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第五十七話 少年の覚悟
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どれくらい眠っただろうか。ふと、目が覚めた。椅子で眠ってしまったため、体がギシギシする。軽く伸びをすると眠気は遠のいてしまった。
窓の外を見ると、まだ暗かった。灯りの落ちた真っ暗な街並み。その手前に、ガラスに映った自分が見える。目を逸らして、結っていた髪を解いた。編み込みの癖がついたうねる髪をいつもどおり一つに束ねる。
足は痛いしドレスは似合わないし散々だな。やっぱり柄じゃない。でも……
綺麗だと言ってもらえて嬉しかった。
……ミハイルさんは、もう眠ったかな。ちゃんと休んでいるかな。
依存も固執もしないように、自分を律するために。だから、甘えることもせずに、すぐ独りになろうとする。
人とは違う力を持っているから、そうしなければいけないというのはわかる。
だけど、それじゃいつか潰れてしまわないだろうか。
リエーフさんは多分……それを心配しているんじゃないかという気がする。
こういう立ち回りしかできないと言ったとき。
八つ当たりだから、止めなくていいと言ったとき。
寂しそうな顔に、なんとなく後悔めいたものを感じた。きっと、リエーフさんは甘やかすことはできなかったんだろう。あの人も、器用なようでいて不器用なんだ。
しょげてる場合じゃない。
私は戦うことはできないし、指輪を使って命を削れば、彼の身は守れても心は傷つける……もちろん、それでも使わなければいけない局面はあるだろうけど。
それよりも、私がしなければいけないこと、私にしかできないこと――見つけた。
部屋を出て、隣の部屋の扉を叩く。だが、シンとして返事はない。
眠っているのだろうか。普通に考えたらそうだろうけど……、何か、胸騒ぎがする。
まだ夜だし、あまり大きな音や声を出すのも憚られる。そっと扉を押してみると、それは呆気なく開いた。
「ミハイル……さん?」
開け放しのカーテンから、月明かりが部屋を照らす。――誰もいない部屋を。
走り出そうとして、派手にバランスを崩して転んだ。……ヒールを部屋に脱ぎ捨てて、宿を飛び出す。
私に黙って出かけるとしたら……、エフィルのところしか考えられない。何か、あったんだ。
指輪を使えば、ミハイルさんを喚ぶことはできるだろう。でも、もしエフィルに何かがあって、今危険の中にいるのなら――、残されることになるエフィルの身が危なくなる。
夜中の街は、昼とは全然違う。人がいなくてとても静かで、全く別の街のようだ。川に写る月が、まるで異世界へのゲートのようにゆらゆらとゆらめく。
……もし、死霊に会ったら。あの仮面達に襲われたら。そう思うと、背中が空寒くなる。
でも、プリヴィデーニの死霊はほとんど屋敷に集まるし、会ったとしても目を合わせなければ多少の時間は稼げる。それに、ミハイルさんの領内では帝国も迂闊に関与できないはず……、だからこそ、わざわざレナートを使って私を領の外まで連れていったのだろうし。
――だったら。もしニーナさんが帝国に関与してたなら、フェリニで私とミハイルさんを引き離す機会はあったんじゃないのかな。いや……、今はそれを考えている場合じゃない。
暗くて慣れない場所だ、道が定かじゃない。集中しなきゃ。思い出さなきゃ。
確か、橋の傍だったと思うんだけど。
そのとき、闇に紛れて視界の端で何かが動いた。
「……ミハイルさん!」
闇に溶けそうなその人を見つけられたのは、一緒にいるエフィルのおかげだ。
「ミオ!?」
私を見つけて、彼が驚いたように私の名を呼ぶ。
「出掛けるなら、どうして声を掛けてくれなかったんですか!」
「すまん。寝ていると思った」
「だからって……」
納得したわけではない。だけど、エフィルの視線を感じて口を噤む。
「ごめんなさい。ボクが来てってお願いしたの」
「……エフィルは悪くないよ。でも、どうして私たちの居場所が?」
「それもごめんなさい。街の人たちから泊まっているお宿を聞いたの」
確かに、ミハイルさんは目立つから……街の誰かは見て知っていただろうけど。
ミハイルさんにはもう少し文句を言いたかったけど、ここで言えばエフィルが気に病む。それに、こんな夜中に子ども一人で家を抜け出すなんて只事じゃない。
「何があったの?」
「お母さんの様子が変なの」
そう言うと、ふとエフィルは項垂れた。
