ある女の子ーあなたの周りにもいるー【完結】

ナクナルマエニ

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その後

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少女と一緒に事件に巻き込まれた子達は、少女が中学に上がる前、少女と疎遠になった後に引っ越ししました。少女が思うに、ばれてしまったのでしょう。きっと、姉妹の親が少女と会わせないようにしたかった。少女は姉妹にとっての加害者の1人だったでしょうから。


今、その少女は地獄から抜け出したそうです。でも、まだ、抜け出せていないそうです。

少女は壊れた末に自分がどんな人物なのか忘れてしまいました。今は元気な少し真面目な子を演じているそうです。しかし、その裏は、何もない。

少女は家族がすきでした。すきだからこそ、誰にも何も言わなかった。だけど、すきなのに殺したいほど憎かったそうです。そりゃ、当たり前ですよね。

これを知って貴方達はどう思いますか。「なぜ誰にも言わなかった」「外に助けを求めれば良かった」とでも言うのでしょうか。

「言わなかった」んじゃない。「言えなかったんだ」と、この世界から自分の意思でいなくなる人はよく言うでしょう?そういうことですよ。

その少女は壊れています。誰も信じることができない。人を冷めた目でしか見れない。人を生物として見れても、人間として見れない。もう元まで戻せない所まで壊れたのです。

ですが、その少女は「私は幸せ」だと言います。衣食住があり、喜怒哀楽を出すこともでき、家族もいて、友達もいる。どこが不幸なのか、と。

普通の少女は壊れていきました。
そして、普通の少女になったのです。

少女は元から壊れていたのかもしれませんね。
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