掛けているらしい。一昨日教えてもらった『早水君の喜ぶ事』を、全部してあげた。
真相を聞いた。
私と千鶴君は本当は初めから……早水君に協力してもらうようになった時には既に、両想いだったのだと。
そんな……。信じられないよ。
私と早水君が付き合っているから、千鶴君は本当の気持ちを隠して身を引こうとしたのかもしれないと……早水君は推測しているみたいだ。
早水君に、ずっと言えなかった秘密を打ち明ける。千鶴君としていた事。早水君は驚いた様子で目を見開いている。彼の反応は怒っているというより、少しいじけているような雰囲気に感じる。
「やり直そう」
鬼気迫る、真剣な表情で言い渡される。
「千鶴君は、最高な役割を果たしてくれる男だよ」
早水君の言動に違和感を覚え、首を傾げる。何か……逆に、嬉しそう?
「結ちゃんが千鶴君と会っていただろう時間に、僕はこの部屋に独りきりでいた」
言われて部屋を見渡す。広めの空間に、本棚や黒っぽいデスクが置かれている。
早水君のご両親は、まだ帰っていないと聞いていた。出張しているお父さんを追い掛けて、お母さんも外出しているらしい。お母さんは、おばあちゃんに早水君の様子を把握するよう頼んでいたそうだ。
けれど帰宅してすぐ、早水君はおばあちゃんに電話し「お母さんはもうすぐ帰るらしいから来なくて大丈夫だよ」と断っていた。
彼は電話を切った後に苦笑し「夜にわざわざ、遠くからおばあちゃんに来てもらう方が心配だよ」と説明してくれた。
早水君のご両親の関係が気になる。彼の話から、どこか複雑な気配がしていた。
聞きたかったけど聞けなくて、素直に早水君の言い分へ耳を傾けている。
「『今頃、結ちゃんと千鶴君は……』考える度、堪らない気持ちに胸が支配されていった。二人が色々していると思うと……凄く興奮する。いや、違った」
早水君は真面目な顔で言い直す。
「物凄く、興奮する。結ちゃんは僕の想像の中で、数え切れないくらい千鶴君に穢されているんだ」
まさか早水君に、こんな重い事案を打ち明けられるなどと……相談に乗ってもらった頃の自分は、予想もしていなかった。微妙な微笑みを浮かべた状態で、頬が強張っているのを自覚するものの……どうする事もできない。彼の熱弁は続いていた。
「僕は結ちゃんが好きだ。でも。その気持ちは結ちゃんの傍に千鶴君がいるからこそ、最も強く高まる。希求してしまう」
早水君の涼しげな目線が、私へ注がれている。両手を握られる。プロポーズの言葉かなと思うくらいに、神妙な物言いだった。
「僕へ嫉妬した千鶴君が、結ちゃんを奪い返そうとする。燃え上がる二人の恋の炎。僕はそこへ投下される油になりたかった」
……早水君って、こんな人だったっけ?
千鶴君に聞いていたけど、信じ切れていなかった。実際に本人に言われると、衝撃が大きい。本当だったんだ。
放心する如く、ぽけーっとしている間……早水君がスマホを操作していた。
『何? こんな夜中に』
スマホから漏れ聞こえた音声に、ハッと我に返る。この声は……千鶴君っ?
目を剥いて、早水君へ視線を送る。早水君は私へ「静かにしてて」と言いたげに、人差し指を立てて見せる。面白がっている様子で、ウインクまで寄越してくる。
「千鶴君。結ちゃんを振ったそうだね?」
『は? オレは最初から振られてただろ?』
「どうかな?」
『…………早水、お前、もしかして』
「結ちゃんと僕は協力関係にある。詳しくは結ちゃんに確認した方がいいんじゃないかなぁ? でも、まぁ千鶴君が来ないのなら……別に仕方ないよね。結ちゃん、続きをしようか。今日は嫌がっても、やめないからね」
『ちょ、待て!』
千鶴君の大きな声が響く。
『どういう事だよ』
「さあ? 僕のマンションの場所……地図を送っておくよ。結ちゃんと話をしなよ」
『お前……』
「言っとくけど。結ちゃんとは関係を進める。彼女が、誰を一番に想っていてもね」
『早っ――』
千鶴君が何か言い掛けている途中で、早水君は通話を切った。
「さて。千鶴君がここへ来るまで、早くて十五分くらい掛かるかな?」
早水君が明るく笑い掛けてくる。
「早水君……」
何と言うか。早水君のアシストに、再び目が潤んでしまう。
目元にキスされた。
「これが最後かもしれない。僕の頼みを聞いてくれる?」
悪戯っ子のように楽しそうに笑って、あの言葉を口にしようとしてくる。
「セ……」
全部を言葉にされる前に、相手の唇へ人差し指を当てる。答えを伝えた。
「いいよ」
早水君の目が大きく開かれる。
マンションまでの地図を送信して、千鶴君が到着するまで十分程だった。それまで早水君と、情熱的で濃密な時間を過ごした。
千鶴君が息を切らした様相で駆け付けてくれた。抱きしめ合って実感する。何も心配する事など、なかったんだと。涙を零して謝る。
「ごめんね」
「オレもごめん」
千鶴君は早水君に言った。
「オレ、結とお前がそういう関係だと想像して耐えられなくなった。結がどんどん、お前と深い仲になるのが」
「千鶴君。でも、僕から結ちゃんを取り上げなかったよね? 本当の事を言ってもいいんだよ? ……同類だってね。隠したいのは分かるけどさ」
「お前のせいだぞ。お前が結を取ったから、変な想像するようになったんだ!」
奇妙な三角関係を続ける事態となった。
私はこれからも、千鶴君と早水君の間でやり取りされるらしい。
私と千鶴君は早水君の謀に絡め取られてしまったと言っても、過言ではないかもしれない。
ベッドに立膝で、満足そうに頬杖をついている早水君と視線が合う。身を寄せ合う私と千鶴君を、にやにやと細めた目で眺めてくる。
「僕に見せてほしい。二人のラブラブSEXを。今後は、報告しないのナシだからね」
早水君が、とんでもない要望を出してくる。千鶴君は当然、断るだろうと踏んでいたのに。様子が変だ。
「千鶴君……?」
「結。許してな」
千鶴君の頬が、薄ら赤い。てっきり、走って来てくれたからだと思っていたのだけれど……?
千鶴君といっぱいした後、早水君に「たくさんしてもらったよ」と報告した。続けて早水君に激しくされる……。三人は、そんな関係になった。
最中に早水君が意地悪く、感想を伝えてくる。
「千鶴君のデカチンに夢中になって腰振ってる結ちゃん、最高だった」
「やっ……、あ……っ」
「やだっ、言わないで……っ」と言いたかったのに、うまく言葉を出せない。早水君の興奮も、お腹の奥で感じ取れる。
彼ら二人に翻弄され過ぎて赤面している筈の顔を、両手で覆った。
早水君は案外、意地悪だ。教えてもらえなかった。
手を引かれ歩く。屋外に造られた足湯からは、海を眺められる。人気の観光スポットで、今日は休日という事もあり先客も多かった。
二人並んで座る。ひと時、足湯を堪能した。とても癒された。足の疲れだけでなく、心の痛みも幾分、紛れた感覚がある。
手を握ってくれている。彼の優しさに縋っていた。
帰る際にも、来る時に通った道を辿った。
堤防から海を眺める。午後の空は黄金色の光が増していて、もう少しで帰りのバスが来る頃だなと目を細める。
堤防に置いた手に、早水君の手が重なる。
「落ち着いた?」
尋ねられて顔を上げる。見つめ返す。思えば最初からフェアじゃなかった。
「早水君のメリットって何? 何で私を助けてくれたの? おかげで、最後にいい思い出ができた。千鶴君と両想いになれた夢を見れたよ」
ははは……と笑ってみたけど、心の中はまだ土砂降りの様相だったので笑顔が引きつっていたかもしれない。
