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「シルベストお兄様には嫌われて、アルヴェル殿下が縁談を探してくださっても、なかなか決まらなくて、アシュトン様だって、私を押し付けられて迷惑だったでしょ?だから離婚したら一人で生きて行くんだって…ずっと、一人で……いるしかないんだって…」
「マジョリカ」
ポロポロと涙を流すマジョリカを、アシュトンはまた抱きしめた。
「すまない。私もマジョリカを傷付けた。迷惑なんかじゃない。普通の結婚生活をさせてあげられない私などに嫁がされたマジョリカこそ可哀想だと思っていたんだ」
マジョリカは両手でアシュトンの背中に手を回し、しがみつくように抱き付く。
「しかし、私はマジョリカを好きになった。遅すぎる初恋は自分でも制御できなくて、普通の結婚生活ができないのはわかっているのにマジョリカを手離したくないんだ」
ぎゅっと力を入れる。
元騎士のアシュトンの抱擁は息が苦しいくらい力強くて、マジョリカは酸欠になりそうになりながらも必死にアシュトンに抱き付く手に力を込めた。
「…私も…好きです。アシュトン様」
「……本当に?」
「本当です。アシュトン様が好きです…」
アシュトンが顔を上げて見つめ合う。
ゆっくりと顔が近付いて、唇が重なった。
「思ったより、ずっと柔らかいな…」
唇が離れるとアシュトンが呟く。
「?」
頬を染めて首を傾げるマジョリカ。
「マジョリカの唇が」
「思ったよりって…」
「想像していた。マジョリカに口付けたいと思っていた」
アシュトンはそう言いながらまた角度を変えて唇を重ねた。
短く何度もキスをする。
「…大丈夫ですか…?」
キスの合間にマジョリカが心配そうにアシュトンを見上げた。
「うん?」
「その……気分が悪くなったりは…」
「大丈夫。何ともない」
「良かった…」
息を吐くマジョリカを愛おしそうに見つめる。
それからまた唇を重ねた。
「マジョリカ…」
長く口付けながら熱っぽくマジョリカを呼ぶアシュトンに、マジョリカも熱が昇って頭がクラクラして来る。
唇を舐められて、無意識に薄く口を開けると、アシュトンの舌が入り込んで来た。
「……ん…」
舌を絡めて、吸われる。歯列を舐められ、上顎を擽られると、マジョリカの息が上がる。
「…あ……ふぅ…ん……」
息が苦しくて甘えたような声が出ちゃう。恥ずかしいけど…気持ちいい…
長く深い口付けの後、唇を離したアシュトンはマジョリカを抱きしめた。
「マジョリカを抱きたい……」
絞り出すようにアシュトンが言う。
キュンッとマジョリカの胸と、お腹の奥が疼いた。
でも身体を密着させているので、アシュトンが反応していないのはマジョリカにもわかる。
夫婦生活がなくったって、アシュトン様が好きだもの。アシュトン様も私を好きだと言ってくださるなら、絶対に離婚なんかしない。
マジョリカはアシュトンの背中に回した腕に力を込めた。
しばらくただ互いを抱きしめ合っていたが、やがてアシュトンが腕を緩める。
離れるのは嫌だと、マジョリカが小さく首を横に振ると、アシュトンは頬を緩めてマジョリカの額にキスを落とした。
そしてマジョリカの横に横臥すると肘杖をついてマジョリカの髪の毛を指に絡める。
マジョリカもアシュトンの方へ向いて向かい合った。
「…この間の媚薬事件の次の朝、マジョリカは気付かなかったと思うが……ものすごく勃っていたんだ…」
アシュトンはバツが悪そうな表情で話し出した。
「……もの、すごく…?」
「ああ。痛いくらい、と言うより痛かった」
思い出して顔を歪めるアシュトン。
マジョリカはどういう表情をしていいかわからずに、アシュトンの胸元へ視線を落とす。
「いつも自分でする時は頭を空にして物理的刺激だけだった。性的な事を考えれば考えるほど萎えるだけだったからな。でもあの日は…マジョリカの事を考えたんだ」
「え?」
「マジョリカが感じている姿を思い出したら…すぐにイッた」
「え?」
「あの日から色々試したんだが、平常時にはマジョリカの事を考えても勃たないんだが、朝勃っている時にはマジョリカの事を考えても萎えない、いやむしろ……」
「……」
あの日からって、あの日は向こうを立った日なんだから、ここへ来る行程中に色々試したって事、よね?
