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第1章 念願の国外追放
帰宅
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威圧にやられて力の抜けた体をおじさんが抱えてくれてる。強すぎるグレアは発情には繋がらない。どっちかと言えばただの暴力に近いから僕みたいな不安定なSubにとっては恐怖でしかないんだ。
だから怖くて怖くてガタガタと震える体を包み込むように抱き締めてくれるおじさんの体温は暖かいけど、オーナーじゃないムチムチは何だか落ち着かなくて吐き気が込み上げてきた。
せっかく運んでくれてるのに申し訳なくて、でも口を開いたら何か出てきちゃいそうでぎゅっと手の平で口を押さえて耐える。
「喋らなくて良いからな」
失礼にならない程度の早足で出口に向かいながらそう言ってくれるおじさんは男前だ。
後ろから王太子が王様に詰め寄る声が聞こえるから早くここを出たい。
早くオーナーに会いたい。
オーナーにぎゅってして欲しい。
扉まで随分かかったような気がしたけど実際は全然そんな事なかったんだと思う。
でも重厚な扉が開いてその向こうにオーナーの顔が見えた瞬間僕はそっちに向かって手を伸ばしていた。
「お前、どうしたその格好」
驚いたオーナーがそう言いながら僕の体を抱き上げてくれてオーナーの匂いに安心した瞬間――ゲロッと吐いてしまった。
オーナーごめん。
◇
ギシ、とベッドが軋んでふ、と意識が浮上する。
目の前には首からタオルを下げて、まだ髪から雫を垂らしたままのオーナーがいる。
僕の頭の横に片腕をついて見下ろしてるオーナーの胸元まで開いた服からセクシーな胸筋がチラ見えしててちょっと鼻血が出そう。
夕焼けみたいな瞳が優しく瞬いてゴツゴツしたタコだらけの手が僕の頬を撫でたせいで鼻血どころか口から魂が出そうになった。
あれ、これ夢かな?セクシーオーナーなんて僕の妄想以外で見たことないんだけど!
「目が覚めたか」
頬を撫でてた手にふに、っと摘ままれて思わず胸の上で手を組んで目を閉じた。
「おい」
「いたた!この痛みは夢じゃない……!昇天もしてない!」
ふにふにするだけだった指に思いっきり摘ままれてやっと夢じゃないって確信する。しかも天に召されたわけでもなかったなんて!
だってこんな!こんなセクシーなオーナーを拝んでもいいの!?
髪の毛から滴った水が首筋を流れていったりしてますけど!!その水舐めても良いですか!!?
「オーナーがとってもエッチ……!!」
「お前はホントに……」
はぁ、と大きなため息をついたオーナーの服が最後に見た時と違うな、って思ってようやくここが家だと気付いた。
薄暗くてわかんなかったけどこの香りといいこの家具とその配置といい、間違いなくオーナーの家だ。
え、何で?
だって最後にいたのは王城で……あれれ??
体を起こそうとする僕の背中にオーナーの逞しい腕が添えられて流れるように起こされて見回すけどここは家で間違いない。
え、待って僕そんなに寝てた?
そんな僕の疑問が顔に出たんだろう。オーナーが答えをくれる。
「俺達だけ転移で帰ってきた。お前が吐いて寝てたのは、そうだな……1時間くらいか?」
ハッ!そうだった!僕思いっきりオーナーの服に吐き散らかしたんだったわ!!
「ご、ごめんねオーナー!我慢しようと思ったんだけど!」
慌てて首にかけてあるタオルを手にとってまだポタポタと雫を垂らしてる髪を拭く。
ふ、っと笑ったオーナーが背中を向けてくれたからこのまま拭いても良いって事だよね?
そう解釈してモソモソと布団から抜けて膝立ちになってからオーナーの髪から丁寧に水分をとっていく。
太陽みたいな赤。手触りはちょっと固くて、だからと言ってごわごわしてるわけじゃない髪からは僕の作ったベルガモット入りシャンプーの爽やかな香りがする。
「……転移で帰ってきて大丈夫だったの?」
転移の魔術陣は一度行った場所ならどこでも行ける。オーナーはわからないけどおじさんなら王城に行ったことがあっただろうから本当なら簡単に転移出来たんだ。
でも行きは護衛の騎士さん達もいたし僕達が使うような小規模な魔術陣だと全員一気に行けなかったから馬車と大きな魔術陣を併用したんだけど、僕達2人だけなら帰るのはあっという間だ。
一応王様の僕に対する疑惑は晴れたみたいだけど転移でとっとと帰ったら何だかちょっと怪しまれるんじゃないかとか少しだけ不安になる。
なんせ本当は魔王(予定)ですからね。王太子が何であんなに確信を持って僕が魔王だって言い張るのかは知らないけど、ある意味誰より真実を語ってるのは王太子だ。
まあ魔王になるつもりなんてないから王太子の確信を現実にする気はないんだけど。
「Subドロップ寸前だったんだ。何かあってもバルドがうまくやるさ」
「……王様のグレア凄かったね」
今まで感じた中で一番の威圧感だった。
同じDomの王子達も息を飲んだ位のグレアは流石一国の主だな、って感じだった。
あれと同じだけの威圧感をあの王太子が出せるかどうか、ちょっと微妙だな~なんて思ってしまう。
そして勿論僕の良く知るあのバカ殿下になんか出せそうにもないレベルだ。
オーナーでもちょっと無理かな?
