【本編完結】農民と浄化の神子を並べてはいけない

ナナメ(新作についてお知らせ)

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第三章 神子

発情期 R18

「あ…嘘、やだ…」

恥ずかしい。恥ずかしい。なのに気持ちいい。頭の中がぐらぐらしてまともに考えられない。

「…これは凄いな…。私も当てられる」

ふる、と頭を振ったディアの手をさらに強く掴むけど、ディアは俺の指先にキスして手を離してしまう。
何でベッドから降りちゃうの?早くディアもここに来て、みんなで俺を抱いてよ…!なんて叫んでしまいそうになるのをなけなしの理性で必死に抑える。

「スナオ、発情期は3日は続く。今のお前の体力では無理だ」

「抱いてくれないの…?」

俺が汚いから?そう思ったら悲しくなってボロボロと涙が零れた。

「団長、早く取りに行ってください!!抱き潰しそうです…!」

「団長、すみませんが早く」

「…すぐ戻る」

ディアが部屋を出て行ってしまって、俺は発情期で何でも快感になってしまう苦しさと俺が汚いから抱いてもらえないんだっていう悲しさで泣きじゃくる。

「泣かないでください、スナオ様」

「だって抱いてくれない…!俺が汚いから?ほんとはもう嫌い?」

いつもなら思わない不安が渦巻いて、同時に早く奥を突いて中に出して孕ませて、って気持ちがごちゃまぜになって自分でももうわけがわからない。だったら自分でやろうと思ってズボンに手をかけて一気に脱いだ。何だかパンツとの間に糸ひいたような気がするけど、これだけぬるぬるだったら糸ぐらい引くよなって妙に納得してしまった。
もう勃ち上がってはしたなく先走りで濡れまくってる陰茎に手をやろうとした瞬間、妙にぎらついたティエの手で押さえられてしまった。

「何で止めるの!」

「スナオ」

「ん…ぅ…」

最近する戯れみたいなキスじゃない。貪りつくすようなそれに体がゾクゾクする。また勝手に腰が揺れて、ティエの足に擦り付けてしまう。

「は…、ティ…んん…ッ」

ティエの唇から解放された横からローゼンに唇を押し付けられて、厚い舌で口の中を舐められる。
気持ちいい。気持ちいい。何も考えたくない。頭の中が真っ白だ。

「スナオ様、貴方が汚いなんて一度も思った事はありません」

「お前が起きてから今日まで早く抱きたいのを我慢してたんだからな」

何で我慢するの?我慢しなくていいのに。早く中に入れて、めちゃくちゃに抱いて。
口に出したつもりはなかったその言葉に二人が唾を飲み込んだ。さっきより匂いも濃くなって体は早く早くって強請ってるのに二人はキスするばっかりで何もしてくれないから余計に苦しい。

「抱いてよぉ…!!」

「抑制剤を飲んでからです」

「やだ!」

「…もう一度イかせてやった方がいいか?」

「そうしたら箍が外れてしまう」

二人でひそひそ話さないで、何でもいいから早く抱いて。期待に震える体は準備万端でトロトロと体液を溢れさせてる。何度もティエの足に擦り付けてしまってズボンがぐっしょりだ。

「ん、ん…!」

ズボン濡らして申し訳ないと思いつつも気持ちよくて止められない。
だけど決定的な刺激がなく物足りない。目の前のティエの首に腕を回してしがみついてキスを強請ると応えてくれるのに、俺を抱き起した所為で尻の下に来たティエの張りつめた剛直で奥を突いてくれない。
ここにあるのに。今一番刺激が欲しい所に、一番欲しい物があるのに。

「これ、欲しい…!」

「ロー、理性切れそう…!!」

頼む、とティエが言い終える前にローゼンの膝の上に乗せられた。

「スナオ様、いい子ですからお待ちください」

「いやだ…、これが早く欲しい!」

ローゼンだって勃ってるじゃん。ぐいぐい腕を突っ張ってローゼンの腕から逃れて、ズボンを押し上げるそこへカプリ、と食らいつく。瞬間息を飲む声が聞こえてまた少し大きくなったからそのまま舌を這わせた。布ごしじゃなくてちゃんと舐めたいのに脱がそうとすると阻止してくるんだ。
邪魔しないで、と言おうとしたそこへディアが帰った来た。

「…さっきより濃くなってるな」

「団長…!」

ティエの、助け神、とばかりに嬉しそうな声を聞いてまた不安になる。

「俺とするの嫌?」

「そんなわけないだろ!!」

秒で返事が返ってきてちょっとびっくりした。

「スナオ、これを飲め」

飲んだら抱いてやる、って言われて口を開ける。舌先に乗せられたそれは苦くて吐き出しそうになったけど、ディアが口移しで水を飲ませてくれたから飲み込んだ。

「緊急時の抑制剤だからお前の体に合っていない。異変があったらすぐに言え」

緊急時の抑制剤は公共施設とか学校とか不特定多数が出入りする所に用意されてて、万が一抑制剤を持たない人が発情しちゃっても何とか出来るように開発された物。ただ万人向けでその人専用じゃないから発情期を抑えられても稀に副作用で気分が悪くなる人や発情が抑えられない人もいるんだとか。
っていう遠くの冷静な俺がいつか聞いたことを思い出してる内に、ついでに飲んでおけ、とディアから抑制剤を貰った二人も薬を飲んで。
それをぽや、と眺めている内に上に着ていた物も脱がされて体が震える。

「怖いのか?」

怖い?何で?皆の事が怖いわけないのに。

「震えている」

さら、と髪が頬を撫でると一瞬頭を過る濃紺。びくり、と体が勝手に跳ねたけど今ここにいるのは俺の大好きな番の皆だ。

「怖くない…早く抱いて…」

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