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一章
⒈陽キャ転生
しおりを挟む子供の頃の将来の夢はと聞かれればやれ公務員だの、警察官だの、ネット配信者だの。
夢があるようで夢がないそんな時代で育った明星陽貴はその名前に相応しく根明であった。
それはもう底なしの根明であった。
「空気読めなくてうざい」
と罵られれば
「ごめんごめん、でも空気は読むより作った方が楽しいじゃん?」
と返すぐらいにはポジティブシンキングを極めた男である。
それが無神経で自己中心的ととるのかポジティブととるのかは人によりそうではあるが、陽貴の周りには常に人が絶えなかった。
かなり個性的な性格ではあったがそれが面白いと思う人の良い友達を作るのが上手かったのだろう。
そんな陽貴だが友達に誘われ来た花火大会でトイレから戻るわずかな1人の間に猟奇殺人犯に刺され命を落とした。
背後から刺され抵抗する間もなく背中から腹に突き出た切っ先を信じられない思いで、眺めた。
ずるりと抜けた時遅れて痛みがやってきて、我慢できない痛みに叫ぶと周囲が静まり返り視線が集中したのが分かる。
すると陽貴を刺したと思われると男は方向を変え、まだ状況の呑み込めていなかった周囲にいた親子に切っ先を向けて笑っている。
小学生に行くか行かないかの少女と母親に向けられた血塗れた切先。
考えるより先に犯人の腕を掴んでいた。
腹から熱い血がこぼれ落ちていくのを感じながら犯人に殴りかかる。
背後からの一撃、倒れてくれれば少しでも時間が稼げるし、あわよくば馬乗りになれば動きを拘束出来るかもしれない、そんなふうに考えたが万全の力が出せない陽貴の一撃では犯人は少しよろけただけで体制を崩すことも出来ない。
苛立ったように振り返った犯人に陽貴は死を確信した。
そんな時でも陽貴は不思議と恐怖心はなく、ただ他の人が自分が死んだ後犯人の魔の手から逃れられるのかそれだけが気がかりであった。
「陽貴!!」
「逃げて!」
友人が必死な声で叫ぶのを呼吸も上手くできない中最後の力を振り絞って叫んだ。
そして次の瞬間には犯人との距離はあっという間に0になり…刃が再び陽貴の腹を貫いた。
少し離れたところから友人たちが駆け寄ってくるのが目に入って、心配を抱えながらも良い友達を持ったななんて考えたのが最後の記憶。
「……ぐっ」
だったはずなのに再び訪れた激痛に意識が急浮上する。
「勇者様!」
そう叫ぶ声に薄らと目を開けると自分を取り囲む人、人、人。
「勇者様!なぜそのようなお怪我を!?」
「魔法士の中で治癒を使えるもの!急ぎ参れ」
「ひゅ……ごほっ」
何が何だか分からないままにこんなに痛くて苦しいのなら早く楽になりたいとまぶたを閉じる。
一瞬全ての痛みから解放された後からのこの仕打ちには流石の陽貴も自分をこんな目に合わせた男の顔が浮かんでさらに顔を歪ませた。
「どけ。私がする」
凛とした声が聞こえ失血で白む景色のなかで目を開くとサラサラと揺れる美しい銀髪。
日本では見かけることがないその色は人工的な色彩ではなく、とても神秘的だと陽貴は思った。
そしてその衝撃は一瞬確かに痛みを忘れるほどであった。
「反転」
その言葉の後痛みが嘘みたいに消えて驚きに言葉を失った。
「勇者殿、痛みは引きましたか」
そう問いかける男の美しさに気の抜けた声が漏れる。
日本人では無い高い鼻筋と薄い唇。そして冷たい印象を与える切れ長な瞳にガラス玉のような美しい薄紫色が陽貴を見つめていたからだ。
なんて、幻想的な瞳なのだろうと、そんなことしか頭になかった。
それなりに都会に住んでいたので外国人やハーフの知り合いなども居たが薄紫色は見たことがなく、思わず視線が吸い寄せられた。
