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第一章 異世界に来ちゃった
何でこんな目に R18
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じゃらじゃらと鎖が騒がしく鳴るのは、俺が決死の抵抗をしているからだ。
何で、どうして、と頭は混乱してガンガン痛むけれどとにかく動きを止めたら途端に組み伏せられてしまう。そんなのは嫌だ。
でもどうして。目を閉じる前はローゼンさんの優しい顔があったのに、目を覚ましたら整った顔立ちがもったいないようなギラギラと欲に溺れた気持ち悪い顔が目の前にあった。
その人が
『確かに黒目黒髪だ。しかし神子は精気を受ける事でその力を正しく発現させるという』
そんな事をつらつらと言いながら枷に阻まれて脱げない俺の服を切り裂いた時は目玉が飛び出すかと思った。あっという間に全裸にされてのし掛かられて、そこまで来てようやく驚きに固まっていた脳みそが動き出して、体に抵抗しろという指令を出してくれた。
体に甘ったるい香りのぬるぬるした変な液体をこぼした見知らぬ眼鏡の男を蹴り飛ばして寝かされていたベッドから転げ落ちる。逃げないと、と思うのにやっぱり枷に阻まれて早く動けない。すぐ捕まえられて大人しくしていろ、と頬を叩かれたけど大人しくなんて出来るか!
「離せ!この!変態!!」
「おいお前達!押さえていろ!!」
げっ、他にも人がいたのか!
「嫌だ!触るな!離せ!!!」
「暴れるな!」
くそ、4人がかりで押さえ込まれたら動けない。折角逃げたベッドの上にあっけなく連れ戻されて、それでも尚身を捩って逃げようとする俺を、ぶっ飛んだ眼鏡を布で拭きながら眺めていた男はまたあのぬるぬるの液体を全身にぶっかけてきた。
ちょっと……どころか結構怒ってるんだろう。ものすごく乱暴に全身に塗りたくられて気持ち悪くて鳥肌が立つ。
「大人しくしていれば優しくしてやったものを」
完全に悪役の台詞!!この人悪い奴だ!絶対そうだ!!
「足を」
指示された男達が俺の両足を抱え持ち上げる。オムツを換えるようなその体勢は、男の目の前に普段人に見せない部分が丸見えになるという事で。羞恥のあまり吐き気まで込み上げてえずく俺なんかお構いなしにそこへもぬるぬるを垂らしてくる。
「ぅ、き、もちわる……!やめろ……!!」
バタバタ足を動かしてみるけど、押さえてる人達も決死の表情で押さえてくるからほとんど無意味。そうこうしてる間に何かがぬるりと尻を撫でた。
「ひっ……な、何……!」
足の隙間から覗くと、男は細長いつるりとした棒を持っている。今の、その棒……?まさか……まさかとは思うけど……まさか……?
「……っあ!!!!」
遠慮も容赦も、覚悟を決めさせる時間すらもくれず、その棒は俺の孔に突き入れられた。
目の前がチカチカする。
何だこれ、何でこんな目にあってるんだ。
痛い。気持ち悪い。誰か。
「ふむ……まだ効かぬか」
くち、くち、と粘着質な音が体を通して伝わってくるのが気持ち悪くてたまらない。衝動のままに込み上げたものを吐き出すと、突然の嘔吐に驚いたのか腕を掴む力が緩んだ。
今だ!そう思って必死で腕を振るけど一瞬ひるんだだけですぐにまた押さえられてしまう。その間にも眼鏡の男はぐちぐちと棒を動かして、俺は何度も何度もえずいた。
何でだよ。俺はただの農民になって、モフモフに囲まれたスローライフがいいってちゃんと希望伝えただろ。もうこの世界の神様なんか信じないからな。
一度引き抜かれた棒にほっ、と息を吐く間もなく、さっきよりも太い棒が宛がわれて青ざめる。
そんなの入れたら尻が裂ける!!!
「や、やだ……!!!」
俺の抵抗も虚しく、ぐ、と押し付けられた棒が少し入った、その瞬間。
「そこまでだ!!!」
腕を押さえていた男達が吹っ飛んだと思ったら足側にいた男達も同時に吹っ飛んでいく。
自由になった体を起こし、こんな目に遭わせたんだからと遠慮の欠片もなく思いっきりシーツにゲロゲロと吐く。背中にふわりと何かが当たる感触。驚いて振り払おうとして、それが誰かのマントだと気付いた。同時に自分がガタガタと震えていて、その体を力強い腕が抱き締めてくれている事にも。
恐る恐る顔を上げれば、明るいところでは初めましてのローゼンさん。このむっちり具合は間違いない。薄紫の刈り上げた短髪に蜂蜜のような金の瞳。そうか、この人はこんな顔をしていたのか。
「……ろ、ぜん、さ……」
「遅くなり申し訳ありません」
あ。また眉毛ハの字。現実逃避気味の頭でそんな事を考えていたら。
氷よりひんやりとした声が響く。
「神官長。これはどういう事か、ご説明頂こう」
さら、と揺れる銀髪。あの銀髪には見覚えがある気がするけど、こんな怖い声だったかな。
「神子の御身を預かるのは神殿の役目の筈です」
「彼は神子と確定したわけではない。そもそも神子が神殿預かりだと主張しているのはお前達だけだろう。ここに第一王子テューイリング殿下の指示書もある。彼の身柄は第一騎士団が保護する事となった。今後一切関わることは許さん」
神官長、という事は神職のはず。その眼鏡の男は端整な顔を歪めるとチッ、と小さく舌打ちした。
この世界の神職の方は随分と乱暴なんですね……?
何で、どうして、と頭は混乱してガンガン痛むけれどとにかく動きを止めたら途端に組み伏せられてしまう。そんなのは嫌だ。
でもどうして。目を閉じる前はローゼンさんの優しい顔があったのに、目を覚ましたら整った顔立ちがもったいないようなギラギラと欲に溺れた気持ち悪い顔が目の前にあった。
その人が
『確かに黒目黒髪だ。しかし神子は精気を受ける事でその力を正しく発現させるという』
そんな事をつらつらと言いながら枷に阻まれて脱げない俺の服を切り裂いた時は目玉が飛び出すかと思った。あっという間に全裸にされてのし掛かられて、そこまで来てようやく驚きに固まっていた脳みそが動き出して、体に抵抗しろという指令を出してくれた。
体に甘ったるい香りのぬるぬるした変な液体をこぼした見知らぬ眼鏡の男を蹴り飛ばして寝かされていたベッドから転げ落ちる。逃げないと、と思うのにやっぱり枷に阻まれて早く動けない。すぐ捕まえられて大人しくしていろ、と頬を叩かれたけど大人しくなんて出来るか!
「離せ!この!変態!!」
「おいお前達!押さえていろ!!」
げっ、他にも人がいたのか!
「嫌だ!触るな!離せ!!!」
「暴れるな!」
くそ、4人がかりで押さえ込まれたら動けない。折角逃げたベッドの上にあっけなく連れ戻されて、それでも尚身を捩って逃げようとする俺を、ぶっ飛んだ眼鏡を布で拭きながら眺めていた男はまたあのぬるぬるの液体を全身にぶっかけてきた。
ちょっと……どころか結構怒ってるんだろう。ものすごく乱暴に全身に塗りたくられて気持ち悪くて鳥肌が立つ。
「大人しくしていれば優しくしてやったものを」
完全に悪役の台詞!!この人悪い奴だ!絶対そうだ!!
「足を」
指示された男達が俺の両足を抱え持ち上げる。オムツを換えるようなその体勢は、男の目の前に普段人に見せない部分が丸見えになるという事で。羞恥のあまり吐き気まで込み上げてえずく俺なんかお構いなしにそこへもぬるぬるを垂らしてくる。
「ぅ、き、もちわる……!やめろ……!!」
バタバタ足を動かしてみるけど、押さえてる人達も決死の表情で押さえてくるからほとんど無意味。そうこうしてる間に何かがぬるりと尻を撫でた。
「ひっ……な、何……!」
足の隙間から覗くと、男は細長いつるりとした棒を持っている。今の、その棒……?まさか……まさかとは思うけど……まさか……?
「……っあ!!!!」
遠慮も容赦も、覚悟を決めさせる時間すらもくれず、その棒は俺の孔に突き入れられた。
目の前がチカチカする。
何だこれ、何でこんな目にあってるんだ。
痛い。気持ち悪い。誰か。
「ふむ……まだ効かぬか」
くち、くち、と粘着質な音が体を通して伝わってくるのが気持ち悪くてたまらない。衝動のままに込み上げたものを吐き出すと、突然の嘔吐に驚いたのか腕を掴む力が緩んだ。
今だ!そう思って必死で腕を振るけど一瞬ひるんだだけですぐにまた押さえられてしまう。その間にも眼鏡の男はぐちぐちと棒を動かして、俺は何度も何度もえずいた。
何でだよ。俺はただの農民になって、モフモフに囲まれたスローライフがいいってちゃんと希望伝えただろ。もうこの世界の神様なんか信じないからな。
一度引き抜かれた棒にほっ、と息を吐く間もなく、さっきよりも太い棒が宛がわれて青ざめる。
そんなの入れたら尻が裂ける!!!
「や、やだ……!!!」
俺の抵抗も虚しく、ぐ、と押し付けられた棒が少し入った、その瞬間。
「そこまでだ!!!」
腕を押さえていた男達が吹っ飛んだと思ったら足側にいた男達も同時に吹っ飛んでいく。
自由になった体を起こし、こんな目に遭わせたんだからと遠慮の欠片もなく思いっきりシーツにゲロゲロと吐く。背中にふわりと何かが当たる感触。驚いて振り払おうとして、それが誰かのマントだと気付いた。同時に自分がガタガタと震えていて、その体を力強い腕が抱き締めてくれている事にも。
恐る恐る顔を上げれば、明るいところでは初めましてのローゼンさん。このむっちり具合は間違いない。薄紫の刈り上げた短髪に蜂蜜のような金の瞳。そうか、この人はこんな顔をしていたのか。
「……ろ、ぜん、さ……」
「遅くなり申し訳ありません」
あ。また眉毛ハの字。現実逃避気味の頭でそんな事を考えていたら。
氷よりひんやりとした声が響く。
「神官長。これはどういう事か、ご説明頂こう」
さら、と揺れる銀髪。あの銀髪には見覚えがある気がするけど、こんな怖い声だったかな。
「神子の御身を預かるのは神殿の役目の筈です」
「彼は神子と確定したわけではない。そもそも神子が神殿預かりだと主張しているのはお前達だけだろう。ここに第一王子テューイリング殿下の指示書もある。彼の身柄は第一騎士団が保護する事となった。今後一切関わることは許さん」
神官長、という事は神職のはず。その眼鏡の男は端整な顔を歪めるとチッ、と小さく舌打ちした。
この世界の神職の方は随分と乱暴なんですね……?
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