……いや、オーナーにはあんな暴力みたいなグレアじゃなく、いつもの僕を夢中にさせちゃうようなグレアを出して欲しいな。
支配して、命令して、従わせて、だけどドロドロに甘やかして褒めて欲しい、そんな気分になるグレアを。
今突然威圧されたらそれはそれでびっくりするから困るけど。
なんて考えてたら不意に腕を引かれた。
「わ……!?」
両手を前に引かれたからそのままオーナーの背中に張り付くみたいな形になってしまう。
わわわ、オーナーの顔が近いんですけどーーー!!でも役得!ついでに抱きついてもいいかな!?いやでもオーナーが腕掴んで離してくれないから抱きつけない!
「中で何があった?」
どうやって抱きつこう、とか邪な事考えてたらくるん、って視界が回っていつの間にかオーナーが目の前にいる。
しかも僕の頭の下にはふかふか枕。
背中にはふかふか布団。
目の前にはオーナー。
僕の両手は顔の横でオーナーの両手と絡み合ったまま動けなくなってる。
……あれぇ!?いつの間にか押し倒されたみたいになってるんですけど!!すごい早業!!
「中からあのグレアを感じた時の俺の気持ちがわかるか?」
「んー……びっくりした?」
とりあえず僕はびっくりしたし怖かったよ。
答えた途端、オーナーのおでこが僕のおでこにごつん、と当たる。
近すぎて一瞬無になってしまった。
「お前に何かあったのかと思って怖かった」
唇が触れてしまいそうな距離で囁かれて頭の中で警報が鳴り響いてる。
何の警報かって?オーナーのお色気で頭がパーンってなりそうな予感の警報だよ!
何々!何なの!?セクシー風呂上がりの次は至近距離お色気攻撃なの!?
ハッ!この距離で喋って口臭とか大丈夫かな!?ミントの葉っぱでも噛んでおけば良かった!
「しかもあんな格好で出てくるし」
おじさんの上着でくるんでくれてたとは言え上半身ほぼ裸だったもんね。外にいたオーナーにしてみたら僕がとんだ痴態を晒したんじゃないかって心配になるよね。
「王太子殿下に何か仕込んでるって疑われて……」
ちょっと身ぐるみ剥がされそうな勢いだったからあれもあれで怖かったな~。下まで脱がされなくて良かったよ。謁見の間でほぼ全裸とか完全な変態じゃん。周りの騎士さん達に逮捕されちゃうよ。
いやあの場合僕の意思丸無視で脱がせたのは王太子だから僕関係ないと思うんだけど、王族が平民に何しても問題にならないしね。王族の前で卑猥なもの見せた僕の方が捕まるやつだよね。理不尽!
ただ騎士さん達ドン引きだったから助かったけど。
「でも首輪も掴まれたけどバレなかったよ」
「掴まれた……?」
いや、ところでどうして僕達はこんな至近距離で鼻先突き合わせながら囁きあってるんでしょう?
って思ってたらオーナーが体を起こしてしまってほんの少し寂しくなる。
(寂しい?)
何で?
1人首を傾げてたらオーナーの指が僕の首をつつつ、って撫でるから
「ひょわーー!?」
なんて変な声が出てしまった。
「お、オーナー!?」
「少し擦れてる」
「へ、あ、思いっきり引っ張られたからかも……!?」
つ~、っと滑っていく指はくすぐったくて、でもなんかちょっとこう……いやらしい感じで。
待って待って!なんで今日そんなにお色気満載なの!?
あれ!?これってやっぱり夢だった!?
オーナーの指が当たるところがチリチリ痛むからうっすら傷になってるんだろう。本当に思いっきり引っ張られたもんな。
いやそんな事より今の方が心臓やら息の根やら止まっちゃいそうなんですけど!!
「そういえばご褒美が欲しいんだったか……?」
メーデー!メーデー!メーデー!!
オーナーが大変エッチです!!助けてください!!
だから怖くて怖くてガタガタと震える体を包み込むように抱き締めてくれるおじさんの体温は暖かいけど、オーナーじゃないムチムチは何だか落ち着かなくて吐き気が込み上げてきた。
せっかく運んでくれてるのに申し訳なくて、でも口を開いたら何か出てきちゃいそうでぎゅっと手の平で口を押さえて耐える。
「喋らなくて良いからな」
失礼にならない程度の早足で出口に向かいながらそう言ってくれるおじさんは男前だ。
後ろから王太子が王様に詰め寄る声が聞こえるから早くここを出たい。
早くオーナーに会いたい。
オーナーにぎゅってして欲しい。
扉まで随分かかったような気がしたけど実際は全然そんな事なかったんだと思う。
でも重厚な扉が開いてその向こうにオーナーの顔が見えた瞬間僕はそっちに向かって手を伸ばしていた。
「お前、どうしたその格好」
驚いたオーナーがそう言いながら僕の体を抱き上げてくれてオーナーの匂いに安心した瞬間――ゲロッと吐いてしまった。
オーナーごめん。
◇
ギシ、とベッドが軋んでふ、と意識が浮上する。
目の前には首からタオルを下げて、まだ髪から雫を垂らしたままのオーナーがいる。
僕の頭の横に片腕をついて見下ろしてるオーナーの胸元まで開いた服からセクシーな胸筋がチラ見えしててちょっと鼻血が出そう。
夕焼けみたいな瞳が優しく瞬いてゴツゴツしたタコだらけの手が僕の頬を撫でたせいで鼻血どころか口から魂が出そうになった。
あれ、これ夢かな?セクシーオーナーなんて僕の妄想以外で見たことないんだけど!
「目が覚めたか」
頬を撫でてた手にふに、っと摘ままれて思わず胸の上で手を組んで目を閉じた。
「おい」
「いたた!この痛みは夢じゃない……!昇天もしてない!」
ふにふにするだけだった指に思いっきり摘ままれてやっと夢じゃないって確信する。しかも天に召されたわけでもなかったなんて!
だってこんな!こんなセクシーなオーナーを拝んでもいいの!?
髪の毛から滴った水が首筋を流れていったりしてますけど!!その水舐めても良いですか!!?
「オーナーがとってもエッチ……!!」
「お前はホントに……」
はぁ、と大きなため息をついたオーナーの服が最後に見た時と違うな、って思ってようやくここが家だと気付いた。
薄暗くてわかんなかったけどこの香りといいこの家具とその配置といい、間違いなくオーナーの家だ。
え、何で?
だって最後にいたのは王城で……あれれ??
体を起こそうとする僕の背中にオーナーの逞しい腕が添えられて流れるように起こされて見回すけどここは家で間違いない。
え、待って僕そんなに寝てた?
そんな僕の疑問が顔に出たんだろう。オーナーが答えをくれる。
「俺達だけ転移で帰ってきた。お前が吐いて寝てたのは、そうだな……1時間くらいか?」
ハッ!そうだった!僕思いっきりオーナーの服に吐き散らかしたんだったわ!!
「ご、ごめんねオーナー!我慢しようと思ったんだけど!」
慌てて首にかけてあるタオルを手にとってまだポタポタと雫を垂らしてる髪を拭く。
ふ、っと笑ったオーナーが背中を向けてくれたからこのまま拭いても良いって事だよね?
そう解釈してモソモソと布団から抜けて膝立ちになってからオーナーの髪から丁寧に水分をとっていく。
太陽みたいな赤。手触りはちょっと固くて、だからと言ってごわごわしてるわけじゃない髪からは僕の作ったベルガモット入りシャンプーの爽やかな香りがする。
「……転移で帰ってきて大丈夫だったの?」
転移の魔術陣は一度行った場所ならどこでも行ける。オーナーはわからないけどおじさんなら王城に行ったことがあっただろうから本当なら簡単に転移出来たんだ。
でも行きは護衛の騎士さん達もいたし僕達が使うような小規模な魔術陣だと全員一気に行けなかったから馬車と大きな魔術陣を併用したんだけど、僕達2人だけなら帰るのはあっという間だ。
一応王様の僕に対する疑惑は晴れたみたいだけど転移でとっとと帰ったら何だかちょっと怪しまれるんじゃないかとか少しだけ不安になる。
なんせ本当は魔王(予定)ですからね。王太子が何であんなに確信を持って僕が魔王だって言い張るのかは知らないけど、ある意味誰より真実を語ってるのは王太子だ。
まあ魔王になるつもりなんてないから王太子の確信を現実にする気はないんだけど。
「Subドロップ寸前だったんだ。何かあってもバルドがうまくやるさ」
「……王様のグレア凄かったね」
今まで感じた中で一番の威圧感だった。
同じDomの王子達も息を飲んだ位のグレアは流石一国の主だな、って感じだった。
あれと同じだけの威圧感をあの王太子が出せるかどうか、ちょっと微妙だな~なんて思ってしまう。
そして勿論僕の良く知るあのバカ殿下になんか出せそうにもないレベルだ。
オーナーでもちょっと無理かな?