「それは良かった。にしても勇者殿は相当ついているとみえる」
「……今、何が起きた?」
「戻しただけですよ」
「戻した……?」
その問いに男は答えることなく薄く笑みを浮かべ、見るからにこの集団の頂点であろう年配の男に頭を垂れた。
「御苦労ノヴァーリス」
年配の男は美しい男をノヴァーリスと呼び満足気に頷いた。
白髪混じりの色素の薄い茶髪、その頭上には黄金に輝く王冠。
すると白髪混じりの男は陽貴を見下ろして人の良さそうな笑顔でこちらを見た。
「我々の悲痛な願いに応え、この地に再び舞い降りてくださった勇者様のご慈悲に感謝する」
「……ちょっと待って頂けませんか。一体何が何だか」
陽貴の何とか絞り出した言葉に男は首を傾げると理解した、というように眉を下げ嘆きの声を漏らした。
「なんということだ、勇者様はあちらの世界にお戻りになられた際に記憶を失われたらしい。傷も癒えたばかりだ。丁重にもてなして差し上げろ」
「はっ」
「待ってください。俺は記憶なんて無くしていない!まず状況を!」
「歴代の勇者様にも見られた症状だ。こちらで過ごせば記憶も蘇るだろう」
陽貴を気遣っているような言葉なのに全くそう感じないのはひねくれ過ぎだろうか。
まるでこの場で今の状況を説明したくないようだ、と陽貴は思った。
けれども周囲はそう思わなかったらしく、その証拠に臣下たちはその慈悲に感銘を受けているようだった。
「陛下、差し出がましいことを申し上げますが、勇者様のお話も聞いて差しあげたらいかがでしょう」
柔らかいテノールの声がその場の空気を凛と清めたようなそんな心地の良い声に思わず声のする方に顔を向けた。
正しく聖なる者に相応しい、清廉潔白そうな優しげながらも意思の強い瞳と日焼けのない白い肌に、黒い修道服を身にまとった彼は穏やかに微笑んだ。
「勇者様、お気を悪くされないでくださいね。陛下は勇者様のお身体を案じていらっしゃるのです」
「……ええ。分かっています」
全くそうは思っていなかったもののこの清らかな彼を見ていると陽貴は陛下を疑うのも申し訳なく思えてきた。
「お初にお目にかります。王都中央区第一教会にて司祭をしております。スイレンと申します。勇者様はどうしてそのようなお怪我をされていたのですか?」
「……これは夏祭りで通り魔に刺されて……」
陽貴の言葉に修道服の彼は痛ましそうに眉を寄せて手を包み込むと自らの額に押し当てた。
すると漠然と心の中の汚れ、のようなものが消えてたようなそんな心地の良い感覚にぼんやりと彼を見つめた。
「きっとこちらに送られてくる際の禊、神からの試練だったのでしょう。」
「……神とか、死にかけの人間を不思議な力で治したりとか、意味わからなさすぎて変なこと聞くんだけど、俺生きてる…んですか?」
「ええ。生きておいでですよ。ただし今のあなたが向こうのあなたと同じかどうかは存じ上げませんが」
修道服の彼はそう言うと陽貴に立ち上がるように促したので指示に従う。
春測った時には百七十五センチあった陽貴より十五センチは低いだろうか。
華奢な体格と大きな目のせいか声を聞かなければ性別を判断出来ないという自慢にもならない自信がある。
「……今とか、向こうとか、分かるように説明して欲しいんですけど」
「では端的に申し上げますと勇者様が居た世界はこちらの世界では異世界と言われています。厳密に何がどう違いこの世界とどういう繋がりがあるのかは分かっておりません。歴代勇者様がお過ごしになられた異世界は風習も常識も毎回違いますので。ですが勇者様は同じ魂を持ち、最終的にはこちらでお過ごしになられた記憶を思い出しておられますので、勇者様もこちらでお過ごしいただければ、思い出されると思います」