「昼間、領主様たちが来てくれてから、どんどん元気がなくなって……、それから動かなくなって、何か言ってるんだけどなんて言ってるかわからなくて……、ボクが呼んでも気づかなくて。怖くなって、家を抜け出したの」
エフィルが、手を伸ばしてミハイルさんの服をぎゅっと掴む。
「約束の明日まで待てなくてごめんなさい……、どんな罰でも受けるから……、お願い、ママを助けて……」
それは今にも泣き出しそうな声だったけれど、月明かりが照らすエフィルの瞳には涙はなかった。
毅然として見上げてくるエフィルを見下ろし、ミハイルさんが彼の名を呼ぶ。
「……エフィル」
膝をついて、小さなエフィルの目線に合わせてから、ミハイルさんが先を続ける。
「助けろと言われても、死んだ者は生き返らない。以前のように母親と触れ合うことはもうできない」
あまりに酷な事実を言い渡されても、エフィルは泣いたり取り乱したりはしなかった。
「わかってる。ボクはただ、ママを休ませてあげて欲しいの」
返ってきた意外な言葉に、ミハイルさんが少し驚いたような顔をする。
「……パパがいなくなったとき、ママは言ってた。失われた命は戻らないって。死んだ人には二度と会えないんだって。二度と触れ合えないんだって。だけど、強く生きていかなきゃならないんだって。そうじゃないと、パパが安心して休めないからって……」
その声は弱くか細い。それでも迷いはない。
「あのとき、ボクが泣いちゃったから……ママは安心して休めないんだ。だからボクは、もう泣かない」
そう締めくくるエフィルの顔は、幼い子どものそれではなかった。まるで、覚悟を決めた一人の大人の目をしてた。まだ……こんなに小さいのに。
「強いな、お前は……」
ミハイルさんがエフィルの頭に手を置く。そして、立ち上がり右手を翳す。
『レイラ』
蒼い光とともに、レイラが闇の中から姿を現す。
「何かあったの?」
ぶっきらぼうながらも、案じるようなレイラの声を受けて、ミハイルさんがそちらを向く。
「少し事態が変わった。俺はこいつの母親と話してみる。エフィルと……ミオを頼む」
「私も行きます」
暗にここで待てと言っているミハイルさんに、拒否を示す。
「だが……」
「ミハイル」
私たちを順に一瞥してから、レイラがミハイルさんの名前を呼ぶ。
「怒らせたからって人に押し付けないの。ミオはアンタが守りなさいよ」
「…………」
ミハイルさんが無言のまま家の中に入っていく。嫌だとは言わなかった。
目を合わせるとレイラが頷く。それを見てから、私も後を追った。
窓の外を見ると、まだ暗かった。灯りの落ちた真っ暗な街並み。その手前に、ガラスに映った自分が見える。目を逸らして、結っていた髪を解いた。編み込みの癖がついたうねる髪をいつもどおり一つに束ねる。
足は痛いしドレスは似合わないし散々だな。やっぱり柄じゃない。でも……
綺麗だと言ってもらえて嬉しかった。
……ミハイルさんは、もう眠ったかな。ちゃんと休んでいるかな。
依存も固執もしないように、自分を律するために。だから、甘えることもせずに、すぐ独りになろうとする。
人とは違う力を持っているから、そうしなければいけないというのはわかる。
だけど、それじゃいつか潰れてしまわないだろうか。
リエーフさんは多分……それを心配しているんじゃないかという気がする。
こういう立ち回りしかできないと言ったとき。
八つ当たりだから、止めなくていいと言ったとき。
寂しそうな顔に、なんとなく後悔めいたものを感じた。きっと、リエーフさんは甘やかすことはできなかったんだろう。あの人も、器用なようでいて不器用なんだ。
しょげてる場合じゃない。
私は戦うことはできないし、指輪を使って命を削れば、彼の身は守れても心は傷つける……もちろん、それでも使わなければいけない局面はあるだろうけど。
それよりも、私がしなければいけないこと、私にしかできないこと――見つけた。
部屋を出て、隣の部屋の扉を叩く。だが、シンとして返事はない。
眠っているのだろうか。普通に考えたらそうだろうけど……、何か、胸騒ぎがする。
まだ夜だし、あまり大きな音や声を出すのも憚られる。そっと扉を押してみると、それは呆気なく開いた。
「ミハイル……さん?」
開け放しのカーテンから、月明かりが部屋を照らす。――誰もいない部屋を。
走り出そうとして、派手にバランスを崩して転んだ。……ヒールを部屋に脱ぎ捨てて、宿を飛び出す。
私に黙って出かけるとしたら……、エフィルのところしか考えられない。何か、あったんだ。
指輪を使えば、ミハイルさんを喚ぶことはできるだろう。でも、もしエフィルに何かがあって、今危険の中にいるのなら――、残されることになるエフィルの身が危なくなる。
