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二章 日常編
31話 エレン、命の危機に遭遇する
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ジューー! と私の家に肉を焼く音が響き渡る。 焼いているのは、先日討伐したアサルトボアの肉。 これがなかなかに美味しい肉で、アルテナが毎日ステーキを注文してくる。
今日も昼にステーキを注文され、せっせと焼いている途中だ。
「エレン、おかわり!」
「よく食べるわね、あなたいつから大食いキャラになったのよ?」
「美味しいものは幾らでも食べれるのよ!」
「分かったからちょっと待って……」
コン、コン、コン、コン、
家のドアがノックされる。しかし、料理中の私が離れるわけにはいかない。
「アルテナ、出てくれる? 私は手が離せないから」
「はいはい、誰よ食事中に?」
アルテナが玄関を開ける。すると聞き覚えのある声が耳に入る。
「アルテナ様! お久しぶりです!」
「あれ? あんたマリン……ってちょっと、いきなり抱きつかないで!?」
「お嬢様、アルテナ殿が困っておりますよ」
「あ、ごめんなさい。嬉しくてつい抱きしめてしまいましたわ」
私は料理を中断し、玄関に赴く。尋ねてきたのはこの世界で初めて会った人間、マリンとその御付きの騎士コーラルだった。
「二人とも、久しぶりね」
「あ、エレン様! お久しぶりです!」
「お久しぶりです、エレン殿」
私は二人を家に招き入れると、リビングに座ってもらった。真っ先に頭を確認するがちゃんと髪は生えている。私は心底ほっとした。貴族をどうもてなせば良いかわからないが、とりあえず紅茶を淹れてみる。
「エレン様! この紅茶とても美味しいですわ!」
「エレン殿、クリス家のメイドになる気はありませんか?」
どうやら貴族の口にあった様だ。でも勧誘されるとは思わなかった。丁重に断っておき、私たちは四人で歓談し始める。
「今日は一体どうしたの?」
「特別な用があったわけではありません、ただお嬢様がお二人にお会いしたかっただけですね」
「申し訳ありません、いきなり訪ねてしまって」
「それは別に大丈夫よ。こっちこそ会いに行けなくてごめんなさい」
マリンが会いたがってる事は以前ギルドで聞いたが、やる事が多くすっかり忘れていた。
「そう言えば聞きましたわ。お二人のご活躍を」
「活躍って?」
「お二人が街の危機に颯爽と現れ、冒険者を率いて邪悪な魔物を一掃したという話ですわ」
どうしよう、また話が大きくなっている。訂正したいがマリンの純粋な目がそうさせてくれない。
「ちょうど良いわ! あたし達の武勇伝、聞かせてあげようじゃない!」
そう言って、アルテナがルベライトに来てからの事を話し始める。因みに穴に落ちたことや黒い悪魔を突撃させた事は省いていた。まあ言いたくないのはわかる。
「……で、ゴブリンキングをあたしが必殺技で捩じ伏せたってわけね」
「凄いです! 流石アルテナ様!」
マリンはまるで英雄譚を聞いてるかの様に目を輝かせている。その反応を見てアルテナの機嫌は更に上がっていく。
「まあ、あたしだけじゃなくてエレンも頑張ったわよ。『器用貧乏・改』っていうスキルのおかげで身体は貧弱だけど色んな事が出来るんだから」
「まあ! どんなことが出来るんですの?」
「そうね、土魔法でゴーレムや家を作ったり出来るわね。あと回復魔法も使いこなすでしょ、後は……」
「アルテナ、その辺りで止めて」
この時点でマリンとコーラルに驚きの表情が見える。そもそも魔法はスキルを持ってないと使えないというのがこの世界の常識。それを技術でどうにでもなりますなんて言うわけにはいかない。後でアルテナに注意しておかなければならないだろう。
「エレン殿、ちょっと宜しいですか?」
コーラルが私を部屋の端に連れて行くと、小さい声で話し始めた。
(エレン殿……回復魔法が使えるなら何故お嬢様の頭を治して下さらなかったのですか……?)
不味い……確かにその疑問は最もだ。だけど、あの時スキルを持ってませんでしたと言うわけにはいかない。
(えっと……それは……)
(お嬢様の頭が治るまでどれだけ気まずかったか分かりますか!? 御当主様に気づかれないように必死で隠して何とか治してもらったんですよ!? それなのにエレン殿は……!)
(そ……それは……そう、この街に来るまで私自分のスキルを知らなかったの。ずっと田舎に住んでいたから……)
嘘と本当を混ぜ合わせ、私は必死に言い訳をした。コーラルは腑に落ちないという顔をしながらも何とか納得してくれる。
(分かりました、そういうことにしておきましょう。但し今回だけですからね)
(ええ、ありがとう)
私とコーラルは話を終え席に戻ると、マリンとアルテナが不思議そうな目で見てきたので、私は別の話題を振る事にする。
「そう言えばマリンとコーラルのスキルって何なの?」
「あ、それあたしも聞きたいわ」
「私のスキルは『守護騎士』と呼ばれるスキルですね。守る対象がいる場合自身の体力、防御力が上がり敵の攻撃を引き付ける効果があります」
「コーラルに合ってるスキルね。マリンのスキルは?」
「申し訳ありません、わたくしスキルをまだ知らないのです」
「知らないの?」
「はい、お父様が言うには、まだ知るべき時では無いとおっしゃってまして」
「なによそれ? 教えてくれたって良いじゃ無いの?」
「アルテナ、家族の事情に口を挟む物じゃ無いわよ」
マリンは貴族だ。他人に軽々しくスキルを言ってはいけないと言われてるかもしれないし、
もしくは秘匿するほど大事なスキルなのかもしれない。無闇に詮索することではないだろうと私は思った。
ぐ~~。
不意に私のお腹が鳴る。そう言えば、私はアルテナの肉ばかり焼いていて、自分はまだ食べてない事に気づいた。
「ごめんなさい、私まだ昼食を食べていなくて……」
「あの……それでしたらこちらをお召し上がりになって頂けませんか?」
そう言って、マリンが袋に入ったクッキーを取り出す。形は少し歪んでいるが、心がこもっているような暖かさを感じた。
「このクッキー、マリンが作ったの?」
「はい、精一杯作らせて頂きました。お口に合えばいいのですが……」
「マリン……ありがとう」
本当にいい子だ。私は感謝を述べるとクッキーを受け取り、口に運ぼうとするところで私はある異変に気がつく。
「……」
コーラルが横を向き、こっちを見ようとしない。そして何故か小さく震えている。
え、まさか……ね? 純粋なマリンの心がこもったクッキー。まさかそんな事あるはずが……。
「エレン、あたしにも頂戴よ」
私の横からアルテナが手を伸ばし、クッキーを一枚取り口に運ぶ。
「モグモグ……へぇ、これ……は……」
バタッ
クッキーを食べたアルテナはそのまま倒れてしまった。うん、ダメだった。
「アルテナ様? どうしたのかしら?」
「どうやら“いつも”の様にお嬢様のお菓子に感動して倒れてしまったのでしょう。アルテナ殿はこちらで介抱しておきますね」
そう言ってコーラルはアルテナを抱え別室に連れて行く。いや、ちょっと待って。色々ツッコミたいけどまず私をこの場に残さないで!? このままマリンと二人きりにしないで!?
私の悲痛な叫びは届かず、目の前には笑顔のマリンと“死”が残された。人生の終わりは突然来るとは聞いていたけどまさかこんな形で来るなんて……だが、私は死ぬわけにいかない。元の世界に帰るまでは。
「じゃ、じゃあ……頂きます」
私はこの場を生き残る方法を必死で模索した。スキルを使って味覚を無くす? いや、流石にそんな事は無理だ。しかし、やりようはある。要は“舌”に触れなければいい。
(『岩の肌』)
私は魔法を使う。この魔法は表面を岩で固める効果があり、防御に使えると思って作った魔法。私はこれを“舌”に使った。私の舌に岩が張り付き、同時に重くなる。おまけに舌がザラザラして正直最悪の気分だ。だが命に比べれば安い物。私はそのままクッキーを頬張った。食べ辛いが何とか咀嚼し、クッキーを飲み込む。ミッション達成、私は魔法を解除する。
「マリン……美味しかっ……た……わ……」
そのまま私は倒れた。この世にはどう足掻いても逃れられない事がある。私はその事実を深く噛み締めながら意識を失って行った……。
……その後、コーラルの“解毒ポーション“で死の淵から生還した私は、マリンのスキルについて説明を聞いた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
スキル 毒生成
このスキルを持つ者が作った物全てに毒が付与されるスキル。
自分の意思ではどうにもならない。
ーーーーーーーーーーーーーーー
うん、とりあえず叫ばせて欲しい。
誰よ!? マリンにこんなスキル授けたやつ!?
