103 / 153
第21話・ワインレッドの心
【飾りじゃないのよ涙は】
しおりを挟む
時は、11月23日の午前10時半を過ぎた頃であった。
尾鷲市のたつろうさんの実家に、尾越(おこえ)の家の家族3人(美代子夫婦と麗彦)が再びやって来た。
11月13日に、てつろうがゆりこと再婚したいと言うたので、政子六郎夫婦は一度はショウダクした。
しかし、それから8日後にトラブルが発生した。
政子六郎夫婦が尾越の家の都合が悪くなったことを理由に、ゆりこと別れてくれとてつろうに言うたことが原因であった。
理由はふたつあった。
ひとつは、元彦が勤務している工場が大みそかを持って閉鎖することが決まった。
それに伴って、早期退職した。
早期退職後は、人材派遣会社の紹介で三陸女川にある水産加工工場へ転職することが決まった。
11月21日に、元彦はカバンひとつだけを持って家から出て行った。
住み込みで働くので、2度と実家へ帰ることはない…
もう一つの理由は、麗彦の年齢的な理由であった。
美代子は、近所の人から『男性の39歳と40歳は違うのよ…40歳過ぎたら結婚の条件が悪くなるのよ。』とあつかましく言われた。
せやけん、美代子は『麗彦が39歳のうちになんとかしないと…』と言うてひとりでオタオタオタオタオタオタおたついてばかりいた。
大広間に、政子六郎夫婦とてつろうとゆりこと美代子元史夫婦と麗彦の7人がいて話し合いをしていたけど、おだやかに話し合いができる状態ではなかった。
麗彦がてつろうをイカクする目つきでにらみつけていたことが元凶であった。
美代子は、てつろうに対してものすごくつらそうな声でお願いした。
「てつろうさん、ごめんなさい…こななこと言うてええんかどうか分からんけど…麗彦のためにゆりこさんと別れて…お願い…」
美代子は、てつろうに頭を下げてゆりこと別れてくれとお願いした。
しかし、てつろうは『なんで急にゆりこと別れてくれと言うのか…分からん!!』と言うてキョヒした。
政子は、てつろうにものすごくつらそうな声で言うた。
「てつろう、おかーさんたちはイジワルでゆりこさんと別れなさいといよんじゃないのよ…尾越の家の事情が変わったから別れてくれといよんよ…」
激怒したてつろうは、麗彦の左目をグーで殴りつけた。
(ガツーン!!)
「オドレ麗彦!!いて回したろか!?」
美代子が強烈な叫び声をあげた。
「ギャアアアアアアア!!」
麗彦は、仕返しにてつろうの鼻をグーで殴った。
「オドレ!!仕返しだ!!」
「麗彦やめて!!」
「やかましい!!てつろうが先に手出ししたけん、ボコボコにいて回したるんや!!ワーッ!!ワーッ!!」
このあと、てつろうと麗彦は表で暴れ回った。
「麗彦やめて!!」
美代子は、麗彦とてつろうを止めようとした。
しかし、双方がブチキレを起こしていたので止めることができなかった。
時は、夜10時50分頃であった。
またところ変わって、名古屋栄の伝馬町通りにあるディスコにて…
ド派手な服装の若者たちが、色とりどりの灯りが乱舞する大ステージで踊り狂っている。
スピーカーから、井上陽水さんの歌で『飾りじゃないのよ涙は』が大音量で流れていた。
ボコボコに傷ついた顔の麗彦は、カウンターのすみでビールを浴びるようにのんでいた。
この時、てつろうに対して激しい怒りを抱えていた。
てつろうは、永久にこらえへん…
そんな時であった。
「よーくぅーん~」
なんや…
またオンドレらか…
この時、シホちゃんとユーキちゃんとマヨちゃんとアキちゃんがリホちゃんを連れて麗彦のもとへやって来た。
シホちゃんたちは、麗彦の横にずうずうしく座ったあと、バーテンのニイチャンにアルコール類を頼んだ。
「ねぇ~、うちらにもビールチョーダーイ~」
5人にビールが行き渡ってしばらく時間が経過した時であった。
シホちゃんは、なれなれしい声で麗彦に言うた。
「よーくん、この傷どないしたんで?」