「…異世界?…異世界ってそんな訳ないだろ。何?ドッキリでもしてる?」
「我々は召喚の儀により勇者様をこちらの世界に御招き致しました」
「召喚の儀…」
召喚なんて子供の頃に友人に勧められて見た漫画だったかアニメだったかでしか聞いたことがない。
それも面白さがわからない上に、主人公が他人に上手いように使われているだけじゃないかと思い不愉快に思うからなんて子供らしくない理由で見なくなった。
そもそも陽貴という人間は人と喧嘩なんいてしたことがなく、何か揉めることがあっても自分が謝るか、忘れたふりをして、何度も険悪になる人間には近寄らないようにしていた。
言葉は勿論体を傷つけることにも抵抗があり、それは空想の世界においても同様であった。
剣や魔法の世界で敵を倒す、何てことには一切興味がわかない平和主義であった。
「勇者様には魔王を討伐いただきこの世界に平和をもたらしていただきたいのです」
「俺には無理だからさ、他当たってくれる?」
「……なに」
訝しむような声をあげた国王ににっこりと微笑み首を垂れる。
「申し訳ないのですが俺は勇者なんてできる器ではありません。身体能力も人並みですし、相手が悪人だとしても傷つけたくないので」
断られるなど微塵も考えていなかったらしい兵士や国王、聖職者は言葉を失っているのか異様な静寂が訪れた。
だがそれに怯むような陽貴ではなく続けて、元の世界に返して欲しいと頼み込んだ。
するとそれに応えたのは先ほど説明をしたスイレンであった。
「申し訳ありませんがこちらから向こうへお返しすることはできません。召喚というのは呼び寄せる側が魔法陣を用いて特定の条件を満たした方を召喚することで成立するからでございます。つまりあちらに魔法を使える人間がいて、かつ魔法陣を組む段階であなたを指定しないとあなたはお国に帰ることができないのです」
申し訳なさそうにスイレンが眉を下げる様子を見て数秒思案した陽貴は人好きする顔で微笑むと『なるほど』と頷いた。
「であれば仕方がないですね。異世界も楽しそうですし適当にこちらで生きることにするよ」
死のうが異世界転生しようが陽貴の底抜けな前向きさに何処かから笑い声が聞こえてくる。
何も面白いことは言っていないと陽貴は思いながら声がする方を見ると、陽貴の怪我を治してくれた男、ノヴァーリスが腹を抱えて笑っている。
「ふ…ふふ…勇者様はこんなに愉快な人間だったのか」
「…」
「大変面白い冗談だ」
「冗談?本気だよ。俺は魔王討伐には行かないから」
笑顔ながらもはっきり拒絶した陽貴にノヴァーリスが薄く笑う。
その笑みは高潔に見える容姿にようく似合うもので、先ほどのような一面があるとは思えないほど冷酷に見えた。
「勇者様は共に来てくれるだけで良い」
馴染みのない声に振り返ると黒いローブを被った細身の少年と青年の狭間に見える男が無表情に陽貴を見下ろしていた。
「そうだないつかは勇者様も思い出してくださるだろう。そうなれば我々にお力を貸していただけるはずだ」
ノヴァーリスの言葉にどう返せば良いのか考えているうちに、王は怏々に頷き『記憶を取り戻していただくまでしっかりお守りするのだぞ』と告げる。
記憶を取り戻すことが本当にあったとして陽貴は勇者として戦うことはないだろうと半ば確信しながらも曖昧に王に笑いかけた。
「では勇者様、余はもう席を外さねばならぬ。部屋を用意させておるゆえそちらで身体を休まれよ」
「ありがとうございます」
「ご案内いたします」
メイドに従い後ろをついていくと美しい大理石の壁に床、動線にはレッドカーペットが引いてあり壁際には使用人が頭をたれ微動だにせず控えている。
庶民の陽貴にとってはこのように人に傅かれるのは不気味にも思えてくるが、高位貴族に仕えるということはこういうものなのかもしれない。
