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第五話 新たな人生
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――もう無理だ。
玄関を探して屋敷の中を走り回る。場所は覚えていたはずだ。でも頭の中が混乱していて、全然玄関に辿り着けない。
何度かの曲がり角で、私は咄嗟に窓を開けてそこから外へと飛び出した。もうなんでもいいから、一刻も早くここを去りたかった。
死人だらけの屋敷とか。
死霊使いの当主とか。
聞いたときにはピンと来なかったけど。いざ間の当たりにしたら、無理だ。
だって、昨日まで普通に暮らしていたのに。どうして、いきなり、私が。
「あっ」
長いスカートで走ったせいで、爪先を引っかけて派手に地面にダイブする。そのまま、切れた息を整えて……整う頃には少し頭が冷えた。
身一つで飛び出して、どうしようというのだ、私は。
とりあえず上半身を起こす。遠くの方に街らしきものは見えるけれど……、歩いたらどれくらいかかる? 水も食料もなんにもなく無事辿り着ける? 辿り着いたところで、住み込み食事付きの仕事なんて都合よく見つかる? 見つからなければ、無一文じゃ今日の宿すらないのに。
でもだからって……今更戻って、受け入れてもらえるのだろうか。
執事の言うことが本当なら、死んでしまった私に命も食事も寝床もくれて、それなのに私はお礼一つ言わずに飛び出したことになる。
……あの人、怪我してた。それも私を庇って。
座り込んで途方に暮れていると、ふと気配を感じる。
「ご主人様が、街までお送りするようにと」
見上げると、膝をついて、執事が穏やかに微笑んでいた。
あんな風に飛び出したのに。主人は私のせいで怪我してるのに。私はずっと……自分のことばかり考えてるのに。
慌ててスカートのポケットを探る。指先が指輪に当たって、ほっとする。良かった……落としてなかった。
「……私。お屋敷に戻ってもいいですか?」
一瞬執事はきょとんとしたけれど、みるみるうちにパァッと笑顔に変わる。
「勿論。勿論でございます!!」
「ありがとうございます……、リエーフさん」
心底嬉しそうにリエーフさんが手を差し伸べてくれる。あんまり嬉しそうに笑うから、少し気恥しくなりながら、その手を取って立ち上がる。
そして、私は今来た道を駆け戻った。
屋敷の門を潜り、玄関ホールを抜けて、階段を上る。えっと……当主の部屋はどこだったっけ。
うろ覚えの道筋を辿り、手あたり次第に部屋の扉を開けて、五回目くらいで、ようやく見つけた。
「あの!」
めちゃくちゃに荒れた部屋の中で、彼は肩を押さえてぼうっと立っていた。呼びかけると、こちらを見て、変な顔をする。
「……どうして戻った」
「肩の傷、手当てしないと」
「必要ない。見ただろ、俺は普通の人間じゃない」
「でも、血が」
現に、今も彼は右肩を押さえている。傷を診ようと手を伸ばすと、乱暴に払いのけられる。……お礼を言うつもりだったのに。ついムッとしてしまって再び私は彼のシャツを掴んだ。
だって、その仕草が本当に、虫でも払うかのようだったから。
「おい」
「私のせいで怪我したでしょう。ほっとけません。せめて手当させて下さい」
咎めるような声を掛けられたが、怯まずに言うと、怯んだのはむしろ彼の方だった。その隙をついて傷を診ようとして――ぎょっとする。右肩にびっしりと、文字……のような、図形のような、どちらともつかない不気味な模様が入れ墨のように刻まれている。
「……この屋敷の直系である証だ」
そう言って、隠すように彼はシャツを直した。
「待って下さい、それより手当を。救急箱とかありませんか?」
問うと、呆れたような溜息が降ってきた。
「よく平気だな。不気味だと思わんのか? この屋敷も、俺も」
「……それでも、私は以前ここにいたんですよね? そして貴方から指輪を受け取った」
「さあ、どうかな。リエーフが全て本当のことを言っているとは限らんし、指輪も俺が押し付けただけかもしれんぞ」
「だとしたら迷惑な話ですが。この指輪のせいで恋人も作れませんでした」
「それは指輪のせいなのか?」
