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ミコナ
オレみたいなのは嫌いか……?
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『ママだったときのこととか、どれくらい覚えてるの?』
フカにそう尋ねたミコナでしたけど、実は彼女自身、その返事がまともに返ってくるとは思っていませんでした、それを問い掛けたのは、話のきっかけでしかありません。それに続けて、
「フカも頑張ってくれてるよね。ありがとう」
笑顔でお礼を。
それに対してフカは、
「オレは、自分がやりたいからやってるだけだ……礼を言われる筋合いはねえ……」
やっぱりぶっきらぼうにそう応えるだけで。
だけど、ミコナはそれでよかった。ミコナ自身は感謝の気持ちを伝えたかっただけなので、感謝の気持ちを伝えたことに感謝してもらいたかったわけではありません。
なにより、フカがそういうことに素直になってくれるような相手でないのも分かっていますから。
しかも、こうしてやり取りしてくれるようになったのを確認できただけでも嬉しい。
フカだってママです。<悪者>じゃないのは分かってます。ただちょっと思い込みが激しくて、考え方が極端なだけで。そしてそれも、段々、角が取れてきてる。
ママ自身が、自分の中にある、極端で過激なものの考え方とどうやって折り合いを付けていったのかが、分かる気がしますね。
また、このことが、フカにママの記憶の全部があるわけじゃないことの証拠なのかもしれません。だって、もしママの記憶の全部があるのなら、最初からもっと穏やかだったはずですし。
それに、
「ミコナは……オレみたいなのは嫌いか……?」
フカの方から、そんなことまで訊いてくる。
それに対してミコナは言うんです。
「そうだね。乱暴な人は苦手かな。でも私、フカのことは嫌いじゃないよ。だって、フカ、ホントは優しいし」
フカにそう尋ねたミコナでしたけど、実は彼女自身、その返事がまともに返ってくるとは思っていませんでした、それを問い掛けたのは、話のきっかけでしかありません。それに続けて、
「フカも頑張ってくれてるよね。ありがとう」
笑顔でお礼を。
それに対してフカは、
「オレは、自分がやりたいからやってるだけだ……礼を言われる筋合いはねえ……」
やっぱりぶっきらぼうにそう応えるだけで。
だけど、ミコナはそれでよかった。ミコナ自身は感謝の気持ちを伝えたかっただけなので、感謝の気持ちを伝えたことに感謝してもらいたかったわけではありません。
なにより、フカがそういうことに素直になってくれるような相手でないのも分かっていますから。
しかも、こうしてやり取りしてくれるようになったのを確認できただけでも嬉しい。
フカだってママです。<悪者>じゃないのは分かってます。ただちょっと思い込みが激しくて、考え方が極端なだけで。そしてそれも、段々、角が取れてきてる。
ママ自身が、自分の中にある、極端で過激なものの考え方とどうやって折り合いを付けていったのかが、分かる気がしますね。
また、このことが、フカにママの記憶の全部があるわけじゃないことの証拠なのかもしれません。だって、もしママの記憶の全部があるのなら、最初からもっと穏やかだったはずですし。
それに、
「ミコナは……オレみたいなのは嫌いか……?」
フカの方から、そんなことまで訊いてくる。
それに対してミコナは言うんです。
「そうだね。乱暴な人は苦手かな。でも私、フカのことは嫌いじゃないよ。だって、フカ、ホントは優しいし」
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