ミコナとかぷせるあにまるず

せんのあすむ

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オウの言ってることは

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だからカリナは言います。

「いえ、もう大丈夫です。先輩のことは好きだけどミコナさんのことも大好きだし。先輩がご主人様のことをどうして好きになったのかも傍で見ていて納得できました。私は先輩が大切にしている家庭を大切にしたいです」

そんな彼女にオウは語りかけます。

「だったらもうためらう必要はないと思うぞ。お前もあの家庭の一員なんだ。お前がいなけりゃあの家庭は完全じゃない。それを分かってやれ。お前が別に家庭を持っていたら話は別だが、そうじゃないんだろう?」

それに対してカリナは視線を伏せて、

「でも、私には……」

ためらいます。するとオウは言うんです。

「猫のことだろう? それなら心配要らん。お前が大切にしてる猫なら俺達にとっても大切なんだ。そういうのもなしでこんな話はせん。それも込みで言ってるんだ」

オウの言ってることは、

『カリナも一緒に暮らさないか?』

という話でした。なにしろもうずっとミコナの家で働いてきて仕事というより家族同然になってましたから。

「もちろん無理にとは言わん。だがあの家には使ってない部屋もあるのはお前も知っているだろう? ルリアの部屋もそうだが、他にもだ」

言われてカリナも思い出します。使われてない部屋を見るたびに、

『もったいないな。この部屋を借りられたら便利なのにな』

って考えてしまっていたりしたことを。

でもさすがに自分からは言い出せなくてそれで考えないようになって。

なのにオウの方からそんな風に言われたら……

「じゃあ……」

『お願いします!』

と言いかけて、でも、

「御主人様のお許しが出たら……」

と言い変えました。

さすがにオウの言葉だけで勝手に決められませんからね。それに契約の相手はあくまでもハカセですから。



オウと一緒に買い物を済ませたカリナは、ミコナの家に戻るとみんなと一緒にお昼の用意をして、そしてお昼ゴハンの時にハカセが研究美術から出てきてテーブルに着くと、カリナは改まって姿勢を正して、

「御主人様。お話よろしいでしょうか?」

そう口にしました。するとハカセも、

「この家に一緒に住みたいという話かな?」

特に前置きもなく単刀直入に切り出したのでした。それというのもこの話は決してオウの独断と訳じゃなくもうずっと以前から家族の間では話し合われていて、しかも買い物から帰ってきた時にティーさんやフカも交えて確認したんです。そしてそれをルリアがハカセにも伝えていて。

だからもうその時にはすでに決まっていたのでした。

そもそもハカセは契約とかそういうことには疎いので、ルリアが用意してくれた契約書を差し出して、

「それじゃあ、この契約内容で問題がなかったらサインをお願いするよ」

ルリアに言われた通りに告げたのでした。

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