今日も昼にステーキを注文され、せっせと焼いている途中だ。
「エレン、おかわり!」
「よく食べるわね、あなたいつから大食いキャラになったのよ?」
「美味しいものは幾らでも食べれるのよ!」
「分かったからちょっと待って……」
コン、コン、コン、コン、
家のドアがノックされる。しかし、料理中の私が離れるわけにはいかない。
「アルテナ、出てくれる? 私は手が離せないから」
「はいはい、誰よ食事中に?」
アルテナが玄関を開ける。すると聞き覚えのある声が耳に入る。
「アルテナ様! お久しぶりです!」
「あれ? あんたマリン……ってちょっと、いきなり抱きつかないで!?」
「お嬢様、アルテナ殿が困っておりますよ」
「あ、ごめんなさい。嬉しくてつい抱きしめてしまいましたわ」
私は料理を中断し、玄関に赴く。尋ねてきたのはこの世界で初めて会った人間、マリンとその御付きの騎士コーラルだった。
「二人とも、久しぶりね」
「あ、エレン様! お久しぶりです!」
「お久しぶりです、エレン殿」
私は二人を家に招き入れると、リビングに座ってもらった。真っ先に頭を確認するがちゃんと髪は生えている。私は心底ほっとした。貴族をどうもてなせば良いかわからないが、とりあえず紅茶を淹れてみる。
「エレン様! この紅茶とても美味しいですわ!」
「エレン殿、クリス家のメイドになる気はありませんか?」
どうやら貴族の口にあった様だ。でも勧誘されるとは思わなかった。丁重に断っておき、私たちは四人で歓談し始める。
「今日は一体どうしたの?」
「特別な用があったわけではありません、ただお嬢様がお二人にお会いしたかっただけですね」
「申し訳ありません、いきなり訪ねてしまって」
「それは別に大丈夫よ。こっちこそ会いに行けなくてごめんなさい」
マリンが会いたがってる事は以前ギルドで聞いたが、やる事が多くすっかり忘れていた。
「そう言えば聞きましたわ。お二人のご活躍を」
「活躍って?」
「お二人が街の危機に颯爽と現れ、冒険者を率いて邪悪な魔物を一掃したという話ですわ」
どうしよう、また話が大きくなっている。訂正したいがマリンの純粋な目がそうさせてくれない。
「ちょうど良いわ! あたし達の武勇伝、聞かせてあげようじゃない!」
そう言って、アルテナがルベライトに来てからの事を話し始める。因みに穴に落ちたことや黒い悪魔を突撃させた事は省いていた。まあ言いたくないのはわかる。
「……で、ゴブリンキングをあたしが必殺技で捩じ伏せたってわけね」
「凄いです! 流石アルテナ様!」
マリンはまるで英雄譚を聞いてるかの様に目を輝かせている。その反応を見てアルテナの機嫌は更に上がっていく。
「まあ、あたしだけじゃなくてエレンも頑張ったわよ。『器用貧乏・改』っていうスキルのおかげで身体は貧弱だけど色んな事が出来るんだから」
「まあ! どんなことが出来るんですの?」
「そうね、土魔法でゴーレムや家を作ったり出来るわね。あと回復魔法も使いこなすでしょ、後は……」
「アルテナ、その辺りで止めて」
この時点でマリンとコーラルに驚きの表情が見える。そもそも魔法はスキルを持ってないと使えないというのがこの世界の常識。それを技術でどうにでもなりますなんて言うわけにはいかない。後でアルテナに注意しておかなければならないだろう。
「エレン殿、ちょっと宜しいですか?」
コーラルが私を部屋の端に連れて行くと、小さい声で話し始めた。
(エレン殿……回復魔法が使えるなら何故お嬢様の頭を治して下さらなかったのですか……?)
不味い……確かにその疑問は最もだ。だけど、あの時スキルを持ってませんでしたと言うわけにはいかない。
(えっと……それは……)
(お嬢様の頭が治るまでどれだけ気まずかったか分かりますか!? 御当主様に気づかれないように必死で隠して何とか治してもらったんですよ!? それなのにエレン殿は……!)
