【プロット】ミコナとかぷせるあにまるず

せんのあすむ

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依代

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ミコナのママで試したけれどうまくいかなかったという話についても、正直、あまりよく分かっていなかったから、反応が薄かったというのもあるでしょうね。

何しろこれまでの依代というものは、

『夢の中で、帰ってきた人とお話ができる』

というものだったので、実はその正体も、『はっきりしたことが分かっていない』状態なんです。人によっては、『ただの思い込みだ』『空想だ』と言ってるのもいるくらいのものですから。

ちゃんと技術的に検証されていないんですよね。これまでその検証に挑戦した人は何人かいましたが、みんな途中で諦めてしまったそうです。

それというのも、

『もし、それで、『気のせいだ』『空想だ』だというのが証明されてしまったりしたら……』

ということで、みんな尻込みしてしまったようなんです。

だけどハカセは、<マナ変換炉>そのものを依代とすることで動かしてしまおうという、常識外れな発想で挑戦し、完全な成功とはいかなかったけれど、ある程度の成果を出して見せたのは事実なんです。

でもこれで、他の研究者達も一斉に実用化を目指して研究を始めるでしょうね。

だから成功者はハカセじゃないかもしれない。けれどハカセは自分が一番に成功することには拘っていません。亡くなった人の魂が帰ってこれるというこの世界なのに今までの依代では残念だと思っていただけなので。何より、ママに、ルリアに自分が会いたかったから。

そして、依代への憑依はやり直しが効くことは、理論上確かだと分かっているから。

自分がこのまま完成品を作れてもいいし、他の誰かが作ってもいい。そう思っているんですね。

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