「もう言ったけど?」
やや不機嫌な調子の返答をされた。顔を私とは反対の方向に逸らす早水君を見る。はぐらかされた気がする。そんな中でも手は繋がれたままで、私の思う以上に彼の愛は深いのだと知る。
「……最初は僕じゃない人を好きだったから目に付いた。それだけだった。勘違いしないで。結ちゃんの相談に乗ったのは、別に助けようとした訳じゃない。知ってる? 僕が結ちゃんを利用してた事。結ちゃんの知らない場所で結ちゃんが側にいない時間も、結ちゃんは僕を助けてくれていたよ」
どこかつらそうに笑う早水君に、焦燥感が湧く。
「私の知らない場所って、どこ?」
考える前に口が動く。尋ねていた。早水君はニコッと微笑んだ後、真っ直ぐに見つめてくる。
「僕の部屋」
彼の笑みが、昏く陰る。
「……来る?」
確認してくる。
「今度は、僕を助けてくれる?」
薄々……行けば、後戻りできないと察していた。それでもいい。
「行く。早水君を助けられるなら。私、早水君にたくさん救われてた。早水君が私にしてくれたように、私も早水君の力になりたい。もうきっと思い残す事ない程、とても感謝してる。ありがとう」
少し強がりも入っていた。でも、とても感謝しているのは本当だ。
「わぁお……頼みづらいな」
呟きを耳が拾う。
「何か言った?」
聞き返すと「ううん? ただの独り言だよ」と、誤魔化された。
いつもの地域へ戻る頃には、日も暮れていた。早水君の住んでいるマンションへ案内される。
早水君の部屋にある家具やカーテンは黒や白、灰色の物で統一されている。シンプルで整った印象を抱いたけど、少し寂しいような雰囲気を感じた気がした。
お家の人は出掛けているらしい。一昨日教えてもらった『早水君の喜ぶ事』を、全部してあげた。
真相を聞いた。
私と千鶴君は本当は初めから……早水君に協力してもらうようになった時には既に、両想いだったのだと。
そんな……。信じられないよ。
私と早水君が付き合っているから、千鶴君は本当の気持ちを隠して身を引こうとしたのかもしれないと……早水君は推測しているみたいだ。
早水君に、ずっと言えなかった秘密を打ち明ける。千鶴君としていた事。早水君は驚いた様子で目を見開いている。彼の反応は怒っているというより、少しいじけているような雰囲気に感じる。
「やり直そう」
鬼気迫る、真剣な表情で言い渡される。
「千鶴君は、最高な役割を果たしてくれる男だよ」
早水君の言動に違和感を覚え、首を傾げる。何か……逆に、嬉しそう?
「結ちゃんが千鶴君と会っていただろう時間に、僕はこの部屋に独りきりでいた」
言われて部屋を見渡す。広めの空間に、本棚や黒っぽいデスクが置かれている。
早水君のご両親は、まだ帰っていないと聞いていた。出張しているお父さんを追い掛けて、お母さんも外出しているらしい。お母さんは、おばあちゃんに早水君の様子を把握するよう頼んでいたそうだ。
けれど帰宅してすぐ、早水君はおばあちゃんに電話し「お母さんはもうすぐ帰るらしいから来なくて大丈夫だよ」と断っていた。
彼は電話を切った後に苦笑し「夜にわざわざ、遠くからおばあちゃんに来てもらう方が心配だよ」と説明してくれた。
早水君のご両親の関係が気になる。彼の話から、どこか複雑な気配がしていた。
聞きたかったけど聞けなくて、素直に早水君の言い分へ耳を傾けている。
「『今頃、結ちゃんと千鶴君は……』考える度、堪らない気持ちに胸が支配されていった。二人が色々していると思うと……凄く興奮する。いや、違った」
早水君は真面目な顔で言い直す。
「物凄く、興奮する。結ちゃんは僕の想像の中で、数え切れないくらい千鶴君に穢されているんだ」
まさか早水君に、こんな重い事案を打ち明けられるなどと……相談に乗ってもらった頃の自分は、予想もしていなかった。微妙な微笑みを浮かべた状態で、頬が強張っているのを自覚するものの……どうする事もできない。彼の熱弁は続いていた。
「僕は結ちゃんが好きだ。でも。その気持ちは結ちゃんの傍に千鶴君がいるからこそ、最も強く高まる。希求してしまう」
早水君の涼しげな目線が、私へ注がれている。両手を握られる。プロポーズの言葉かなと思うくらいに、神妙な物言いだった。
「僕へ嫉妬した千鶴君が、結ちゃんを奪い返そうとする。燃え上がる二人の恋の炎。僕はそこへ投下される油になりたかった」
……早水君って、こんな人だったっけ?