(そ……それは……そう、この街に来るまで私自分のスキルを知らなかったの。ずっと田舎に住んでいたから……)
嘘と本当を混ぜ合わせ、私は必死に言い訳をした。コーラルは腑に落ちないという顔をしながらも何とか納得してくれる。
(分かりました、そういうことにしておきましょう。但し今回だけですからね)
(ええ、ありがとう)
私とコーラルは話を終え席に戻ると、マリンとアルテナが不思議そうな目で見てきたので、私は別の話題を振る事にする。
「そう言えばマリンとコーラルのスキルって何なの?」
「あ、それあたしも聞きたいわ」
「私のスキルは『守護騎士』と呼ばれるスキルですね。守る対象がいる場合自身の体力、防御力が上がり敵の攻撃を引き付ける効果があります」
「コーラルに合ってるスキルね。マリンのスキルは?」
「申し訳ありません、わたくしスキルをまだ知らないのです」
「知らないの?」
「はい、お父様が言うには、まだ知るべき時では無いとおっしゃってまして」
「なによそれ? 教えてくれたって良いじゃ無いの?」
「アルテナ、家族の事情に口を挟む物じゃ無いわよ」
マリンは貴族だ。他人に軽々しくスキルを言ってはいけないと言われてるかもしれないし、
もしくは秘匿するほど大事なスキルなのかもしれない。無闇に詮索することではないだろうと私は思った。
ぐ~~。
不意に私のお腹が鳴る。そう言えば、私はアルテナの肉ばかり焼いていて、自分はまだ食べてない事に気づいた。
「ごめんなさい、私まだ昼食を食べていなくて……」
「あの……それでしたらこちらをお召し上がりになって頂けませんか?」
そう言って、マリンが袋に入ったクッキーを取り出す。形は少し歪んでいるが、心がこもっているような暖かさを感じた。
「このクッキー、マリンが作ったの?」
「はい、精一杯作らせて頂きました。お口に合えばいいのですが……」
「マリン……ありがとう」
本当にいい子だ。私は感謝を述べるとクッキーを受け取り、口に運ぼうとするところで私はある異変に気がつく。
「……」
コーラルが横を向き、こっちを見ようとしない。そして何故か小さく震えている。
え、まさか……ね? 純粋なマリンの心がこもったクッキー。まさかそんな事あるはずが……。
「エレン、あたしにも頂戴よ」
私の横からアルテナが手を伸ばし、クッキーを一枚取り口に運ぶ。
「モグモグ……へぇ、これ……は……」
バタッ
クッキーを食べたアルテナはそのまま倒れてしまった。うん、ダメだった。
「アルテナ様? どうしたのかしら?」
「どうやら“いつも”の様にお嬢様のお菓子に感動して倒れてしまったのでしょう。アルテナ殿はこちらで介抱しておきますね」
そう言ってコーラルはアルテナを抱え別室に連れて行く。いや、ちょっと待って。色々ツッコミたいけどまず私をこの場に残さないで!? このままマリンと二人きりにしないで!?
私の悲痛な叫びは届かず、目の前には笑顔のマリンと“死”が残された。人生の終わりは突然来るとは聞いていたけどまさかこんな形で来るなんて……だが、私は死ぬわけにいかない。元の世界に帰るまでは。
「じゃ、じゃあ……頂きます」
私はこの場を生き残る方法を必死で模索した。スキルを使って味覚を無くす? いや、流石にそんな事は無理だ。しかし、やりようはある。要は“舌”に触れなければいい。
(『岩の肌』)
私は魔法を使う。この魔法は表面を岩で固める効果があり、防御に使えると思って作った魔法。私はこれを“舌”に使った。私の舌に岩が張り付き、同時に重くなる。おまけに舌がザラザラして正直最悪の気分だ。だが命に比べれば安い物。私はそのままクッキーを頬張った。食べ辛いが何とか咀嚼し、クッキーを飲み込む。ミッション達成、私は魔法を解除する。
「マリン……美味しかっ……た……わ……」
そのまま私は倒れた。この世にはどう足掻いても逃れられない事がある。私はその事実を深く噛み締めながら意識を失って行った……。
……その後、コーラルの“解毒ポーション“で死の淵から生還した私は、マリンのスキルについて説明を聞いた。
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スキル 毒生成
このスキルを持つ者が作った物全てに毒が付与されるスキル。
自分の意思ではどうにもならない。
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うん、とりあえず叫ばせて欲しい。
誰よ!? マリンにこんなスキル授けたやつ!?
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