【プロット】ミコナとかぷせるあにまるず

せんのあすむ

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ミコナ

立候補

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子供のうちは、何かに挑戦して失敗すればいい。

ここでは、その考え方が普通です。何かに挑戦して失敗して、その失敗から何かを学べばいい。

もちろん、失敗しないように頑張りますけど、何も失敗しない人なんていません。ましてや経験も不足してて能力も発達途上の子供が失敗するのはむしろ当然です。

だから、命に係わるようなものでなければ何度でも挑戦して失敗すればいいと普通は考えるんです。

でもそうは言っても、自分が興味のないものに積極的に挑戦する人は大人でもそんなにいませんから、学校の劇にそこまで情熱を燃やす人も多くはないでしょうね。

そんなこんなで、

「役に立候補してくれる人はいませんか?」

学級委員長の言葉に、すぐには誰も立候補せず、みんな何となく他の人の様子を窺っていました。すると、

「それでは、私が宇宙人役を」

手を挙げてそう言ったのは、セイラでした。それをきっかけに、

「じゃあ僕、男の子やる!」

「私は女の子!」

「私、科学者A!」

「だったら僕は科学者B!」

立て続けに立候補が。でも今度は、希望が重なってしまって。

というのも、宇宙人と男の子と女の子と二人の科学者以外は、どちらかと言うと、宇宙人の話を信じない、いわば憎まれ役ですから、あまり進んでやりたいという人もそんなにいないでしょう。

基本的には、『メンドクサイからどうでもいいや』って感じで何となくすることになる役、という感じでしょうね。だけどミコナは、

『みんながやりたくない役をやろうかな』

と考えていました。

するとセイラも、他に宇宙人の役に立候補が出たのを見ると、

「では私は、男の子の母親役に変更します」

と、一番の憎まれ役を買って出たのでした。

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