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第10話・サボテンの花
【サボテンの花】
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兼次は、1月24日から尾鷲市内にある取引先の会社に出向することになった。
今回の出向は、女性事務員さんが長期育児休暇を取得したので、ワープロが使える人がいない…
課長さんを始めとした事務の従業員さんたちがワープロが使えない(従業員たちはナマケモノばかりである)…
そのために、ワープロ検定1級の資格を持っている兼次に助けてほしいと言うことである。
兼次は、六郎が海事部異動を取り消したことに腹を立てている。
4・5世帯の大家族と兼次の関係は極力悪化していたが、独身男性のひとり暮らしがむずかしいので仕方なく滞在している状態であった。
こななだらけた状態では、いつぞや家が壊れると思う。
時は、1月28日の夕方6時頃であった。
たつろうさんの実家の大広間に4・5世帯の大家族が集まっていた。
テーブルの上には、3人の兄嫁が作った料理が並んでいる。
しかし、兼次が食べる分がない…
原因は、さよこの味見である。
さよこは、味見をするために兼次が食べる分をひとくちつまんだが、全部食べてしまったので食べる分がなくなった。
それを聞いた政子は、激怒した。
(バシッ!!バシッ!!)
政子は、優香と由芽の顔を平手打ちで叩いた。
そして…
「さよこさんのつまみ食いは優香さんと由芽さんが全部悪いのよ!」
政子は、優香と由芽を強烈な声で怒鳴りつけた。
政子は、さよこに対してより強烈な平手打ちで顔を叩いたあと亡くなったさよこの両親をボロクソになじりまくった。
「もういいわよ…おとなりにもらいに行くから…こんなことになるのであれば、親同士のお見合いなんかするのじゃなかったわ…」
政子は、親同士のお見合いイベントに参加するのじゃなかったと言うて『こんなことになるのであれば、ちいちゃい時からの幼なじみの子たちの方がよかったみたい…』と吐きすてながら大広間から出た。
その時であった。
(チリリリン、チリリリン、チリリリン…)
大広間のダイヤル式の黒電話の着信のベルが鳴っていた。
政子が電話に出た。
電話は、会社の(ナマクラ)課長さんからであった。
政子は、過度にやさしい声で話した。
「多賀でございます…ああ、兼次の職場の課長さんですね…いつもやさしくしていただいてありがとうございます…えっ?…兼次はまだ帰宅していませんけど…どうかなさいましたか?」
受話器ごしの(ナマクラ)課長さんは、ザメザメ泣きながら『ワープロ使えない…』と言うた。
「大の男がビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…女々しいわね!!…ワープロが使えない原因は、あんた自身がワルイのでしょ!!(…このあと、ナマクラ課長さんをボロクソに怒鳴りつけた…課長さんがボロボロに傷つく言葉が含まれているのでこれ以上かけません…あしからずご了承ください。)」
政子は、受話器ごしの(ナマクラ)課長さんに怒鳴り付けたあと、兼次に知らせると言うて乱暴に電話を切った。
(ガチャーン!!)
政子は、兼次のパルディオ(PHS)に電話をかけた。
兼次は、この時市内瀬木山町のバス停で帰りのバスを待っていた。
政子からの電話で『もう一度会社に行って』と言われた兼次は、仕方なく会社に引き返すことにした。
ところ変わって、国市松泉町(くにししょうせんちょう)にある事業所にて…
事務所内には、(ナマクラ)課長さんひとりがいた。
(ナマクラ)課長さんは、名古屋にある営業所の人から『女性従業員さんたちが楽しみにしているのだよ…(ワープロ)打ってくれるかなぁ…』と電話で言われて、ワープロ作成を頼まれた。
そのあと、ワープロで作成する原稿がファックスで届いた。
原稿は、名古屋の営業所に勤務する女性従業員さんと尾鷲市内の農業漁業従事者の男性の10対10のお見合いバスツアーの案内書と申込書である。
(ナマクラ)課長さんが『ワープロが使えん…助けてくれ~』と言うてジタンダをふんでいる中で兼次が事務所に到着した。
「課長…課長!!」
「(女々しい声で)ああ、中百舌鳥くん…助けてくれぇ~」
「課長!!ひとりでオタオタさわがんといてくれまっか!?」
「(ザメザメ泣きながら)ワシ、困ってんねん…」
「課長!!ホンマにええかげんにせえよ!!晩ごはん時に何じゃおもとんぞ!?」
「晩ごはん時に呼んですまんことしたと思ってるよぅ…ワシも、今日は嫁と息子と嫁の両親と一緒に食事に行く予定があるのだよぅ…7時からの予約に間に合わない~…大急ぎで打ってくれ~」
(ナマクラ)課長さんに泣きつかれた兼次は、デスクの上に置かれているキューハチ(NECのパソコン)を起動した。
キューハチが起動したあと、ワープロソフトを呼び出して、サーバーに薄いフロッピーディスクを入れた。
その後、原稿をみながらタイピングを始めた。
(プルルルルル…)
その時に、(ナマクラ)課長さんのデスクに置かれている白のスーパービジネスホンの着信音が鳴った。
(ナマクラ)課長さんは、泣きそうな表情で電話に出た。
電話は、(ナマクラ)課長さんの嫁はんのオトンからであった。
「義父さま、すんまへん…あの~…帰ろうとしたら上の人から(ワープロを)打ってくれと言われた…ヤクソクを破っていません…急なお仕事が入ったので帰れないのです…なんでそないに怒るねん…義父さまはワシにどーせぇ言うねん…」
(ガーン!!)
ブチキレを起こした兼次は、(ナマクラ)課長さんのこめかみをジュラルミンケースで殴りつけた。
「なにすんねん!!」
「なにすんねんじゃなかろがドアホ!!仕事中に私用電話するなと言うたオドレが私用電話しとるやないかえ!!」
このあと、兼次は(ナマクラ)課長さんに殴るけるの暴行を加えて暴れ回ったあと事務所から出て行った。
兼次のデスクに置かれているキューハチは一晩中電源が入ったままになっていた。
兼次から暴行を受けた(ナマクラ)課長さんは、デスクの上にイハイとお線香立てを置いて、お線香をあげながら『オカン・オトン…ワシ、自信なくなった…』と言うてオイオイ泣いてた。
今回の出向は、女性事務員さんが長期育児休暇を取得したので、ワープロが使える人がいない…
課長さんを始めとした事務の従業員さんたちがワープロが使えない(従業員たちはナマケモノばかりである)…
そのために、ワープロ検定1級の資格を持っている兼次に助けてほしいと言うことである。
兼次は、六郎が海事部異動を取り消したことに腹を立てている。
4・5世帯の大家族と兼次の関係は極力悪化していたが、独身男性のひとり暮らしがむずかしいので仕方なく滞在している状態であった。
こななだらけた状態では、いつぞや家が壊れると思う。
時は、1月28日の夕方6時頃であった。
たつろうさんの実家の大広間に4・5世帯の大家族が集まっていた。
テーブルの上には、3人の兄嫁が作った料理が並んでいる。
しかし、兼次が食べる分がない…
原因は、さよこの味見である。
さよこは、味見をするために兼次が食べる分をひとくちつまんだが、全部食べてしまったので食べる分がなくなった。
それを聞いた政子は、激怒した。
(バシッ!!バシッ!!)
政子は、優香と由芽の顔を平手打ちで叩いた。
そして…
「さよこさんのつまみ食いは優香さんと由芽さんが全部悪いのよ!」
政子は、優香と由芽を強烈な声で怒鳴りつけた。
政子は、さよこに対してより強烈な平手打ちで顔を叩いたあと亡くなったさよこの両親をボロクソになじりまくった。
「もういいわよ…おとなりにもらいに行くから…こんなことになるのであれば、親同士のお見合いなんかするのじゃなかったわ…」
政子は、親同士のお見合いイベントに参加するのじゃなかったと言うて『こんなことになるのであれば、ちいちゃい時からの幼なじみの子たちの方がよかったみたい…』と吐きすてながら大広間から出た。
その時であった。
(チリリリン、チリリリン、チリリリン…)
大広間のダイヤル式の黒電話の着信のベルが鳴っていた。
政子が電話に出た。
電話は、会社の(ナマクラ)課長さんからであった。
政子は、過度にやさしい声で話した。
「多賀でございます…ああ、兼次の職場の課長さんですね…いつもやさしくしていただいてありがとうございます…えっ?…兼次はまだ帰宅していませんけど…どうかなさいましたか?」
受話器ごしの(ナマクラ)課長さんは、ザメザメ泣きながら『ワープロ使えない…』と言うた。
「大の男がビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…女々しいわね!!…ワープロが使えない原因は、あんた自身がワルイのでしょ!!(…このあと、ナマクラ課長さんをボロクソに怒鳴りつけた…課長さんがボロボロに傷つく言葉が含まれているのでこれ以上かけません…あしからずご了承ください。)」
政子は、受話器ごしの(ナマクラ)課長さんに怒鳴り付けたあと、兼次に知らせると言うて乱暴に電話を切った。
(ガチャーン!!)
