2 / 8
復讐劇その2
しおりを挟む
パッと目を覚ました。
見知らぬベットと天井...。
ここはどこだと起き上がろうとした瞬間、頭に痛みが走る。
「・・・っ!!」
頭を抱えると何かザラザラした手触りがした。布が巻かれているのか?怪我しているのだろう。触りすぎると気分が悪くなり吐き気を催した。
とりあえず、ベットから降りるため立ち上がる。何故か立ち上がると違和感を覚えた。
「目線が...低い?」
急いで近くにある姿鏡に駆け寄る。そこには俺...ではなくアメジストのような目と白髪の小さく可愛らしい男の子が目の前にいた。
自分を見ていたらまた頭が痛くなる。先程よりももっと強く。
「あ...あぁ!あぁぁあ!!」
膨大な量の記憶が俺の中に流れてくる。フラッシュバックしては消えていく。
俺の声を聞きつけたのか、誰かが部屋に入ってきたがそのまま意識を失った。
夢を見た。目の前にずっとずっーと大きな獣が俺を見下ろしていた。
「我が名はアルトロ。貴殿の願いをしかと受けとった。」
「願い?」
なんの事だか分からず聞き返す。
「生き返りたいと、復讐したいと願っただろう?」
「あ、あぁ。願った。君は誰なんだ?ここは知らないところだ。異世界なのか?そうだとしたら復讐が出来ないじゃないか」
早口でまくし立てる。
「我はアルトロ。厄災の神である。人の負の感情を餌として生きる者。貴殿の憎しみ、恨みに惹かれてきた。先程の話だが、復讐は出来る。3日前、異世界からの召喚が行われた際、神子役として奴をよんだ。」
「異世界からの召喚?」
「そうだ。この世界には魔物というのがいて、人の手に負えなくなる程数が増えた時、召喚の儀が行われる。」
魔物は知ってる。人を攻撃する強い生き物というものを小説で読んだことがある。
「これから、契約を行う。我は主を気に入った。我は貴殿の負の感情を糧とし、貴殿は我の力を使うことが出来る。どうだ?」
力のない俺は今は何も出来ない。なら契約をして力を使う方がいいんじゃないかと考えた。
「わかった。契約を結ぶ。」
「では、『我、今ここにアルトロと契約を結ぶ』と言ってくれ。これを言うと契約完了だ。」
と言われたのでそんなことで結べるのかと思いつつ言う。
すると、目の前が光り、俺は目が覚めた。
目が覚める直前、アルトロは
「必要に応じて出てこよう。アルトロ、そう名を呼べ主。」
と言っていた。
見知らぬベットと天井...。
ここはどこだと起き上がろうとした瞬間、頭に痛みが走る。
「・・・っ!!」
頭を抱えると何かザラザラした手触りがした。布が巻かれているのか?怪我しているのだろう。触りすぎると気分が悪くなり吐き気を催した。
とりあえず、ベットから降りるため立ち上がる。何故か立ち上がると違和感を覚えた。
「目線が...低い?」
急いで近くにある姿鏡に駆け寄る。そこには俺...ではなくアメジストのような目と白髪の小さく可愛らしい男の子が目の前にいた。
自分を見ていたらまた頭が痛くなる。先程よりももっと強く。
「あ...あぁ!あぁぁあ!!」
膨大な量の記憶が俺の中に流れてくる。フラッシュバックしては消えていく。
俺の声を聞きつけたのか、誰かが部屋に入ってきたがそのまま意識を失った。
夢を見た。目の前にずっとずっーと大きな獣が俺を見下ろしていた。
「我が名はアルトロ。貴殿の願いをしかと受けとった。」
「願い?」
なんの事だか分からず聞き返す。
「生き返りたいと、復讐したいと願っただろう?」
「あ、あぁ。願った。君は誰なんだ?ここは知らないところだ。異世界なのか?そうだとしたら復讐が出来ないじゃないか」
早口でまくし立てる。
「我はアルトロ。厄災の神である。人の負の感情を餌として生きる者。貴殿の憎しみ、恨みに惹かれてきた。先程の話だが、復讐は出来る。3日前、異世界からの召喚が行われた際、神子役として奴をよんだ。」
「異世界からの召喚?」
「そうだ。この世界には魔物というのがいて、人の手に負えなくなる程数が増えた時、召喚の儀が行われる。」
魔物は知ってる。人を攻撃する強い生き物というものを小説で読んだことがある。
「これから、契約を行う。我は主を気に入った。我は貴殿の負の感情を糧とし、貴殿は我の力を使うことが出来る。どうだ?」
力のない俺は今は何も出来ない。なら契約をして力を使う方がいいんじゃないかと考えた。
「わかった。契約を結ぶ。」
「では、『我、今ここにアルトロと契約を結ぶ』と言ってくれ。これを言うと契約完了だ。」
と言われたのでそんなことで結べるのかと思いつつ言う。
すると、目の前が光り、俺は目が覚めた。
目が覚める直前、アルトロは
「必要に応じて出てこよう。アルトロ、そう名を呼べ主。」
と言っていた。
0
あなたにおすすめの小説
昔「結婚しよう」と言ってくれた幼馴染は今日、僕以外の人と結婚する
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
落としたのは化粧じゃなく、みんなの心でした
444
BL
『醜い顔…汚らしい』
幼い頃、実母が病気によって早くに亡くなった数年後に新しい義母からそう言われたシリルは、その言葉が耳に残って16歳となった今も引きずっていた。
だが、義母のその言葉は真っ赤な嘘でシリルはとても美しかった。ただ前妻の息子であるシリルに嫉妬した結果こぼした八つ当たりの言葉であったのをシリルは知らずに、義母のいう醜い顔を隠すために化粧をする。
その結果、彼は化粧によって本当に醜い顔になってしまった。そんな彼が虐げられながらも徐々に周囲を絆す話
暴力表現があるところには※をつけております
王太子殿下に触れた夜、月影のように想いは沈む
木風
BL
王太子殿下と共に過ごした、学園の日々。
その笑顔が眩しくて、遠くて、手を伸ばせば届くようで届かなかった。
燃えるような恋ではない。ただ、触れずに見つめ続けた冬の夜。
眠りに沈む殿下の唇が、誰かの名を呼ぶ。
それが妹の名だと知っても、離れられなかった。
「殿下が幸せなら、それでいい」
そう言い聞かせながらも、胸の奥で何かが静かに壊れていく。
赦されぬ恋を抱いたまま、彼は月影のように想いを沈めた。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、雪乃さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎月影 / 木風 雪乃
囚われ王子の幸福な再婚
高菜あやめ
BL
【理知的美形王子×痛みを知らない異能王子】
触れた人の痛みは感じても、自分の痛みに気づけない──そんな異能を持つ王子カシュアは、政略結婚で嫁いだ異国で幽閉され、四年間忘れられていた。
彼が再び人前に姿を現したのは、クーデターの混乱のさなか。そして、存在を持て余された末、次期宰相である王子との再婚が決まる。
冷静で無口な王子が、なぜかカシュアにだけは優しいのは、かつて彼が妖精物語に恋をした少年だったから――不器用な王子とともに、愛をたしかめ合うストーリー。※2025/11/26第三部スタート
大事な呼び名
夕月ねむ
BL
異世界に転移したらしいのだが俺には記憶がない。おまけに外見が変わった可能性があるという。身元は分からないし身内はいないし、本名すら判明していない状態。それでも俺はどうにか生活できていた。国の支援で学校に入学できたし、親切なクラスメイトもいる。ちょっと、強引なやつだけどな。
※FANBOXからの転載です
※他サイトにも投稿しています
【8話完結】僕の大切な人はBLゲームの主人公でした。〜モブは主人公の幸せのためなら、この恋も諦められます〜
キノア9g
BL
転生先は、まさかのBLゲームの世界。
モブであるリセルは、恋を自覚した瞬間、幼馴染・セスがこの世界の“主人公”だと気づいてしまう。
このまま一緒にいても、いつか彼は攻略対象に惹かれていく運命——それでも、今だけは傍にいたい。
「諦める覚悟をしたのに、どうしてこんなにも君が愛おしいんだろう」
恋の終わりを知っているモブと、想いを自覚していく主人公。
甘さと切なさが胸を締めつける、すれ違いから始まる運命の物語。
全8話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる