14 / 165
あらん
14.まどろむ海
しおりを挟む
私は彼に海で会った。私は海を堤防で眺めていた。そしてふっと空の月を眺めて見た時、彼はそこに居た。その堤防から月を見るには、南側に顔を向けなければならない。すると崖が見える。その崖の上に月が見えるのだが、その崖に彼は居たのだ。人はそこには何故か寄り付かない。しかし、そこに彼は居たのだ。大きな盃を持ち月を見上げていた彼を私は見つけてしまった。
「あぁ・・・綺麗・・・」
私が零したその言葉を彼は、彼の耳は拾ってしまったようでこちらを向いた。
「やぁ、こんな夜に何してるんだい?」
彼はそうこちらに言った。私は海を見に来たといった。彼は微笑むと空を見上げた。何故か居心地が良かった。
それから時々、私は彼と合うようになった。
そうして知ったことだが、彼の名前は、
『狗竜あらん』と言うらしい。狐のお面を必ず持ち、月を眺めるその姿はなぜだか悲しく見えた。彼は私に見られていることに気づいたのだろう。こちらを見て察したようだ彼は口を開いた。
「僕はね。あの月に友達が居るんだ。僕はもうそこには行けないのだけれどね。」
彼が何かに耐えているのがよく分かった。
しかし私は彼に何も出来なかった。
ただ、私ができたのは抱きしめることだけであった。
「あぁ・・・綺麗・・・」
私が零したその言葉を彼は、彼の耳は拾ってしまったようでこちらを向いた。
「やぁ、こんな夜に何してるんだい?」
彼はそうこちらに言った。私は海を見に来たといった。彼は微笑むと空を見上げた。何故か居心地が良かった。
それから時々、私は彼と合うようになった。
そうして知ったことだが、彼の名前は、
『狗竜あらん』と言うらしい。狐のお面を必ず持ち、月を眺めるその姿はなぜだか悲しく見えた。彼は私に見られていることに気づいたのだろう。こちらを見て察したようだ彼は口を開いた。
「僕はね。あの月に友達が居るんだ。僕はもうそこには行けないのだけれどね。」
彼が何かに耐えているのがよく分かった。
しかし私は彼に何も出来なかった。
ただ、私ができたのは抱きしめることだけであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる