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チュートリアル
第十三話
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「戻りました」
昨日と同じ宿に顔を出すと、強面のオーナーは意外そうな顔した。
「……おかえり、今日は良いことでもあったか?」
「えっ?」
いいこと?
無事宿代を稼ぐことができたのはまあ、いいことではあるかもしれない。
それが顔に出るほいどかと聞かれるとそうでもないが。
「まあ無事帰ってくるだけまっとうな一日ってもんだ。今日は飯はどうするつもりなんだ?」
「あ、外で食べてきます。えっと、今日も素泊まりでお願いしたいんですけど……」
「なら8ゴールドだ。帰りが遅いなら他の客の迷惑にならないようにな。酔っぱらって騒いだら追い出してやる」
「は、はひ……」
怖いオーナーに今日の分の宿代を渡してから宿を出た。
あたりはすっかり暗闇だ。
路上を歩けば酔っ払いが道端に転がってたり、若い男女が肩を抱き合って歩いていたりしている。
男一人で出歩いてるのは俺ぐらいなもので、居心地の悪さを感じながら約束の場所を目指した。
よくよく考えれば異世界に来て初めての食事だ。
自分の口に合うのだろうか?
そもそもあの小汚い子供――マルメロが選んだ店というのはどういうレベルの味になるんだ?
「なんか怖くなってきた……」
いずれにせよ余分な金なんてない者同士、あまり期待せずにいることにする。
この際、安くてまずくても文句は言うまい。
「にしても誰かと食事か……」
何年ぶりだろうか。
それに手に入ったばかりの金を散財して一緒に食事だなんて、何を考えているのかよくわからない子供だ。
パーティを組んだあたりから妙に馴れ馴れしい感じもするし、なにか裏があるんじゃと疑ってしまうくらいだ。
そんなことを考えながら町の中央広場にやってきていた。
ゲームでも見たこともある巨大な噴水のある円形の広場だ。
陽はすっかり沈んでいたのに、その場所だけは出店や灯の明かりが街を照らし、人の往来でにぎわっていた。
しばし噴水付近で風に当たっていると――
「あ、やっほー」
待ち合わせの場所にマルメロが現れた。
「……は?」
たぶん俺はとんでもないアホ面をしていたと思う。
煤だらけの肌にごわごわに乱れていた長髪。ズタズタで見る影もなかった服を来ていたはずのあの少女が、
「あ? 何見てんの?」
いっぱしの町娘の恰好に変わっていた。
髪も馬の鬣のようにサラサラになっている。
仕立てたばかりの洋服は意外なほど彼女に似合っていて、もはや別人だ。表通りを歩いていても遜色のない姿になっていた。
素直に、可愛い、などと思ってしまった。
「いやぁ……別に」
しかし口調は相変わらず粗暴なので、思ったままこいつをほめる気にはならない。
というか俺たちはそんな浮ついた関係ではないのだ。
今日知り合ったばかりの、単なる臨時の相棒に過ぎない。
というか今更だがこの子っていくつなのだろうか。
さっきまでは貧困にあえぐ幼い子供って印象だったが、それなりに服を揃えてくると年齢も大人びて見えてくる。
「だからなにじろじろ見てるんだっての」
「いやいや、そりゃ見るだろ。さっきと変わりすぎだ……」
「お金さえ手に入ればこんなもんだよ」
「そんな大金でもないぞ? 残ったのはいくらになったんだよ」
「宵越しの銭は持たない主義なの」
難しい言葉しってるな。
「飯はおごらないからな……」
「安心しなよ。今晩の飯代くらいは残ってる」
どうやらマルメロは刹那的に生きているタイプらしい。
「それはそれとして……さっきまではあたしの恰好もだいぶ小汚かったから何も言わなかったけど、あんたのそれも結構へんよ?」
小汚いってレベルじゃなかったと思うが……。
「や、やっぱりへん?」
ところで俺の恰好はこの世界に来た時から変わっていない。
ワイシャツに黒のズボンという現代のフォーマルな恰好である。
「どこぞの商会関係者みたい。少なくとも冒険者には見えないわね」
ああなるほど、そういう意味か。
確かにあんな溝さらいなんかやってるような人間はこんな服は着ないかもしれない。
「あーしゃべってたらお腹減ってきた。もう早くいこうよ!」
おう、そうだな。
すたすたと歩いていく彼女に黙ってついていくことにした。
・・・・・
マルメロが選んでくれた店はモダンな洋食店といった感じのいでたちだった。
店のチョイスがまともすぎて驚愕する。そんなセンスのあるやつに見えなかったのに……。
仕切りのあるテーブルに案内されると、
「まずはエールふたつお願い」
「はい、かしこまりました~」
マルメロが店員さんに元気よく何かを頼んでいた。
というかエール? それって――
「酒? おまえ未成年じゃないのか?」
「は? あのね、あたしはこれでも15なの。もう成人なんだし、酒ぐらい飲むよ」
15は成人じゃないよ。
いや、こっちの常識にいちいち突っ込みを入れていたらきりがないのであった。
「いや、何でもない……」
「どうしたの? お酒が苦手とか?」
ここは日本ではないのだ。
この世界では彼女は成人ということらしい。倫理的にどうとかはあまり考えちゃいけない。
異世界に来て初めての食事は、思いのほか旨かった。
丸焼きのターキーにポテトサラダ。なんかよくわからない卵を焼いた美味しいやつ。
そして酒も、散々働いた今日の疲れを忘れさせてくれるぐらいうまかった。
「ぷはぁああああ!!」
「やめなよじじくさい」
そんな感じで始まった晩酌だったが、マルメロは意外とまっとうな話し相手になってくれた。
「へぇ、フカミも村を出てここにやってきたんだ」
「ああ……」
故郷をおわれたという意味では間違ってない。
「あたしもだけど、あたしの場合は両親が死んで借家も全部取り上げられちゃったから、それ以外に選択肢が無かったんだよね」
「へ、へぇ」
こっちにきてまともに他人の話を聞いたのは初めてだった。
曰く、目の前の少女は両親と死別した天涯孤独の身であり、
親父さんの形見だった大剣も、ついこのあいだ他の冒険者に騙されて無くしてしまったらしい。
この世の不条理を垣間見た気がする。
というか、普通に、可哀そう。
子供だぞ?
15の時の俺なんて、鼻水垂らしてぬぼーっとしてただけだ。
「最初は冒険者としてまっとうにやれてたんだけど、クズ野郎にだまされて無一文になったときは死ぬかと思ったね」
「うぅ……」
自然と涙が溢れた。
こんな小さな体の女の子にふりかかるには、あまりにも辛すぎる不幸だ。
「苦労したんだな……お前……」
「や、やめてよ! みっともない!」
男29才、マジ泣きだ。
他人の身の上話なんて慣れないものを聞いたせいだ。つい感傷的になってしまった。
「ぐす……で、でも……そんな目にあったのに、なんで俺と組んでくれたんだ……?」
「あーね、なんでだろ? まあいいじゃん」
いやなんでだよ。そこはよくないだろ。
その後もお互いのことを色々と話した。
俺は大半が作り話だったが、嫌な上司とか、後輩の話には面白そうに耳を傾けてくれた。
マルメロも意外なほどおしゃべりなやつだった。
年がもうちょっと近ければ……ぐらっとしたもしれない。
まあ向こうも、似たようなものだろう。
なんというか、女と飲んでる、という感じはなかった。
それはそれで居心地の良さはあったけど。
「そういえば……聞きたかったことがあるんだが……」
割と酔いが回ってきた頃、ふと俺は思い出したことマルメロにたずねた。
「俺と組んでて変な感じはしなかったか?」
「あん? へんなって、どういうこと?」
ハンドラーには呪いの件がある。
もしかしたら彼女に予期しない悪影響を及ぼしているんじゃないかと、今更ながら心配になったのだ。
「いやその、なんとなく力が出ないとか、疲れやすいとか……」
「いやまあ一人でスライム狩りをやってたらそれは疲れるけど……」
「あー……それはそうだよな、ごめん」
「???」
とりあえず、マルメロの調子がおかしいとかは無いみたいである。
それを聞いて安心した。
「とくに問題ないならいいんだ」
「そう? それよりも明日はどうする? 朝から外に出れば今日よりもっと稼げそうな気がするんだけど」
「……え?」
今後も一緒にやってくれるということだろうか。
あまりにも自然にそんなことを言われたので一瞬頭がまっしろになった。
「なに間抜けな顔してるのよ。まさかこれっきりってことないでしょ? もっと稼がせなさいよ」
「いやでも……俺はありがたいけど、いいのか?」
「いいに決まってるじゃん」
即答だった。あまりにもまっすぐな視線だった。
「お、おお……」
そんな風に誰かに認められたこと、あっただろうか。
予想外すぎて、大人とは思えない曇った声を出してしまう。
こういうとき上司なら、そんなわけねーだろ!と背中を思い切り叩いて気合いを入れてくるんだが、
いつまでたってもそういった喝はやってこない。
真剣なまなざし。
二人して黙り込むと、店内の喧騒がひどくうるさく耳に響いてきた。
昨日と同じ宿に顔を出すと、強面のオーナーは意外そうな顔した。
「……おかえり、今日は良いことでもあったか?」
「えっ?」
いいこと?
