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第3章
リリア、称号を貰う
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あれから、10年経ちました。
私の姿は特に変わりません。
リリィ母様曰く、成人となる体格まで成長するには100年程度では、足りないだろうとのことです。
そんな私は、はぐれの冒険者をしつつ、修行です。
と言っても、普通にギルド経由ではない依頼を受けているだけですが。
ギアドライブも使いこなせているので、あの時のようなミスは減りました。
はい、まだやらかします。
不意打ちなんて嫌いです。
「おじさーん、何か依頼きてないですかー」
「賢者の石の納品ぐらいだな、やるか?」
嫌です。
であれば、テキトーに魔物狩りです。
お金を稼ぎませんと。
正規ではないので買取額は減りますが、魔物の素材はギルドなどで買取して貰えますので、冒険者でなくても魔物を狩る人達はいます。
狙うはコカトリスちゃんです。
見た目はとてつもなく大きな鶏の頭をした、四足歩行の翼を持つ魔物です。
色は、黒と白がいまして、白は目立つ代わりにまだ私じゃ勝てません。
黒は、白よりはるかに弱いですが、私だとそれなりに苦戦します。
大きさは、白は大型の犬(リリィ母様の記憶より抜粋、せんとなんちゃらーど)ぐらいの大きさで、黒はそれの5倍ぐらいの巨体です。
定期的に沸いて出るみたいな生態をしているので、見つけ次第殺すのが決まりです。
どうやって増えているのか分からない以上、見敵必殺必須です。
増えすぎたら危険極まりないですからね。
なんと言っても、コカトリスちゃんの吐く息は、猛毒。
なぜか、敵対する相手にしか効かないので、魔法の類かもしれません。
さらに、魔眼のスキルを持っていて、一定の範囲に生物を石化させる呪いを放ちます。
この呪いを受けると、数分で身体が石になり、死にます。
解呪は、完全に石化するまでに行わなければならず、その難易度自体も高い。
かなりの習熟度を持つ解呪スキルでないと、太刀打ちできないのです。
まぁ、私にはどれ1つ効きませんけど。
リリィ母様とエルシアの過保護装備が強すぎますからね。
という事で黒をあっさりと討伐です。
嘘です。
まず、コカトリスちゃんの動きが気持ち悪いぐらい速いのです。
破砕機に掛けておしまいとなる予定が何一つ当たらないですし、空飛びますしで、大変です。
猛毒の息も石化の呪いも効きませんけど、普通に蹴り飛ばされるだけでものすごい衝撃です。
身体が小さいと困りものですね。
体重が軽いので予定外に飛ばされます。
結局リリィ母様にお手本という形で、イメージの共有をしてもらって倒しました。
刃のついた円盤って便利ですね。
破砕機の方がカッコイイですけど!
リリィ母様には、まず翼を狙い切断する。
飛べなくなれば次は脚。
最後に動けなくなった所を破砕機でグチャっとやるといいと言われました。
実際にそうやりました。
私のギアドライブのスキルによる高速回転があれば余程のことがない限り生物の硬さなら切断や破砕ができるとの事でしたので、他のスキルより、これをとことん極めます。
それはさておき、ギルドに持っていきましょう。
コカトリスちゃんの素材の価値は高いのです。
特に魔眼は強力な触媒にも武器にもなります。
ふふふ、色々買えますね。
「コカトリスの素材の買取お願いしますー」
「末恐ろしいもんを狩ってんじゃねぇよ!」
最近は絡まれる方向性が変わりました。
ふふふ、実力が認められてきましたね。
「ギルマスがお呼びですので、査定の間に済ませて貰えますと助かります」
また怒られるんでしょうか?