……いや、オーナーにはあんな暴力みたいなグレアじゃなく、いつもの僕を夢中にさせちゃうようなグレアを出して欲しいな。
支配して、命令して、従わせて、だけどドロドロに甘やかして褒めて欲しい、そんな気分になるグレアを。
今突然威圧されたらそれはそれでびっくりするから困るけど。
なんて考えてたら不意に腕を引かれた。
「わ……!?」
両手を前に引かれたからそのままオーナーの背中に張り付くみたいな形になってしまう。
わわわ、オーナーの顔が近いんですけどーーー!!でも役得!ついでに抱きついてもいいかな!?いやでもオーナーが腕掴んで離してくれないから抱きつけない!
「中で何があった?」
どうやって抱きつこう、とか邪な事考えてたらくるん、って視界が回っていつの間にかオーナーが目の前にいる。
しかも僕の頭の下にはふかふか枕。
背中にはふかふか布団。
目の前にはオーナー。
僕の両手は顔の横でオーナーの両手と絡み合ったまま動けなくなってる。
……あれぇ!?いつの間にか押し倒されたみたいになってるんですけど!!すごい早業!!
「中からあのグレアを感じた時の俺の気持ちがわかるか?」
「んー……びっくりした?」
とりあえず僕はびっくりしたし怖かったよ。
答えた途端、オーナーのおでこが僕のおでこにごつん、と当たる。
近すぎて一瞬無になってしまった。
「お前に何かあったのかと思って怖かった」
唇が触れてしまいそうな距離で囁かれて頭の中で警報が鳴り響いてる。
何の警報かって?オーナーのお色気で頭がパーンってなりそうな予感の警報だよ!
何々!何なの!?セクシー風呂上がりの次は至近距離お色気攻撃なの!?
ハッ!この距離で喋って口臭とか大丈夫かな!?ミントの葉っぱでも噛んでおけば良かった!
「しかもあんな格好で出てくるし」
おじさんの上着でくるんでくれてたとは言え上半身ほぼ裸だったもんね。外にいたオーナーにしてみたら僕がとんだ痴態を晒したんじゃないかって心配になるよね。
「王太子殿下に何か仕込んでるって疑われて……」
ちょっと身ぐるみ剥がされそうな勢いだったからあれもあれで怖かったな~。下まで脱がされなくて良かったよ。謁見の間でほぼ全裸とか完全な変態じゃん。周りの騎士さん達に逮捕されちゃうよ。
いやあの場合僕の意思丸無視で脱がせたのは王太子だから僕関係ないと思うんだけど、王族が平民に何しても問題にならないしね。王族の前で卑猥なもの見せた僕の方が捕まるやつだよね。理不尽!
ただ騎士さん達ドン引きだったから助かったけど。
「でも首輪も掴まれたけどバレなかったよ」
「掴まれた……?」
いや、ところでどうして僕達はこんな至近距離で鼻先突き合わせながら囁きあってるんでしょう?
って思ってたらオーナーが体を起こしてしまってほんの少し寂しくなる。
(寂しい?)
何で?
1人首を傾げてたらオーナーの指が僕の首をつつつ、って撫でるから
「ひょわーー!?」
なんて変な声が出てしまった。
「お、オーナー!?」
「少し擦れてる」
「へ、あ、思いっきり引っ張られたからかも……!?」
つ~、っと滑っていく指はくすぐったくて、でもなんかちょっとこう……いやらしい感じで。
待って待って!なんで今日そんなにお色気満載なの!?
あれ!?これってやっぱり夢だった!?
オーナーの指が当たるところがチリチリ痛むからうっすら傷になってるんだろう。本当に思いっきり引っ張られたもんな。
いやそんな事より今の方が心臓やら息の根やら止まっちゃいそうなんですけど!!
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🌟第10回BL小説大賞での応援ありがとうございました!
🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。
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