92 / 97
第九十一話 希望
しおりを挟む
エドアルトにはミハイルさんの居場所がわかると言うので、彼に先導されて城の中を走り抜ける。時折襲ってくる帝国兵もいたけれど、エドアルトとフェオドラさんが蹴散らしているうちにその数も減ってきた。代わりに死霊の数が増え始めると、瞬く間にレナートが消耗していった。いや、レナートだけじゃない。
「エドアルト、大丈夫? 調子が悪そうだけど……」
剣さばきに危なげはないのに、その表情には苦悶が浮かんでいる。
「当主が消耗すれば僕にも影響が出る。というか、交戦しながら僕を維持するなんて無茶なんだよ」
確かに、それが可能ならフェリニでもネメスでもそうしていただろう……、プリヴィデーニでは戦っていなかったけど、それでもレイラを顕現させ続けることに疲れを見せていた。でも今はそれより長い時間エドアルトを顕現させ続けてる……
……本当にあの人は、自分の身を顧みることを知らなすぎる。
「嫌な感じだ。多分もう近いだろう……ミオ、お前はそろそろ身を隠した方がいいんじゃないか?」
肩で激しく息をつきながら、レナートが私に視線を投げる。
「お前が皇帝に捕まりでもしたらあいつもおれ達も立ち回りが難しくなる。何をするにせよ、おれが囮になるからお前はなるべく見つからないようにした方がいいだろう」
「そんな。そこまでしてもらうわけには」
「ならば私も陽動要因に加えてもらおうか。だいぶ役立たずになってきたんでな……」
否定しかけた私の声に被せて、フェオドラさんが悔しそうにぼやく。フェオドラさんの剣は死霊をすり抜けてしまう。だけど、リエーフさんがナイフを飛ばすと死霊は嫌がるように離れていくのだ。今も一体追い払ったリエーフさんを見て、レナートが解せない、という表情をする。
「……なあ、さっきからお前、ちょいちょい死霊を追い払ってるが……何でだ?」
「何ででしょうね? わたくしの武器が歴代当主の血を吸ってるからでしょうか。この八百年、当主に武芸を仕込んできたのはわたくしですから」
リエーフさん自身も不思議そうにナイフを見ながら物騒なことを言う。が、レナートは「なるほど」と呟いてから、フェオドラさんの剣をまじまじと見た。
「おい、ちょっと剣を貸せ」
「……?」
怪訝な顔で剣を差し出すフェオドラさんから、それを受け取りはせず、レナートは刀身に自分の人差し指と中指を触れさせた。淡い銀色の光が剣を包む。
「おれの力を剣に纏わせることで多少の影響を与えられるかもしれん。うまくいっても霊が嫌がる程度のものだろうし、気休めにもならんかもしれんが」
「いや、助かる。ありがとう」
フェオドラさんが嬉々として謝辞を述べたと同時くらいに、エドアルトの体が大きく体制を崩した。
「エドアルト!」
フェオドラさんとレナートが彼に走り寄って、今までエドアルトが相手をしていた死霊を二人がかりで散らす。床に膝をついたエドアルトに駆け寄ると、彼の体は薄く透き通っていた。その今にも消えそうな手が、すっと向こうの扉を指す。
「あの先にいる。……けど、もう限界みたい。ごめん、ミオ」
「ううん。ありがとう、エドアルト」
「……気を付けてね」
微笑みを残して、エドアルトの姿が消える。
「……私とレナートで先行する。ミハイルが窮地にいるなら私たちが時間を稼いでいる間に立て直してくれ」
「待って下さい。わたくしならば旦那様と会話で時間が稼げるかもしれません」
「私たちだけではいくらも持たん。状況によってそうしてくれ」
そう言って、フェオドラさんは辺りをぐるりと見まわした。
「天井裏に身を潜められそうだな。配管が邪魔だが君らの体型なら行けるだろう。レナート君も上から行くか? 私は胸が詰まって無理そうだから正面から行くが」
思わず、私たち三人の視線が彼女の示す場所に向いてしまい。慌てて逸らした私とレナートの視線が合って、気まずそうに互いに逸らす。
ごほん、とレナートが咳払いをして、首を横に振った。
「こそこそするのは性に合わん。おれも正面から行く」
「はは、私もだ。執事、そこの通気口を開けるから肩を貸せ」
「……貴女様の執事ではないのですが」
苦言を呈しながらも、リエーフさんが身を屈め、フェオドラさんがその肩に乗る。フェオドラさんは女性にしては長身だし、体格も良いんだけど、リエーフさんは軽々と立ち上がった。
「おっ、意外と逞しいな」
「鍛えておりますので。しかしいくら鍛えてもこの体型なんですよね。坊ちゃんのような男性らしさには憧れます」
「わかるぞ。私もミオのように小さくて可愛らしい女性には憧れる」
ミハイルさんはともかく、フェオドラさんが私に憧れる要素なんて一つもないと思うんだけど……、それに。
「私、しょっちゅう可愛げがないって言われるんですけど……」
「坊ちゃんにですか? それは可愛いの裏返しでしょう」
「そ、そんなこと……なんでリエーフさんにわかるんですか」
「私にもわかるぞ。いつも可愛くて仕方ないっていう目で見てるからな」
