【プロット】ミコナとかぷせるあにまるず

せんのあすむ

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ミコナ

恵まれない境遇にあったからこそ

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父親は、ちょっと気に入らないことがあると部下を怒鳴りつけ、お店などでも店員に対して横柄な態度を取り、些細なことで声を荒げる人でした。つまり、自分より確実に弱い相手には強い態度で臨む人なんです。そして、自分の周りにはイエスマンしか置かない。

サンギータは、そんな父親のことも嫌っていました。だけど同時に、父親のしてることはよくないことだとは思っていたので、学校では他の生徒達にはやらないようにしてた。

半面、一部の教師に対しては反抗的だったりも。

自分の立場を笠に着て横柄な態度を取る相手は嫌いでした。それでいて、教師相手でも、

『教師だからこそ生徒には強く出られない』

という人にはそんなにきつい態度では臨まない。だけど母親に対してだけは、違った。

それはむしろ『母親だったから』でしょうね。自分を生んだ張本人だから、少なくとも赤の他人よりは責任があると感じていたんでしょう。

そういう複雑な背景を背負って、サンギータは音楽室で一人、ギターの操作をイメージしていました。

そんな彼女を、ティーさんが窓の外から見ています。

『熱心やな。サンギータはん……』

彼女がとても熱心だからこそ、ティーさんは残念に思ってしまいます。その才能を真っ直ぐに伸ばしてあげられればと思ってしまうんです。

でも、今のサンギータの熱心さは、彼女の境遇の裏返しでもあるという。もしサンギータの家庭がミコナのそれと同じだったら、きっと彼女は、

<デスメタル女子小学生>

にはなっていなかったでしょう。恵まれない境遇にあったからこそ、彼女の才能が目覚めてしまった……

本当に皮肉な話です。

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