「(気乗りせえへん声で)ちょっと…近くでこけた…」
気乗りせえへん声で言うた麗彦に対して、ユーキちゃんは、ツッコミを入れた。
「ウソ言われん…誰どにどつき回されたんやろ?」
麗彦は、ますます気乗りせえへん声で『ああ、そうだよ…』と答えた。
マヨちゃんは、麗彦に言うた。
「相手は誰やねん?もしかしたら、うちがしってはるカレ?」
「(ますます気乗りせえへん声で)ちゃいまんねん…」
麗彦は、遠い親せきのどら息子にボコられたと言おうとしたが、言えなんだけん『ちゃいまんねん。』と返事した。
マヨちゃんは、麗彦になおもこう言うた。
「なんも心配することあらへんねん…マヨが話しつけとくけん…」
「話しつけとくけんって?」
「マヨの知人の元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけん。」
マヨちゃんは、麗彦に元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけんと言うた。
「よーくんをこなな目に遭わせた男は、マヨがボコボコにして、ドラム缶に押しこめてコンクリづめにして大阪湾にしずめたるけんね。」
それってどういうことやねん…
麗彦は、わけが分からずにコンワクした。
マヨちゃんのとなりにいるアキちゃんが、麗彦にこう言うた。
「よーくん。」
「なんぞぉ~」
「よーくんは、嫁はんほしいの?それとも、いらんの?」
「(ひねた声で)いらねえよ…」
「せやね…今の時分は、結婚したくてもできんことが多いけんムリよねぇ~」
「せやせや、ユーキもそない思うわ…どこぞの経営者が『不景気不景気…』とほざいとるけど、いよるテメーがヘージツゴルフやえらいさんとランチなんぞしよるけん、売り上げが上がらんのよ…」
「シホもそない思うわ…」
「よーくん、結婚なんぞやめてあっちに変えたら?」
「あっちって…」
「だーかーらー、Hするだけのカンケーよ。」
「せやせや。」
シホちゃんは、このあと一緒に連れて来たリホちゃんを麗彦に紹介した。
シホちゃんたちからリホちゃんを紹介された麗彦は、とまどいながらもリホちゃんとお話しをした。
2人は、なんらかの相性があったので、このあとラブホへ直行した。
日付が変わって、11月24日の朝5時過ぎであった。
またところ変わって、JR清洲駅の付近にあるラブホにて…
生まれたままの姿でベッドに横たわっている麗彦は、強烈なイビキをかいていた。
その時に、リホちゃんが麗彦のサイフの中身をあさっていた。
リホちゃんがサイフの中から万札5枚を抜き取って、自分のサイフにしまおうとした時であった。
目ざめた麗彦にその現場をみられたリホちゃんは、髪の毛をつかまれた。
「いたいいたいいたいいたい…」
「コラ!!今さっきオレのサイフからゼニ抜き取ってサイフの中にいれようとしたな!!」
「いたいいたい…よーくんいたい…」
「コラ!!返せ!!」
「返すわよぉ~返すから離してぇ~」
「ほんならこっちへよこせ!!」
「いたいいたいいたい…」
「コラ!!オレのサイフから抜き取ったゼニをどないしようとしたんぞ!?」
「いたいいたい…」
「正直に言え!!」
「いたいいたい…波止浜まで帰る電車賃…電車賃がないと困るのよぉ~」
「ふざけんな!!」
「いたいいたいいたい…新幹線としまなみ海道の高速バスのチケット代と今治駅から波止浜までのバス代がいるから離してぇ~」
(ブチッ!!)
麗彦の手をふりほどいたリホちゃんは、そのはずみで髪の毛がちぎれた。
「いたーい!!いたーい!!」
リホちゃんは、強烈な叫び声をあげた。
シルクのスリップ姿のリホちゃんは、麗彦にベッドに押さえ付けられたあと、平手打ちで顔を叩かれた。
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
「いたい!!いたい!!いたい!!」
そして…
(ビリビリビリビリビリビリ!!)
