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二章 日常編
28話 スキルについて考察する
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ここはルベライトにある図書館。
入館料を払うと、私は色々な本を集め、テーブルに置いた。
「エレン、何の本を持って来たのよ?」
「魔物図鑑、植物図鑑、スキル図鑑等ね。これから冒険する上で必要な知識が書かれている物を持って来たわ」
「え……これ全部覚えるの?」
「そこまでは言わないわ。まあメジャーな所は覚えておきたいけどね」
「あたし勉強はちょっと……」
「冒険に憧れた癖に何を言ってるの? これは立派な冒険者になるために必要なんだから頑張りなさい」
「そ、そうね……! 頑張るわ!」
アルテナは早速本を読み始める。
私も先ずは魔物図鑑を手に取り、読み始めた。
……
…………
………………
約一時間後、私は目が疲れたので一旦休憩を入れる。
因みにアルテナは、すでに頭から湯気が立っていた。
「アルテナ、大丈夫?」
「うう……立派な冒険者になるのがこんなに辛いなんて……」
「これもあなたが望んだ結果なんだから、もうちょっと頑張りなさい」
「ていうかあんたなら一瞬で内容を覚えたり出来ないわけ? スキルの力でさ?」
「随分他力本願ね。まあ、私もそれは期待したんだけど……」
ハッキリ言うと無理だった。
身体能力とは違うから行けるかもと思ったのだが、実際は全くそうでは無かった。
「どうやら記憶“力”には反映されないみたいね」
「あ、そうよ、あんたなら『鑑定』使えるんじゃない? それで植物や魔物の情報を見たりさ?」
「無理」
「何でよ?」
「すでに試したけど出来なかったのよ」
実はギルドの鑑定士に会った後、使えたら便利だと思って私も使おうとした。
しかし、どうやっても出来なかったのである。
やはり技術だけではどうにもならない事が多いようだ。
「どうして使えなかったの?」
「今日はその疑問の答えも探しに来たのよ」
私はスキル図鑑を手に取り、テーブルの上に開いた。
この図鑑には、今まで確認されたスキルの名前、そしてその内容が書かれている。
「これを見ながら探してみましょう。『器用貧乏・改』に出来る事、出来ない事をね」
「どうやって探すのよ?」
「とりあえずここに書かれているスキルが使えるかどうか、片っ端から試して行くのよ」
そうして、私はスキル図鑑を見ながら色々試して行った。
……私がスキル図鑑を眺めて二時間後
「スキルって言っても色々あるのね、『剣士』、『格闘家』、『炎魔導士』……スキルというより職業みたいなものから『剣術』、『毒無効』、『跳躍』……本当にスキルっぽい物まで色々ね。アルテナ、どこが違うのこれ?」
「さあ? あたしに聞かれても分かんないわよ」
「あなた、この世界はスキルが重要なんでしょう? 少しは調べたりとかしてないの?」
「ふ、あたしネタバレとか嫌いな性格なの。だから詳しい事は分からないわ」
ゲームやアニメじゃ無いんだから……!