この時点である程度察してはいたが案内された部屋は豪華絢爛、当然ながらとてもくつろげるような部屋ではなかった。
「こんなに良いお部屋を与えていただいて良いのでしょうか」
「この国をお救いいただく勇者様にお休みいただくお部屋なのです。お気になさらないでください。…勇者様どうかこの国をお救いください」
「…この国では何が起こっているのですか」
メイドの悲痛な声に否定は勿論肯定もすることができず、そう問いかけると、扉を叩く音が響き聞き覚えのある声が陽貴を呼んだ。
「では私は下がらせていただきます。側付きには別の人間が参りますので」
「……」
「勇者殿、入らせていただいても?」
「あ、どうぞ」
扉の向こうの声の主は陽貴の言葉に従い部屋に足を踏み入れた。
それと入れ替わるようにメイドが頭を下げ部屋を出ていく。
「…ノヴァーリスさん…ですよね」
「ええ。あなたの剣となり盾となる男です」
「…申し訳ないですが、俺は魔王討伐には…」
「構いません。それでも私はあなたが戦わないと言うのならあなたを守り、あなたが戦うと言うのなら共に戦うのが使命ですから」
ノヴァーリスの言葉に陽貴はどうしたものかと考え込む。
何の役にも立たない勇者として呼んだはずの異界の人間を守らせるのは気が引けるし、いくら彼の仕事のうちだとしてもやはり戦わない勇者につきっきりになるのは勿体無く思えてくる。
と言うのも今気がついたがこの世界に来てから陽貴は元の世界でいうところのオーラのようなものが見えている。
彼には白色のモヤのようなもの、黒いローブの子はローブと同じ黒色のオーラが見えた。
全ての人間に見えるわけではなく、召喚された時にいた人間の中では三分の一程度であったので、やはり特別な何かがあるのだと考えられる。
「ノヴァーリスさんは勇者の…仲間に選ばれるほどの実力をお持ちですよね?そんなあなたが戦わない勇者のために他の仕事を放棄するのは無駄ではないでしょうか」
「私は与えられた役目をまっとうするだけだ、あなたにそれを心配してもらう必要はありません」
冷ややかな視線。
確かにノヴァーリスの立場からすれば命令に従うしかないのは事実だろうと言うことは陽貴にもわかったが、自分が戦う意思がないということを伝え続け、他の仕事につくように告げれば彼も上司などに相談し、決定が覆ることがあるかもしれない。
そう気を使ったのだが、どうやら気分を害してしまったようだ。
「そっか、じゃよろしく。俺も見知らぬとこで1人は流石に寂しいと思っていたんだよ。何んて呼んだらいい?」
「…ノヴァーリスとお呼びください」
「ノヴァーリス、早速だけどこの国について教えてくれる?」
敬語で話さなくても怒られないことを良いことに陽貴は馴れ馴れしくそう話しかけソファに座る。
「ノヴァーリスもおいでよ。護衛とは言っても何もしない主人なんだから気を遣わなくてもいい」
「結構です」
「あ、ノヴァーリスって長いし日本人の俺には発音し難いんだよ。ノヴァでいいよな?」
「良くありませんが?」
「まあまあ、そう言わずに、ね?ねえ、見上げるのも首痛いしソファ座ってほら」
笑顔で距離を詰めてくる陽貴にノヴァーリスは黙り込んでから、重々しくため息を吐いた。
「勇者様は自分勝手ってよく言われませんか?」
「ん?…んーあるようなないような…、でもほらそう言うのは主観によるしなー…不快だった?ごめん…ついうちわのノリみたいなことやっちゃうんだよね。ごめんな」
その言葉にノヴァーリスは何かを悟ったようにため息をつくと陽貴の言葉通りにソファに座りこの国について説明を始めた。
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