リホちゃんは、シルクのスリップを麗彦に思い切り破かれた。
「ギャアアアアアアア!!」
リホちゃんは、このあと麗彦から激しい力で犯された。
それから300分後…
リホちゃんは、ベッドの上でぐすんぐすんと泣きじゃくった。
麗彦は、リホちゃんが所持していたエルメスのハンドバッグとディオールのアクセサリーなど貴金属品20点を強奪してその場から逃走した。
麗彦は、リホちゃんをレイプしている現場を、シホちゃんたち4人が部屋のどこかに隠れて撮影していたことを知らなかった。
そういうことで、麗彦はそのうちどえりゃー目に遭うだろう。
尾鷲市のたつろうさんの実家に、尾越(おこえ)の家の家族3人(美代子夫婦と麗彦)が再びやって来た。
11月13日に、てつろうがゆりこと再婚したいと言うたので、政子六郎夫婦は一度はショウダクした。
しかし、それから8日後にトラブルが発生した。
政子六郎夫婦が尾越の家の都合が悪くなったことを理由に、ゆりこと別れてくれとてつろうに言うたことが原因であった。
理由はふたつあった。
ひとつは、元彦が勤務している工場が大みそかを持って閉鎖することが決まった。
それに伴って、早期退職した。
早期退職後は、人材派遣会社の紹介で三陸女川にある水産加工工場へ転職することが決まった。
11月21日に、元彦はカバンひとつだけを持って家から出て行った。
住み込みで働くので、2度と実家へ帰ることはない…
もう一つの理由は、麗彦の年齢的な理由であった。
美代子は、近所の人から『男性の39歳と40歳は違うのよ…40歳過ぎたら結婚の条件が悪くなるのよ。』とあつかましく言われた。
せやけん、美代子は『麗彦が39歳のうちになんとかしないと…』と言うてひとりでオタオタオタオタオタオタおたついてばかりいた。
大広間に、政子六郎夫婦とてつろうとゆりこと美代子元史夫婦と麗彦の7人がいて話し合いをしていたけど、おだやかに話し合いができる状態ではなかった。
麗彦がてつろうをイカクする目つきでにらみつけていたことが元凶であった。
美代子は、てつろうに対してものすごくつらそうな声でお願いした。
「てつろうさん、ごめんなさい…こななこと言うてええんかどうか分からんけど…麗彦のためにゆりこさんと別れて…お願い…」
美代子は、てつろうに頭を下げてゆりこと別れてくれとお願いした。
しかし、てつろうは『なんで急にゆりこと別れてくれと言うのか…分からん!!』と言うてキョヒした。
政子は、てつろうにものすごくつらそうな声で言うた。
「てつろう、おかーさんたちはイジワルでゆりこさんと別れなさいといよんじゃないのよ…尾越の家の事情が変わったから別れてくれといよんよ…」
激怒したてつろうは、麗彦の左目をグーで殴りつけた。
(ガツーン!!)
「オドレ麗彦!!いて回したろか!?」
美代子が強烈な叫び声をあげた。
「ギャアアアアアアア!!」
麗彦は、仕返しにてつろうの鼻をグーで殴った。
「オドレ!!仕返しだ!!」
「麗彦やめて!!」
「やかましい!!てつろうが先に手出ししたけん、ボコボコにいて回したるんや!!ワーッ!!ワーッ!!」
このあと、てつろうと麗彦は表で暴れ回った。
「麗彦やめて!!」
美代子は、麗彦とてつろうを止めようとした。
しかし、双方がブチキレを起こしていたので止めることができなかった。
時は、夜10時50分頃であった。
またところ変わって、名古屋栄の伝馬町通りにあるディスコにて…
ド派手な服装の若者たちが、色とりどりの灯りが乱舞する大ステージで踊り狂っている。
スピーカーから、井上陽水さんの歌で『飾りじゃないのよ涙は』が大音量で流れていた。
ボコボコに傷ついた顔の麗彦は、カウンターのすみでビールを浴びるようにのんでいた。
この時、てつろうに対して激しい怒りを抱えていた。
てつろうは、永久にこらえへん…
そんな時であった。
「よーくぅーん~」
なんや…
またオンドレらか…
この時、シホちゃんとユーキちゃんとマヨちゃんとアキちゃんがリホちゃんを連れて麗彦のもとへやって来た。
シホちゃんたちは、麗彦の横にずうずうしく座ったあと、バーテンのニイチャンにアルコール類を頼んだ。
「ねぇ~、うちらにもビールチョーダーイ~」
5人にビールが行き渡ってしばらく時間が経過した時であった。
シホちゃんは、なれなれしい声で麗彦に言うた。
「よーくん、この傷どないしたんで?」
「(気乗りせえへん声で)ちょっと…近くでこけた…」
気乗りせえへん声で言うた麗彦に対して、ユーキちゃんは、ツッコミを入れた。