政子は、兼次のパルディオ(PHS)に電話をかけた。
兼次は、この時市内瀬木山町のバス停で帰りのバスを待っていた。
政子からの電話で『もう一度会社に行って』と言われた兼次は、仕方なく会社に引き返すことにした。
ところ変わって、国市松泉町(くにししょうせんちょう)にある事業所にて…
事務所内には、(ナマクラ)課長さんひとりがいた。
(ナマクラ)課長さんは、名古屋にある営業所の人から『女性従業員さんたちが楽しみにしているのだよ…(ワープロ)打ってくれるかなぁ…』と電話で言われて、ワープロ作成を頼まれた。
そのあと、ワープロで作成する原稿がファックスで届いた。
原稿は、名古屋の営業所に勤務する女性従業員さんと尾鷲市内の農業漁業従事者の男性の10対10のお見合いバスツアーの案内書と申込書である。
(ナマクラ)課長さんが『ワープロが使えん…助けてくれ~』と言うてジタンダをふんでいる中で兼次が事務所に到着した。
「課長…課長!!」
「(女々しい声で)ああ、中百舌鳥くん…助けてくれぇ~」
「課長!!ひとりでオタオタさわがんといてくれまっか!?」
「(ザメザメ泣きながら)ワシ、困ってんねん…」
「課長!!ホンマにええかげんにせえよ!!晩ごはん時に何じゃおもとんぞ!?」
「晩ごはん時に呼んですまんことしたと思ってるよぅ…ワシも、今日は嫁と息子と嫁の両親と一緒に食事に行く予定があるのだよぅ…7時からの予約に間に合わない~…大急ぎで打ってくれ~」
(ナマクラ)課長さんに泣きつかれた兼次は、デスクの上に置かれているキューハチ(NECのパソコン)を起動した。
キューハチが起動したあと、ワープロソフトを呼び出して、サーバーに薄いフロッピーディスクを入れた。
その後、原稿をみながらタイピングを始めた。
(プルルルルル…)
その時に、(ナマクラ)課長さんのデスクに置かれている白のスーパービジネスホンの着信音が鳴った。
(ナマクラ)課長さんは、泣きそうな表情で電話に出た。
電話は、(ナマクラ)課長さんの嫁はんのオトンからであった。
「義父さま、すんまへん…あの~…帰ろうとしたら上の人から(ワープロを)打ってくれと言われた…ヤクソクを破っていません…急なお仕事が入ったので帰れないのです…なんでそないに怒るねん…義父さまはワシにどーせぇ言うねん…」
(ガーン!!)
ブチキレを起こした兼次は、(ナマクラ)課長さんのこめかみをジュラルミンケースで殴りつけた。
「なにすんねん!!」
「なにすんねんじゃなかろがドアホ!!仕事中に私用電話するなと言うたオドレが私用電話しとるやないかえ!!」
このあと、兼次は(ナマクラ)課長さんに殴るけるの暴行を加えて暴れ回ったあと事務所から出て行った。
兼次のデスクに置かれているキューハチは一晩中電源が入ったままになっていた。
兼次から暴行を受けた(ナマクラ)課長さんは、デスクの上にイハイとお線香立てを置いて、お線香をあげながら『オカン・オトン…ワシ、自信なくなった…』と言うてオイオイ泣いてた。
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