そう思ったがこいつはそもそも遊びに来たんだった。
真面目にやってる私がなんかアホらしく思えてくる。
「まあ、一応私のスキルについて大体の事が分かったわ。あくまで技術が上がるってだけで、出来ない事は出来ないままみたい。」
「えっと……つまりどう言う事?」
「やろうと思えば出来る事は出来るって事よ」
「いや、サッパリなんだけど」
「じゃあ出来ない事を三つに分けるわね。一つ目は自力が上がる系統は無理って事よ。体とか、頭の回転とか」
「まあそこはわかりきっていた事よね?」
「ええ、でも例外はあるみたいで、感覚は強く出来るみたい」
「感覚?」
「例えば五感とか、第六感とかね。でもあくまで人ができる範囲よ。犬のような嗅覚ってのは無理ね」
私の魔力を見る目も同じだ。
魔力を見る感覚、もとい技術が上がったから見えるようになったと思えば何もおかしくはない。
「二つ目は?」
「体質系のスキルは無理ね。確かに技術とは関係無いし」
「体質って……例えばどんな?」
「すごくわかりやすくいえば、太りやすいとか太りにくいとかね」
「確かにわかりやすいけど……異世界らしい例えは無かったの?」
例える事は出来たが、スキルの内容から説明しなければならなかったので、私はアルテナにそう説明した。
まあ単純に面倒だっただけである。
「最後は異世界らしいわよ。“ユニークスキル”は使えない」
「ユニークスキル?」
「ええ、例えば『鑑定』とかそのスキルを持った人にしか使えない魔法の事ね、かなりレアみたいだわ。他にも例を挙げると一度行った所へワープ出来る『空間跳躍』、異空間に物を保存できる『収納』とか。後アルテナが持ってる『死神』と『邪眼』も無理ね」
「ちょっと待って、じゃあ『獄炎』は使えるの?」
「あれは炎と闇属性の魔法を扱えるスキルでしょ? 別にそれを持ってないと火や闇の魔法を使えないってわけじゃ無いから理論上はそうね」
「絶対真似するのは止めてよ!? 私の個性がなくなるから!」
「だから何を気にしてるのよ。でも逆に考えれば……アルテナも全属性使えるんじゃない?」
「え? でもあたし他の魔法を使うスキルなんて持って無いけど?」
「だったら私も持ってないわよ。これは推測なんだけど……そう思い込んでるだけなんじゃない?」
「思い込んでるだけ?」
「そう、スキルがないから使えないと思い込んでるだけ。そうじゃなきゃ私が使える理由がわからないじゃない」
そう、魔法は自身の魔力を使うという思い込みと一緒だ。
私はふざけて言ったのではなく、真面目にそう思っていた。
でも、もしこれが事実ならあまり言わない方がいいかもしれない。
マナを魔力に変換して魔法を使うという事も、魔法に秀でたアルテナが知らない以上、他人に言わない方がいいだろう。
「確かにそうね! よし、帰って早速試してみるわ!」
「ちょっと、アルテナ!?」
止める暇も無く、アルテナは出て行ってしまった。
「しまった……余計なこと言うんじゃ無かったわ……まだ図鑑読んでる途中なのに……」
結局夕方まで、私は一人で図書館に籠ることになった。
アルテナの挑戦だが、結果で言えば成功していた。
だがコントロールができず家を水浸しにしていた為、アルテナを生き埋めにした後、火と闇以外の魔法を全面禁止した。
入館料を払うと、私は色々な本を集め、テーブルに置いた。
「エレン、何の本を持って来たのよ?」
「魔物図鑑、植物図鑑、スキル図鑑等ね。これから冒険する上で必要な知識が書かれている物を持って来たわ」
「え……これ全部覚えるの?」
「そこまでは言わないわ。まあメジャーな所は覚えておきたいけどね」
「あたし勉強はちょっと……」
「冒険に憧れた癖に何を言ってるの? これは立派な冒険者になるために必要なんだから頑張りなさい」
「そ、そうね……! 頑張るわ!」
アルテナは早速本を読み始める。
私も先ずは魔物図鑑を手に取り、読み始めた。
……
…………
………………
約一時間後、私は目が疲れたので一旦休憩を入れる。
因みにアルテナは、すでに頭から湯気が立っていた。
「アルテナ、大丈夫?」
「うう……立派な冒険者になるのがこんなに辛いなんて……」
「これもあなたが望んだ結果なんだから、もうちょっと頑張りなさい」
「ていうかあんたなら一瞬で内容を覚えたり出来ないわけ? スキルの力でさ?」
「随分他力本願ね。まあ、私もそれは期待したんだけど……」
ハッキリ言うと無理だった。
身体能力とは違うから行けるかもと思ったのだが、実際は全くそうでは無かった。
「どうやら記憶“力”には反映されないみたいね」
「あ、そうよ、あんたなら『鑑定』使えるんじゃない? それで植物や魔物の情報を見たりさ?」
「無理」
「何でよ?」
「すでに試したけど出来なかったのよ」
実はギルドの鑑定士に会った後、使えたら便利だと思って私も使おうとした。
しかし、どうやっても出来なかったのである。
やはり技術だけではどうにもならない事が多いようだ。
「どうして使えなかったの?」
「今日はその疑問の答えも探しに来たのよ」
私はスキル図鑑を手に取り、テーブルの上に開いた。
この図鑑には、今まで確認されたスキルの名前、そしてその内容が書かれている。
「これを見ながら探してみましょう。『器用貧乏・改』に出来る事、出来ない事をね」
「どうやって探すのよ?」
「とりあえずここに書かれているスキルが使えるかどうか、片っ端から試して行くのよ」
そうして、私はスキル図鑑を見ながら色々試して行った。
……私がスキル図鑑を眺めて二時間後
「スキルって言っても色々あるのね、『剣士』、『格闘家』、『炎魔導士』……スキルというより職業みたいなものから『剣術』、『毒無効』、『跳躍』……本当にスキルっぽい物まで色々ね。アルテナ、どこが違うのこれ?」
「さあ? あたしに聞かれても分かんないわよ」
「あなた、この世界はスキルが重要なんでしょう? 少しは調べたりとかしてないの?」
「ふ、あたしネタバレとか嫌いな性格なの。だから詳しい事は分からないわ」
ゲームやアニメじゃ無いんだから……!
そう思ったがこいつはそもそも遊びに来たんだった。
真面目にやってる私がなんかアホらしく思えてくる。
「まあ、一応私のスキルについて大体の事が分かったわ。あくまで技術が上がるってだけで、出来ない事は出来ないままみたい。」
「えっと……つまりどう言う事?」
「やろうと思えば出来る事は出来るって事よ」
「いや、サッパリなんだけど」
「じゃあ出来ない事を三つに分けるわね。一つ目は自力が上がる系統は無理って事よ。体とか、頭の回転とか」
「まあそこはわかりきっていた事よね?」
「ええ、でも例外はあるみたいで、感覚は強く出来るみたい」
「感覚?」
「例えば五感とか、第六感とかね。でもあくまで人ができる範囲よ。犬のような嗅覚ってのは無理ね」
私の魔力を見る目も同じだ。
魔力を見る感覚、もとい技術が上がったから見えるようになったと思えば何もおかしくはない。
「二つ目は?」
「体質系のスキルは無理ね。確かに技術とは関係無いし」
「体質って……例えばどんな?」
「すごくわかりやすくいえば、太りやすいとか太りにくいとかね」
「確かにわかりやすいけど……異世界らしい例えは無かったの?」
例える事は出来たが、スキルの内容から説明しなければならなかったので、私はアルテナにそう説明した。
まあ単純に面倒だっただけである。
「最後は異世界らしいわよ。“ユニークスキル”は使えない」
「ユニークスキル?」
「ええ、例えば『鑑定』とかそのスキルを持った人にしか使えない魔法の事ね、かなりレアみたいだわ。他にも例を挙げると一度行った所へワープ出来る『空間跳躍』、異空間に物を保存できる『収納』とか。後アルテナが持ってる『死神』と『邪眼』も無理ね」
「ちょっと待って、じゃあ『獄炎』は使えるの?」
「あれは炎と闇属性の魔法を扱えるスキルでしょ? 別にそれを持ってないと火や闇の魔法を使えないってわけじゃ無いから理論上はそうね」
「絶対真似するのは止めてよ!? 私の個性がなくなるから!」
「だから何を気にしてるのよ。でも逆に考えれば……アルテナも全属性使えるんじゃない?」
「え? でもあたし他の魔法を使うスキルなんて持って無いけど?」
「だったら私も持ってないわよ。これは推測なんだけど……そう思い込んでるだけなんじゃない?」
「思い込んでるだけ?」
「そう、スキルがないから使えないと思い込んでるだけ。そうじゃなきゃ私が使える理由がわからないじゃない」
そう、魔法は自身の魔力を使うという思い込みと一緒だ。
私はふざけて言ったのではなく、真面目にそう思っていた。
でも、もしこれが事実ならあまり言わない方がいいかもしれない。
マナを魔力に変換して魔法を使うという事も、魔法に秀でたアルテナが知らない以上、他人に言わない方がいいだろう。
「確かにそうね! よし、帰って早速試してみるわ!」
「ちょっと、アルテナ!?」
止める暇も無く、アルテナは出て行ってしまった。
「しまった……余計なこと言うんじゃ無かったわ……まだ図鑑読んでる途中なのに……」
結局夕方まで、私は一人で図書館に籠ることになった。
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