無事宿代を稼ぐことができたのはまあ、いいことではあるかもしれない。
それが顔に出るほいどかと聞かれるとそうでもないが。
「まあ無事帰ってくるだけまっとうな一日ってもんだ。今日は飯はどうするつもりなんだ?」
「あ、外で食べてきます。えっと、今日も素泊まりでお願いしたいんですけど……」
「なら8ゴールドだ。帰りが遅いなら他の客の迷惑にならないようにな。酔っぱらって騒いだら追い出してやる」
「は、はひ……」
怖いオーナーに今日の分の宿代を渡してから宿を出た。
あたりはすっかり暗闇だ。
路上を歩けば酔っ払いが道端に転がってたり、若い男女が肩を抱き合って歩いていたりしている。
男一人で出歩いてるのは俺ぐらいなもので、居心地の悪さを感じながら約束の場所を目指した。
よくよく考えれば異世界に来て初めての食事だ。
自分の口に合うのだろうか?
そもそもあの小汚い子供――マルメロが選んだ店というのはどういうレベルの味になるんだ?
「なんか怖くなってきた……」
いずれにせよ余分な金なんてない者同士、あまり期待せずにいることにする。
この際、安くてまずくても文句は言うまい。
「にしても誰かと食事か……」
何年ぶりだろうか。
それに手に入ったばかりの金を散財して一緒に食事だなんて、何を考えているのかよくわからない子供だ。
パーティを組んだあたりから妙に馴れ馴れしい感じもするし、なにか裏があるんじゃと疑ってしまうくらいだ。
そんなことを考えながら町の中央広場にやってきていた。
ゲームでも見たこともある巨大な噴水のある円形の広場だ。
陽はすっかり沈んでいたのに、その場所だけは出店や灯の明かりが街を照らし、人の往来でにぎわっていた。
しばし噴水付近で風に当たっていると――
「あ、やっほー」
待ち合わせの場所にマルメロが現れた。
「……は?」
たぶん俺はとんでもないアホ面をしていたと思う。
煤だらけの肌にごわごわに乱れていた長髪。ズタズタで見る影もなかった服を来ていたはずのあの少女が、
「あ? 何見てんの?」
いっぱしの町娘の恰好に変わっていた。
髪も馬の鬣のようにサラサラになっている。
仕立てたばかりの洋服は意外なほど彼女に似合っていて、もはや別人だ。表通りを歩いていても遜色のない姿になっていた。
素直に、可愛い、などと思ってしまった。
「いやぁ……別に」
しかし口調は相変わらず粗暴なので、思ったままこいつをほめる気にはならない。
というか俺たちはそんな浮ついた関係ではないのだ。
今日知り合ったばかりの、単なる臨時の相棒に過ぎない。
というか今更だがこの子っていくつなのだろうか。
さっきまでは貧困にあえぐ幼い子供って印象だったが、それなりに服を揃えてくると年齢も大人びて見えてくる。
「だからなにじろじろ見てるんだっての」
「いやいや、そりゃ見るだろ。さっきと変わりすぎだ……」
「お金さえ手に入ればこんなもんだよ」
「そんな大金でもないぞ? 残ったのはいくらになったんだよ」
「宵越しの銭は持たない主義なの」
難しい言葉しってるな。
「飯はおごらないからな……」
「安心しなよ。今晩の飯代くらいは残ってる」
どうやらマルメロは刹那的に生きているタイプらしい。
「それはそれとして……さっきまではあたしの恰好もだいぶ小汚かったから何も言わなかったけど、あんたのそれも結構へんよ?」
小汚いってレベルじゃなかったと思うが……。
「や、やっぱりへん?」
ところで俺の恰好はこの世界に来た時から変わっていない。
ワイシャツに黒のズボンという現代のフォーマルな恰好である。
「どこぞの商会関係者みたい。少なくとも冒険者には見えないわね」
ああなるほど、そういう意味か。
確かにあんな溝さらいなんかやってるような人間はこんな服は着ないかもしれない。
「あーしゃべってたらお腹減ってきた。もう早くいこうよ!」
おう、そうだな。
すたすたと歩いていく彼女に黙ってついていくことにした。
・・・・・
マルメロが選んでくれた店はモダンな洋食店といった感じのいでたちだった。
店のチョイスがまともすぎて驚愕する。そんなセンスのあるやつに見えなかったのに……。
仕切りのあるテーブルに案内されると、
「まずはエールふたつお願い」
「はい、かしこまりました~」
マルメロが店員さんに元気よく何かを頼んでいた。
というかエール? それって――
「酒? おまえ未成年じゃないのか?」
「は? あのね、あたしはこれでも15なの。もう成人なんだし、酒ぐらい飲むよ」
15は成人じゃないよ。
いや、こっちの常識にいちいち突っ込みを入れていたらきりがないのであった。
「いや、何でもない……」
「どうしたの? お酒が苦手とか?」
ここは日本ではないのだ。
この世界では彼女は成人ということらしい。倫理的にどうとかはあまり考えちゃいけない。
異世界に来て初めての食事は、思いのほか旨かった。
丸焼きのターキーにポテトサラダ。なんかよくわからない卵を焼いた美味しいやつ。
そして酒も、散々働いた今日の疲れを忘れさせてくれるぐらいうまかった。
「ぷはぁああああ!!」
「やめなよじじくさい」
そんな感じで始まった晩酌だったが、マルメロは意外とまっとうな話し相手になってくれた。
「へぇ、フカミも村を出てここにやってきたんだ」
「ああ……」
故郷をおわれたという意味では間違ってない。
「あたしもだけど、あたしの場合は両親が死んで借家も全部取り上げられちゃったから、それ以外に選択肢が無かったんだよね」
「へ、へぇ」
こっちにきてまともに他人の話を聞いたのは初めてだった。
曰く、目の前の少女は両親と死別した天涯孤独の身であり、
親父さんの形見だった大剣も、ついこのあいだ他の冒険者に騙されて無くしてしまったらしい。
この世の不条理を垣間見た気がする。
というか、普通に、可哀そう。
子供だぞ?
15の時の俺なんて、鼻水垂らしてぬぼーっとしてただけだ。
「最初は冒険者としてまっとうにやれてたんだけど、クズ野郎にだまされて無一文になったときは死ぬかと思ったね」
「うぅ……」
自然と涙が溢れた。
こんな小さな体の女の子にふりかかるには、あまりにも辛すぎる不幸だ。
「苦労したんだな……お前……」
「や、やめてよ! みっともない!」
男29才、マジ泣きだ。
他人の身の上話なんて慣れないものを聞いたせいだ。つい感傷的になってしまった。
「ぐす……で、でも……そんな目にあったのに、なんで俺と組んでくれたんだ……?」
「あーね、なんでだろ? まあいいじゃん」
いやなんでだよ。そこはよくないだろ。
その後もお互いのことを色々と話した。
俺は大半が作り話だったが、嫌な上司とか、後輩の話には面白そうに耳を傾けてくれた。
マルメロも意外なほどおしゃべりなやつだった。
年がもうちょっと近ければ……ぐらっとしたもしれない。
まあ向こうも、似たようなものだろう。
なんというか、女と飲んでる、という感じはなかった。
それはそれで居心地の良さはあったけど。
「そういえば……聞きたかったことがあるんだが……」
割と酔いが回ってきた頃、ふと俺は思い出したことマルメロにたずねた。
「俺と組んでて変な感じはしなかったか?」
「あん? へんなって、どういうこと?」
ハンドラーには呪いの件がある。
もしかしたら彼女に予期しない悪影響を及ぼしているんじゃないかと、今更ながら心配になったのだ。
「いやその、なんとなく力が出ないとか、疲れやすいとか……」
「いやまあ一人でスライム狩りをやってたらそれは疲れるけど……」
「あー……それはそうだよな、ごめん」
「???」
とりあえず、マルメロの調子がおかしいとかは無いみたいである。
それを聞いて安心した。
「とくに問題ないならいいんだ」
「そう? それよりも明日はどうする? 朝から外に出れば今日よりもっと稼げそうな気がするんだけど」
「……え?」
今後も一緒にやってくれるということだろうか。
あまりにも自然にそんなことを言われたので一瞬頭がまっしろになった。
「なに間抜けな顔してるのよ。まさかこれっきりってことないでしょ? もっと稼がせなさいよ」
「いやでも……俺はありがたいけど、いいのか?」
「いいに決まってるじゃん」
即答だった。あまりにもまっすぐな視線だった。
「お、おお……」
そんな風に誰かに認められたこと、あっただろうか。
予想外すぎて、大人とは思えない曇った声を出してしまう。
こういうとき上司なら、そんなわけねーだろ!と背中を思い切り叩いて気合いを入れてくるんだが、
いつまでたってもそういった喝はやってこない。
真剣なまなざし。
二人して黙り込むと、店内の喧騒がひどくうるさく耳に響いてきた。
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