夜中の街は、昼とは全然違う。人がいなくてとても静かで、全く別の街のようだ。川に写る月が、まるで異世界へのゲートのようにゆらゆらとゆらめく。
……もし、死霊に会ったら。あの仮面達に襲われたら。そう思うと、背中が空寒くなる。
でも、プリヴィデーニの死霊はほとんど屋敷に集まるし、会ったとしても目を合わせなければ多少の時間は稼げる。それに、ミハイルさんの領内では帝国も迂闊に関与できないはず……、だからこそ、わざわざレナートを使って私を領の外まで連れていったのだろうし。
――だったら。もしニーナさんが帝国に関与してたなら、フェリニで私とミハイルさんを引き離す機会はあったんじゃないのかな。いや……、今はそれを考えている場合じゃない。
暗くて慣れない場所だ、道が定かじゃない。集中しなきゃ。思い出さなきゃ。
確か、橋の傍だったと思うんだけど。
そのとき、闇に紛れて視界の端で何かが動いた。
「……ミハイルさん!」
闇に溶けそうなその人を見つけられたのは、一緒にいるエフィルのおかげだ。
「ミオ!?」
私を見つけて、彼が驚いたように私の名を呼ぶ。
「出掛けるなら、どうして声を掛けてくれなかったんですか!」
「すまん。寝ていると思った」
「だからって……」
納得したわけではない。だけど、エフィルの視線を感じて口を噤む。
「ごめんなさい。ボクが来てってお願いしたの」
「……エフィルは悪くないよ。でも、どうして私たちの居場所が?」
「それもごめんなさい。街の人たちから泊まっているお宿を聞いたの」
確かに、ミハイルさんは目立つから……街の誰かは見て知っていただろうけど。
ミハイルさんにはもう少し文句を言いたかったけど、ここで言えばエフィルが気に病む。それに、こんな夜中に子ども一人で家を抜け出すなんて只事じゃない。
「何があったの?」
「お母さんの様子が変なの」
そう言うと、ふとエフィルは項垂れた。
「昼間、領主様たちが来てくれてから、どんどん元気がなくなって……、それから動かなくなって、何か言ってるんだけどなんて言ってるかわからなくて……、ボクが呼んでも気づかなくて。怖くなって、家を抜け出したの」
エフィルが、手を伸ばしてミハイルさんの服をぎゅっと掴む。
「約束の明日まで待てなくてごめんなさい……、どんな罰でも受けるから……、お願い、ママを助けて……」
それは今にも泣き出しそうな声だったけれど、月明かりが照らすエフィルの瞳には涙はなかった。
毅然として見上げてくるエフィルを見下ろし、ミハイルさんが彼の名を呼ぶ。
「……エフィル」
膝をついて、小さなエフィルの目線に合わせてから、ミハイルさんが先を続ける。
「助けろと言われても、死んだ者は生き返らない。以前のように母親と触れ合うことはもうできない」
あまりに酷な事実を言い渡されても、エフィルは泣いたり取り乱したりはしなかった。
「わかってる。ボクはただ、ママを休ませてあげて欲しいの」
返ってきた意外な言葉に、ミハイルさんが少し驚いたような顔をする。
「……パパがいなくなったとき、ママは言ってた。失われた命は戻らないって。死んだ人には二度と会えないんだって。二度と触れ合えないんだって。だけど、強く生きていかなきゃならないんだって。そうじゃないと、パパが安心して休めないからって……」
その声は弱くか細い。それでも迷いはない。
「あのとき、ボクが泣いちゃったから……ママは安心して休めないんだ。だからボクは、もう泣かない」
そう締めくくるエフィルの顔は、幼い子どものそれではなかった。まるで、覚悟を決めた一人の大人の目をしてた。まだ……こんなに小さいのに。
「強いな、お前は……」
ミハイルさんがエフィルの頭に手を置く。そして、立ち上がり右手を翳す。
『レイラ』
蒼い光とともに、レイラが闇の中から姿を現す。
「何かあったの?」
ぶっきらぼうながらも、案じるようなレイラの声を受けて、ミハイルさんがそちらを向く。
「少し事態が変わった。俺はこいつの母親と話してみる。エフィルと……ミオを頼む」
「私も行きます」
暗にここで待てと言っているミハイルさんに、拒否を示す。
「だが……」
「ミハイル」
私たちを順に一瞥してから、レイラがミハイルさんの名前を呼ぶ。
「怒らせたからって人に押し付けないの。ミオはアンタが守りなさいよ」
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目を合わせるとレイラが頷く。それを見てから、私も後を追った。
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