「ウソ言われん…誰どにどつき回されたんやろ?」
麗彦は、ますます気乗りせえへん声で『ああ、そうだよ…』と答えた。
マヨちゃんは、麗彦に言うた。
「相手は誰やねん?もしかしたら、うちがしってはるカレ?」
「(ますます気乗りせえへん声で)ちゃいまんねん…」
麗彦は、遠い親せきのどら息子にボコられたと言おうとしたが、言えなんだけん『ちゃいまんねん。』と返事した。
マヨちゃんは、麗彦になおもこう言うた。
「なんも心配することあらへんねん…マヨが話しつけとくけん…」
「話しつけとくけんって?」
「マヨの知人の元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけん。」
マヨちゃんは、麗彦に元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけんと言うた。
「よーくんをこなな目に遭わせた男は、マヨがボコボコにして、ドラム缶に押しこめてコンクリづめにして大阪湾にしずめたるけんね。」
それってどういうことやねん…
麗彦は、わけが分からずにコンワクした。
マヨちゃんのとなりにいるアキちゃんが、麗彦にこう言うた。
「よーくん。」
「なんぞぉ~」
「よーくんは、嫁はんほしいの?それとも、いらんの?」
「(ひねた声で)いらねえよ…」
「せやね…今の時分は、結婚したくてもできんことが多いけんムリよねぇ~」
「せやせや、ユーキもそない思うわ…どこぞの経営者が『不景気不景気…』とほざいとるけど、いよるテメーがヘージツゴルフやえらいさんとランチなんぞしよるけん、売り上げが上がらんのよ…」
「シホもそない思うわ…」
「よーくん、結婚なんぞやめてあっちに変えたら?」
「あっちって…」
「だーかーらー、Hするだけのカンケーよ。」
「せやせや。」
シホちゃんは、このあと一緒に連れて来たリホちゃんを麗彦に紹介した。
シホちゃんたちからリホちゃんを紹介された麗彦は、とまどいながらもリホちゃんとお話しをした。
2人は、なんらかの相性があったので、このあとラブホへ直行した。
日付が変わって、11月24日の朝5時過ぎであった。
またところ変わって、JR清洲駅の付近にあるラブホにて…
生まれたままの姿でベッドに横たわっている麗彦は、強烈なイビキをかいていた。
その時に、リホちゃんが麗彦のサイフの中身をあさっていた。
リホちゃんがサイフの中から万札5枚を抜き取って、自分のサイフにしまおうとした時であった。
目ざめた麗彦にその現場をみられたリホちゃんは、髪の毛をつかまれた。
「いたいいたいいたいいたい…」
「コラ!!今さっきオレのサイフからゼニ抜き取ってサイフの中にいれようとしたな!!」
「いたいいたい…よーくんいたい…」
「コラ!!返せ!!」
「返すわよぉ~返すから離してぇ~」
「ほんならこっちへよこせ!!」
「いたいいたいいたい…」
「コラ!!オレのサイフから抜き取ったゼニをどないしようとしたんぞ!?」
「いたいいたい…」
「正直に言え!!」
「いたいいたい…波止浜まで帰る電車賃…電車賃がないと困るのよぉ~」
「ふざけんな!!」
「いたいいたいいたい…新幹線としまなみ海道の高速バスのチケット代と今治駅から波止浜までのバス代がいるから離してぇ~」
(ブチッ!!)
麗彦の手をふりほどいたリホちゃんは、そのはずみで髪の毛がちぎれた。
「いたーい!!いたーい!!」
リホちゃんは、強烈な叫び声をあげた。
シルクのスリップ姿のリホちゃんは、麗彦にベッドに押さえ付けられたあと、平手打ちで顔を叩かれた。
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
「いたい!!いたい!!いたい!!」
そして…
(ビリビリビリビリビリビリ!!)
リホちゃんは、シルクのスリップを麗彦に思い切り破かれた。
「ギャアアアアアアア!!」
リホちゃんは、このあと麗彦から激しい力で犯された。
それから300分後…
リホちゃんは、ベッドの上でぐすんぐすんと泣きじゃくった。
麗彦は、リホちゃんが所持していたエルメスのハンドバッグとディオールのアクセサリーなど貴金属品20点を強奪してその場から逃走した。
麗彦は、リホちゃんをレイプしている現場を、シホちゃんたち4人が部屋のどこかに隠れて撮影していたことを知らなかった。
そういうことで、麗彦はそのうちどえりゃー目に遭うだろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる