【プロット】ミコナとかぷせるあにまるず

せんのあすむ

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ミコナ

ここまでのことは

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泥棒が入っただけでもトップニュースになるくらいの街ですから、大人の男性が十歳の女の子の胸ぐらを掴んで宙吊りにして恫喝するとかも、当然、大変な事件です。それこそ、裁判で懲役数年の実刑判決を受けるくらいの。

なのにセイラは、怯えるでもなく睨みつけていました。そこに、黒ずくめの格好をした屈強な男性が二人駆け付けて、一言も口にせずにドライバーからセイラを奪い返し、足を掃って道路に押し付けてしまいました。

それから、一人が、

「大丈夫ですか? お嬢様。あまり無茶をされては困ります」

セイラをそっと地面に下ろしながら、ほとんど表情を変えずにそう言いました。それに対し、

「ごめんなさい。まさかここまでの愚者だとはさすがに予測していませんでした」

とは言いながらも、やっぱり怯えてる様子もなく平然とセイラが応えます。

駆け付けた男性二人は、セイラのボディガードでした。ただし、普段は他の生徒が怯えるので、なるべく視界に入らないように離れたところで見張っている形ですが。

それでも、今回ほどの事件もまずない街なので、十分だったんです。実際、ここまでのことは何年もなかった。

その後、通報を受けて駆け付けた警察に、ドライバーは連行されて行きました。道路に設置されている監視カメラの映像は警察もリアルタイムで見られるものなので、人相も自動車のナンバーも確認された上に、青信号で渡っている子供達に突っ込みかけたことも、セイラを掴んで宙吊りにしたことも、すべてカメラに捉えられ、警察でもそれを確認していたんです。

何一つ言い逃れのできない犯行でした。

ドライバーは不服そうでしたけど。

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