乳房星(たらちねぼし)−1・0

佐伯達男

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第12話・いとしのエリー

【永遠】

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時は、1月21日の午後1時過ぎであった。

またところ変わって、韓国・キョンギドのイチョンの中心地にある5階建てのビルにて…

5階建てのビルの5階にワイン製造メーカー『デリシャン』の本社がある。

A班のメンバーたちは、ゆみさんとポムじいさんから『デリシャン』の会社とワイナリー農園を購入してほしいと頼まれた。

A班のメンバーたちは、『デリシャン』の人たちと一緒に買い取りなどの打ち合わせを行った。

A班のメンバーたちは、1月31日までの予定で韓国に滞在する予定である。

1日目は、イワマツグループがデリシャンを買い取るために必要な準備を行った。

2日目も必要な準備をしなければならないので、まだ買い取りまではいかない…

時は、深夜11時頃であった。

ところ変わって、バスターミナル付近にあるホテルミランダ(五つ星ホテル)にて…

この時間、A班のメンバーたちは各部屋で身体を休めていた。

場所は、キッチン付きの豪華スイートルームの中にある執務室にて…

私は、執務室のデスクでお仕事をしていた。

この時であった。

デスクに置かれているギャラクシー(アンドロイドスマホ)の電話の着信音が鳴った。

電話の着信音に設定されている歌は、ZARD(ザード)の歌で『永遠』のサビの部分である。

電話は、プリンスエドワード島にいるマァマからであった。

私は、電話に出た。

「もしもしマァマ…」

ところ変わって、プリンスエドワード島の本籍地の家の応接間にて…

マァマは、ギャラクシー(アンドロイドスマホ)で受話器ごしにいる私に声をかけた。

「よーくん…イチョンは深夜11時半頃よね…ああ、お仕事をしていたのね…少しの間…いい?…お話と言うのは…よーくんのお嫁さん選びのことよ。」

執務室にて…

私は、受話器ごしにいるマァマに言うた。

「あっ、そうだった…思い出した…」
「思い出したのね。」

受話器ごしにいるマァマは、ひと間隔おいてから私に言うた。

「よーくん…いまの時点でお見合いができる娘《こ》はシュテフィちゃんとデミーちゃんのふたりだけで…その他の女の子たちは、まだ調整ができてないのよ…お見合いのセッティングなどはこちらで進めるから…よーくんは心配しなくてもいいわよ。」
「うん。」

受話器ごしにいるマァマは、ひと間隔おいてから私に言うた。

「ねえよーくん。」
「マァマ。」
「話し変えるけど…シュテフィちゃんとデミーちゃんは、ふたりとも150のMカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》よ…お見合いしたあと…よーくんはシュテフィちゃんとデミーちゃんと交互にデートをした…デートを重ねて行くうちに…そうね…シュテフィちゃんとデミーちゃんのふたりが…よーくんと結婚したいと言うた…その時よーくんは…どちらを選ぶ?」
「えっ?」
「シュテフィちゃんとデミーちゃんは…ふたりともMカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》よ…ふたりともアレの相性が一致している…けれど、どちらか一人しか選べないのよ…そんな時、よーくんはどうしたい?」
「えっ?…どうしたいって…」
「シュテフィちゃんとデミーちゃんは、おしりもおっきいわよ…ヒップサイズはふたりとも3Lよ。」
「困ったな~」
「困っちゃったのね…ウフフ…よーくんごめんね…」
「マァマ。」
「お見合いのセッティングができたらよーくんに知らせるから…それまで待っててね。」
「うん。」
「よーくんおやすみ。」
「マァマおやすみ…またね。」
「うん。」

マァマが電話を置いたあと、私は通話アプリを閉じた。

それから数分後であった。

私は、気分転換にフールーのアプリをひらいた。

アプリをひらいたあと、渡辺淳一先生の原作で古谷一行さんと川島なお美さんが主演のドラマ『失楽園』を見た。

私は、古谷一行さんと川島なお美さんが宿屋の露天風呂で激しく愛し合っているシーンを食い入るように見ながらつぶやいた。

恋がしたいな~

お見合いがしたいな~

いつになったらできるのかな…
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