馬車でも宿でも一緒だったのに、一体いつの間に……
さすが元騎士はポーカーフェイスだ。とマジョリカが密かに驚愕していると、アシュトンの手がマジョリカの頬を撫でた。
「…じゃあ……」
朝立ちしている時ならできるんじゃないかと言い掛けて、言葉に出す羞恥でマジョリカの頬が熱くなる。
アシュトンがジョリカの耳元へ唇を寄せた。
「朝…試してみても?」
密やかな声と息が耳に掛かり、マジョリカは小さく震えながらコクンと頷く。
「………緊張して眠れないかも知れません」
マジョリカが眉を下げて言うと、アシュトンは「私もだ」と笑ってマジョリカを抱き寄せた。
「シルベストお兄様には嫌われて、アルヴェル殿下が縁談を探してくださっても、なかなか決まらなくて、アシュトン様だって、私を押し付けられて迷惑だったでしょ?だから離婚したら一人で生きて行くんだって…ずっと、一人で……いるしかないんだって…」
「マジョリカ」
ポロポロと涙を流すマジョリカを、アシュトンはまた抱きしめた。
「すまない。私もマジョリカを傷付けた。迷惑なんかじゃない。普通の結婚生活をさせてあげられない私などに嫁がされたマジョリカこそ可哀想だと思っていたんだ」
マジョリカは両手でアシュトンの背中に手を回し、しがみつくように抱き付く。
「しかし、私はマジョリカを好きになった。遅すぎる初恋は自分でも制御できなくて、普通の結婚生活ができないのはわかっているのにマジョリカを手離したくないんだ」
ぎゅっと力を入れる。
元騎士のアシュトンの抱擁は息が苦しいくらい力強くて、マジョリカは酸欠になりそうになりながらも必死にアシュトンに抱き付く手に力を込めた。
「…私も…好きです。アシュトン様」
「……本当に?」
「本当です。アシュトン様が好きです…」
アシュトンが顔を上げて見つめ合う。
ゆっくりと顔が近付いて、唇が重なった。
「思ったより、ずっと柔らかいな…」
唇が離れるとアシュトンが呟く。
「?」
頬を染めて首を傾げるマジョリカ。
「マジョリカの唇が」
「思ったよりって…」
「想像していた。マジョリカに口付けたいと思っていた」
アシュトンはそう言いながらまた角度を変えて唇を重ねた。
短く何度もキスをする。
「…大丈夫ですか…?」
キスの合間にマジョリカが心配そうにアシュトンを見上げた。
「うん?」
「その……気分が悪くなったりは…」
「大丈夫。何ともない」
「良かった…」
息を吐くマジョリカを愛おしそうに見つめる。
それからまた唇を重ねた。
「マジョリカ…」
長く口付けながら熱っぽくマジョリカを呼ぶアシュトンに、マジョリカも熱が昇って頭がクラクラして来る。
唇を舐められて、無意識に薄く口を開けると、アシュトンの舌が入り込んで来た。
「……ん…」
舌を絡めて、吸われる。歯列を舐められ、上顎を擽られると、マジョリカの息が上がる。
「…あ……ふぅ…ん……」
息が苦しくて甘えたような声が出ちゃう。恥ずかしいけど…気持ちいい…
長く深い口付けの後、唇を離したアシュトンはマジョリカを抱きしめた。
「マジョリカを抱きたい……」
絞り出すようにアシュトンが言う。
キュンッとマジョリカの胸と、お腹の奥が疼いた。
でも身体を密着させているので、アシュトンが反応していないのはマジョリカにもわかる。
夫婦生活がなくったって、アシュトン様が好きだもの。アシュトン様も私を好きだと言ってくださるなら、絶対に離婚なんかしない。
マジョリカはアシュトンの背中に回した腕に力を込めた。
しばらくただ互いを抱きしめ合っていたが、やがてアシュトンが腕を緩める。
離れるのは嫌だと、マジョリカが小さく首を横に振ると、アシュトンは頬を緩めてマジョリカの額にキスを落とした。
そしてマジョリカの横に横臥すると肘杖をついてマジョリカの髪の毛を指に絡める。
マジョリカもアシュトンの方へ向いて向かい合った。
「…この間の媚薬事件の次の朝、マジョリカは気付かなかったと思うが……ものすごく勃っていたんだ…」
アシュトンはバツが悪そうな表情で話し出した。
「……もの、すごく…?」
「ああ。痛いくらい、と言うより痛かった」
思い出して顔を歪めるアシュトン。
マジョリカはどういう表情をしていいかわからずに、アシュトンの胸元へ視線を落とす。
「いつも自分でする時は頭を空にして物理的刺激だけだった。性的な事を考えれば考えるほど萎えるだけだったからな。でもあの日は…マジョリカの事を考えたんだ」
「え?」
「マジョリカが感じている姿を思い出したら…すぐにイッた」
「え?」
「あの日から色々試したんだが、平常時にはマジョリカの事を考えても勃たないんだが、朝勃っている時にはマジョリカの事を考えても萎えない、いやむしろ……」
「……」
あの日からって、あの日は向こうを立った日なんだから、ここへ来る行程中に色々試したって事、よね?
馬車でも宿でも一緒だったのに、一体いつの間に……
さすが元騎士はポーカーフェイスだ。とマジョリカが密かに驚愕していると、アシュトンの手がマジョリカの頬を撫でた。
「…じゃあ……」
朝立ちしている時ならできるんじゃないかと言い掛けて、言葉に出す羞恥でマジョリカの頬が熱くなる。
アシュトンがジョリカの耳元へ唇を寄せた。
「朝…試してみても?」
密やかな声と息が耳に掛かり、マジョリカは小さく震えながらコクンと頷く。
「………緊張して眠れないかも知れません」
マジョリカが眉を下げて言うと、アシュトンは「私もだ」と笑ってマジョリカを抱き寄せた。
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