手当させてくれないことに苛立ってきて思わず皮肉を言うと、向こうからも皮肉が返ってくる。そんな身のない会話の応酬だけでも、言葉を交わせばわかることがある。これで一つ確信した。
これだけ遠慮なくズバズバ物を言う人が、私に出ていけとか、必要ないとか、そういうことは一言だって言わない。
「ならこれからは好きにしろ。指輪は外してやっただろう」
「いいんですか?」
「…………」
予想通り、彼は「いい」とは言わなかった。
でも吐き出した言葉は、私の予想と少し違った。
「……記憶がなくとも変わらんな、お前は」
冷たいとばかり思っていた鋭い瞳が、少しだけ和らぐ。そのとき――急に色々、言われたことが頭を過ぎった。
指輪を捨てていいと言ったのは、他に誰にも渡す気がないから。
死霊使いに愛されれば死に魅入られる、だから去れ――ということは、つまり。
……なんて、まさか、ね。まさかとは思うけど。
でも、その真意を確かめるまで、もう少しここにいてもいいかもしれない。
――もし本当に、私が覚えていないだけなら。彼らの言うとおり、そのころの私と変わらないのなら。
私はこの人を……好きになるのだろうか。それには少しだけ興味もある。
彼がしていたネクタイを引き抜いて、それで肩口を縛る。とりあえず後でリエーフさんに救急箱を借りるまでの応急処置をしながら、私は口を開いた。
「執事のリエーフさんに契約を持ちかけられました。表向きだけで構わないから、貴方の妻になるようにと」
「……俺は聞いてないぞ」
「ですから今確認しています。……私はこの世界のことをよく知りませんし、今やみくもに飛び出すより、ここでお世話になる方が現実的だと考えました。当主様に承諾頂けるのでしたら、私と契約して下さい。勿論、表向きだけでは申し訳ないので、他にできることなら何でもします」
そう言うと、ふと彼は口を開いた。
「……ほう。例えば」
思わぬ問いに、咄嗟に出た答えは。
「掃除とか……」
「ふ……」
目を背け、当主が口元に手を当てる。……今、笑った?
珍しくその険しい顔を緩めた彼を思わず見つめていると、目の前に手が差し出された。
「ミハイル・プリヴィデーニだ」
「……ミオです」
ためらいがちにその手を握り返す。
「契約成立だな」
こうして、私の第二の人生が始まった。
玄関を探して屋敷の中を走り回る。場所は覚えていたはずだ。でも頭の中が混乱していて、全然玄関に辿り着けない。
何度かの曲がり角で、私は咄嗟に窓を開けてそこから外へと飛び出した。もうなんでもいいから、一刻も早くここを去りたかった。
死人だらけの屋敷とか。
死霊使いの当主とか。
聞いたときにはピンと来なかったけど。いざ間の当たりにしたら、無理だ。
だって、昨日まで普通に暮らしていたのに。どうして、いきなり、私が。
「あっ」
長いスカートで走ったせいで、爪先を引っかけて派手に地面にダイブする。そのまま、切れた息を整えて……整う頃には少し頭が冷えた。
身一つで飛び出して、どうしようというのだ、私は。
とりあえず上半身を起こす。遠くの方に街らしきものは見えるけれど……、歩いたらどれくらいかかる? 水も食料もなんにもなく無事辿り着ける? 辿り着いたところで、住み込み食事付きの仕事なんて都合よく見つかる? 見つからなければ、無一文じゃ今日の宿すらないのに。
でもだからって……今更戻って、受け入れてもらえるのだろうか。
執事の言うことが本当なら、死んでしまった私に命も食事も寝床もくれて、それなのに私はお礼一つ言わずに飛び出したことになる。
……あの人、怪我してた。それも私を庇って。
座り込んで途方に暮れていると、ふと気配を感じる。
「ご主人様が、街までお送りするようにと」
見上げると、膝をついて、執事が穏やかに微笑んでいた。
あんな風に飛び出したのに。主人は私のせいで怪我してるのに。私はずっと……自分のことばかり考えてるのに。
慌ててスカートのポケットを探る。指先が指輪に当たって、ほっとする。良かった……落としてなかった。
「……私。お屋敷に戻ってもいいですか?」
一瞬執事はきょとんとしたけれど、みるみるうちにパァッと笑顔に変わる。
「勿論。勿論でございます!!」
「ありがとうございます……、リエーフさん」
心底嬉しそうにリエーフさんが手を差し伸べてくれる。あんまり嬉しそうに笑うから、少し気恥しくなりながら、その手を取って立ち上がる。
そして、私は今来た道を駆け戻った。
屋敷の門を潜り、玄関ホールを抜けて、階段を上る。えっと……当主の部屋はどこだったっけ。
うろ覚えの道筋を辿り、手あたり次第に部屋の扉を開けて、五回目くらいで、ようやく見つけた。
「あの!」
めちゃくちゃに荒れた部屋の中で、彼は肩を押さえてぼうっと立っていた。呼びかけると、こちらを見て、変な顔をする。
「……どうして戻った」
「肩の傷、手当てしないと」
「必要ない。見ただろ、俺は普通の人間じゃない」
「でも、血が」
現に、今も彼は右肩を押さえている。傷を診ようと手を伸ばすと、乱暴に払いのけられる。……お礼を言うつもりだったのに。ついムッとしてしまって再び私は彼のシャツを掴んだ。
だって、その仕草が本当に、虫でも払うかのようだったから。
「おい」
「私のせいで怪我したでしょう。ほっとけません。せめて手当させて下さい」
咎めるような声を掛けられたが、怯まずに言うと、怯んだのはむしろ彼の方だった。その隙をついて傷を診ようとして――ぎょっとする。右肩にびっしりと、文字……のような、図形のような、どちらともつかない不気味な模様が入れ墨のように刻まれている。
「……この屋敷の直系である証だ」
そう言って、隠すように彼はシャツを直した。
「待って下さい、それより手当を。救急箱とかありませんか?」
問うと、呆れたような溜息が降ってきた。
「よく平気だな。不気味だと思わんのか? この屋敷も、俺も」
「……それでも、私は以前ここにいたんですよね? そして貴方から指輪を受け取った」
「さあ、どうかな。リエーフが全て本当のことを言っているとは限らんし、指輪も俺が押し付けただけかもしれんぞ」
「だとしたら迷惑な話ですが。この指輪のせいで恋人も作れませんでした」
「それは指輪のせいなのか?」
手当させてくれないことに苛立ってきて思わず皮肉を言うと、向こうからも皮肉が返ってくる。そんな身のない会話の応酬だけでも、言葉を交わせばわかることがある。これで一つ確信した。
これだけ遠慮なくズバズバ物を言う人が、私に出ていけとか、必要ないとか、そういうことは一言だって言わない。
「ならこれからは好きにしろ。指輪は外してやっただろう」
「いいんですか?」
「…………」
予想通り、彼は「いい」とは言わなかった。
でも吐き出した言葉は、私の予想と少し違った。
「……記憶がなくとも変わらんな、お前は」
冷たいとばかり思っていた鋭い瞳が、少しだけ和らぐ。そのとき――急に色々、言われたことが頭を過ぎった。
指輪を捨てていいと言ったのは、他に誰にも渡す気がないから。
死霊使いに愛されれば死に魅入られる、だから去れ――ということは、つまり。
……なんて、まさか、ね。まさかとは思うけど。
でも、その真意を確かめるまで、もう少しここにいてもいいかもしれない。
――もし本当に、私が覚えていないだけなら。彼らの言うとおり、そのころの私と変わらないのなら。
私はこの人を……好きになるのだろうか。それには少しだけ興味もある。
彼がしていたネクタイを引き抜いて、それで肩口を縛る。とりあえず後でリエーフさんに救急箱を借りるまでの応急処置をしながら、私は口を開いた。
「執事のリエーフさんに契約を持ちかけられました。表向きだけで構わないから、貴方の妻になるようにと」
「……俺は聞いてないぞ」
「ですから今確認しています。……私はこの世界のことをよく知りませんし、今やみくもに飛び出すより、ここでお世話になる方が現実的だと考えました。当主様に承諾頂けるのでしたら、私と契約して下さい。勿論、表向きだけでは申し訳ないので、他にできることなら何でもします」
そう言うと、ふと彼は口を開いた。
「……ほう。例えば」
思わぬ問いに、咄嗟に出た答えは。
「掃除とか……」
「ふ……」
目を背け、当主が口元に手を当てる。……今、笑った?
珍しくその険しい顔を緩めた彼を思わず見つめていると、目の前に手が差し出された。
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