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第二部 はじまりは美しい12
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~金の森~
光さしこむ明るい森の中、リクとルエラは歩きます。
木々の間をかけぬける風は、まるで妖精が遊ぶようにして木の枝を揺らします。
ちらりちらりと黄色や白の蝶が現れて、二人を誘うかのように飛んでいきます。
小道の脇に咲き乱れる花たちは、みな競うようにして咲き誇っています。
甘い香りがただよってきて、ルエラはなんだか穏やかな気持ちになりました。
二人は、無言のまま歩き続けます。
言葉はないけれど、どちらもちっとも気になりませんでした。
二人分の少しずれた足音が、静かな森の中に響きます。
木漏れ日が、まるで光のシャワーみたいだと思いました。
「疲れないかい?」
突然話しかけられて、ルエラはちょっぴり驚きました。
それから、少し顔を赤らめます。
「ごめんなさい。あなたのことすっかり忘れていたわ」
まわりの風景を楽しむことに、気をとられて青年のことをすっかり忘れていたことに気づきました。
青年は、穏やかに微笑んでもう一度同じ質問をしました。
「ええ、大丈夫よ」
でも、なぜ?と首を傾げたルエラに苦笑します。
「無理はさせないようにと頼まれているからね」
「お父様ね?」
「心配してるんだ」
君は、あまり丈夫ではないんだろう?優しく話しかけられているにも関わらず、
ルエラは恥じ入るように視線を落としました。
つづく
光さしこむ明るい森の中、リクとルエラは歩きます。
木々の間をかけぬける風は、まるで妖精が遊ぶようにして木の枝を揺らします。
ちらりちらりと黄色や白の蝶が現れて、二人を誘うかのように飛んでいきます。
小道の脇に咲き乱れる花たちは、みな競うようにして咲き誇っています。
甘い香りがただよってきて、ルエラはなんだか穏やかな気持ちになりました。
二人は、無言のまま歩き続けます。
言葉はないけれど、どちらもちっとも気になりませんでした。
二人分の少しずれた足音が、静かな森の中に響きます。
木漏れ日が、まるで光のシャワーみたいだと思いました。
「疲れないかい?」
突然話しかけられて、ルエラはちょっぴり驚きました。
それから、少し顔を赤らめます。
「ごめんなさい。あなたのことすっかり忘れていたわ」
まわりの風景を楽しむことに、気をとられて青年のことをすっかり忘れていたことに気づきました。
青年は、穏やかに微笑んでもう一度同じ質問をしました。
「ええ、大丈夫よ」
でも、なぜ?と首を傾げたルエラに苦笑します。
「無理はさせないようにと頼まれているからね」
「お父様ね?」
「心配してるんだ」
君は、あまり丈夫ではないんだろう?優しく話しかけられているにも関わらず、
ルエラは恥じ入るように視線を落としました。
つづく
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