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本編
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「さっきアーサーに聞いてたこと、何か気になることでも?」
ヴァルク家の馬車に強引に乗り込んできたグレン。しかも向かい側に行けって言っても無視して隣に座ってるし。
「サリーちゃん社交界で有名って知ってた?」
「ああ、噂は色々聞こえてくるな」
なんか凄くしょっぱい顔してる。当然ながら良い噂は無さそうだな……
「今日女性達にイビられてるところ見かけたんだ。多分しょっちゅうあんな目に遭ってるんだと思う。そこまで恨まれる様なことって何してるのか気になってさ。純粋な好奇心です、はい」
グレン腕組んでちょっと考え込んじゃった。何か思うところでもあるんかな?
「まだ確定ではないから言いたくはなかったんだが……ヒートン男爵令嬢が接触している貴族は俺に好意的な者が多いんだ。それが故意か偶然かはまだ確証がなくてな」
何と……表向きはただの男好きとか見られてるんだろうけど、もっと政治的な意図があるかもなのか……参ったな、グレンが絡む以上私も他人事じゃない。
それにグレンにはこれまで一杯助けられてるから、ここらで恩を返したい気持ちもある。あとは普通に役に立ちたいって気持ちもね。
「グレンには何も接触ないの?」
「……ない。俺はモテないからな」
うわあああメッチャ根に持ってる!氷の微笑浮かべてるし怖っ!
「あ、あれはサリーちゃんにモテないって意味でね、他意はないから!グレン実際凄いモテモテなんでしょ?」
「興味ねぇ」
くううう取り付く島もないじゃんマイッタナ……
「ん?ちょっと待って。サリーちゃんってグレンが大本命なんじゃない?」
「……は?」
「周りから囲い込んで本丸落としにかかってるんじゃないの?男爵令嬢が王子様に近付くなんて正攻法じゃ無理だし。邪魔されないようにグレンに近い人間から誑し込んでるんだとしたら……中々周到で執念深そうだな……」
自分で想像してゾクってしちゃった。現にアーサーはサリーちゃんに接触した前後の記憶がないって言ってたじゃない?あれ本当だとしたら、何らかの方法で精神に干渉してるってことだと思うんだ。
でも私が読み込んだ魔導書にはそういう魔法は載ってなかった。まあもし禁書レベルの知識だったらお手上げなんだけどね。それ以外でってなると薬物とか?うはーどっちにしてもエグいな!
「ホンマルってのはお前の世界の言葉か?まあ何となくニュアンスで分かるが……正直俺も同じようなことは考えてたんだ。お前バカだけど賢いよな」
おいこら!褒めるか貶すかどっちかにしろっ!
「そんな顔するな、褒めてるつもりだ」
グレンが笑いながら私の頭ポンポンって撫でた。もっと素直に褒められないんかねぇ。まあ捻くれ具合ではいい勝負だから文句言えないんだけどさっ!
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
2月末までで一旦連載をお休みする予定でしたが、すみませんもう少し更新させて頂きたいと思います┏○))ペコリ
ヴァルク家の馬車に強引に乗り込んできたグレン。しかも向かい側に行けって言っても無視して隣に座ってるし。
「サリーちゃん社交界で有名って知ってた?」
「ああ、噂は色々聞こえてくるな」
なんか凄くしょっぱい顔してる。当然ながら良い噂は無さそうだな……
「今日女性達にイビられてるところ見かけたんだ。多分しょっちゅうあんな目に遭ってるんだと思う。そこまで恨まれる様なことって何してるのか気になってさ。純粋な好奇心です、はい」
グレン腕組んでちょっと考え込んじゃった。何か思うところでもあるんかな?
「まだ確定ではないから言いたくはなかったんだが……ヒートン男爵令嬢が接触している貴族は俺に好意的な者が多いんだ。それが故意か偶然かはまだ確証がなくてな」
何と……表向きはただの男好きとか見られてるんだろうけど、もっと政治的な意図があるかもなのか……参ったな、グレンが絡む以上私も他人事じゃない。
それにグレンにはこれまで一杯助けられてるから、ここらで恩を返したい気持ちもある。あとは普通に役に立ちたいって気持ちもね。
「グレンには何も接触ないの?」
「……ない。俺はモテないからな」
うわあああメッチャ根に持ってる!氷の微笑浮かべてるし怖っ!
「あ、あれはサリーちゃんにモテないって意味でね、他意はないから!グレン実際凄いモテモテなんでしょ?」
「興味ねぇ」
くううう取り付く島もないじゃんマイッタナ……
「ん?ちょっと待って。サリーちゃんってグレンが大本命なんじゃない?」
「……は?」
「周りから囲い込んで本丸落としにかかってるんじゃないの?男爵令嬢が王子様に近付くなんて正攻法じゃ無理だし。邪魔されないようにグレンに近い人間から誑し込んでるんだとしたら……中々周到で執念深そうだな……」
自分で想像してゾクってしちゃった。現にアーサーはサリーちゃんに接触した前後の記憶がないって言ってたじゃない?あれ本当だとしたら、何らかの方法で精神に干渉してるってことだと思うんだ。
でも私が読み込んだ魔導書にはそういう魔法は載ってなかった。まあもし禁書レベルの知識だったらお手上げなんだけどね。それ以外でってなると薬物とか?うはーどっちにしてもエグいな!
「ホンマルってのはお前の世界の言葉か?まあ何となくニュアンスで分かるが……正直俺も同じようなことは考えてたんだ。お前バカだけど賢いよな」
おいこら!褒めるか貶すかどっちかにしろっ!
「そんな顔するな、褒めてるつもりだ」
グレンが笑いながら私の頭ポンポンって撫でた。もっと素直に褒められないんかねぇ。まあ捻くれ具合ではいい勝負だから文句言えないんだけどさっ!
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
2月末までで一旦連載をお休みする予定でしたが、すみませんもう少し更新させて頂きたいと思います┏○))ペコリ
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