「どこがです――」
「よし、外れた」
フェオドラさんが通気口の蓋を外し終えて、リエーフさんの肩から飛び降りる。入口もできたことだし、どうせこの二人に反論しても無駄だし。釈然としないながらも口を閉ざす私を見て、フェオドラさんがククッと笑う。
「リエーフ。この件が終わったら、焦れったい君の主人達を肴に一杯やろうか」
「……それは楽しみですね」
にこっとリエーフさんが笑い、フェオドラさんが蓋を投げ捨てる。
……もし、皇帝を止められても。帝国は確実に混乱に陥るだろう。その要因である私たちが無事帝都を出られる保証もない。生命エネルギーで暮らしていた帝国、その帝国の庇護の元にいたロセリアの生活もどうなるかわからないし、この件が片付いたら死霊が消える、なんて都合のいい話もきっとない。
皇帝を倒せばそれで終わりではなく、始まるのだ。それも恐らくは、苦悩と混乱の日々が。
だけど、それがわからないフェオドラさんでもないだろうから……だから、私も不安を隠してそっぽを向く。
「勝手に人を肴にしないで下さい」
「ははは。ミオとはまた温泉に行きたいな」
多分来ない、いつかの話。それは希望と呼ぶこともできる。
「レナート君は……さてどうするか」
「どうもなるか。そもそもここが上手く行っても、むぐ」
空気を読まないレナートの口を手で塞ぐと、リエーフさんは一際明るい声を上げた。
「みなさん、色々先の展望をお考えと思いますが、まずはぜひ! 当プリヴィデーニ家の結婚披露宴にいらして下さいね!」
両手を合わせて満面の笑みで嬉々として言うリエーフさんに、私は脱力して溜め息をつき、レナートは呆れたように半眼でリエーフさんを見た。だけどそのうち、ふっと笑って腕を組む。
「ま、暇だったらな」
「安心しろ、私は暇を作ってでも出席するぞ。頭数に入れておけ」
「かしこまりました。……では」
和やかになった場は、だがその一言で温度が変わる。顔から笑みを綺麗に消したフェオドラさんが、剣を握りなおして答えた。
「ああ。行くぞ」
「エドアルト、大丈夫? 調子が悪そうだけど……」
剣さばきに危なげはないのに、その表情には苦悶が浮かんでいる。
「当主が消耗すれば僕にも影響が出る。というか、交戦しながら僕を維持するなんて無茶なんだよ」
確かに、それが可能ならフェリニでもネメスでもそうしていただろう……、プリヴィデーニでは戦っていなかったけど、それでもレイラを顕現させ続けることに疲れを見せていた。でも今はそれより長い時間エドアルトを顕現させ続けてる……
……本当にあの人は、自分の身を顧みることを知らなすぎる。
「嫌な感じだ。多分もう近いだろう……ミオ、お前はそろそろ身を隠した方がいいんじゃないか?」
肩で激しく息をつきながら、レナートが私に視線を投げる。
「お前が皇帝に捕まりでもしたらあいつもおれ達も立ち回りが難しくなる。何をするにせよ、おれが囮になるからお前はなるべく見つからないようにした方がいいだろう」
「そんな。そこまでしてもらうわけには」
「ならば私も陽動要因に加えてもらおうか。だいぶ役立たずになってきたんでな……」
否定しかけた私の声に被せて、フェオドラさんが悔しそうにぼやく。フェオドラさんの剣は死霊をすり抜けてしまう。だけど、リエーフさんがナイフを飛ばすと死霊は嫌がるように離れていくのだ。今も一体追い払ったリエーフさんを見て、レナートが解せない、という表情をする。
「……なあ、さっきからお前、ちょいちょい死霊を追い払ってるが……何でだ?」
「何ででしょうね? わたくしの武器が歴代当主の血を吸ってるからでしょうか。この八百年、当主に武芸を仕込んできたのはわたくしですから」
リエーフさん自身も不思議そうにナイフを見ながら物騒なことを言う。が、レナートは「なるほど」と呟いてから、フェオドラさんの剣をまじまじと見た。
「おい、ちょっと剣を貸せ」
「……?」
怪訝な顔で剣を差し出すフェオドラさんから、それを受け取りはせず、レナートは刀身に自分の人差し指と中指を触れさせた。淡い銀色の光が剣を包む。
「おれの力を剣に纏わせることで多少の影響を与えられるかもしれん。うまくいっても霊が嫌がる程度のものだろうし、気休めにもならんかもしれんが」
「いや、助かる。ありがとう」
フェオドラさんが嬉々として謝辞を述べたと同時くらいに、エドアルトの体が大きく体制を崩した。
「エドアルト!」
フェオドラさんとレナートが彼に走り寄って、今までエドアルトが相手をしていた死霊を二人がかりで散らす。床に膝をついたエドアルトに駆け寄ると、彼の体は薄く透き通っていた。その今にも消えそうな手が、すっと向こうの扉を指す。
「あの先にいる。……けど、もう限界みたい。ごめん、ミオ」
「ううん。ありがとう、エドアルト」
「……気を付けてね」
微笑みを残して、エドアルトの姿が消える。
「……私とレナートで先行する。ミハイルが窮地にいるなら私たちが時間を稼いでいる間に立て直してくれ」
「待って下さい。わたくしならば旦那様と会話で時間が稼げるかもしれません」
「私たちだけではいくらも持たん。状況によってそうしてくれ」
そう言って、フェオドラさんは辺りをぐるりと見まわした。
「天井裏に身を潜められそうだな。配管が邪魔だが君らの体型なら行けるだろう。レナート君も上から行くか? 私は胸が詰まって無理そうだから正面から行くが」
思わず、私たち三人の視線が彼女の示す場所に向いてしまい。慌てて逸らした私とレナートの視線が合って、気まずそうに互いに逸らす。
ごほん、とレナートが咳払いをして、首を横に振った。
「こそこそするのは性に合わん。おれも正面から行く」
「はは、私もだ。執事、そこの通気口を開けるから肩を貸せ」
「……貴女様の執事ではないのですが」
苦言を呈しながらも、リエーフさんが身を屈め、フェオドラさんがその肩に乗る。フェオドラさんは女性にしては長身だし、体格も良いんだけど、リエーフさんは軽々と立ち上がった。
「おっ、意外と逞しいな」
「鍛えておりますので。しかしいくら鍛えてもこの体型なんですよね。坊ちゃんのような男性らしさには憧れます」
「わかるぞ。私もミオのように小さくて可愛らしい女性には憧れる」
ミハイルさんはともかく、フェオドラさんが私に憧れる要素なんて一つもないと思うんだけど……、それに。
「私、しょっちゅう可愛げがないって言われるんですけど……」
「坊ちゃんにですか? それは可愛いの裏返しでしょう」
「そ、そんなこと……なんでリエーフさんにわかるんですか」
「私にもわかるぞ。いつも可愛くて仕方ないっていう目で見てるからな」
「どこがです――」
「よし、外れた」
フェオドラさんが通気口の蓋を外し終えて、リエーフさんの肩から飛び降りる。入口もできたことだし、どうせこの二人に反論しても無駄だし。釈然としないながらも口を閉ざす私を見て、フェオドラさんがククッと笑う。
「リエーフ。この件が終わったら、焦れったい君の主人達を肴に一杯やろうか」
「……それは楽しみですね」
にこっとリエーフさんが笑い、フェオドラさんが蓋を投げ捨てる。
……もし、皇帝を止められても。帝国は確実に混乱に陥るだろう。その要因である私たちが無事帝都を出られる保証もない。生命エネルギーで暮らしていた帝国、その帝国の庇護の元にいたロセリアの生活もどうなるかわからないし、この件が片付いたら死霊が消える、なんて都合のいい話もきっとない。
皇帝を倒せばそれで終わりではなく、始まるのだ。それも恐らくは、苦悩と混乱の日々が。
だけど、それがわからないフェオドラさんでもないだろうから……だから、私も不安を隠してそっぽを向く。
「勝手に人を肴にしないで下さい」
「ははは。ミオとはまた温泉に行きたいな」
多分来ない、いつかの話。それは希望と呼ぶこともできる。
「レナート君は……さてどうするか」
「どうもなるか。そもそもここが上手く行っても、むぐ」
空気を読まないレナートの口を手で塞ぐと、リエーフさんは一際明るい声を上げた。
「みなさん、色々先の展望をお考えと思いますが、まずはぜひ! 当プリヴィデーニ家の結婚披露宴にいらして下さいね!」
両手を合わせて満面の笑みで嬉々として言うリエーフさんに、私は脱力して溜め息をつき、レナートは呆れたように半眼でリエーフさんを見た。だけどそのうち、ふっと笑って腕を組む。
「ま、暇だったらな」
「安心しろ、私は暇を作ってでも出席するぞ。頭数に入れておけ」
「かしこまりました。……では」
和やかになった場は、だがその一言で温度が変わる。顔から笑みを綺麗に消したフェオドラさんが、剣を握りなおして答えた。
「ああ。行くぞ」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?
ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」
バシッ!!
わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。
目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの?
最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故?
ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない……
前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた……
前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。
転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる