はじまり

天鳥そら

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はじまり24

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~導き~


「で、答えは教えてくれなかったわけね」 

「自分で見つけろということなのでしょう」 

ある晴れた昼下がり、王宮の王族が使う小さな庭で、 
ソウとクローディアはお茶の時間を過ごしていました。 
二人とも、あまり召使に世話をされるのは好みません。 
用意だけ整えてもらうと、あとは下がってもらうことにしています。 

書庫で起こったことをクローディアに話すと、 
疑い深げな顔をしましたが、すぐにソウの話に耳を傾けます。 
ソウは、性質の悪い冗談を言う人ではありません。 
真実か、よっぽどの事情があるかのどちらかです。 

クローディアは、前者だと直感しました。 

「私…私は、あの時計が怖いと感じたわ」 

自分でも知らない間に、人生の歯車が 
まわってしまったかのようだと思いました。 
できれば、もう関わりたくないと思います。 

あの靴屋に行かなければ、一生関わることはないでしょう。 
そう思って、自分を納得させたところでした。 

ですがー 

「私は、もう一度あの靴屋に行ってみようと思うんです」 

ソウの言葉に、クローディはどきりとしました。 
気になるとがあれば、どこまでも調べようという気質の 
ソウにため息をつきます。 

「私も行くわ」 

「クローディア?」 

「私も気になるの」 

怖いと感じながらも、結局はクローディア自身、 
気になって仕方がなかったのです。 
二人でこそこそ相談しながら、町へ行く計画を立て始めました。 



つづく 
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