千鶴君に聞いていたけど、信じ切れていなかった。実際に本人に言われると、衝撃が大きい。本当だったんだ。
放心する如く、ぽけーっとしている間……早水君がスマホを操作していた。
『何? こんな夜中に』
スマホから漏れ聞こえた音声に、ハッと我に返る。この声は……千鶴君っ?
目を剥いて、早水君へ視線を送る。早水君は私へ「静かにしてて」と言いたげに、人差し指を立てて見せる。面白がっている様子で、ウインクまで寄越してくる。
「千鶴君。結ちゃんを振ったそうだね?」
『は? オレは最初から振られてただろ?』
「どうかな?」
『…………早水、お前、もしかして』
「結ちゃんと僕は協力関係にある。詳しくは結ちゃんに確認した方がいいんじゃないかなぁ? でも、まぁ千鶴君が来ないのなら……別に仕方ないよね。結ちゃん、続きをしようか。今日は嫌がっても、やめないからね」
『ちょ、待て!』
千鶴君の大きな声が響く。
『どういう事だよ』
「さあ? 僕のマンションの場所……地図を送っておくよ。結ちゃんと話をしなよ」
『お前……』
「言っとくけど。結ちゃんとは関係を進める。彼女が、誰を一番に想っていてもね」
『早っ――』
千鶴君が何か言い掛けている途中で、早水君は通話を切った。
「さて。千鶴君がここへ来るまで、早くて十五分くらい掛かるかな?」
早水君が明るく笑い掛けてくる。
「早水君……」
何と言うか。早水君のアシストに、再び目が潤んでしまう。
目元にキスされた。
「これが最後かもしれない。僕の頼みを聞いてくれる?」
悪戯っ子のように楽しそうに笑って、あの言葉を口にしようとしてくる。
「セ……」
全部を言葉にされる前に、相手の唇へ人差し指を当てる。答えを伝えた。
「いいよ」
早水君の目が大きく開かれる。
マンションまでの地図を送信して、千鶴君が到着するまで十分程だった。それまで早水君と、情熱的で濃密な時間を過ごした。
千鶴君が息を切らした様相で駆け付けてくれた。抱きしめ合って実感する。何も心配する事など、なかったんだと。涙を零して謝る。
「ごめんね」
「オレもごめん」
千鶴君は早水君に言った。
「オレ、結とお前がそういう関係だと想像して耐えられなくなった。結がどんどん、お前と深い仲になるのが」
「千鶴君。でも、僕から結ちゃんを取り上げなかったよね? 本当の事を言ってもいいんだよ? ……同類だってね。隠したいのは分かるけどさ」
「お前のせいだぞ。お前が結を取ったから、変な想像するようになったんだ!」
奇妙な三角関係を続ける事態となった。
私はこれからも、千鶴君と早水君の間でやり取りされるらしい。
私と千鶴君は早水君の謀に絡め取られてしまったと言っても、過言ではないかもしれない。
ベッドに立膝で、満足そうに頬杖をついている早水君と視線が合う。身を寄せ合う私と千鶴君を、にやにやと細めた目で眺めてくる。
「僕に見せてほしい。二人のラブラブSEXを。今後は、報告しないのナシだからね」
早水君が、とんでもない要望を出してくる。千鶴君は当然、断るだろうと踏んでいたのに。様子が変だ。
「千鶴君……?」
「結。許してな」
千鶴君の頬が、薄ら赤い。てっきり、走って来てくれたからだと思っていたのだけれど……?
千鶴君といっぱいした後、早水君に「たくさんしてもらったよ」と報告した。続けて早水君に激しくされる……。三人は、そんな関係になった。
最中に早水君が意地悪く、感想を伝えてくる。
「千鶴君のデカチンに夢中になって腰振ってる結ちゃん、最高だった」
「やっ……、あ……っ」
「やだっ、言わないで……っ」と言いたかったのに、うまく言葉を出せない。早水君の興奮も、お腹の奥で感じ取れる。
彼ら二人に翻弄され過ぎて赤面している筈の顔を、両手で覆った。
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