いそいそと、ギルマスの執務部屋に向かう。
「お呼び出しの時間だごるぁー」
「普通に開けろや!」
リリィ母様の知識にあったので、いけるとおもったのですが、違いましたか。
「それで何用ですか」
「そろそろ、ギルドの所属でもいいんじゃねぇかと思ってな」
おっけー母様、ギルド所属。
「リリィ母様より、まだ早いとのことです」
「そうか、称号を与えておきたいんだがな」
リリィ母様の案内人みたいなやつですね。
「どういったものなんですか?」
「抑止の姫だ。抑止力ってのが称号なんだが、お前に合うのは姫だと意見が出てな。ギルドじゃ手が出しにくい依頼も対応してくれるってんで、最後の希望ってことで広まってるからギルドとしては発表したかったんだが」
むー、リリィ母様の案内人みたいな親しみも込められてたやつが良かったです。
「リリィ母様が、はぐれの冒険者として公認してくれたらそれで解決しないのかと言ってますが、どうなんです?」
「ああー、その手があったか。承知した、それで発表させてくれ。ギルドの関与がない代わりに直接の依頼の受注を可能にしておく」
わーい。
お金稼げますね。
私の姿は特に変わりません。
リリィ母様曰く、成人となる体格まで成長するには100年程度では、足りないだろうとのことです。
そんな私は、はぐれの冒険者をしつつ、修行です。
と言っても、普通にギルド経由ではない依頼を受けているだけですが。
ギアドライブも使いこなせているので、あの時のようなミスは減りました。
はい、まだやらかします。
不意打ちなんて嫌いです。
「おじさーん、何か依頼きてないですかー」
「賢者の石の納品ぐらいだな、やるか?」
嫌です。
であれば、テキトーに魔物狩りです。
お金を稼ぎませんと。
正規ではないので買取額は減りますが、魔物の素材はギルドなどで買取して貰えますので、冒険者でなくても魔物を狩る人達はいます。
狙うはコカトリスちゃんです。
見た目はとてつもなく大きな鶏の頭をした、四足歩行の翼を持つ魔物です。
色は、黒と白がいまして、白は目立つ代わりにまだ私じゃ勝てません。
黒は、白よりはるかに弱いですが、私だとそれなりに苦戦します。
大きさは、白は大型の犬(リリィ母様の記憶より抜粋、せんとなんちゃらーど)ぐらいの大きさで、黒はそれの5倍ぐらいの巨体です。
定期的に沸いて出るみたいな生態をしているので、見つけ次第殺すのが決まりです。
どうやって増えているのか分からない以上、見敵必殺必須です。
増えすぎたら危険極まりないですからね。
なんと言っても、コカトリスちゃんの吐く息は、猛毒。
なぜか、敵対する相手にしか効かないので、魔法の類かもしれません。
さらに、魔眼のスキルを持っていて、一定の範囲に生物を石化させる呪いを放ちます。
この呪いを受けると、数分で身体が石になり、死にます。
解呪は、完全に石化するまでに行わなければならず、その難易度自体も高い。
かなりの習熟度を持つ解呪スキルでないと、太刀打ちできないのです。
まぁ、私にはどれ1つ効きませんけど。
リリィ母様とエルシアの過保護装備が強すぎますからね。
という事で黒をあっさりと討伐です。
嘘です。
まず、コカトリスちゃんの動きが気持ち悪いぐらい速いのです。
破砕機に掛けておしまいとなる予定が何一つ当たらないですし、空飛びますしで、大変です。
猛毒の息も石化の呪いも効きませんけど、普通に蹴り飛ばされるだけでものすごい衝撃です。
身体が小さいと困りものですね。
体重が軽いので予定外に飛ばされます。
結局リリィ母様にお手本という形で、イメージの共有をしてもらって倒しました。
刃のついた円盤って便利ですね。
破砕機の方がカッコイイですけど!
リリィ母様には、まず翼を狙い切断する。
飛べなくなれば次は脚。
最後に動けなくなった所を破砕機でグチャっとやるといいと言われました。
実際にそうやりました。
私のギアドライブのスキルによる高速回転があれば余程のことがない限り生物の硬さなら切断や破砕ができるとの事でしたので、他のスキルより、これをとことん極めます。
それはさておき、ギルドに持っていきましょう。
コカトリスちゃんの素材の価値は高いのです。
特に魔眼は強力な触媒にも武器にもなります。
ふふふ、色々買えますね。
「コカトリスの素材の買取お願いしますー」
「末恐ろしいもんを狩ってんじゃねぇよ!」
最近は絡まれる方向性が変わりました。
ふふふ、実力が認められてきましたね。
「ギルマスがお呼びですので、査定の間に済ませて貰えますと助かります」
また怒られるんでしょうか?
いそいそと、ギルマスの執務部屋に向かう。
「お呼び出しの時間だごるぁー」
「普通に開けろや!」
リリィ母様の知識にあったので、いけるとおもったのですが、違いましたか。
「それで何用ですか」
「そろそろ、ギルドの所属でもいいんじゃねぇかと思ってな」
おっけー母様、ギルド所属。
「リリィ母様より、まだ早いとのことです」
「そうか、称号を与えておきたいんだがな」
リリィ母様の案内人みたいなやつですね。
「どういったものなんですか?」
「抑止の姫だ。抑止力ってのが称号なんだが、お前に合うのは姫だと意見が出てな。ギルドじゃ手が出しにくい依頼も対応してくれるってんで、最後の希望ってことで広まってるからギルドとしては発表したかったんだが」
むー、リリィ母様の案内人みたいな親しみも込められてたやつが良かったです。
「リリィ母様が、はぐれの冒険者として公認してくれたらそれで解決しないのかと言ってますが、どうなんです?」
「ああー、その手があったか。承知した、それで発表させてくれ。ギルドの関与がない代わりに直接の依頼の受注を可能にしておく」
わーい。
お金稼げますね。
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